【GURPS】妖魔夜行/百鬼夜翔【死神にさよならを】【TRPGリプレイ】
注意: 当ページの内容の転載、複製は著作者の許可がない限り行わないでください。
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本作は、「Steve Jackson Games」が権利を有する「GURPS」の二次創作物です。
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本作は、「Steve Jackson Games」が権利を有する「GURPS」の二次創作物です。
<Folklore>はブックカフェとしてきちんと営業しているため、一般のお客さんもやってきます。
九重茂(ここのえ・しげる)は、最近よく来るようになった常連のひとりです。
60半ば過ぎの老人ですが、背筋もぴんとしており、物腰も丁寧な老紳士。服飾に関する知識があれば、身に着けている物も地味ながら高級品だとわかります。
今年定年退職をしたそうで、いまは第二の人生として物書きを目指しているのだとか。<Folklore>には昼前にやってきて、本を読みながら昼食を済ませ、後は帰って書き物をしているそうです。
息子夫婦と孫が離れたところに住んでいるらしく、孫になかなか会えないのが悩みだとか。そんなわけで少年の姿をしている小鳥遊さんや、その際に小鳥遊さんと同席していたことがある方にはコーヒーやデザートのひとつでも奢ったことがある、としましょう。
GM:さて、その日も<Folklore>は通常営業。満員というほどではありませんが、店内には皆さんの他に、一般のお客さんの姿がちらほらあります。
GM:席数を確保するため、営業日だとネットワークのメンバーは一番奥の指定席に固定されています。席にはいくつか妖術がかかっており、その席での会話は他の人間には聞こえないようになっている……と、このセッション限りかもしれない勝手な設定です。
小鳥遊 青羽:マリーも一緒に御馳走になってそうですね
GM:そうですね。九重氏が子供好きなことに気付いたマリーは、率先して愛想を振りまいてチップを貰おうと画策していたりするかも
GM:では九重氏が来る前に、マスターがやってきます。皆さんが注文していないコーヒーと、なにやらビニールで縛った古新聞の束を持って
マスター:「やあ、悪いんだが、帰る時でいいから古新聞を店の前に出しておいてもらえないかな?」
かまやん:「ああいいよ」
小鳥遊 青羽:「わかりました」
マスター:「悪いね。代わりと言ってはなんだが、これは私からの奢りだ」 と、コーヒーを置いて厨房に戻っていきます
かまやん:やったぜ、コーヒー代浮いた。
GM:新聞は<Folklore>で取ってるもののようです。ブックカフェなので、新聞も何種類か置いてあるらしい
GM:束ねられた一番上の古新聞には、一面記事で事故のニュースが載っています。
GM:<予感>の妖力をお持ちの小鳥遊さんは、そのニュースが妙に気にかかります。記憶の隅にでも留めていた方が良いでしょう。
小鳥遊 青羽:「事故ですか、事故だとこの前の亜紀さんの時の事を思い出しますね」
かまやん:どんな事故なの?
GM:数日前、市と隣市を結ぶ、阿橋侘峠(あばしたとうげ)で交通事故が起きた、というものです。車がガードレールを突き破って崖下に落下。乗っていた夫婦と子供二人が死亡しました。テレビでも報道されたので、知っている方は知っているでしょう。
小鳥遊 青羽:死亡した方の名前とか載ってます?
GM:そうですね。特に決めていませんでしたが、死亡したのは日開(ひがい)という名字のご夫婦だった、ということにします。
GM:その時、からんからんとドアベルが鳴り響き、九重茂が店に入ってきます。
GM:いつも通りの洒脱な格好で、足取りもしっかりと皆さんの方へやってきますが、その背後に、皆さんは異様な人影を見ます。
GM:ボロボロのローブを身にまとい、巨大な鎌を担いだ動く骸骨――典型的な死神の姿をした妖怪です。
GM:妖怪はそのまま九重氏の跡をついていきますが、他の一般客や九重氏自身、気付いている様子はありません。
九重茂:「やあ、小鳥遊くん。それに拝さんも」
GM:と、九重氏は被っている帽子を少し持ち上げて挨拶してきます。
GM:その後ろではガイコツが無言で佇んでいます
かまやん:「こんにちは。今日は暖かいですね。。。」
かまやん:と言いつつ、顔色や声色を確認
GM:九重氏の顔色は健康そのものです。死神の方が真っ白です。骨なので
小鳥遊 青羽:「……こんにちは、九重さん」 と後ろの死神に注意を向けないようにしてあいさつします
九重茂:「おや、元気がないね? ちゃんとご飯を食べてるかい?」
小鳥遊 青羽:声色の方はどうでしょう?
GM:いつも通り、という感じですね
小鳥遊 青羽:「はい、ちゃんと食べてますよ」 後ろの死神が気になって少し声固くしてる
かまやん:青羽にちらりと目配せする『みえてるか?』
小鳥遊 青羽:それに気づいて『そっちも見えてますよね』と小さくうなずく
GM:ではそんな挨拶を交わすと、九重氏はそのまま皆さんの座っている指定席にほど近い席に腰を下ろします。
GM:死神は、九重氏が座った椅子の背後に佇んでいます。
死神:「……」
小鳥遊 青羽:その死神に注意を向けてみますがこっちに気付いたりしますか?
GM:死神は九重氏を注視していて、皆さんの方は全然気にしていません。小突いたりしたら別かもですが
かまやん:九重氏の後ろを通るふりして、触ってみる。
小鳥遊 青羽:ではこちらは店を手伝うふりして九重さんの注意を引いておきます
GM:ではかまやんさんが近くにくると、死神は触られないように道をあけます
かまやん:こちらにはちゃんと気づいているのか。
小鳥遊 青羽:人間に対する透明化とかあるから見えてないと思われてるんですかね?
(※正解である。この死神は人間にのみ有効な<透明>の妖力を持っており、PC達が妖怪だとも気付いていない)
GM:しばらくして九重氏が注文したコーヒーが運ばれてきます。
GM:九重氏がそれを一口飲むと、それを待っていたかのように、九重氏の首をはねる為に死神が大鎌を振り上げ始めます
小鳥遊 青羽:ではその鎌と九重さんの間に割り込みます
かまやん:ゲ!とめられるか?!
小鳥遊 青羽:アグレッシブに来るね
GM:いいでしょう。では小鳥遊さんが間に入ると、死神は困ったように一度鎌を引っ込めて、今度は反対側から首をはねようとゆっくり鎌を振り上げます
小鳥遊 青羽:では九重さんに見えないように死神の服の袖を引張ろうとします
小鳥遊 青羽:これでこっちが死神の存在に気付いてると分かってもらえると良いんだけど
GM:では死神はようやく皆さんに自分の姿を見られていることに気付いたのか、自分の目を指さして『もしかして見えてる?』というジェスチャーを繰り出してきます
小鳥遊 青羽:では声を出さないように首を縦に動かして店の従業員スペースに行くよう促します
かまやん:『・・・(頷く)』意外と間抜けなやつだな。
小鳥遊 青羽:「そうだ、かまやんさん、マスターに頼まれてた裏の片づけしないと」とかまやんさんに裏で死神と話そうと促します
GM:素直に死神はお二人についてきます
GM:そして人気のない場所まで来ると、開口一番
死神:「あれぇ、もしかしてご同類?」 と聞いてきます。骨だけの口から出てきたのは女の子の声です。
かまやん:「・・・ああ、そうだな」
小鳥遊 青羽:「そうですね、ボクらは死神の類じゃありませんけど」
死神:「……ああ、本当だ。オーラが妖怪だった。うっかりうっかり」 (※<オーラ感知>の妖力を使用し、PCが妖怪であることに気付いた)
小鳥遊 青羽:「てか、いきなり店内で何しようとしてるんですか!?」
かまやん:「あの爺さんなんかしたのか?」
GM:ではお二人の質問に対し、死神が答えてきます。
死神=ハーヴェスト:「私は死神のハーヴェスト。あのおじいさんは寿命なので、苦しまずに死なせてあげるんです」
ハーヴェスト:「できれば邪魔をしないでくれると助かるんですけど」
小鳥遊 青羽:「九重さんが寿命ですか」
ハーヴェスト:「はい! 寿命です!」
かまやん:「あんたを止めるとどうなる?」
ハーヴェスト:「悲しいです」>止めるとどうなる
かまやん:「イヤイヤイヤ、あんたの心情じゃなくて、爺さんの方だ」
ハーヴェスト:「さあ……? これまでの方は例外なく苦しまず逝かせて差し上げてきたので……」
小鳥遊 青羽:「う~ん、あまりご同類の行動を止めたくはないんだけど、九重さんは何か病気でもあるの?」
ハーヴェスト:「さあ……? でもピンときたので、きっとご病気とかなんだとおもいます!」
小鳥遊 青羽:「確証とかはまったくないんだ」
小鳥遊 青羽:そこはかとなくダメな感じが漂ってきてるな
ハーヴェスト:「なんとなく、ピン! とくるんです! ピン! って!」
かまやん:くっ、妖怪だけに、反論の余地がねぇ
小鳥遊 青羽:「まあ、何かしらにピンとくる時があるのは分かるけど」
小鳥遊 青羽:予感とか探知系の妖術あるからそんなこととか言いづらい
ハーヴェスト:「あのおじいさんは、三日後までに殺さないといけないんです!」
ハーヴェスト:「明後日の、11:17分までに殺さないと!」
かまやん:「この爺さんの前には誰をやったんだ?」
ハーヴェスト:「えーと、ひとつ前は市内の佐藤さんっておばあさん、二つ前は別の県の鈴木さん」
ハーヴェスト:「3つ前は田中っていう女子高生でした!」
小鳥遊 青羽:「それで死ぬ原因は分からないけどピンと来たからやってると」
ハーヴェスト:「はい!!!」
ハーヴェスト:「じゃあ、もういいですか! あのおじいさんが帰る前にやっちゃおうと思います!」
小鳥遊 青羽:「いや、この店の中でやられるのがネットワークとしては困るんだけど」
ハーヴェスト:「あー! ここ、妖怪ネットワークの溜まり場だったんですね! えー、どうしよう……?」
ハーヴェスト:「……でも、やっぱりここ以外だと、あのおじいさんの死体、しばらく発見されないかもなので!」
小鳥遊 青羽:「いや、街中で倒れたら普通は発見されて救急車とかで運ばれると思いますが」
かまやん:「それどういうこと?」>発見されない
ハーヴェスト:「ここしばらく観察していたんですけど、あのおじいさん、ほとんど外に出ないんですよ!」
ハーヴェスト:「唯一、このお店にだけ来るんです! 食事なんかもケータリングだし!」
ハーヴェスト:「外だと車に挽かれちゃったりするかもしれないじゃないですか! 可哀そうです!」
小鳥遊 青羽:死神のいう期限までに本当に殺さないとダメなのか予感の直感で判断できないかな?
GM:ちょっと難しいですね。何をもって”殺さないとダメ”とするのかが複雑です。
GM:未来に対する質問なら、具体的な答えを出せそうですけれど
小鳥遊 青羽:明後日の、11:17分までに死なないとどうやって死ぬかとかなら分かるかな?
GM:ああ、それなら分かりますね。では予感の未来に対する質問、使います?
小鳥遊 青羽:使って良いと思います? 事件解決に繋がりそうか自分だけだと判断着かないんですが>かまやん
かまやん:使っていいんじゃないかな
小鳥遊 青羽:では使ってみますか
GM:では小鳥遊さんの脳裏に映像が浮かびます。九重氏が、自宅らしき部屋の梁にロープを掛け、それで首を吊ります。
GM:自殺です
小鳥遊 青羽:自殺か。なんとなく事故の家族構成で嫌な予感はしてたから。
小鳥遊 青羽:「……うわぁ」と映像が見えた瞬間二人にも聞こえる声上げてしまう
ハーヴェスト:「おやおや、どうしました?」
小鳥遊 青羽:「いや、ちょっと嫌な映像が頭の中に浮かんできたもので……」
かまやん:「なんだよ?」
小鳥遊 青羽:「……九重さんが自宅で自殺してるイメージが浮かんできたんです」
ハーヴェスト:「うわーーー! 自殺!? 大変です! 天国にいけませんよ! やっぱりいま私が!」
ハーヴェスト:ダッ、と客席に戻ろうとする
小鳥遊 青羽:「まってまって!!」慌てて止める
かまやん:「ちょっと待て、やめてくれ」
ハーヴェスト:「分かりました、待ちます!!!」
ハーヴェスト:「でも、そっかー。寿命の人を殺さないと、その人自殺しちゃうんですね! 初めて知りました!」
小鳥遊 青羽:「確か九重さんて60代だけど病気とかはなさそうだったし本当に寿命か分からないでしょ」
小鳥遊 青羽:「もしかすると寿命を感知するんじゃなくて死にたくて仕方ない人の感情を感知してるとかじゃない?」
ハーヴェスト:「うーん?」 と小鳥遊さんの言葉に首をかしげます
小鳥遊 青羽:「一応、九重さんの前の三つの案件のうち女子高生の人が寿命だったていうけど女子高生と分かるなら健康には問題なさそうでしょ、ただ、イジメ問題とかで死にたいとか考えてた可能性はありそうだし」
ハーヴェスト:「3つ前の田中さんですか。でもあの子、毎日が楽しそうでしたけどねえ……?」
かまやん:うーん、どうしたもんか。積極的にこいつを止めようという気がしない。でも、この店の中でやるのは勘弁してほしい。
小鳥遊 青羽:同じく
ハーヴェスト:「このお店が一番最適なんです! 哀れな老人の為に我慢してください!!」
小鳥遊 青羽:「ネットワークメンバーの平穏を脅かし過ぎなんだよ!!」
かまやん:「ニュースになっちゃうし、店の名前とか出たら困るし、かといって客が来なくなるのも困る」
小鳥遊 青羽:「かといってそのまま放っておいて自殺されるのも寝ざめが悪い」
かまやん:「そうだ!爺さんに今やりたいことをやらせてあげるっていうのはどうだろう?」
ハーヴェスト:「おお! ナイスアイデーア!」
小鳥遊 青羽:「とりあえず、明後日の11時ごろまでは期限あるんですよね」
ハーヴェスト:「はい!!! とはいえ、明日以降もお店に来るか分からないので、できればいまここでやりたいんですが……」
小鳥遊 青羽:「ぐ、それ(来るか分からない)は確かにそうだけど、店でやるのは勘弁して欲しい」
ハーヴェスト:「こればっかりは譲れません! 私も、別に憎くてやってるわけじゃないのです! あの人が幸せな死後を送るためなのです!」
ハーヴェスト:「知り合いみたいですし、明日、明後日もお店に来てくれるよう頼んでくれます?」
かまやん:まあ、頼むだけなら頼んでみよう
ハーヴェスト:「じゃあ待ちますよ!」
かまやん:「せめて、道すがらにしてくれ」
ハーヴェスト:「死体が車に挽かれたり、カラスに突っつかれると可哀そうだから駄目です!!!」
小鳥遊 青羽:「くっ、頑固者か」
小鳥遊 青羽:「とりあえず、九重さんが”自殺”する原因を探るしかないかな」
ハーヴェスト:「お話してくるならお待ちしてますよ! いってらっしゃーい!」
かまやん:やれやれ、どうしたもんかな?
小鳥遊 青羽:とりあえず、店内に戻って九重さんと話しに行こうと思います
GM:では皆さんが客席に戻ると、九重氏はコーヒーを啜りながら本を読んでいます
九重茂:「おや、お仕事はおしまいですか?」 と、本を畳みながら
小鳥遊 青羽:「はい、簡単なお手伝いだったんで」
九重茂:「疲れたでしょう。なにか、甘いものでも一緒にどうですか? よろしければ、拝さんも」
小鳥遊 青羽:「ではお言葉に甘えて」
GM:では九重氏はケーキセットを人数分頼んでくれます。
小鳥遊 青羽:「そういえば、最近、調子はどうですか?」 と九重に尋ねてみよう
九重茂:「ええ、好調ですよ。書き物も順調です。出来上がったら、コンテストに応募してみようかと」
かまやん:「へえ、ぜひ読んでみたいですね」
九重茂:「いや、お恥ずかしい。拙作ですが……しかし、あれが完成するまではしねませんな」 と、上品に微笑みます
小鳥遊 青羽:ツラいけど務めて普通にしようとしてる人っているから怖いんだよな
かまやん:「どのくらい進んでいるんですか?」
九重茂:「5割というところですかな。あと2ヶ月もあれば、なんとかまとまりそうです」
かまやん:じゃあ、完成とか、コンテストで落選とかが理由ではなさそうだな
小鳥遊 青羽:「やっぱり、本になるほど文章を書くのって大変そうですね」
小鳥遊 青羽:感情察知をいつでも使えるように準備しながら話します
GM:感情察知を持ってる小鳥遊さんは、九重氏が全く嘘をついていないことがわかります
九重茂:「ええ。ですが、それもまた楽しみのひとつでもありますよ」
かまやん:「お孫さんも楽しみにしてらっしゃるんじゃないですか?」
小鳥遊 青羽:ですね。お孫さんとかご家族の方の話し振るしかないかな
九重茂:「いやあ、あの子は小学校にも入っていないので、文字ばかりの本は退屈でしょうなぁ」
九重茂:「明後日、息子夫婦と一緒に遊びに来てくれる予定なのですが、別に絵本でも注文しておこうかと思っているところです」
かまやん:「そうでしたか。かわいい盛りですね」
九重茂:「ええ、本当に。じいじ、じいじと懐いてくれてねえ。いまだけかもしれませんが……」
小鳥遊 青羽:「そんなことないですよ。九重さんの事ならいつまでも好きでいてくれつと思いますよ」
九重茂:「そうであってくれれば良いのですが」
小鳥遊 青羽:「ご家族の方ってどこに住んでましたっけ?」
九重茂:「隣の市ですよ。息子が婿入りしましてねえ。一緒に住まないか、とも言ってくれているのですが……」
かまやん:「じゃあ、お車で来られるんですね。事故のあった峠道を通られたりするんですか?」
九重茂:「ええ。ああ……そういえば、事故がありましたな。鬱陶しがられるかもしれませんが、電話で注意しておきますか」
小鳥遊 青羽:「そうですね、気を付けた方が良いですね」
小鳥遊 青羽:ログ流れて確認できないんですが一面の新聞記事って隣の街との間にかかってる橋での事故でしたっけ?
GM:隣の市と葉間市を結ぶ、峠道での事故ですね
GM:ガードレール突き破って崖下に転落しました
かまやん:峠道に何かいるかもな。。。
かまやん:自殺の日時と家族の来る時間が一致してるよね
GM:正確には、自殺がいつになるかはわかりません。
GM:ハーヴェストの言う”寿命”とは、日取りは一致しています(明後日)
かまやん:ああ、(小鳥遊さんの)予知は死神の言ってた日時とは限らないんだ
小鳥遊 青羽:まだ死んでないのかも知れませんが
小鳥遊 青羽:「そういえば、九重さんの結婚されたご家族の方も苗字は九重ですっけ?」
九重茂:「いいえ。遠野といいます」
小鳥遊 青羽:新聞記事の事故にあった人たちの名前は何でしたっけ?
GM:日開(ひがい)です
かまやん:事故のあった時間帯は?
GM:んー、想定していませんでしたね。
システム:九重茂さんのロール(1d24)
→ GURPS (1D24) → 3
GM:朝の3時
小鳥遊 青羽:とりあえず、なくなった方々には悪いけど九重さんの家族ではなかったみたいだな
かまやん:これは事故現場に行ってみるか。
小鳥遊 青羽:それがよさそうですね
小鳥遊 青羽:あと、ハーヴェストとの約束もはたしておくか
GM:物陰からハーヴェスト顔を出して「お店にくるよう約束しろー」と念を送っている
小鳥遊 青羽:「そうだ、お孫さん来たらこの店にも連れてきてあげて下さいよ。ボクも得意の歌とか披露しますよ」
九重茂:「ええ、それならば是非お願いします」>歌
かまやん:「九重さん、さっき言ってた今書いている作品、途中でもいいから読ませてもらえませんかね?」
九重茂:「……そうですなぁ。他人に見てもらった方が、良いものに仕上がるかもしれませんな」
かまやん:「明日か、明後日か、ここへ持ってきてはもらえませんか?」
九重茂:「そうですな。それならば、明後日は如何でしょう。私も明日一日を使って、切りのいいところまで進めてきましょう」
九重茂:「このくらいの時間に」 時計を見ると、午前の10:00です
(※後にPC達はこの約束をぶっちするが、GMも編集するまで気付かなかった)
かまやん:「ありがとうございます。楽しみにしてますよ」
小鳥遊 青羽:「じゃあ、明後日楽しみにしてますね」
GM:ハーヴェストも安心したように顔を引っ込めます
GM:では事故現場に移動します?
かまやん:うん、バイクか原付くらいもっていられるかな?
かまやん:一応、オートバイのスキルは持ってんだけど。
小鳥遊 青羽:あるいは青羽が変身して虫になったかまやんを背中に乗せて飛んで行くのもありかと
かまやん:乗り物じゃないと出てこないって可能性もあるかなと。
GM:見たところ、貧乏なら原付くらい持ってられますね
GM:お二人は赤貧なので難しいでしょう。小鳥遊さんに乗って飛んでいくのはありです
かまやん:ウーム、財産にもCPを使っておくべきか。。。
小鳥遊 青羽:自転車くらいなら赤貧でも持てるけど、サタスぺでもある乗り物問題
かまやん:ほいじゃま、飛んでいこう。
小鳥遊 青羽:妖怪って移動手段も豊富だから乗り物とかお金かけないイメージあるよね
小鳥遊 青羽:では任されましたw
小鳥遊 青羽:では事故現場へ飛んで向かいます
GM:では現場まで移動すると、破損したガードレールは撤去され、ロープが張られているだけの状態です
GM:反射材のついた看板がいくつも立っており「事故頻発注意!」と書かれています。
小鳥遊 青羽:「この辺りみたいですね」
かまやん:事故について不自然なてんはないかなー
GM:では、そうですね。事故は脇見運転とスピード超過が合わさって起きたものと見られています。
GM:峠道からは葉間市が一望でき、景色がいいからそれに気を取られたのではないか、と
GM:ただ、事故が起きたのは午前3時だとさっき決まったので、その点は不自然ではあります
GM:(景色なんて見えるはずもない)
小鳥遊 青羽:午前三時だと家や建物の明かりも少ないだろうしな
かまやん:w
GM:あとは、そうですね……では知力判定をどうぞ
システム:かまやんさんのロール(3D6) → 8 (1、5、2)
GM:お、出目がいい
かまやん:成功度は5
GM:ではかまやんさんは、これに似た事故がここ一月ほどで立て続けに3件起きてることが分かります
GM:で、達成値が高かったので共通点も分かります。
GM:全ての車に幼い子供が乗っているのです。
GM:さらに2件目の事件では、ひとりだけ生存者がいることが分かります。現在、葉間市の病院に入院しています
小鳥遊 青羽:幼い子供、お孫さん、嫌な予感しかしない単語が
小鳥遊 青羽:オーラ感知も探査系妖術もないから地道に探すしかないかな
かまやん:とりあえず俺は、崖の上や下をチェックしよう。
小鳥遊 青羽:こちら道路の状態とかチェックしてみます
GM:ほうほう、道路の状態ですね!
GM:では追跡でどうぞ
小鳥遊 青羽:肉眼だと分かりにくいかもだけどブレーキ痕とか何かわかるかも知れないし
システム:小鳥遊 青羽さんのロール(3D6<=12)
→ GURPS (3D6<=12) → 7[3、2、2] → 7 → 成功(成功度:5)
小鳥遊 青羽:おっ、良い出目
GM:では小鳥遊さんの方ですが、道路にどうも足跡のようなものが残っていることに気付きます。
GM:アスファルトの上に足跡? と思われるでしょうが、尋常でない脚力で踏みつけられているようで、微妙にへこんでいるのですね
小鳥遊 青羽:大きさは分かりますか?
GM:人間サイズではあります。やや小さめ。女子供ですかね
かまやん:ターボババアか?
GM:足跡は峠道の上の方まで続いており、始点はバス停になるようです。現在は誰もいませんが
小鳥遊 青羽:青羽~マリーくらいの大きさかな。その辺の情報をかまやんさんと共有しましょう
かまやん:生存者っていうのは、大人?子ども?
GM:大人です。一緒に乗っていた子供は死亡したようです
小鳥遊 青羽:一応、スマホで事件の事とか調べられますか?
GM:いま分かっていること以上のことは出てきませんね
小鳥遊 青羽:まあ、そうか、とりあえず、バス停の方も確認してみましょうか
GM:OK。屋根のついた待合所のあるバス停です。時刻表を見ると、ちょっと特殊な運行をしていることが分かります
GM:そもそもなんでこんな峠道にバス停があるのかというと、この山頂に見晴らしのいい公園があるからなのですが
GM:平日は集客も見込めないということで、休日などの特別な日にしか出ていないのです
GM:次回の運航は明後日になります
小鳥遊 青羽:街の観光スポット的な
GM:ですね>観光スポット
かまやん:事故の起きた日は休日?
小鳥遊 青羽:GM、3件の事件の日付と曜日を確認したいんですが
GM:はい、全部休日、というかバスの運行日と重なっています。
小鳥遊 青羽:明日と明後日は一般的な休日ですか?
GM:そうですね。明日は平日ですが、明後日は土曜日である、とします。
小鳥遊 青羽:「かまやさん、九重さんの家族が明日の深夜か明後日の朝に来るとしたら」
小鳥遊 青羽:この公園、何か伝承とか逸話みたいなものってありますか?
GM:特にそういうものはないみたいです
かまやん:「チッ、誰かいるなら出てきやがれってんだ」
小鳥遊 青羽:「もしかすると休日の24時間以内に子供を乗せた車が通るとか出現の条件があるかも知れないですね」
小鳥遊 青羽:「決めつけは危険だけどボク達だけだと出てこないという事は容姿だけでは判断してない可能性はありそうだし」
かまやん:事故ったのはバスじゃなくて、自家用車でいいのかな?
GM:自家用車ですね
かまやん:しかし、事故が起きるのは、バスが運行する日に限られる。ただ単に子どもがいるかどうかなのか。。。
小鳥遊 青羽:あるいは幼い子供が居る家族が乗った乗用車とか
小鳥遊 青羽:とりあえず、この始点のバス停周辺を探索してみて良いですか?
GM:何も見つかりません
小鳥遊 青羽:GMが断言したw>何も
GM:来歴探知とかがあれば多少変わったでしょうけど……
小鳥遊 青羽:この二人だとないんだよな。来歴感知って誰がもってたっけ?
GM:鐵宮さんとかですね。あんまりいません>来歴探知
小鳥遊 青羽:キオさんという鏡の妖怪の方も持ってますね>来歴感知
小鳥遊 青羽:後は生存者に情報を確認しに行くとか
かまやん:病院に行くか。
GM:では病院へ
GM:件の生存者が入院している、という病院にやってきました。入ること自体は容易でしょう。
GM:ただし、どの部屋に入院しているのかは分かりません。聞き出すなら言いくるめ、外交などでどうぞ
小鳥遊 青羽:直感で見付けるには選択肢が多すぎるな
システム:かまやんさんのロール(3d6=<12)
→ GURPS (3D6<=12) → 5[1、3、1] → 5 → 成功(成功度:7)
かまやん:言いくるめね
GM:今日は出目がいいですねぇ! では迂闊な看護師がしゃべりました。
小鳥遊 青羽:絶好調ですね
かまやん:後が怖いよ
GM:お二人は生存者の方が入院している病室にやってきます。峠は越えたそうですが、かなりの重傷で喋るのも難しい
GM:皆さんが部屋に入ってきたことにも気づかないようです
小鳥遊 青羽:……一応、話しを聞けるようにするための手段はあるにはあるが直後に倒れかねない
生存者:「……」
小鳥遊 青羽:確認、病室には一人?
GM:ひとりだけですね
かまやん:個室じゃない?症状からして
GM:個室です
小鳥遊 青羽:「このままだと話せそうな状態じゃないですね」
小鳥遊 青羽:「……かまやさん、一応、話せるようにする手段はあるんですけどこれ使うとボク倒れるかもしれないんで連れ出してもらうの任せて良いですか?」
かまやん:「分かった」
小鳥遊 青羽:ではGM、妖術『癒しの歌』を使います
GM:OK。判定をどうぞ!
小鳥遊 青羽:幸運を使用
システム:小鳥遊 青羽さんのロール(3 3D6<=9)
→ 1回目: GURPS (3D6<=9) → 16[6、6、4] → 16 → 失敗(失敗度:-7)
→ 2回目: GURPS (3D6<=9) → 7[2、3、2] → 7 → 成功(成功度:2)
→ 3回目: GURPS (3D6<=9) → 6[1、4、1] → 6 → 成功(成功度:3)
小鳥遊 青羽:1分間ぐらい歌を歌いはじめます
小鳥遊 青羽:一応確認、邪魔は入りそうですか?
GM:入りません
システム:小鳥遊 青羽さんの 後、別口で必要な歌唱判定ロール(3D6<=19)
→ GURPS (3D6<=19) → 9[2、6、1] → 9 → 成功(成功度:10)
小鳥遊 青羽:こっちも有りと出目が良い
小鳥遊 青羽:では HP-5 、疲労点2点消費
GM:はーい、マイナスしておいてくださいね。威力レベル5なので10点回復?
小鳥遊 青羽:対象のHP10回復 他に病気や中毒を持ってれば治療が可能なものなら大抵のモノは治療可能です それで回復量の半分の疲労点を消費
小鳥遊 青羽:という事で残り疲労点1でフラフラです
小鳥遊 青羽:「はぁはぁ、やっぱりこれキツイ、かまやさんあとは任せます」と動物変身して隠れ安い姿になってかまやさんの服の懐へ
かまやん:「ご苦労さん」
GM:しかし、そのかいあって、生存者は回復します
GM:ゆっくりと上半身を起こし、周囲を確認するようにきょろきょろしている。
生存者:「ここは……?」
かまやん:「こんにちは。ここは病院だよ。」
生存者:「っ、あの婆、あの婆はどこだ!」
かまやん:「ばばあ?」
生存者:「急に追いかけられて……目が離せなくなって……そうだ、可憐。わたしの娘は!?」
GM:ちなみにさっき調べたので知っています、彼の娘は死んでます
かまやん:「残念だが。。。」
生存者:「そ、そんな……くっ、こうしちゃいられない。あの婆、殺してやる!」 と、ベッドから起き上がろうとしますが、全身ギプスだらけなので失敗します
かまやん:「仇を取りたくはないかい?」
生存者:「なんだと……?」
かまやん:「俺は今あんたの事故のことを調べている。あんたの口ぶりから尋常じゃない様子は分かる」
かまやん:「詳しく話してくれないか。そういう怪現象にも詳しいんでね。力になれるかもしれない」
生存者:「……本当か? 本当に、娘の仇を取ってくれるのか?」
かまやん:「できるだけのことはするつもりだ。俺が死ななければ何とかなるかもしれん」
生存者:「……どうせ、誰も信じてくれないような話だ」
GM:と、ぽつりぽつりと話し出すことには
GM:事件が起きたのは日曜の午前3時。彼は家へ帰るためにあの峠を車で走っていたのですが、その途中、バス停にひとり座っている老婆を見かけます
GM:こんな時間に妙だな、とは思っていたのですが、通り過ぎるとその老婆は急に立ち上がり、なんと自動車以上の速度を出して追いかけてきたのです。
GM:あまりの恐怖にアクセルを踏み込み、時速100kmを超える速度を出しましたが、老婆は悠々と追い付いて来て、運転席を覗き込んできたのです。
GM:すると視線が老婆から離せなくなり――そこで記憶は途切れています。ただまあ、推察は簡単です。カーブに気付かずに崖下に転落したのですね。
生存者:「……警察に話しても、俺の頭がおかしくなったとか、事故の誤魔化しをしようとしてるとか、そんな風に思われるのがせいぜいだろう」
小鳥遊 青羽:かまやんさんの予想通り婆系の足早い奴だったか
かまやん:「そのババアは何か言ってなかったか?」
生存者:「妬ましい、とかなんとか言ってた気がする」
かまやん:「妬ましいか。何を妬んでいたか分かるかい?」
生存者:「まったくわからない」
GM:と、彼から聞き出せる情報はこのくらいでしょう
小鳥遊 青羽:家族失った老婆なんだろうな
かまやん:ベッドの脇に屈みこんで話します「そうか。辛かったな。あんたの話、全部信じるよ。そして仇を取ったときはもう一度ここに来ることを約束する。俺も命を懸ける」
生存者:「う、うう……お願いだ。お願いします、どうか、娘の仇を……」 と生存者は泣き崩れます
かまやん:では、病院を後にします。
GM:OK。では、これからどうします?
かまやん:青羽って見た目何歳くらいだっけ?
小鳥遊 青羽:15歳前後、ただ体格だけ見ると小学生といえなくもない
小鳥遊 青羽:ただ、今はまともに動けないので小鳥の姿でお休み中
かまやん:レンタカーとかで釣れんかな?
GM:明日一日余裕はあるので、明後日までには疲労点も回復しているでしょう
小鳥遊 青羽:一応、10分休むごとに1点回復はすると基本ルルブ173pに書いてあった
かまやん:7点くらいなら1日もかからないでしょう。安静にしていれば。
GM:ぶっちゃけもう情報らしい情報はないので明日は丸一日余った!(
小鳥遊 青羽:外見ならマリー呼び出せばより確実な気はするけど、条件がな
かまやん:あ、車運転できなかった。
小鳥遊 青羽:素直に九重さんのお孫さんが来るタイミングを見計らって助けに入るしかないかな
かまやん:囮みたいで嫌だったけど、それが一番確実そうだなぁ。
GM:OK。では当日まで待って張り込みます?
小鳥遊 青羽:その前に翌日に少しやりたい事があるのですが良いですか?
GM:良いですよ。何ですか?
小鳥遊 青羽:差し入れもって九重さんの自宅を訪ねます
小鳥遊 青羽:そこで家族の家から街までの移動距離とどの位にこっちに来そうなのかを雑談交えながらチェックしておきます
GM:いいでしょう。では分かりますが、昼頃に到着する、という電話を貰ったので、逆算して多分11:00過ぎくらいに例の峠を通るのではないか、と考えることができます。
かまやん:峠道のバス停から、少し葉間市側で待ってればいいんじゃない?
小鳥遊 青羽:なら、明け方前くらいに事故現場付近で待機するのが良さそうですね
かまやん:お昼じゃないの?
小鳥遊 青羽:街につくのがお昼ぐらいなら峠通るのは少し前になるかなと思って時間に余裕持つのが良いかと
GM:OK。ただし、聞いた限りでは推定妖怪の婆は移動力が40近くあることに留意してください
(※ちなみに今回参加のPCの移動力は妖力込みで6~12くらいである)
GM:ちなみに移動手段は、また小鳥遊さんに乗っていきます?
GM:それともバスに乗っていきます? 始発は9:00頃だそうです
小鳥遊 青羽:あるいはレンタカーでも借りるか
かまやん:車の運転技能持ってない。バイクはあるけど。
小鳥遊 青羽:運転技能は同じくない
かまやん:レンタルバイクなんて可能かな?
小鳥遊 青羽:一応、リアルのネットで探すとバイクのレンタルもあるにはあるみたい
小鳥遊 青羽:レンタカーにはお店の数劣るか有名な場所は少なそうだけど
GM:可能としましょうか。赤貧でもお二人なら1万円くらいだせるでしょう
GM:値段がそのくらいでした>バイクレンタル
小鳥遊 青羽:痛い出費だけど仕方ない
かまやん:追いかける手段が欲しい。
GM:ではバイクレンタルして、早めに峠のバス停と事故現場の間辺りで待ち伏せでいいですか?
小鳥遊 青羽:こっちは婆と車が走って来そうな場所に飛び込める現場付近の場所に動物変身して待機しておっかな
かまやん:足止めする方法ないかな?
小鳥遊 青羽:こっちが体当たりか何かで試している正面衝突してお互いダメ喰らうかもしれないけど
小鳥遊 青羽:バス停を境に街側で自分は待機かな。峠道なら樹とか小鳥がとまってられそうな場所はありそうだし
かまやん:青羽を後ろに乗せてバス停の前を通り過ぎてみたい。
小鳥遊 青羽:では一度、人間の姿のままでタンデムしますね
GM:OK。何時くらいにそれやります?
かまやん:日付変わってすぐはどう?
GM:つまり、土曜日になってすぐ?
かまやん:そう。
小鳥遊 青羽:それは暗すぎない? 5~8時の目視可能で車もバスもまだない時間帯
かまやん:あ、そうか。明るくなってからの方がいいか。
GM:バスは始発が9:00にでるので、峠のバス停につくのは9:30くらいでしょう
GM:交通量はあまりありません
かまやん:じゃあ、午前6時くらい。
小鳥遊 青羽:ではそれで
かまやん:ブーン
小鳥遊 青羽:「説得で済めば一番いいんですけどね」(まだ妖術の反動で咽が少し枯れてる
GM:OK。では土曜の午前6時。バス停には誰も居らず、その前を通ってみても何の異変も起こりません
かまやん:ダメだったか。
(※実はプラン自体は良いところを突いていた。時刻がちょっと早すぎたのだ。終了後に明かされたが、件の婆は峠を登るのにはバスを利用していた。つまり9:30以降であれば有効だった)
GM:ということで、待ち伏せ作戦に切り替えます? 小鳥遊さんは疲労点回復させていいですよ
GM:もしくは何度か試してみます?
かまやん:では、予定ポイントで待ち伏せしよう。
小鳥遊 青羽:この段階で来てくれたら一番だったんですけどね
GM:OK。では11:15過ぎ。事故現場の前で待ち伏せていたかまやんさんの前を、1台の車がまるで何かから逃げるような猛スピードで走り去っていきます
GM:そしてその後を追跡するように、凄まじい速さで老婆が追走しています
GM:両者の距離はみるみる内に縮まっていきます。
システム:キャラクターリストにダッシュ婆が追加されました。
小鳥遊 青羽:東京カラスのばあちゃんがきたw
(※ダッシュ婆のキャラ画像は東京カラスという漫画のものだった)
ダッシュ婆:「憎い! 若さが妬ましい! 若者は死になぁ!」
かまやん:シャー!体当たり!
かまやん:変身解除。待ち伏せで切りかかる
小鳥遊 青羽:最初に指定した待ち伏せ場所、反対側から婆に向かって突撃します
小鳥遊 青羽:「させるかぁ!!」
GM:いいでしょう。ではお二人とも、それぞれ判定をどうぞ
小鳥遊 青羽:妖術の方が成功率高いんだけど足止めするとなるとな
GM:かまやんさんは武器の手攻撃でいいとして、小鳥遊さんは敏捷力での判定としましょうか。組み付き相当とします
かまやん:普通に攻撃でいいのかな
GM:いいですよー>攻撃 速度による修正は入らないことにします
システム:小鳥遊 青羽さんのロール(3D6<=13)
→ GURPS (3D6<=13) → 15[3、6、6] → 15 → 失敗(失敗度:-2)
システム:かまやんさんのロール(3d6=<16)
→ GURPS (3D6<=16) → 12[2、4、6] → 12 → 成功(成功度:4)
GM:あまりの速さに小鳥遊さんの目測がずれた!
小鳥遊 青羽:即座に方向転換するために飛行技能良いですか?
GM:良いですよ
システム:小鳥遊 青羽さんのロール(3D6<=14)
→ GURPS (3D6<=14) → 13[6、2、5] → 13 → 成功(成功度:1)
ダッシュ婆:「んん!? 鳥め、危ないだろうがぁ!」
小鳥遊 青羽:「あなたにだけは言われたくない!!」
GM:成功したかまやんさんの攻撃は待ち伏せなので、回避できないものとしましょう。ダメージをどうぞ
システム:かまやんさんのロール(4d6+12)
→ GURPS (4D6+12) → 13[2、4、5、2]+12 → 25
小鳥遊 青羽:青羽に気を取られてもろに喰らったかな
ダッシュ婆:「んなっ!? 鳥がしゃべっ――」 と、気がそれた瞬間、かまやんさんの一撃が綺麗に入ります
小鳥遊 青羽:妖怪時は人間並みにデカク見えるはずなのにそこは驚かんのかw
かまやん:「お前はそう生まれついただけかもしれん。だがここでしね」
GM:婆は一度に10点以上のダメージを受けると転倒する仕様です。防護点引いて22。切りダメージの倍率入れると一発で生命力がマイナス
ダッシュ婆:「ひぎっ――」 婆はすさまじい勢いで転倒すると、そのままごろごろと転がり、ガードレール代わりのロープを超えて崖下に落ちていきます
ダッシュ婆:「あああああああ……」 崖下に消えていく。妖怪とはいえ助からないでしょう
かまやん:一応、崖を降りて確認しよう。
小鳥遊 青羽:九重さんの家族の車は?
GM:家族の車は婆が妖術をかける前だったので助かりました。
GM:少し先で停車していて、しばらくすると発進して街に向かいます。安全運転で
小鳥遊 青羽:それを確認したらかまやんさんを追いかけます
GM:ではお二人は婆が消滅する瞬間に立ち会います
ダッシュ婆:「まさかお前らみたいなのが待ち構えているとはねぇ……」
ダッシュ婆:「もっとガキどもを殺したかった……」
かまやん:「悪いが、お前は人を殺しすぎた」
小鳥遊 青羽:「……何でこんな事を?」
ダッシュ婆:「婆として生まれた女の気持ちが、お前に分かるか……?」
ダッシュ婆:「妬ましかったんだよ……若さが……」
小鳥遊 青羽:「妖怪同士で生き方を否定したくはないけど、そんな理由で必要もない相手の命を奪うのはダメでしょ」
小鳥遊 青羽:「……それだったら人間だってボクらのように永遠に生きれる命や特殊な力をうらやむよ」
かまやん:「いつ生まれたのかも知らんが、これでさよならだ」
GM:ではお二人の言葉がトドメになったかのように、婆は消滅します
小鳥遊 青羽:「……ふぅ、相容れない事もあるとは分っててもツラいですね」
かまやん:「次はもっとましな命になれるといいがな」
小鳥遊 青羽:「そうですね……ボク達も死んだら生れ変わり、あるんですかね」
GM:これで九重氏の家族は無事に街に付き、さらに交通事故も起こらなくなるでしょう!
GM:というわけで、まとめに入りましょう!
GM:<Folklore>に行くと、ハーヴェストが皆さんを待っています。ガイコツではなく、女の子の姿です。
ハーヴェスト:「あのおじいさんの寿命が見えなくなった!」
小鳥遊 青羽:「ああ、たぶん九重さんが死にたくなる理由が消えたからですね」
かまやん:「えええ、なんで女子高生なの?」
ハーヴェスト:「あの姿じゃ飲み食いできないからね!」 と、コーヒーを啜りながら
小鳥遊 青羽:「たぶん、ハーヴェストさんの能力は一種の未来予知なのかも知れないですね。感情か外的要因が原因で死にたくなってる人を感知できるとか」
小鳥遊 青羽:「努力や状況次第で見える寿命が変わるんでしょうね」
小鳥遊 青羽:「というか女の人だったのが驚き」
GM:では一連の事情を聴くと、ハーヴェストは納得します。どうやら彼女が見ていたのは寿命そのものではなく、『死よりつらい不幸が起きるまでの時間』だったようです
GM:ハーヴェストは<予感>の妖力で本能的にそれを察知し、それが起こる前に安楽死させていた、ということのようです
ハーヴェスト:「でも、それはベストじゃなかったんだね! 君たちのお陰で気付けたよ!」
ハーヴェスト:「これからは寿命が来る前に、不幸な運命を変えられるよう努力してみる! 死神稼業とはおさらばさ!」
小鳥遊 青羽:「それは良かったです。こっちも、優しい常連さんが不幸にならなかったのは嬉しい限りだし」
小鳥遊 青羽:「……ある意味、ハーヴェストさんも不幸から人を遠ざける為に生まれた妖怪なのかも知れないですね。少し、親近感が湧く」
かまやん:「ずいぶんあっさりしてんな」
GM:ハーヴェスト自身、今までの自分の行動を悔やんでいるわけではないようです。ベストではありませんでしたが、ベターではありました。
GM:たとえば女子高生だった田中さんですが、ハーヴェストが殺さなければ、数日後に殺されるよりも辛い目にあう運命でした。
小鳥遊 青羽:どんな目に遭った可能性があったのか少し気になる
小鳥遊 青羽:悪気があったわけでもないし妖怪としての性質に忠実なだけだったんだろな
小鳥遊 青羽:善良か友好だと顔をしかめる妖怪(ひと)も居たかもね
かまやん:俺、友好だけどな。
小鳥遊 青羽:人間をどこまで優先するか次第ですね>友好
ハーヴェスト:「じゃあね! またどこかで会えたら会おう!」
ハーヴェスト:「さよなら!」 と、ハーヴェストは葉間市から去っていきます
かまやん:「元気でなー」
小鳥遊 青羽:「気を付けてね」
小鳥遊 青羽:「嵐のようなひとでしたね」
かまやん:「清々しいやつだった」
小鳥遊 青羽:「ちょっと、せっかちが過ぎる所がありましたけど悪いひとじゃなかったですね」
GM:こうして皆さんは死神からひとりの老人を守ったのでした……というところでお開きにしましょう。お疲れさまでした!