わかりやすいアニスの神様たち

ポール・ブリッツ
ポール・ブリッツスレッドアニスってこんなところです[web全体で公開] 押されたいいね! 2
登録日:2018/02/24 09:20最終更新日:2018/02/24 12:41

エネク神 自称・唯一神。他の神々すべてと仲が悪い。

トーゴン神パンテオン
 ウーボン神 生命と平和の神。滅多に怒らないが怒らせると怖い。トラノン神と仲が悪い。
 トラノン神 支配と生死の神。優勝劣敗主義。ウーボン神、アクソン神、シェルメナー神と仲が悪い。
 フェイマロール神 感情の女神。「愛って素晴らしいわよね。みんな愛し合いましょう」
 フェリアル神 空飛ぶ者たちの女神。ウーボン神、シェルメナー神、フェイマロール神と仲がよい。トラノン神に暴行され、私生児カーリ神を産んだ暗い過去がある。
 シェルメナー神 水と大洋の神。トラノン神をめぐる戦いに参加した結果、いやけがさしたのか引っ込んでしまった。
 アクソン神 大地と鉱物の神。トラノン神から恨まれている。
 シュテロッチ神 テクノロジーの神。
 クレスク神 騎士道と名誉の神。怒らせると怖い。
 トラースグラー神 自然の神。自然を傷つけた存在には容赦しない性格。
 ウルカトゥグ神 魔法を作り出した、魔法の神。
 
 トーゴン神の小神
  カーリ神 恐怖の神。殺戮と暴行が大好き。トラノン神がフェリアル神に産ませた神だが、両親を悲しませてばかりの親不孝な神。
  アギール神 欲望と快楽の神。アクソン神が人間の女性に産ませた神で、宴会が大好き。
  エイドレイン神 人工の飛行物体の神。フェリアル神がジャイアント・イーグルの王との間にもうけた。意外とセンチメンタルな神。
  ニムカー神 平和と生命の神。ウーボン神とフェイマロール神の子。「肉体の愛は素晴らしい。みんな愛し合おう。産めよ増やせよ地に満ちよ」
  コーマー神 戦争の神。クレスク神が美しいハーピィの娘と間違いを起こしてできた子。悪い神ではないのだが、彼がやってくると大戦争が起こる。

サズ三神のパンテオン
 キラーツ神 安定の神。魔法と対立する「虚術」を作り出した。オルゴール神の仇敵。
 ポラーツ神 中立の王にして老いの神。中庸を説くが、理想とするのは生物のいない静謐な世界だというネクラな神。
 オルゴール神 混沌の神。害意ある破壊と殺戮こそ理想と説く困ったちゃん。キラーツ神を敵視しているが、こいつは誰をも敵視するのだ。

これらの神は皆、信者になればなにかの御利益がある。お布施のノルマはけっこうきついが。
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ポール・ブリッツ
2. ポール・ブリッツ
2018/07/11 19:56
トラノン神

 カーリ神について語ったら、この神についても語らざるをえまい。死と支配の神である。古の時代、「全能の死の神」というものが存在し、もう、悪逆非道の限りを尽くしていた。それに対して立ち上がったのが、ウーボン神、アクソン神、シェルメナー神であった。「第一次天界大戦」といわれるムチャクチャな大戦争の後、「全能の死の神」は撃破された……が、完全に存在を抹消されたわけではなかったのである。撃破された後に残った灰から、このトラノン神が誕生し、息子を名乗ったのだ。

 トラノン神がウーボン神とアクソン神とフェルメナー神を呪うことはすさまじく、いまだに復讐の機会を虎視眈々と狙っている。狙っているだけではなく、一度実行に移したのだ。それが「第二次天界大戦」だそうな。

 トラノン神の教えによると、「強いものが生きのびて弱い者が死ぬのはあたりまえ」であり、「強いものが弱い者を支配するのは当然」だそうな。むしろ強いものは、自らと世界をより強くするために、弱い者をどんどん捨て石にするべき、というのだから恐ろしい。

 そんなトラノン神の天国は、永遠に続く栄光と闘争の世界だそうで、信者はその闘争に参加すべく、喜んで死を待つのだそうな。信者たちは理由を問わず、血をもたらす大破壊があった後には大宴会をやる。生き残ったということは、「強さの証」なんだとさ。好きなものは血気にあふれたスポーツや闘技。

 教義にいわく
1:常に力強くあれ。
2:強きものだけに仕えよ。
3:弱き者たちの支配者であれ。
4:生きている価値のないものはチェスト関ヶ原(山口貴由「衛府の七忍」的婉曲表現)せよ。

子が子なら親も親だな。とほほ。

聖印は3フィートの長さの黒い棒。きっかり3フィートじゃなきゃダメ。
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ポール・ブリッツ
1. ポール・ブリッツ
2018/07/11 19:55
カーリ神

 恐怖の神である。わたしのシナリオで悪役をやっている猫娘「ザ・ウォッチャー」が信仰している。

 もとはといえば、世の中のもめごとはたいていこいつが悪いのだが、支配と死の神、トラノン神が、鳥たちと大空の女神フェリアル神を無理矢理力づくで××して産ませた子供だ。息子の出自に悲しんだフェリアル女神は、父親から遠ざけて教育しようとしたのだが、これがまた不肖の息子で、「自分が両親に負けない大物の神になるためならばなんでもする」というとんでもないやつに育ってしまったのである。この神に「罪悪感」などといったフヌケたものは0.1バルクすら存在しない。

 「自分が大神になれない理由」として、他の神々と信徒の存在があるからだ、という結論に達したこの神は、信者を使って他の神の神殿を壊したり、他の神の信者をチェスト関ヶ原(山口貴由「衛府の七忍」的婉曲表現)したり、もう、やりたい放題やった。あまりの不行跡ぶりに、フェリアル神は、この息子と関わると、涙を流し、それが雨になるという。まーつまり、この神、「ガキ」なのだ。大人になれてないのである。

 カーリ神の祭日はナニ―月(まあ冬だ)の1~3日の3日間だが、その日はもう信者たちは破壊の限りを尽くす。放火はするわ拷問はするわチェスト関ヶ原するわやりたい放題。それを見ながら宴会をするというのだからもうなんというか。

 カーリ神のシンボルは頭蓋骨。「ザ・ウォッチャー」ちゃんも、マウスマンのそれをひとつ持っている。彼女はそれを手でもてあそびながら神に祈って呪文を使うわけだ。

 教義がまたすごい。
1:常に恐怖の存在を知らしめよ。
2:死ということは退屈な平和である。
3:可能な限りチェスト関ヶ原せよ
4:救いなきものの拷問とチェスト関ヶ原を楽しめ
5:他人をチェスト関ヶ原することを無上の快楽となせ

 やっぱりとんでもないやつである。末恐ろしいガキだ。
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