サンドポイント近郊の野外を、ゴブリンの挙動を監視し見回っていたエルフのレンジャー、シャレルがサンドポイントに戻ってきた。 一行が、地下のラマーシュトゥのトンネルから帰ってきて4日ほど経った後のことである。 「モスウッドのゴブリンたちの動きもまだまだ予断を許さないところではあるんだけれど、それでもどうやら彼らは陽動だったみたいね。 セブン・トゥースのゴブリンたちは、ちょっと前に首領のコルヴスというゴブリンが行方不明になってしまい、シスルトップのゴブリンたちの元に身を寄せているらしいわ。 そして、そのシスルトップのゴブリンたちだけど、どうやらこの部族が一番あやしいわね。知るものの間では悪名高い、バグベアのレンジャー「ブルサズムス」がどうやらシスルトップのゴブリンたちと共に行動しているみたいなの。 実は、ネトルウッドに行く途中の山に、友好的なコボルドの集落があってね。何でも、サンドポイントから来た人間たちの冒険者が彼らの問題を解決したとかなんとか。とにかく、彼らがある程度ゴブリンの動向を知っていたの。」 「シスルトップのボス、リップナゲットは、ゴブリンたちの5部族の交渉を取りまとめることが多かったわ。でも、そうは言っても、彼とブルサズムスだけでは、5部族が足並みを揃えてサンドポイントへの襲撃をかけるとは考えにくいわ。 お話によると、カイジツ家の不肖の息子があの襲撃を指揮したということみたいね。」 「わたしはモスウッドにいる農家の人々を助けるため、また戻らなくてはいけない(マークとエリエディネスは、応援として借りていくわね)。モスウッドのボス「大ググムット」は、ホブゴブリンを母とし野生の猪を父として生まれた、と言われるくらい、並外れて筋骨たくましいゴブリンなの。 「シスルトップについては、あなた達におまかせしたいのだけれども・・・」
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「そう、コボルド達が……、良い関係を築いているの。うん、それはそうと、シスルトップの事は任された。もし何かあったら連絡するわね」
ベオーク 「せ、先輩方に着いていくッス!!」
「わかりました」 まあシスルトップに行くつもりだったしちょうどいいですね。