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😊 【備忘録】6/22ボイセ『終体験』 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)シナリオ:終体験 作者:しゃも痔様 【シナリオ概要】 シナリオ形式:シティ プレイ人数:ソロ 推奨技能: 目星、図書館 プレイ時間:ボイスセッション約1時間 後遺症:可能性は低いが有 探索者について: 探索者には『大切な人』がいる。 【注意事項】 大切な人は「生きていること」が条件となる。その他は特に指定はない。他PLの探索者でも良いし、NPCでも良い。また、導入で外出しているため引きこもりではない探索者を選出してほしい。 【公開情報】 目を覚ますと、記憶を失っていた【貴方】。 覚えているのは『大切な人に会いたい』という記憶、その1つだけ。大切な人の名前ですら思い出せないのに。その思いだけが今の貴方に残されたものなのだ。 KP:ちべさん 自PC:新雪 まこと トレーラーの「奇跡とは、起きないからこそ奇跡なのだ」という一文に惹かれ、鳥肌が立つほど楽しい体験をさせてもらいました…! 怖い演出と後半のギミックに、どんどんお話にめり込んでいくのが楽しかったです。 前半はまるで推理物のような雰囲気なので、じゃんじゃん探索を進めていくんですが、書斎で手に入れた情報で少し状況が変わる感じがして、とある部屋で決定的に雰囲気が変容するのもあって、ぐいぐい引き込まれていきました。 KPのちべさんの語り口が、とても丁寧で静かなので、ホラーな演出でたんたんと語られるときがゾッとするほど怖いです。ひたひた忍び寄るような怖さが好きなので、余計に怖い。そして楽しい。 また、大切な人のいた部屋も、静かだからこそ、手が尽くせないのがわかるので、そこがまた、心にくるんですよね。歌が…。歌の印象が今もあります。 ここのシーンがあるからこそ、二階の部屋での覚悟が決まるというか。 二階のシーン、ここもすごく好きです。 瀕死で呼び出した相手に、願いは叶えるが叶え方は指定されてないとばかりに手紙を書かせる邪神。手紙に触れれば願いが叶うといいながら、部屋の壁に見つけられないように隠す。それを意識が途切れそうな中で行うんだから、絶望感しかない…。 ところで、この終盤だろう盛りあがり。実はシナリオの中盤なんです。このギミックが、もうめちゃくちゃに好きでした…! 追体験をもじったタイトルから、自分の終わりを追体験すると予想していたので、二階で意識が途切れた後、まことは家の外に立っている。この家が、あの惨劇の場所であることは実感としてわかっているわけです。 家に入る前に何かをしたいけど、何を…って考えていたときに、この家屋について調べられますって言われたときは思考が追いつかずに、どういうことだ…?となっていました。 調べたいことを調べられるっていうことだったので、とりあえず、前半の探索時に情報として入手していた精神病院について調べてみて、な、なるほどー!ってなりました。五年前の出来事、つまり、他人の追体験か…! ならやることはひとつ。 二階に向かって、手紙を探して、それを『大切な人』に触れさせるんだ、と。 奇しくも『大切な人』は、さきほど調べた精神病院にいることがわかっている。 無事に発見できたお手紙を渡しているときも、実体験としてあの場にいたPCの共感が強かったのもあって、ひっそり涙ぐみ…。大切な人を重ねずにはいられないギミックもそうですが、静謐で優しい雰囲気がとてもじんわり胸に染みました。 個人的に好きな要素がたくさん詰め込まれていて、とても一時間で終わったとは思えない充足感でした! 丁寧に導いていただいたのもあって、素敵なエンドに辿り着けたなと思います。 特に手紙を渡し終えて、帰路についたまことが独り言をつぶやいた直後、エンドタイトルが続いたときは鳥肌ものでした。最高な体験…これが脳汁がドバドバするということか…! 「奇跡は、稀に起きるからこそ『奇跡』なのよね」 「起きるからこそ奇跡と呼ぶ」 最高のエンドでした。 一緒に遊んでくださって本当にありがとうございました…!
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