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😭 こだわりと、プライド(閲覧注意) (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)最後の日記が1年前ってマ…? 一年も離れるなんて一体何があったんでしょうか。 ……といいつつ実は心当たりはあったり。 お仕事等でちょうど転機があり、沢山の事が覚えなおしになったり またしても半入院患者になったりと、 趣味と言えるものへ注ぐ時間が随分と短くなったこともあって…… お仕事も大変ですしと長らくTRPGという文化から遠ざかっておりました。 というのは言い訳で…… 昨今のプレイスタイルにも、クオリティにも自分はついて行けない。 そんな風に感じてしまったからというのが一番大きな理由でした。 他人が紡ぐ物語のやさしさや面白さを目の当たりにして、 それらと自らの過去と比べてしまうのはきっと私だけではないはずです。 自分が一つの物語を作るのに苦労している間に 彼等は何本ものシナリオを作り、調整し、時には動画にまでして。 インターネットという昨今の著作権等が厳しくなった荒野に投げ出され、比べられる中でも 手の込んだ背景や音楽、目が回る様なギミックに手書きとは思えないような素晴らしい立ち絵やイラストの数々、 そして何よりもそれらを完全に飲み込み、その演者達を世界の一部として抱きしめる物語。 素晴らしい演者やこだわりを感じさせるシナリオに出会う度に、心躍らせ…… 同時に羨望と嫉妬を覚えずにはいられませんでした。 それでもと自分の中に長所を見つける事が出来たなら、もっと違った結論もあったかもしれません。 けれど、私はそれが出来ないプレイヤーであり、創作者でした。 それらを取り込んで、自らの人生を紡ぐ。 それが出来なくなってしまったと思った時、私はそれをとても怖れました。 それを補う技量も努力も自分の中にない。それから目を逸らし 評論家めいた意見を自分の中から掘り出す事で、それらを価値が無いものにしてしまいたい。 そんな風に自分ごと他人を蔑まずにはいられない、そんな醜い願いが確かに私の中にあって、 それが誰かによって白日の下に晒されることが、私は本当に怖かった。 だから、私はここまでだ。 現実を受け入れて、まだ綺麗で居られるうちに この世界からいなくなってしまおう。 そう、思った瞬間が確かにありました。 そう思っていたはずなのに 気が付けば私はリプレイやLiveでのセッションを視聴者として眺めていました。 勝手に期待し、勝手に恐れ、勝手に怒り、 そして勝手に感動し、勝手に涙を浮かべ嗚咽し ……そして同時に物語を紡ごうとしている自分に気が付いてしまうのです。 何度も、何度も思い知ったはずの事をまた、思い返すのです。 どれだけ諦めたつもりになろうと、怖かろうと、 私は演者でもあり、世界の歯車でもあり、 いずれであれ、平凡で、退屈で、何の色も無い物語であったとしても 宝石のような物語達の詰まったおもちゃ箱の片隅に加え続けるのです。 これは未来の私への呪いです。 そして同じように何かを作り、苦しんでいる誰かに向けた応援と慟哭でもあります。 辞める、辞めないだなんて選べるような場所に、貴方は立っていない。 いつか、本当に何も書かなくなる時が来るでしょう。 何度も筆を折り、力尽き、心が砕けて そんな風に一文字も書く事が出来なくなって 何か物語を妄想する事も、想う事すらも無くなる日が来るでしょう。 そんな日もあったねと、全てを過去にする日がいつか来るでしょう。 それでも、 そうだとしても、 貴方はきっと、願うことをやめられない。
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