八雲 結衣 やくも ゆい(エモクロアTRPG用キャラクターシート)

レイが作成したTRPG「エモクロアTRPG」用のキャラクターシートです。

本作は、「ダイスタス・チーム」が権利を有する「エモクロアTRPG」の二次創作物です。

八雲 結衣 やくも ゆいの詳細

キャラクターID: 166895495144Rei1357

キャラクター情報  NPCでの使用は不可
TRPGの種別: エモクロアTRPG
八雲 結衣 やくも ゆい
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キャラクター名: 八雲 結衣 やくも ゆい
11 / 11
9 / 9
外部URL: https://emoklore.charasheet.jp/view/293376
メモ:
詳細A:
「はじめまして、八雲結衣と申します」
「妹は、いますよ。ずっとずっと、そばに居てくれるんです。ね、かなで」
中学時代に巻き込まれた事件で全身に火傷を負う。その後遺症で右目が見えず、右腕もない。普段は傷を隠すため眼帯とサングラスをつけており、腕は義手である。警察官としては有能だと周囲からは評価されている。子供が好き。かつて妹がいたが、すでに死亡している(宮森奏)。火や火事にトラウマがあり、火災事件の時は現場にはあまり出ない。面倒見は良いため、後輩からは好かれている。虚空に向かって話しかけたり、ペンダントに向かって話しかけたりするため、変人扱いされている。左目を開くことはあまりないが、ハイライトの消えた青い目をしている。
持ち物
ペンダント(薄水色で白いカケラが入っている。雫型)
義手
詳細B:
					
詳細C:
ネタバレ?
枯れ落つ蝶の望む夢

夢の中、図書館で八雲はとある少女と出会う。いや、「ソレ」がそもそも人なのかも分からない。だが、八雲は「ソレ」に妹の面影を視た。管理人と名乗る「ソレ」は八雲の心は傷を抱えていると言う。「そりゃそうさ」八雲は呟く。妹を守れなかった。妹に護られた。大切な物は、人は、手のひらから零れ落ちていく。これは罪だ、これは罰だと八雲は笑った。そんな八雲の手を管理人は包む。その小さな手で、傷だらけで変色した左手と、義手となった右手を、優しく包む。「君をここから出してあげたい」八雲は言った。「それは無理だよ。ぼくはここから出られない」管理人は微笑む。笑うことしか出来ないと言う管理人を八雲は抱きしめ名前をつけた。「たとえ君が人でなかったとしても、夢みる蝶であったとしても、私は君を見つけ出す。百年だって待ち続ける。だから、名前を付けさせて。ここから出たその時、私が君の道標になれるように。君の名前はーーー」外に広がるのはまだ暗い海と水平線に沈みかけた月。あれが沈んだ時、八雲は夢から覚めるのだ。八雲の手のひらにあるのは一枚の枯葉。それは小さな繋がり。「一緒に帰ろう?」隣に立つ小さな身体を抱きしめる。意識が遠のいていく。目を覚ませばそこは自室だ。日は既に昇っている。ベッドから降りようと手をついたその下には一枚の枯葉が置かれている。そうだ、迎えに行かなければ。あの子が待っているんだから。八雲はある場所へ向かう。そこは因縁の地。八雲の身体がそうなった原因の場所。そこに生えていた大樹が、そこで揺れていた葉こそがあの子なのだと八雲は気付いた。風に導かれるように山頂へと歩みを進める。山頂からは街が一望できる。吹いた風に枯葉を乗せて飛ばす。その時、背後から声がした。夢の中で聞いていた声。振り返ればそこにはあの子がいる。「見つけた、お姉ちゃん」八雲はそっとその体を抱きしめ呟く。「おかえり、導(しるべ)」導がいつまでこの世界に居られるのかは誰も知らない。だが、確かに、ここに居るのだ。全ては胡蝶の夢なのかも知れない。いつか覚める幻なのかも知れない。だが、二人は選択した。今を生きていくのだ。この世界で生きるのだ。これは一枚の枯葉の物語。これは傷をおった誰かの物語
さあ、君はどんな物語を紡ぐのだろうね。
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