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😶 CoCで稀によく起きるメタ読み(PL視点)との激突 他のTRPGと違ってCoCにはとある問題がある。 それは「神話的事象がキャラにとって一般的ではない」という事だ。 例えば、シノビガミならPC達にとっても忍者は当たり前の存在だし、S.Wならモンスターが街の外にいても何らおかしくはない。ダブルクロスでも「異能」は当たり前の様に存在している。 しかしCoCの場合、PCは基本的に我々PLと同じ存在。神話的事象は所謂ファンタジーな物なのである。なので明らかに物理的に不可能な事が起きたとしても「これは何か魔法を使っているに違いない…………」「人智を超えた化物がいるのだ」とはならず「何かトリックがあるに違いない」とまず考えるのが自然なのだ。 在り方としては、ホラー映画の主人公サイドに近い。 これをふまえた上で、更に問題が発生するのが「継続キャラ」を持ち込んだケース。継続キャラは新規と違って既に神話的事象を経験している。ホラー映画で言えば、「途中で出てくるなんか訳知り顔で出てくる奴」に近い。継続キャラは神話的事象が「ファンタジーな物ではない」と知っている。 だが、何か事件が起きたり特殊な文献をみたからといっていきなり「この事件は○○という地球外生命体の仕業だ!」と言い出しても、頭のおかしい子扱いされる。なんせ他のPCは神話的事象を知らない可能性の方が高いのだから。 インディペンデンスデイで主人公の父親が序盤の方で「俺は宇宙人にあったんだ!」と言っても周囲からはキ〇ガイ扱いされていたのと似ている。 なので私は継続キャラを持ち込んでも、基本的に「過去に遭遇した神話的事象に関しては言及しない」ことにしているし「神話的事象がある前提で行動をしない」ように心がけている。 TRPGとは言わば皆で作る物語であり映画である。その中で主人公サイドのキャラの一人が皆とは違うリアクションや言動をしていたら妙に浮くし興ざめするだろう。それを避けるためだ。皆と歩幅を合わせるべきなのである。自分が継続キャラであることをひけらかしても皆は面白くない。映画を見ている最中に全然違う外伝シリーズのネタばかりやられたら皆は話について行けないのと同じだ。 なんど白い部屋に拉致されようが新鮮な反応をした方がいいのだ。なんどニャル様に遊ばれても変に敵意を持たずに忘れていた方がいいのだ。それが正しいかどうかは別として、皆で楽しむにはきっとベストなやり方だ。 さてここで155回目のセッションについて。今回はPLとして難しい選択に迫られた。 私が持ち込んだのは継続キャラ。私のキャラだけが神話的事象を既に経験している。むしろ7回も生き延びているのだから熟練とも言っていい。しかし基本的には皆と同じ視座で動いた。だが、最後の方にPLとしては誘導に乗るべきだが、PCとしては誘導には乗りにくい状況が訪れた。 最初の通り一貫して「神話的事象を知らない一般人」としてロールし続けか。 それとも自分の掟を破って「神話的事象を生き延びた人間」として発言するか。 結局のところ自分で勝手に縛りプレイしているだけなので自分を納得させられるかが問題だったのだが、今回は掟を破った。神話的事象がある前提でのロールを終盤でせざるを得なかった。 おかげで皆で生還はできたが…………PLとしては少し悔しい想いがある。
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