星屑さんの日記
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日記一覧
星屑 | |
2024/11/18 18:15[web全体で公開] |
星屑 | |
2024/11/10 01:43[web全体で公開] |
😰 悲劇は物語の起点であり、結末でもあるという事【ちょっと反省込】 秋も深まり、日に日に冷え込むようになりましたね。皆さま、いかがお過ごしでしょうか? この季節の空気は、心の中まで静かに染み渡るよう。私はこの季節が一番好きです。度々風邪をひきますけれども! さて今日は、ずっと書いては消しを繰り返していた 灰色城奇譚のセッション「黒樹の城」についての感想になります。 このシナリオは、灰色城奇譚というシステムの基本ルールブックに掲載されているものです。 普段はあまりサンプルシナリオには触れない私ですが、 今回、この卓に参加できたことは何かしらの縁だったのかもしれません。 セッションは非常に印象的で、物語の進行に心が震える瞬間もたくさんありました。 やはりナラティブなシステムはシステム周りが割とシンプルになりがちですし、 RPや物語の流れも割とシンプルなので絵本のように読み進める事が出来て嬉しいですね。 けれど、その反面、大きな失敗もしてしまったんです……。 (これは、GMさんや他の参加者さんにはまったく関係のない、私自身の不注意からくるものですが) 何をやらかしたのかというと、私、この卓が 「未経験者やルールブック未所持でもOK」というものであることを、すっかり失念していたのです。 ……いや、それだけではないです。ないですけれども!全部挙げると!!文章が迷走しますから!!! 今回は置いておいて……。閑話休題……。 まず前提として、灰色城奇譚というシステムには、「メリーバッドエンド」のような、 物悲しい結末が多く描かれるイメージがあって…… (公式にもそのようなニュアンスが示されています) 今回私もその前提で物語を構築していました。 前準備をし、大まかな流れを予想して、この形なら綺麗な悲劇になるなぁとほくそ笑んで…… そしてある程度結末が具体的に見えてきた時、自分が致命的な間違いをしていたことに気が付きました。 はい、「TRPGにおいて大切なのは、参加者全員が望む結果や目的が達成されること。そのためにルールがある」 という根本的な考え方を、私はつい忘れてしまっていたのです。 勿論システムとしては上記の通りバッドエンド成分多めの物です。 けれどこれはルルブ未所持、初心者可能卓。つまり、システムを前提に話を進めるべきと過信するのではなく 多くのTRPGがそうであるように、むしろスタンダードな目標点であるハッピーエンドを目指す。 ……という選択肢をも考慮するべきだったのです。 それに気づいた時には、物語はもう後戻りが難しい段階まで進んでしまっていました。 自分の行き過ぎた準備と偏った考えで、独りよがりになってしまったことが悔やまれます。 幸いなことに、GMさんはじめ他の参加者の方々が素晴らしい協力をしてくださり、 最終的にはとても美しい形で物語を締めくくることができまし。 これは、間違いなく私たちが一緒に作り上げた物語であり、 セッションとしても成功だったのではないかと思いますし 他の方にとってもそうであったなら嬉しいです。 それでも、なんにせよ私が独りよがりであったことは否めません。 それを思うと頭の中で「こうすればよかった」という理想論はいくつか思い浮かぶのですが、 もしまた似たような状況に直面した時、果たして同じ失敗を 繰り返さない自信があるかと言われると……まだ少し、不安が残ります。 勿論これに対するベターな回答はあるものの、明確かつ完璧な答えなどというものは存在しません。 私達は0か100かでは全てを語れませんから、その具体的なラインはその都度都度 手探りで探り続けるしかない。それは判っているのです。 そしてそれ故に、常に判断が正しかったのか、という不安がつき纏います。 私はナラティブなシステムが好きです。 幸福な優しい物語も、美しい悲劇も、大好きです。 幸福に咽ぶ姿も、絶望に慟哭する姿も大好きですし、 それに直面した時に誰かが魅せる強い輝きを見る事が大好きです。 そして私自身もそのように振舞い、誰かの心を少しでも動かせたならと願っている事を 私は決して否定できません。 だからこそ、そんな物語に惹かれるがこそ ……その裏にある繊細さや難しさにも、 私はもっと真摯に向き合う必要があるのでしょう。 場を設けてくださった茶の助様 同卓頂きましたお二方 本当にありがとうございました。 やらかしたわたくしを温かく見守ってくださった皆様には感謝の念に堪えません。 仮に叶うのであれば、また皆様と卓を囲める時間がくることを心から願っております。
星屑 | |
2024/09/24 01:42[web全体で公開] |
😶 強いモノ達の旅路 大いなる力には、大いなる責任が伴う。 スパイ〇ーマンで有名な台詞ですが、ダモクレスの剣の引喩だそうです。 個人的にはルカによる福音書の一節だと思っていたのですけれど、調べてみるものですね。 基本的にPCはシナリオ的に弱者、もしくは探究者である事が多いTRPGですが 何事にも例外はあるもので……ケダモノオペラなんかもその一つですね。 何も隠せておりませんが私人外モノが大好きの民。 吸血鬼ものから端を発したこの嗜好が存分に満たせると耳にして 何なら発売日にルルブを購入した一冊ではあるのですが…… はい、例によってサプリメントまで買っても一度もプレイしたことが無かったわけです! いや、だって、仕方がないじゃないですか。V:tMとかケダオペとかネクロニカみたいな人外がPCになるものって そうでなくても人を選ぶTRPGにおいても更に人を選ぶと申しますか 拡張性が高すぎて同好の志が集まって語り合ったとしても全く違う嗜好だったりするんですよ。 ヒトと人外という組み合わせだけでも大変多くの派閥がありますし そもそも人外と申しましても真の意味で人から外れた存在には成りえない訳で…… その度合いに関しても個々人で譲れないものがあったりするわけです。 私自身も人ならざる存在でありながらそこに輝きを見出してしまう子をどうしても愛してしまう傾向がございますし! 逆に弱き存在を一蹴するような超越者として振舞いたい方も少なからず…… 人と人ですらそういう例が散見されますのにシステムで強者であることを保証されてしまえば そう言ったベクトルの差がより大きく、噛み合わない事も大いに考えられるわけです。 そんな言い訳を連ねつつ、けれど、やっぱり遊びたいなぁ……と思っていたシステムですが、 先日(と言ってももう先月といった方が正しいのですけれど!)ご厚意に与りやっと遊ぶことが出来ました。 ぎんじょー様作「童話紡ぎ」。童話好きの私には大変そそられる題名ということもあり 例によって事前の悪だくみの時間でキャッキャウフフしながら当日を迎え 凡そ8時間ほどのテキセを完走したわけですが…… 諸君、かっこいいお姉さんペアは良いぞ……。 語り手を務めてくださったぎんじょー様、 ご一緒頂きましたちくわぶ様、大変楽しい時間をありがとうございました。 強者だからこそ無知や天然で居られるようで、その実大事な所はしっかりとしている母性強めの狼さんと 全てを嘲笑するように振舞いながらもどうしようのない脆さを抱え、それでも強者でありえてしまう海洋ホラーさん。 そんな二人が旅をすることになればエモくならないはずもなく…… 人外だけでなくバディものも好物な私にとっては大変美味しいお時間が出来上がったわけです。 シナリオ自体はあっさりめ(本人談)とのことでしたが、基本的なことはしっかり押さえてありましたし PCで物語を紡ぐタイプのTRPGである事からそれが却って良い方向に働いていたように思います。 相方さんもベテランPL様という事もあり、時々ボケたり突っ込んだりしながら何処か静かな時間もあったりと…… 私が初心者の上にRPが長くなりがちで本当にタイミングが読みにくかったと思いますが、 華麗なパスや語り手様の見事な采配もあって素敵な時間になりました。 色々回収する間に二人で駒をさす時間が設けられたりして……おしゃのまる……! そして同時に強者のRPはやはり難しいなぁと反省点も多めでした。 一見強者を演じるように見えてその実、願いを叶えに行くことに真摯であることが必要であるシステムかもしれません。 語らず、漂わせるよう振舞うというのは基本ビビりさんの私には中々ハードルが高いぜ……! シンプルである事の魅力というものを出す事が大変に苦手だったりするかもしれません。 RP下手の民。ええ、私です。 けれど、それを含めて楽しめる良いシステムだなぁと思います。私は結構好きかもしれない……。 また機会があれば踊りに行ってみたいな。などとぼんやりと夢想しながら そろそろ何らかのシステムでKPする用のシナリオも考えないとなぁ……などと考えて我に返る25時。 シナリオの準備もですが、卓用の背景とかも色々準備しないとね私?それだけ考えれば良い訳ではないですからね? ……ああ、欲は言わないので、健康な体と時間、そしてひゃくおくまんえん非課税でぽんっと手に入らないかなぁ。
星屑 | |
2024/09/11 17:07[web全体で公開] |
😶 あらゆる可能性を考慮し、最後に残ったものが…… 有名すぎる一節! シャーロキアンというには知らない事だらけのわたくしですが、 この手のお話をすると何故か割と強火のファンと形容されることが多いのです。不思議。 確かにベネディクトカ〇バーバッジさんのシャーロックは時々見返しておりますが…… やっぱり個人的にはグラナダ版がだいすきです。ジェレミーブレッド様は神様ですの。 そんな私にとって、実はとてもハードルが高かったシステムがありまして…… フタリソウサっていうシステムさんです。 サプリメントをお値段ノールックでいくつも買い込みつつ一度も遊べていなかった物で…… 私の中の探偵サンプルが余りにも世界最高峰過ぎて、そんじゃそこらのひよっこさんムーブでは 到底探偵なんて言えねぇぜHAHAHAHAHAと脳内のジョージ君(仮)が笑っている訳です。 そこはアメリカンじゃなくてもっとイギリス感を出すべきでしょう!舐めてるんですか!やり直し! そんな脳内ボケつっこみが自然に出てくるほど最早ハードルが高くなりすぎてポッキーか何かに見える高さ。 と勝手にセルフハードル天空浮遊体験をしていたわけですが……。 優しい方にお声かけ頂いてついに……ついに参加する機会を頂けたのです!! 此処までさんざん引っ張っておきながら、私にそれ出来る…?大丈夫そ?と不安に震えつつも フタリソウサ自体は事件の謎解きは勿論のこと、 バディものとして舞台を共にする方との交流を楽しむものでもあります。 という訳でPCをお迎えする際に相方となる方と色々と悪だくみやら相談やらを重ねた結果…… やっぱり私、この事前の相談の時間もすごく好きだなぁと思います。 おじさんと青年という私的には大変美味し……ごっほごっほ心温まる組み合わせになりました。 私相棒とかも大好きですしね。やっぱり探偵ものですから。ええ。 そんな鉄板も素敵ですが、少し変わったシナリオも私大好物でして。 今回踊らせていただいた「スケッチブック」という舞台もそんな一つで…… 星の王子様が好きな方は思わずおぉぅ……となることでしょう。 GM様の好きなシナリオを体験させてください!!と我儘を言って準備していただいたのですが…本当に良かったですぅ……。うっとり。 ちなみに私、大抵の本を収める本棚の他に直ぐに手が届く場所用の本棚を持っているのですが、 そちらに収めている一冊が星の王子様になります。モモとか。 そんな私にこのシナリオを持ってくるなんてもしかしてエスパー……?超能力者は存在したんだ……。 初心者の私にもとっつきやすく、世界観に浸るにはとっても素敵なシナリオです。 どうぞ興味が沸いた方は参加してみてくださいまし! そして助手君!?判定全部クリティカルってどういうことですか!? 表向きの探偵は助手さんだったのですけれどさもありなん。 これは名探偵と言いますか、ご近所さんに頼られる探偵さんという事に納得。 え、私の子?何故か神がかったタイミングで甘いもの貪り食っていましたよ? 時々ダイスの女神さまが哄笑している様を幻視する瞬間があるのはTRPGプレイヤーなら誰しもそうだと思いますけれど 今回は割と空気を読みつつ哄笑してくださったので嬉しい限りです。 初めてのフタリソウサ、実に濃厚で楽しいお時間でした。 すこし色々落ち着いたら、今度は助手もやってみたいなぁと思う今日この頃。 ところで君、フタリソウサ体験したの先月の今位ですよね? うん……皆様も体調には本当に気を付けてください。
星屑 | |
2024/08/03 03:52[web全体で公開] |
😍 【ゆうやけこやけ】いいねぇ、君達! いいねぇ!って言いたいのは私の方だよ!!! はい、今回の卓感想はゆうやけこやけより「Nice TERROR!~一名町のお化け屋敷~」by にわとり 様 一名町の外れにある大きな屋敷の近くを通りかかったPC達は急に変なおじさんにそんなふうに声をかけられて…… そんな導入から始まる笑いありほのぼのありのゆうこやらしさが大変たっぷり詰まったシナリオでした。 私が最近ゆうこや楽しいよぉ……となっておりますのは大体この語り手様と これまでのお話にご一緒頂いた方々のお陰です。 前回参加させていただきました「踊るテールライト」もこの方の素敵シナリオでしたがこの「Nice TERROR!」も ある意味とっても化生らしさを季節感と共に体験できるまさに今の時期にピッタリなストーリーと RPのしやすさや導入の自然さがたいへんに素敵でした。なに?未経験だって?直ぐに応募するんだ。 そして最近私大変PL様にも恵まれております。 今回ご一緒頂きましたお二方のPCが可愛いこと可愛いこと。 掴みはおっけー!方言と面白設定から繰り出される正統派なKAWAII鳥さんに笑ったり悶えたかと思えば すこし影がありつつそれを感じさせない愛嬌と凄まじい舞台回しを見せつけるお狐様に関心するやら可愛いやら。 片やギャグテイストの酒飲みたぬきさんでその布陣に突入した私はつっこみをたくさんもらってご満悦と 実に幸せなセッションでお約束や良い意味での裏切りにお腹を抱えながら最後まで駆け抜けて参りました。 そして私、このシナリオで重要なことを学習しました。 皆様、お化けに出会った時にどうするか、ご存じですか? そう、そこには大切な作法があるのです。 何?知らない?それはいけませんね。直ぐに応募するのです。 そしてそれを知った暁には私の子と一緒に様式美という言葉を存分に味わう事といたしましょう。 大丈夫。ここは素敵で優しい世界です。 7月は今までに比べ沢山の卓に参加できた月でしたが 飽き性で渡り鳥気質の私がその熱が冷めずにいられているのは こうやって素敵な物語に出会えているからなのだと噛み締めている夏の夜。 こんな日々が沢山積み重なって行けば良いなぁ……。 改めましてご一緒頂けました黒目 様、ジラフ 様 語り手を務め、素敵な物語へといざなってくださったにわとり 様 そして見学席で暖かい応援と称賛をしてくださったぐれいしゃ 様 素敵な場を一緒に過ごしてくださって本当にありがとうございました。 また別の舞台でご一緒できる日を楽しみにしております。
星屑 | |
2024/08/01 02:06[web全体で公開] |
😶 【CoC】失われたモノは…… はい、今回も卓感想の日記になります。 本当は当日に書きたいのですけれど、感情や物語の消化にどうにも時間がかかってしまうタイプなので 中々言葉にならないのがどうにもままならない所です。 先日参加させていただいたシナリオは「惨劇を××者」by小熊猫 様 連日見る夢、不可解な招きと細い糸のような違和感 誘われた少年少女は各々の想いを抱えながらとある洋館へと辿り着く……。 一見王道クラシックに見える説明ですがどっこい、このシナリオは秘匿情報があるんだ……。 追う?興す?防ぐ?等々色々考えながら当日を迎え、数日に分けて走り抜けましたが…… CoCらしさに満ちたシナリオでしたね!私普通に死にかけましたし! CoCと秘匿Hoは正直相性が良くないと個人的には思っているのですが (大体が私が過去に遭遇した事故の所為ですね!) 当シナリオはそれによってより面白くなっていると言ってよいお話でした。 CoCの例に漏れずという訳で色々と悩み、手探りをするお話だったのですけれど いやー……我が身の未熟さと共に感覚が鈍っていると言わざるを得ない場面がちらほら…… やっぱり遊んでいないと感覚は鈍るものですね。杞憂をも楽しむのがこのシステムではありますが!! それに個人的な感覚ではありますが私学生PCに関しては中途半端な数値にしか よほどのことが無い限り振らないタイプなのでダイス系がまぁ通らないこと通らない事…… 本来するべきRPでのカバーもそれほどできず……!もう少し頑張れたかなぁと思う事が正直多かったです。 反省の一方で、そんな駄目駄目な私を他PL様やKP様が引っ張っていってくださったことに感謝を。 Hoやネタバレ回避のためにあまりにも書けない事が多い点が残念でなりませんが!!! 情報開示の旅に変わっていく立ち位置や言葉遣い、そしてその選択……大変美味しゅうございました。 HoとPLのお趣味の関係上似非関西弁で飄々としたふりをしながら意外とコケるうちの子と 時にノリを合わせ、時に突き放しながら最後まで駆け抜けていただいたからこそ 私と私の子だけでは何も為せなかった世界で素敵な結末へと辿り着く事が出来ました。 若干空回り気味で煩わしい子ではありましたがにも拘らずお付き合いいただけて本当に嬉しかった……! それとは別にKP様は同じシナリオを同時期に別PTでも回されていたようで…… 私だったらたぶん情報がごっちゃになってしまってどちらもバグりそうなので本当にすごいなぁと。 色々と参考にさせていただこうと思う場面が多い、そんなセッションでした。 改めましてKPの小熊猫 様、そしてご一緒頂きましたかこん 様、近所の猫 様 拙い私の手を引いて、あの場所へと連れ出してくださってありがとうございました。