マスタリング アイデア開発トピック【トピック・掲示板】 page.5
Doubleface22質問・討議 24 | |
登録日:2020/09/05 17:46最終更新日:2020/09/24 14:48 |
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コメント一覧
21. Doubleface22 | |
2020/09/07 07:30 |
>18はむかぜさん そう!まずは分解なのですよね。 分解→抽出→改編→融合のプロセスで作っていくと。 私はプリキュアは不勉強なのですが、なるほど、そこから要素を抽出しましたか。驚きました。 TRPGを始めてから、映画を観る時に「この演出はマスタリング、演出に使える」と観ていますが、おそらく内面にこの視点があるので、発見が出来るのだと感じました。
20. Doubleface22 | |
2020/09/07 07:24 |
>17はむかぜさん フード理論を、そのまま使うのでは無く、既に応用的に使っおられる事が、先駆的ですね。 おそらく基本を押さえておられるので、だから応用にいける実例だと思います。ありがとうございます。 確かに入手不可に近いものだと、金額的にもキツいものはありますね😓 しかしこの、何でも検索すれば無料になりがちのご時世で、原典に当たってまでTRPGをされる姿勢は、すごいものが有ると思います。
19. マダムユズコ | |
2020/09/07 02:43 |
アメリカ初のTRPG「D&D」には、プレイヤーにまず勧める言葉があります。 「やってみよう」 ダンジョン・マスターが定める限度を超えない範囲であれば、君はゲーム内で自分のキャラクターにどんなことをさせてもいいし、どんなことを言わせてもいいのである。 君は思いつく限りどんなことでも挑戦できる。ドラゴンと戦うのでなく話し合いたい? オークに変装して、汚らしいアジトに忍び込みたい?いいじゃないか、思い切ってやってみよう。君の冒険者の行動はうまく行くかも知れないし、とんでもない大失敗に終わるかも知れない。だが成否に関係なく君はアドベンチャーのストーリーをふくらませることに貢献しているのだし、それは楽しいことなのだから。(D&D4版【ルールズ・コンペンデュウム】より) ここで大切なポイントは、 >成否に関係なく君はアドベンチャーのストーリーをふくらませることに貢献している ことだと、私は考えています。 PCのチャレンジを推奨し、それを「よし、やってみよう」の精神でGMが受け止めさえすれば、TRPGはいくらでも面白くなります。
18. はむかぜ | |
2020/09/07 00:34 |
>10の続き インプットしたものを活かすためには観察眼が必要なのですが、これはインプットしたものから何が自分の作品に取り込めるか見抜く能力です。 分解する力とも言え、これが上手い人は他人の模倣をして取り込むことが非常に上手です。 例えば、私が初代プリキュアを視聴したとき、ポルンという可愛いマスコットキャラクターに着目しました。 このポルンは子供っぽくてワガママな性格をしているのですが、プリキュアがパワーアップするためのキーキャラでもあります。 なのでプリキュアはポルンに振り回されつつも、ちゃんとお世話していくわけです。 これに着目したのは、PCを振り回しつつもシナリオの事件解決に関わるキャラとして転用できると見抜いたからです。 あくまで非常にシンプルな例ですが( 要は心に響いたものを探すという工程です。 そして興味のないことへの観察は困難なので、GMの好みに合わせて違った要素のプールが構築されます。 そうやって使えそうな要素をたくさん抽出したら、表現したいものに合わせて改変と融合を何重にも行ってオリジナルっぽいものに仕上げていきます。 それが咀嚼というプロセスです。
17. はむかぜ | |
2020/09/07 00:12 |
>16ダイバーさん ありがとうございます。 シオランの本はすごく良いです。 あと逆転の発想といえば、フード理論のちょっと変わった使い方というのもやってまして。 私がGMの卓で、PCを二人もロストさせた凶悪なテロリストがいて、こいつが普通に飯を食うシーンがあるんですね。 フード理論に照らし合わせるなら、ここで飯を粗末にするわけですが、こいつはそうしません。 というのもこいつは利害の不一致でPCと敵対することになっただけのただの人間であり、PC達の本当の敵は別にいるっていうことを表現しようという考えからです。 確かに弱者をなぶることを好む悪人ではあるものの、PC達が挑まねばならないのはそんな小物ではなく、もっと大きく倒しがたい悪であると。 このように既存の手法をそのまま使うのではなく、変幻自在に使うのも重要なテクニックだと思っています。 「自分の作品にこういう要素が欲しいから、これこれを鑑賞する」・・・ これは引き出しが増えていく実感が楽しいです。 ただ本に限らないですが、ものによっては絶版で入手が厳しいものや目玉が飛び出るプレ値がついたものがあって困りますが(
16. Doubleface22 | |
2020/09/06 22:30 |
>14 はむかぜさん ペシミズムの思想が、シオランなのですね。ペシミズム自体はなんとなく知っていたのですが、詳しくは知らなかったので、とても参考になりました。ありがとうございます。 そうですね、なるほど逆転の発想というか、そういう方法で、生を肯定出来る事を表現するのは、面白いと思いますし、興味が湧いてきました。 >10 「自分の作品にこういう要素が欲しいから、これこれを鑑賞する」・・・これは労力やお金が必要ですが、効果は必ず出ていると思いますし、はむかぜさんの作るシナリオに、俄然興味が湧いてきました。良い習慣をお持ちですね。素晴らしい。
15. はむかぜ | |
2020/09/06 10:14 |
>12ダイバーさん 素敵なトピックを立てていただき、こちらこそありがとうございます。 トピックが活性化して、いろんなGMのアイデアが並ぶといいなと思ってます。 私の用意できるもののほとんどは、お話作りに関する話が中心になります。 >1や>9のような「明日からすぐ使えるマスタリングテクニック!」みたいなのはあまり得意な方でもないので、こういうのも充実してくると嬉しいです。
14. はむかぜ | |
2020/09/06 09:29 |
>13 ありがとうございます。 シオランの本はたくさん出てるので全部を書くのは難しいのですが、ペシミズムという思想を持ちます。 簡単にいうと、生きることを嫌悪する、人生にうんざりするというものです。 これをそのままシナリオやその登場人物に取り入れると、ダークな雰囲気を作りつつ、生き死にに関してエキセントリックな価値観の持ち主を登場させられます。 ペシミズムじゃなくても、金銭や倫理を超越した価値観の持ち主は、強い個性をつけやすくて良いですね(仁義を重んじるヤクザキャラとか)。 また多くの人がつらい出来事にあった時、自殺を空想しつつも、結局は実行に移さず生きているということがあると思います。 そこから転じて、生きるのが嫌になっても生きていることで、生をこの上なく肯定することができます。 なのでダークな雰囲気や展開を通じて、日常に埋もれがちな輝きを証明するシナリオが作れるのが魅力です。
13. Doubleface22 | |
2020/09/06 08:13 |
>10はむかぜさん シオランは私は不勉強で良く知らないので、教えて欲しいのですが、はむかぜさんはシオランの、例えばどの所に魅力を感じておられますか?
12. Doubleface22 | |
2020/09/06 08:11 |
>はむかぜさん 詳細に、考えを書いて頂きありがとうございます。 書く事によって、アイデアを出して整理できるので、書く事は大事だと感じたのと、はむかぜさんの深い考察に、とても驚きました。 このトピックスの価値を上げて頂きありがとうございます。
10. はむかぜ | |
2020/09/06 01:13 |
>8の続き さて、表現の幅のためにインプットが大事で、どう拡張してやるのがいいか? ということですが、これは自由です。好きな作品を嗜んでください。 そこに、自分の作品にこういう要素が欲しいから、これこれを鑑賞するというのが私のやり方です。 例えば、今回のシナリオは生きることをテーマにするから、シオランを読もうという感じです(いやまあシオランは元から好きなんだけどね)。 次にインプットしたものから観察眼を以て抜き出し、口に投げ込んで咀嚼しようという話が続いていくのですが、ゆっくり書いていきます。 あとまだまだ表層的な話しか書いてないので、より具体的に掘り下げたことも書けたら書きます。 ご意見いただけると嬉しいです。
9. 猫型対人魚雷 | |
2020/09/05 23:47 |
シナリオの本当に一番最初を「みんなで同じところで飯を食ってる」ところから始めると全員無理なくキャラが立つ気がします(特にファンタジー系、それこそ「冒険者ギルドにみんないます」から始められるようなものだとやりやすいかもしれない)
8. はむかぜ | |
2020/09/09 16:41 |
>7の続き ぱっと思いつく中で表現の限界をさだめるのは以下の要素ですね。 ・GMがインプットしたこと ・TRPGという表現方法(映像作品ではないので、俳優の動く姿を直接見せられるわけではない) ・TRPGのシステム(剣と魔法のファンタジーもののソードワールドで、ハードコアSFは厳しい) ・PLが苦手とすること(虫が苦手なPLに、カフカの変身を元ネタにした内容をやるのは酷だよね) こうして並べると、GMがインプットしたこと以外はどんなGMにも平等で、文句が言えません。 即ち表現の限界は自分によってのみ決まり、それを拡張していくことがとても大事というわけです。
7. はむかぜ | |
2020/09/05 23:28 |
恐縮です。文字に起こせば自分の中でも整理ができそうなので、書いていきます。 まずシナリオを作るにあたり、一部の天才を除いて、無から何がしを生み出すことはできません。 ほぼ必ず、元ネタを必要とします。 これは物語の枠組みから、登場人物、細かい演出その他諸々に共通です。 そこで元ネタを作るためには映画を見たり、本を読んだりインプットが必要になります。 無論シナリオ作成には意識せずとも過去のインプットが反映されるので、ほぼすべてのGMが行っている凡事とも言えます。 凡事は凡事でも、これが表現の源になるので、同時に表現の限界も決まってしまうわけです。
6. Doubleface22 | |
2020/09/05 22:28 |
>5 はむかぜさん もちろん、後者で話して頂いて、構いません。 ありがとうございます。 インプットから、咀嚼、観察眼、表現の話、もっと聞きたいです。
5. はむかぜ | |
2020/09/05 19:49 |
ここって単純にアイデアを貯めていくためのトピックですか? それともアイデアの内容についても自由にあれこれ話せる場という想定なのでしょうか? もし後者であれば、2のアイデアに関して、私は映画のみならず小説をはじめとする書籍や、ドラマ、音楽、絵画、そして現実の体験や事件諸々全てからエッセンスを抽出して、シナリオを構築しています。 インプットのレンジが広ければ広いほど、多様なネタを展開できることにつながるわけです。 もちろん言うのは簡単な話ですが、インプットに費やす時間や金銭のコストがかかること、自分の中に取り込むために咀嚼が不可欠なこと、そもそもの自身の興味及び見出すための観察眼が要求されます。 そしてそれらが表現の限界を決定する一因になります。 逆に言えば表現すげえ!って卓には見えないところでコストがかかってるんだなあと感心するわけです。 ・・・・みたいな話をしてもいいのでしょうか(ふるえ
4. Doubleface22 | |
2020/09/05 19:01 |
1、このようなアイデアを発見した。または開発した。 PCを提出された時点で、このPCにはここ、このPCにはここ。このPCにはこのNPCとの関係という事で活躍出来る場所、魅せ場シーンを各人毎に作っておく。PC毎に伏線があれば、その回収が出来るようにする。(HO制ではない) 2、これを考えついたのは、このようなものに価値があると考えたから。 映画では、各登場人物毎に魅せ場がある。せっかく参加したのに自分のPCが、何も活躍出来ない。魅せ場が無いとすれば、そのセッションはつまらないものになるだろう。 3、具体的に使ってみてどうだったか。ビフォーアフター。 好評だった。その代わりに私のマスタリングだと、PCが不条理ギャグの展開に巻き込まれたり、試練に巻き込まれたり、NPCから斜め上の対応をされる事もよくある。 4、それを踏まえて、今後はどうしたいか。 セッションは一期一会で、全く同じセッションは無いと考えている。もちろんシナリオをそのまま丁寧に行う方法もあるのだろうが、私は各PCの魅せ場を入れて、ゴチャゴチャと改編して行いたい。なので改編不可のシナリオは回せない。
3. Doubleface22 | |
2020/09/05 18:35 |
1、このようなアイデアを発見した。または開発した。 COCのKPをして、シナリオを改編する際には、必ずしも全てが整合性が取れなくても良い。 あえて、パズルに収まらないピースを入れておくことで、謎が深まる。 2、これを考えついたのは、このようなものに価値があると考えたから。 アイデアの源泉になったのは、韓国映画「コクソン」より そもそも人智を超えた、神話生物の考えや、その現象を、人間が全て理解する必要は無いのだから。 3、具体的に使ってみてどうだったか。ビフォーアフター。 COCでは、好評だった。 他のファンタジーや、現代ものでは、整合性は取れていた方が良いかも知れない。 4、それを踏まえて、今後はどうしたいか。 今後も、不条理ギャグや、合わないピースを盛り込んでいく。
2. Doubleface22 | |
2020/09/05 18:30 |
1、このようなアイデアを発見した。または開発した。 シナリオを改編する際には、映画からエッセンスを取り入れて、それを複合する。 2、これを考えついたのは、このようなものに価値があると考えたから。 出展「ダンジョン・シネマティーク」朱鷺田 祐介著より、ヒントを得た。 3、具体的に使ってみてどうだったか。ビフォーアフター。 NPCを演じるに当たって、深みが出たのと、既存のNPCでも、他の映画の登場人物の特徴を付け加える事で、さらに生き生きとして演じる事が出来るようになった。これはRPをしていく上でモデルがいるので、非常にやりやすかったからだとも言える。 4、それを踏まえて、今後はどうしたいか。 リアル事情もあり、最近は映画をあまり観られないが、常に表現を取り入れていきたい。