【クトゥルフ神話TRPG】リプレイ「KPレスシナリオ 印影の町」

大路迷子
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登録日:2018/08/07 04:20最終更新日:2018/08/07 04:20

本作は、「株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright (C)1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION

GM/大路迷子:それではシナリオ「印影の町」、始めます。
GM/大路迷子:盆を控えた八月のある日、あなたの知人、あるいは友人である、「槇比良りる」という女性から、あなたに連絡が入る。  連絡の詳細を確認すると、彼女はあなたにこのように言っている。 「新作の小説のことで相談に乗ってくれないか」  槇比良は本名や年齢は不詳だが、おそらく40代半ば。槇比良はメディアに顔写真などを一切出していないが、彼女に実際に会ったことがあるあなたは、いびつに膨らんだような目と平らな鼻、たるんだ首と小さな耳という、奇妙な顔立ちの女性であるということも知っている。

阿波座當十郎:書くものの善し悪しに顔は関係ないからね。

GM/大路迷子: 主に少年少女向けの青春小説を発表している彼女だが、新作のことで相談があるという。しかし、新作は既に発売となっている。今更相談することがあるのだろうかとあなたは不思議に思うだろう。

阿波座當十郎:内容でなにか炎上でもしたかな。

GM/大路迷子:槇比良はあなたを、美しいが薄暗い喫茶店に呼び出す。 呼び出した喫茶店で、槇比良はあなたに、このように相談する。
GM/大路迷子:次回の新作小説の舞台は、実は、自分が十代の頃に捨ててきた故郷[印町しるすちょう]である。  捨てた故郷ではあるし、印町が舞台であるという点については伏せておくつもりだったのだが、雑誌の取材で漏れてしまった。うまく隠すことができず、舞台が故郷であることは肯定してしまい、どうやらそのことが印町の新聞にも取り上げられてしまったようだ。

阿波座當十郎:「あなたは小説家だというのに嘘が下手ですね。まあそれがあなたの美徳ではありますが」

GM/大路迷子:自分は故郷には絶対に足を踏み入れたくないが、どのように取り上げられているのか確認したいため、故郷に足を運んでもらえないだろうか、と探索者に頼んでくる。  また、故郷に少し気がかりを残してきており、それについてもできれば調べてほしい。

阿波座當十郎:「そんなに気になるならたまには里帰りでもすればいいじゃないですか。全くしようのない人だな。よろしい、名探偵を友人に持ったことを幸運に思ってください」

GM/大路迷子:では依頼を受けるという選択肢で進行します

大路迷子:依頼を受ける場合、槇比良はぎこちなくもほっとしたような表情を浮かべ、以下の三点を改めて依頼する。
「まずひとつ。図書館あるいは新聞社、学校など、本が置いてありそうな任意の場所に行って、自分の本が故郷でどのように受け止められているか見てきてほしい。一ヶ所だけでも構わない、君の目で確認してくれさえすればいい」
「実家である[民宿やどかり]に行って、自分が残してきた荷物のなかに[銀色の箱]がないか確認し、持ち帰ってほしい。これはわたしの子供時代のささやかな思い出だ。必要な場合は槇比良の本名である[榛沢はるさわるり]を出して良いが、自分がどこでどうしているか、また、本の作者であることは言わないでほしい」
「また、これはできればでいいんだが、かつての親友[白鳥恵美しらとり えみ]の消息がつかめないか、[民宿やどかり]で聞いてみてほしい」

阿波座當十郎:「出来れば? 出来ればですって? 誰に依頼したと思っているんです」
阿波座當十郎:(しかしなぜこうも頑なに故郷に帰りたがらないのか)
システム:阿波座當十郎さんのロール(1D100) → 61 (61)
阿波座當十郎:アイデア成功

GM/大路迷子:  槇比良の告白を聞くまでもなく、槇比良の特徴的な顔立ちがコンプレックスで故郷と縁遠くなっているのではないか? と思いつく。

阿波座當十郎:(別に何とも思わないがなあ。他人の容姿なんてとやかくいう方がおかしいだろうに)

GM/大路迷子:槇比良は一枚の写真を見せてくる。  それは、スクール水着を着た少女が、海辺で、明るい笑顔を浮かべて手を振っている写真である

阿波座當十郎:「こちらがご友人ですか」

大路迷子: 槇比良は明るい笑顔を浮かべた少女を指さし、 「この子はわたしの親友だった子で、白鳥恵美という子。もちろん、今ではもうわたしと同じように大人になっているだろうけど」
「わたしはこの子に、故郷を出てから一度も会っていない。誰にも何も言わずに出ていったから」
「印町に行ったら、この子がいまどうしているか確認してもらえないだろうか。おそらく、実家である[民宿やどかり]で確認してもらえればすぐにわかると思う。そしてもしできれば、この新刊と一緒に手紙を彼女に渡してほしい」

阿波座當十郎:「任されました」

大路迷子:あなたは印町に向かうことを承諾し、あらためて、印町で行うことを確認する。 1 あなたは印町で、槇比良りるの新作小説がどのように受け止められているか確認しなくてはならない。
2 あなたは槇比良の実家である印町の[民宿やどかり]で、銀色の箱を探し出し、持ち帰らなくてはならない。
3 あなたは白鳥恵美という女性を探し出し、槇比良の新作小説と手紙を渡さなくてはならない。


あなたは、槇比良が用意してくれた切符を使い、新幹線と鈍行列車、バスを乗り継いで、印町へと向かう。  あなたの手元には、白鳥恵美へと託された槇比良の新刊『人魚姫は故郷に帰らない』がある。  移動の手慰みに、あなたはこの本を読むかもしれないし、読まないかもしれない。

阿波座當十郎:「たまには千明先生の本以外も読まないとな」

GM/大路迷子:選択肢:読む
『人魚姫は故郷に帰らない』を読んだあなたは、それがこのような内容であることを知る。
『人魚姫は故郷に帰らない』槇比良りる
童話のように引き裂かれることなく、結ばれることになった人魚姫と人間のもとに生まれた娘を描いたアナザーストーリー。現代日本を舞台にしており、人魚姫が結ばれた相手は王子ではなくごく一般的な心優しい男性である。  娘は海に対して異常な執着を抱いて育つ。
水泳の才能を見込まれた娘は水泳の全国大会に出場することになるが、地元の町から大会に出発する前日、魔女と名乗る謎の女性と海辺で出会い、海底にある都市に招待される。娘は海底都市で歓待を受け、ここがあなたの本当の故郷であると告げられる。 娘はこのまま海底都市に留まるか、育った町に戻るかを迫られるが、娘は海底都市を出、そして育った町も出て、水泳大会で優勝、その後水泳選手として華々しい活躍をし、故郷から離れて自由に生きるようになった。

阿波座當十郎:「なるほど、ある意味これは彼女の自叙伝と言えそうだ」


GM/大路迷子:あなたは長い旅を終え、印町につく。ついたころには昼を過ぎ、日が傾きかけていたが、まだまだ暑い一日が続いている。  
がらんとした無人の駅に、色あせた町内マップが用意されていた。  
そこは寂れた港町だ。  
あまりにも店舗や施設が少ないため、町は地図の上でこそ小さく感じられたが、その実、広さだけはかなりのもののようだ。

槇比良が候補に挙げていた[学校]は駅からかなり離れており、「一ヶ所だけでいい」と槇比良が言っていた以上、わざわざ学校まで出かけていく必要はないだろう。  駅からほど近い場所に、[町立図書館]と[新聞社]がある。  この町には、どうやら書店らしいものはないようだ。  また、町立図書館には小さな喫茶室が併設されているようだ。そこで一度休憩を取るのもいいかもしれない。
また、駅からかなり離れた海辺に、[民宿やどかり]を見つけることもできた。  もし今から[民宿やどかり]に向かうならば、図書館と新聞社は今日は閉まってしまいそうだ。  あるいはあなたは一刻も早く民宿で休みたいと考えるかもしれない。

阿波座當十郎:「さて、まだ日は暮れていない。時間は有効に使うべきだろう、図書館へ行こう」


大路迷子:あなたは町立図書館に出掛ける。古びた小さな図書館である。  図書館に入ると、今月の特集コーナーで[人魚姫ものがたり]という特集が組まれており、一番目立つ場所に『人魚姫は故郷に帰らない』

阿波座當十郎:「こんにちは、司書さん。ここは初めて来ましたが素晴らしいレイアウトですね。いろんな本に興味が湧いてくる。やはりこちらの本は今この町で話題になっているんですか」

阿波座當十郎(KP発言):「図書館ではこの本を複数冊購入しました。町を舞台にした小説が読めるなんて贅沢なことだと思います。町の小中学生に良い評判で読まれていますよ。この小説で書かれている通り、この町は水泳がとても盛んな街で、子供たちはみんな魚みたいに生まれつきすいすい泳ぐんですよ」

阿波座當十郎:おいKP、僕の発言を勝手に使うな。

GM/大路迷子:(無視)あなたは槇比良の本が好意的に受け止められているという事実を確かめることができた。  あなたは次にどこに出掛けるべきだろうか?

阿波座當十郎:……この施設には喫茶室が併設されていた。そこでお茶にしよう。ケーキ食べたい。

GM/大路迷子:あなたは図書館の喫茶室へ向かう。  古びて色あせた内装の喫茶室だ。
阿波座當十郎:メニューを見てチョコレートケーキがあるか幸運を振るぞ!!!!

GM/大路迷子:探索をしてほしい。

システム:阿波座當十郎さんのロール(1D100) → 44 (44)

阿波座當十郎:あったあ! そうだな、この店の感じだともしかしたら業務用の出来合いで味は期待出来ないかもしれないがそれも幸運で判定しよう。
システム:阿波座當十郎さんのロール(1D100) → 90 (90)

阿波座當十郎:「……好物って、ハードルが上がってしまいがちだよな」

GM/大路迷子:ほな探索しよか

阿波座當十郎:ほんのりと悲しい気持ちになりながら目星を振ろう
システム:阿波座當十郎さんのロール(1D100) → 97 (97)

阿波座當十郎:ほーらファンブル

GM/大路迷子:ケーキ如きで仕事に支障が出る探偵
GM/大路迷子:特に何も思いつかないまま、あなたは軽食を取り、涼んだあと、次の場所に出かけようと思うだろう。
GM/大路迷子:今日はここまでにしとくかー

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