松浦 多寡子（ビーストバインド・トリニティ用キャラクターシート）

まつうら たかこ

きもちよくなる薬を売る自称“農家”

「今日の分は売れちゃったんですぅ。
　次は明後日捌くからよろしくですぅ」

日影館家御用達の
純粋な人間の風水師の家系の娘。

しかし、15歳の時に
秦家の血脈の者に気に入られ
洗礼を施される。

子飼いの人間を取られた日影館家が
一悶着起こしたものの、
ウォーレンの仲介で手打ちとなった。

その際の取り決めで
多寡子は特定の家には属さず
ネットワーク直属の血族となる。

かなり自由な立場と言えるため、
ウォーレンには感謝している。

趣味は自宅の屋根裏部屋での毒草栽培。

ほとんどの生物にとっては毒だが、
吸血鬼にだけ作用する
きもちよくなる薬が精製できる。

血と一緒に摂取するこの薬“黒雪”は
耐性の強い吸血鬼にしてみれば
生理学的な意味での中毒性は無い。

だが、習慣的な意味での中毒性は高い。
これを裸電球と手製の精製機で
栽培と製造を行い売り捌いている。

ウォーレンに何度か釘を刺されているが
ジャンキーが出るほどではないので
咎められるわけではない。

魔物のエゴと呼べるほどに
より良い品種と薬効を求めて
日々努力する自称農家である。

なお、毒草の扱いに長けているため、
眷属に毒をばら撒かせる戦法が得意。

毒の滞留する空間を
風水八卦陣で封鎖して弱らせる。

なお、純血風水師の父からは
家にいないものとして扱われている。

「正直キツいんですぅ。
　家族に無視されるのって。
　洗礼親も関わってこないですしぃ」

「永遠の15歳は身体的にザンネンなので
　もっと成長して大人っぽくなってから
　吸血鬼にしてほしかったですぅ」

「輸血パックで全然平気な方ですぅ。
　知り合いから吸うのは恥ずかしいし、
　知らない人は生理的に無理ですぅ」

「1回警察に家宅捜索されたですぅ。
　死霊課のお陰で事なきを得たけど
　長沢さんに怒られましたですぅ」

「魔界の毒草育ててても日本の法律上
　罪には問えないから平気ですぅ。
　クスリも吸血鬼専用ですしぃ」

「ドゥカートとサングィヌスのヒトに
　特に大人気なんですよぉ、黒雪。
　あ、きもちよくなる薬の名前ですぅ」

「黒雪を自分でですかぁ？
　効能確認はするけど
　私はハマれないですぅ」

「稼いだお金は大体設備投資と
　品種改良に消えちゃいますぅ。
　企業努力は絶やさないですよぉ」

「黒雪の原料植物ですかぁ？
　魔界の虹百合が原種ですけど
　品種改良し過ぎて別モノですぅ」

「魔界植物の入手元ですかぁ？
　企業秘密だから教えられないですぅ。
　ばれたらちょーっとヤバいですぅ」

「品種改良用の別株買う時に
　検疫通すの大変なんですぅ。
　まぁ繁茂されたら私も困りますぅ」

「好きな食べ物はガツポンと鰹タタキと
　豚しゃぶと湯豆腐とフグ刺しですぅ。
　いつでも奢りを待ってるですぅ」