カルゾーグの一番弟子、ハリブの物語

kangetsu
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登録日:2022/07/08 13:45最終更新日:2022/07/08 13:47

本作は、「Jason Bulmahn、Paizo Publishing, LLC」が権利を有する「Pathfinder Roleplaying Game」の二次創作物です。
昔むかし、大昔。
巨大な魔法帝国がありました。
その魔法帝国は、人間が巨人たちを奴隷にしていたりと大層繁栄していたのですが、それでも「スターフォール」という宇宙から降ってきた何かの残骸による大規模な破壊から逃れることはできませんでした。

魔法帝国のルーンロードたちは、この大破壊を「休眠」によって乗り切ろうと考えており、貪欲のカルゾーグもまた同様に計画をしていました。

カルゾーグは、彼の一番弟子であるハリブとその他の弟子たちと共に休眠に入ることとし、ハリブには災厄の終了後にカルゾーグを覚醒させるように申し付けたのです。
しかしながら、カルゾーグの計画には問題があったのでした。
それは、彼の弟子たちもまた貪欲であり、主の復活を望んでおらず、彼に成り代わって世界を支配しようとしたこと。
カルゾーグの命に従ってハリブは「目覚まし」を彼の休眠室に設定して休眠状態になったのですが、他の弟子たちはこの「目覚まし」を途方もない未来に設定したのでした。
そして、結局この愚かな弟子たちは、最終的にお互いに殺し合いをはじめて、1ヶ月も経たないうちに全滅したのでした。

追放された巨人、モクムリアンがシン=シャラストを訪れ、カルゾーグの休眠を終了させたのは、まさに偶然のみのなせる技でした。
覚醒したカルゾーグは、同様に塔内で休眠していた彼の兵ー巨人たちを目覚めさせます。
が、ハリブについては、彼の「寝坊」について大いに失望していたため、もともとは目覚めさせるつもりはありませんでした。
しかし、カルゾーグは、次第に彼の計画を嗅ぎつけ、迫ってくる冒険者の一団について気が付き、彼らを処理できる手駒が必要であることを認識しました。
カルゾーグは、ハリブを覚醒させ、そしてやってくる愚かな冒険者の一団を排除することで、己の重大な失敗の罪を雪ぐようにと申し付けたのです。
・・・
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eri
2. eri
2022/07/09 00:33
モク様が偶然カルツォーグさんを覚醒させたんですね!モク様なんという伏線…
弟子も貪欲なのいいですね~!なんとも業が深い…
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kuro
1. kuro
2022/07/08 22:17
まだ見ぬ強敵たち……。
オープニングでボスの横に影だけ見えていた人たちですね。
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