クラカジール（デッドラインヒーローズ用キャラクターシート）

ワニのような皮膚と
悪魔のようなツノを持つサイオン。

世の中に強い怒りを持っており、
気に入らないものはすべて
鉄のような拳で殴り壊す。

「テメェみてぇな奴がいるから！！」

両親共にヒーローであったが、
家庭を顧みず正義のために戦い、
帰らぬ人となっている。

彼は姉と共に親戚に引き取られたが馴染めず、
街の不良グループの一員として
パンクロックに親しみながら成長した。

不良仲間たちは
ひとり、またひとりと
ヴィラン組織の構成員になっていく。

彼も勧誘を受けていたが、
鶏口となるも牛後となるなかれ、
下っ端になるなど死んでも嫌だった。

「テメェらのボスにだったら
　なってやってもいいぜ。
　真っ当な仕事をさせてやるよ」

そんなある日、
コンビニで買い物をしている時に
かつての友人が強盗として現れた。

チンケな悪党に成り下がった野郎に、
世の中を無茶苦茶にするヴィランに、
平和を守りきれず勝手に死んだ親に、
殺意が込み上げる。

気付けば友人だったヴィランは
無惨な死体になっていた。

ヴィラン組織は意趣返しとして
彼の友人だった者ばかり選んで
刺客として送り込んでくる。

ひとり、またひとりと
彼の手によって死んでいく
かつての悪友たち。

刺客をすべて返り討ちにされた組織は
その力を高く評価し、
姉を誘拐して構成員になるよう迫ったが、
彼は人質を意に介さず戦い始める。

「答えはニェートだ」

元々大した力も無い弱小ヴィラン組織は
彼ひとりによって壊滅した。

姉は無事だったが、
怒りに任せて暴れた弟を見る目には
明白な怯えの色が浮かんでいた。

その恐怖の視線が忘れられず、
彼は名前を捨てて家族と縁を切る。

世間はたったひとりでヴィラン組織を潰した
若きヒーローの誕生をもてはやしたが、
正義の味方なんてクソくらえ。

「俺は俺の気に入らない奴をぶちのめす」

夜の街を徘徊し、
抱えきれない鬱憤を
ヴィランにぶつけて過ごす日々。

彼の心情とは裏腹に
ヒーローとしての名声は高まっていく。

※クラカジール：クロコダイルのロシア語
※本名：ミハイル・ラプテフ
※父：不死身のアナスタシオ（サイオン）
※母：ドレッドレッドレッド（ミスティック）
※姉：アナスタシア・ラプテヴァ（サイオン）
※弱小ヴィラン組織：イエローレイン

パンクロックではドラム兼ヴォーカル。
バンドメンバーはいない。

バンドハウスでは毎回誰かが
勝手にギター等を手に壇上に登る。

曲が終われば殴り合って退場させる。
（挑発して必ず先に殴らせる）

真のパンクロックを標榜しており、
ドラムを激しく叩きながら
理解の難しい毎回違う歌詞を
シャウトするのが基本スタイル。

客に肉体系の超人がいると
無理矢理壇上に登らせ
「お前にとってロックは何だ！」
とマイクパフォーマンスをする。

恐らく何と答えても
ロックじゃねえと殴られる。
これを目的に見に来る客もわりといる。

たまにギターで登場する時は注意。
2回に1回は歌の後テンションが上がって
ハンマー投げのようにギターを客席にぶちこむ。