この神様が好きなんや

ポール・ブリッツ
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登録日:2017/09/17 15:47最終更新日:2017/09/17 15:47

ルーンクエストのカルトよりも仲が悪い、といわれるモノカンのお騒がせな神様たちと、ぶつかり合うと血を見ずにはいられないその信者たちの立場から、宗教についてマジメな(笑)話をするスレッドです。

カーリ神信者でも、オルゴール神信者でも、宗教論を戦わせようではありませんか!
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ポール・ブリッツ
2. ポール・ブリッツ
2018/07/11 19:45
トラノン神

 カーリ神について語ったら、この神についても語らざるをえまい。死と支配の神である。古の時代、「全能の死の神」というものが存在し、もう、悪逆非道の限りを尽くしていた。それに対して立ち上がったのが、ウーボン神、アクソン神、シェルメナー神であった。「第一次天界大戦」といわれるムチャクチャな大戦争の後、「全能の死の神」は撃破された……が、完全に存在を抹消されたわけではなかったのである。撃破された後に残った灰から、このトラノン神が誕生し、息子を名乗ったのだ。

 トラノン神がウーボン神とアクソン神とフェルメナー神を呪うことはすさまじく、いまだに復讐の機会を虎視眈々と狙っている。狙っているだけではなく、一度実行に移したのだ。それが「第二次天界大戦」だそうな。

 トラノン神の教えによると、「強いものが生きのびて弱い者が死ぬのはあたりまえ」であり、「強いものが弱い者を支配するのは当然」だそうな。むしろ強いものは、自らと世界をより強くするために、弱い者をどんどん捨て石にするべき、というのだから恐ろしい。

 そんなトラノン神の天国は、永遠に続く栄光と闘争の世界だそうで、信者はその闘争に参加すべく、喜んで死を待つのだそうな。信者たちは理由を問わず、血をもたらす大破壊があった後には大宴会をやる。生き残ったということは、「強さの証」なんだとさ。好きなものは血気にあふれたスポーツや闘技。

 教義にいわく
1:常に力強くあれ。
2:強きものだけに仕えよ。
3:弱き者たちの支配者であれ。
4:生きている価値のないものはチェスト関ヶ原(山口貴由「衛府の七忍」的婉曲表現)せよ。

子が子なら親も親だな。とほほ。

聖印は3フィートの長さの黒い棒。きっかり3フィートじゃなきゃダメ。
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ポール・ブリッツ
1. ポール・ブリッツ
2018/07/11 19:23
カーリ神

 恐怖の神である。わたしのシナリオで悪役をやっている猫娘「ザ・ウォッチャー」が信仰している。

 もとはといえば、世の中のもめごとはたいていこいつが悪いのだが、支配と死の神、トラノン神が、鳥たちと大空の女神フェリアル神を無理矢理力づくで××して産ませた子供だ。息子の出自に悲しんだフェリアル女神は、父親から遠ざけて教育しようとしたのだが、これがまた不肖の息子で、「自分が両親に負けない大物の神になるためならばなんでもする」というとんでもないやつに育ってしまったのである。この神に「罪悪感」などといったフヌケたものは0.1バルクすら存在しない。

 「自分が大神になれない理由」として、他の神々と信徒の存在があるからだ、という結論に達したこの神は、信者を使って他の神の神殿を壊したり、他の神の信者をチェスト関ヶ原(山口貴由「衛府の七忍」的婉曲表現)したり、もう、やりたい放題やった。あまりの不行跡ぶりに、フェリアル神は、この息子と関わると、涙を流し、それが雨になるという。まーつまり、この神、「ガキ」なのだ。大人になれてないのである。

 カーリ神の祭日はナニ―月(まあ冬だ)の1~3日の3日間だが、その日はもう信者たちは破壊の限りを尽くす。放火はするわ拷問はするわチェスト関ヶ原するわやりたい放題。それを見ながら宴会をするというのだからもうなんというか。

 カーリ神のシンボルは頭蓋骨。「ザ・ウォッチャー」ちゃんも、マウスマンのそれをひとつ持っている。彼女はそれを手でもてあそびながら神に祈って呪文を使うわけだ。

 教義がまたすごい。
1:常に恐怖の存在を知らしめよ。
2:死ということは退屈な平和である。
3:可能な限りチェスト関ヶ原せよ
4:救いなきものの拷問とチェスト関ヶ原を楽しめ
5:他人をチェスト関ヶ原することを無上の快楽となせ

 やっぱりとんでもないやつである。末恐ろしいガキだ。

 
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