OP「きょろきょろ」 PC1
邪神幼女もやし本編[web全体で公開] 2 | |
登録日:2021/02/14 17:33最終更新日:2021/02/14 17:33 |
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コメント一覧
18. 邪神幼女もやし | |
2021/02/19 21:07 |
はじまりは、薫のブチ捜索依頼なので… 薫の証言を聞かなければ分かりませんが 薫の直観力は、意外と侮れないもの。 あれはたぶん、ブチだったのではないでしょうか? けれど、薫はブチに食われた…… 謎と謎と謎、不可解と不信と不穏 そんな時、ちょうど少女が駆け寄ってきます スマートフォンでどこかに連絡を取り 薫のケガを見て冷静に対処をしていく、謎の少女。 怪しいかもしれません。 けれど……… 一方、星良は薫のケガを診て 獣に噛まれた、ではなく、食われたと理解できます。 こんな街中に、しかもこのN市にここまで強い獣は あなたの知る限りでは、いません。(※N市にツキノワグマは出没しません) 明らかに、オーヴァードの仕業でしょう。 そしてそういう時には、UGNの息のかかった病院に連れて行けば きっと、この失われた指も元に戻る筈です。
17. 春の嵐 | |
2021/02/19 20:49 |
「…ですので医療班の派遣を…お兄さん、その子見せて!」 止血している最中に少女の声がかけられます。 その声の方向に目線をやるなら、薄茶色のコートを着た小柄な少女が目に写ります。少女は耳にスマホを当てながら、薫の傷の具合を見ようとします
15. 狂瀾怒涛チャイナ幼女朱朱 | |
2021/02/19 19:32 |
鈍い俺でも気づけるくらい、彼女にとってそれは大事なものだった筈だ。 のしかかる彼女の体の重みと、傷跡から見える痛みが、突き刺さる。 あの獣はなんなんだ?/生半可な力ではなかった、街中に猛獣が発生している。 今降ってきた制服は?/関係者が居る。悪意があるかどうかは置いておいて、人間の関係者が。 どうするべきだ?/分からない、今の俺は冷静ではない。 今はとにかく、治療を 不穏な事件のはじまりに焦る顔を浮かべながら、制服で止血作業していきますー 感謝はしない!あやしい!
14. 邪神幼女もやし | |
2021/02/18 21:10 |
(あぁー!それめっちゃかっこいいやつー!了解です) 薫は、ぐったりとあなたに体を預けています。 腕をずぼっといっていたものの、あなたのおかげで…腕は存在します 無論、肘先も、手首も――ただ、指が、ありません。 あの獣はボリボリ音を立てて、咀嚼して、薫の指を食っていったのでしょう。 薫が自分の手を大事にしていたことを、あなたは知っています 炊事洗濯をする薫は手が荒れやすいけれど、せっせと美しい手を維持し 苦労を悟られないように、笑って能天気な事をする、そういう子でした。 ……その手は、もう―――… と、そんな時に上空から布が落ちてきます。 どうみても、女子高生の制服です。なんでこんなところに。 でもこれで、止血が出来ます。ありがとう、裸族の女子高生。
12. 狂瀾怒涛チャイナ幼女朱朱 | |
2021/02/18 20:14 |
犬……?いや、今はどうでもいい。そんなことよりも 片山「薫!大丈夫か!?」 怪我の様子や安否を確認したり、救急車に電話しようとしたりします。
11. 邪神幼女もやし | |
2021/02/18 20:10 |
そのエンジン音と呼応するように いえ、エンジン音がする時点で変貌していたのかもしれません。 あなたの世界は、変貌します。 本来ならば、拳が裂けていたかもしれないですし 骨もヒビが入ったりしていたかもしれない けれど異常なことに けれど当然なことに あなたは、あなたの兵器となった右腕はたやすく壁を破壊します。 《ヴィークルモーフィング》使用と、覚醒です。 獣の声 「ウゥ?…ウゥール……!」 崩れ去った日常の、崩れ去った壁の向こう側には 薫の手を貪り喰らう小柄な犬…?のような獣がいましたが… 所詮は獣。『強敵』と察すると、背を向けて逃げ出します。
10. 狂瀾怒涛チャイナ幼女朱朱 | |
2021/02/18 19:56 |
最初に頭に浮かぶのは「不可能」の三文字 次によぎるのは、「異常」な状態で終わった相棒の言葉。 物理的な問題、廃墟は廃墟といえどコンクリート。 どっかの誰かに振り回されて、車をぶつけてぶっ壊したときも、俺の首はむち打ちで動かなくなった。 素手、それも肉体的な最盛期を過ぎたこの身体でぶち破れるか? 不可能だ、不可能である筈だ。 だが___ 『求められるのは行動力と物理的な力だけだ』 ……不可能な筈の死に方をした奴の言葉が、単純な脳が、身体が、勝手に動き出す。 奴が俺に、記憶の中からでもそう言うってことは、“できる”という事だ。 ワトソンはどこまでも単純だ。ホームズのように思慮深くはない。 だから、単純に動こう。 「できる訳が無くてもぶち壊す、もう、何も失う気はねぇ…!」 人体からは絶対に鳴らない音声…『エンジン音』が、廃墟に轟いた。 >PL 《ヴィークルモーフィング》で破壊兵器になった右腕で壁をぶち破っていいですか?
9. 邪神幼女もやし | |
2021/02/17 20:02 |
男性の力が加わってもまだ足りません。 壁の向こうで、ガリッと音が上がるたびに薫は歯を食いしばり痛みに耐え ボリボリという音が響くたびに、恐怖に震えています。 日常では聞くことのない音。命を奪っていく音。 薫は、『生きたまま食われています』 ハンカチを嚙ませたことで、痛みに耐えやすくなり歯や舌は保護されましたが 想定外に、ブチ(仮)が力強い。強すぎます。 焦りと混乱の中ですが…ふと、亡き相棒の声を思い出します。 枇々木 涼 『よく聞け、鉄平』 『僕がいなくなったら、お前はグズグズ悩んで立ち止まって考え込むだろうが…』 『お前はワトソンだろう?』 『ワトソンに推理は求められない。求められるのは行動力と物理的な力だ。』 『お前は僕よりも力強い。僕はこの通り、華奢なもやしだ。バリツなんて使えない。』 『頼りにしているぞ』 『……僕たちを、守ってくれ』 命が失われる音 それと対照的な、命を失った者の声 この程度の壁、焦りさえなければ壊せるはずです。