星屑さんの日記
星屑さんが書いた日記の一覧を閲覧できます。
日記一覧
星屑 | |
2024/11/23 02:11[web全体で公開] |
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2024/11/10 01:43[web全体で公開] |
😰 悲劇は物語の起点であり、結末でもあるという事【ちょっと反省込】 秋も深まり、日に日に冷え込むようになりましたね。皆さま、いかがお過ごしでしょうか? この季節の空気は、心の中まで静かに染み渡るよう。私はこの季節が一番好きです。度々風邪をひきますけれども! さて今日は、ずっと書いては消しを繰り返していた 灰色城奇譚のセッション「黒樹の城」についての感想になります。 このシナリオは、灰色城奇譚というシステムの基本ルールブックに掲載されているものです。 普段はあまりサンプルシナリオには触れない私ですが、 今回、この卓に参加できたことは何かしらの縁だったのかもしれません。 セッションは非常に印象的で、物語の進行に心が震える瞬間もたくさんありました。 やはりナラティブなシステムはシステム周りが割とシンプルになりがちですし、 RPや物語の流れも割とシンプルなので絵本のように読み進める事が出来て嬉しいですね。 けれど、その反面、大きな失敗もしてしまったんです……。 (これは、GMさんや他の参加者さんにはまったく関係のない、私自身の不注意からくるものですが) 何をやらかしたのかというと、私、この卓が 「未経験者やルールブック未所持でもOK」というものであることを、すっかり失念していたのです。 ……いや、それだけではないです。ないですけれども!全部挙げると!!文章が迷走しますから!!! 今回は置いておいて……。閑話休題……。 まず前提として、灰色城奇譚というシステムには、「メリーバッドエンド」のような、 物悲しい結末が多く描かれるイメージがあって…… (公式にもそのようなニュアンスが示されています) 今回私もその前提で物語を構築していました。 前準備をし、大まかな流れを予想して、この形なら綺麗な悲劇になるなぁとほくそ笑んで…… そしてある程度結末が具体的に見えてきた時、自分が致命的な間違いをしていたことに気が付きました。 はい、「TRPGにおいて大切なのは、参加者全員が望む結果や目的が達成されること。そのためにルールがある」 という根本的な考え方を、私はつい忘れてしまっていたのです。 勿論システムとしては上記の通りバッドエンド成分多めの物です。 けれどこれはルルブ未所持、初心者可能卓。つまり、システムを前提に話を進めるべきと過信するのではなく 多くのTRPGがそうであるように、むしろスタンダードな目標点であるハッピーエンドを目指す。 ……という選択肢をも考慮するべきだったのです。 それに気づいた時には、物語はもう後戻りが難しい段階まで進んでしまっていました。 自分の行き過ぎた準備と偏った考えで、独りよがりになってしまったことが悔やまれます。 幸いなことに、GMさんはじめ他の参加者の方々が素晴らしい協力をしてくださり、 最終的にはとても美しい形で物語を締めくくることができまし。 これは、間違いなく私たちが一緒に作り上げた物語であり、 セッションとしても成功だったのではないかと思いますし 他の方にとってもそうであったなら嬉しいです。 それでも、なんにせよ私が独りよがりであったことは否めません。 それを思うと頭の中で「こうすればよかった」という理想論はいくつか思い浮かぶのですが、 もしまた似たような状況に直面した時、果たして同じ失敗を 繰り返さない自信があるかと言われると……まだ少し、不安が残ります。 勿論これに対するベターな回答はあるものの、明確かつ完璧な答えなどというものは存在しません。 私達は0か100かでは全てを語れませんから、その具体的なラインはその都度都度 手探りで探り続けるしかない。それは判っているのです。 そしてそれ故に、常に判断が正しかったのか、という不安がつき纏います。 私はナラティブなシステムが好きです。 幸福な優しい物語も、美しい悲劇も、大好きです。 幸福に咽ぶ姿も、絶望に慟哭する姿も大好きですし、 それに直面した時に誰かが魅せる強い輝きを見る事が大好きです。 そして私自身もそのように振舞い、誰かの心を少しでも動かせたならと願っている事を 私は決して否定できません。 だからこそ、そんな物語に惹かれるがこそ ……その裏にある繊細さや難しさにも、 私はもっと真摯に向き合う必要があるのでしょう。 場を設けてくださった茶の助様 同卓頂きましたお二方 本当にありがとうございました。 やらかしたわたくしを温かく見守ってくださった皆様には感謝の念に堪えません。 仮に叶うのであれば、また皆様と卓を囲める時間がくることを心から願っております。
星屑 | |
2024/09/24 01:42[web全体で公開] |
😶 強いモノ達の旅路 大いなる力には、大いなる責任が伴う。 スパイ〇ーマンで有名な台詞ですが、ダモクレスの剣の引喩だそうです。 個人的にはルカによる福音書の一節だと思っていたのですけれど、調べてみるものですね。 基本的にPCはシナリオ的に弱者、もしくは探究者である事が多いTRPGですが 何事にも例外はあるもので……ケダモノオペラなんかもその一つですね。 何も隠せておりませんが私人外モノが大好きの民。 吸血鬼ものから端を発したこの嗜好が存分に満たせると耳にして 何なら発売日にルルブを購入した一冊ではあるのですが…… はい、例によってサプリメントまで買っても一度もプレイしたことが無かったわけです! いや、だって、仕方がないじゃないですか。V:tMとかケダオペとかネクロニカみたいな人外がPCになるものって そうでなくても人を選ぶTRPGにおいても更に人を選ぶと申しますか 拡張性が高すぎて同好の志が集まって語り合ったとしても全く違う嗜好だったりするんですよ。 ヒトと人外という組み合わせだけでも大変多くの派閥がありますし そもそも人外と申しましても真の意味で人から外れた存在には成りえない訳で…… その度合いに関しても個々人で譲れないものがあったりするわけです。 私自身も人ならざる存在でありながらそこに輝きを見出してしまう子をどうしても愛してしまう傾向がございますし! 逆に弱き存在を一蹴するような超越者として振舞いたい方も少なからず…… 人と人ですらそういう例が散見されますのにシステムで強者であることを保証されてしまえば そう言ったベクトルの差がより大きく、噛み合わない事も大いに考えられるわけです。 そんな言い訳を連ねつつ、けれど、やっぱり遊びたいなぁ……と思っていたシステムですが、 先日(と言ってももう先月といった方が正しいのですけれど!)ご厚意に与りやっと遊ぶことが出来ました。 ぎんじょー様作「童話紡ぎ」。童話好きの私には大変そそられる題名ということもあり 例によって事前の悪だくみの時間でキャッキャウフフしながら当日を迎え 凡そ8時間ほどのテキセを完走したわけですが…… 諸君、かっこいいお姉さんペアは良いぞ……。 語り手を務めてくださったぎんじょー様、 ご一緒頂きましたちくわぶ様、大変楽しい時間をありがとうございました。 強者だからこそ無知や天然で居られるようで、その実大事な所はしっかりとしている母性強めの狼さんと 全てを嘲笑するように振舞いながらもどうしようのない脆さを抱え、それでも強者でありえてしまう海洋ホラーさん。 そんな二人が旅をすることになればエモくならないはずもなく…… 人外だけでなくバディものも好物な私にとっては大変美味しいお時間が出来上がったわけです。 シナリオ自体はあっさりめ(本人談)とのことでしたが、基本的なことはしっかり押さえてありましたし PCで物語を紡ぐタイプのTRPGである事からそれが却って良い方向に働いていたように思います。 相方さんもベテランPL様という事もあり、時々ボケたり突っ込んだりしながら何処か静かな時間もあったりと…… 私が初心者の上にRPが長くなりがちで本当にタイミングが読みにくかったと思いますが、 華麗なパスや語り手様の見事な采配もあって素敵な時間になりました。 色々回収する間に二人で駒をさす時間が設けられたりして……おしゃのまる……! そして同時に強者のRPはやはり難しいなぁと反省点も多めでした。 一見強者を演じるように見えてその実、願いを叶えに行くことに真摯であることが必要であるシステムかもしれません。 語らず、漂わせるよう振舞うというのは基本ビビりさんの私には中々ハードルが高いぜ……! シンプルである事の魅力というものを出す事が大変に苦手だったりするかもしれません。 RP下手の民。ええ、私です。 けれど、それを含めて楽しめる良いシステムだなぁと思います。私は結構好きかもしれない……。 また機会があれば踊りに行ってみたいな。などとぼんやりと夢想しながら そろそろ何らかのシステムでKPする用のシナリオも考えないとなぁ……などと考えて我に返る25時。 シナリオの準備もですが、卓用の背景とかも色々準備しないとね私?それだけ考えれば良い訳ではないですからね? ……ああ、欲は言わないので、健康な体と時間、そしてひゃくおくまんえん非課税でぽんっと手に入らないかなぁ。
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2024/09/11 17:07[web全体で公開] |
😶 あらゆる可能性を考慮し、最後に残ったものが…… 有名すぎる一節! シャーロキアンというには知らない事だらけのわたくしですが、 この手のお話をすると何故か割と強火のファンと形容されることが多いのです。不思議。 確かにベネディクトカ〇バーバッジさんのシャーロックは時々見返しておりますが…… やっぱり個人的にはグラナダ版がだいすきです。ジェレミーブレッド様は神様ですの。 そんな私にとって、実はとてもハードルが高かったシステムがありまして…… フタリソウサっていうシステムさんです。 サプリメントをお値段ノールックでいくつも買い込みつつ一度も遊べていなかった物で…… 私の中の探偵サンプルが余りにも世界最高峰過ぎて、そんじゃそこらのひよっこさんムーブでは 到底探偵なんて言えねぇぜHAHAHAHAHAと脳内のジョージ君(仮)が笑っている訳です。 そこはアメリカンじゃなくてもっとイギリス感を出すべきでしょう!舐めてるんですか!やり直し! そんな脳内ボケつっこみが自然に出てくるほど最早ハードルが高くなりすぎてポッキーか何かに見える高さ。 と勝手にセルフハードル天空浮遊体験をしていたわけですが……。 優しい方にお声かけ頂いてついに……ついに参加する機会を頂けたのです!! 此処までさんざん引っ張っておきながら、私にそれ出来る…?大丈夫そ?と不安に震えつつも フタリソウサ自体は事件の謎解きは勿論のこと、 バディものとして舞台を共にする方との交流を楽しむものでもあります。 という訳でPCをお迎えする際に相方となる方と色々と悪だくみやら相談やらを重ねた結果…… やっぱり私、この事前の相談の時間もすごく好きだなぁと思います。 おじさんと青年という私的には大変美味し……ごっほごっほ心温まる組み合わせになりました。 私相棒とかも大好きですしね。やっぱり探偵ものですから。ええ。 そんな鉄板も素敵ですが、少し変わったシナリオも私大好物でして。 今回踊らせていただいた「スケッチブック」という舞台もそんな一つで…… 星の王子様が好きな方は思わずおぉぅ……となることでしょう。 GM様の好きなシナリオを体験させてください!!と我儘を言って準備していただいたのですが…本当に良かったですぅ……。うっとり。 ちなみに私、大抵の本を収める本棚の他に直ぐに手が届く場所用の本棚を持っているのですが、 そちらに収めている一冊が星の王子様になります。モモとか。 そんな私にこのシナリオを持ってくるなんてもしかしてエスパー……?超能力者は存在したんだ……。 初心者の私にもとっつきやすく、世界観に浸るにはとっても素敵なシナリオです。 どうぞ興味が沸いた方は参加してみてくださいまし! そして助手君!?判定全部クリティカルってどういうことですか!? 表向きの探偵は助手さんだったのですけれどさもありなん。 これは名探偵と言いますか、ご近所さんに頼られる探偵さんという事に納得。 え、私の子?何故か神がかったタイミングで甘いもの貪り食っていましたよ? 時々ダイスの女神さまが哄笑している様を幻視する瞬間があるのはTRPGプレイヤーなら誰しもそうだと思いますけれど 今回は割と空気を読みつつ哄笑してくださったので嬉しい限りです。 初めてのフタリソウサ、実に濃厚で楽しいお時間でした。 すこし色々落ち着いたら、今度は助手もやってみたいなぁと思う今日この頃。 ところで君、フタリソウサ体験したの先月の今位ですよね? うん……皆様も体調には本当に気を付けてください。
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2024/08/03 03:52[web全体で公開] |
😍 【ゆうやけこやけ】いいねぇ、君達! いいねぇ!って言いたいのは私の方だよ!!! はい、今回の卓感想はゆうやけこやけより「Nice TERROR!~一名町のお化け屋敷~」by にわとり 様 一名町の外れにある大きな屋敷の近くを通りかかったPC達は急に変なおじさんにそんなふうに声をかけられて…… そんな導入から始まる笑いありほのぼのありのゆうこやらしさが大変たっぷり詰まったシナリオでした。 私が最近ゆうこや楽しいよぉ……となっておりますのは大体この語り手様と これまでのお話にご一緒頂いた方々のお陰です。 前回参加させていただきました「踊るテールライト」もこの方の素敵シナリオでしたがこの「Nice TERROR!」も ある意味とっても化生らしさを季節感と共に体験できるまさに今の時期にピッタリなストーリーと RPのしやすさや導入の自然さがたいへんに素敵でした。なに?未経験だって?直ぐに応募するんだ。 そして最近私大変PL様にも恵まれております。 今回ご一緒頂きましたお二方のPCが可愛いこと可愛いこと。 掴みはおっけー!方言と面白設定から繰り出される正統派なKAWAII鳥さんに笑ったり悶えたかと思えば すこし影がありつつそれを感じさせない愛嬌と凄まじい舞台回しを見せつけるお狐様に関心するやら可愛いやら。 片やギャグテイストの酒飲みたぬきさんでその布陣に突入した私はつっこみをたくさんもらってご満悦と 実に幸せなセッションでお約束や良い意味での裏切りにお腹を抱えながら最後まで駆け抜けて参りました。 そして私、このシナリオで重要なことを学習しました。 皆様、お化けに出会った時にどうするか、ご存じですか? そう、そこには大切な作法があるのです。 何?知らない?それはいけませんね。直ぐに応募するのです。 そしてそれを知った暁には私の子と一緒に様式美という言葉を存分に味わう事といたしましょう。 大丈夫。ここは素敵で優しい世界です。 7月は今までに比べ沢山の卓に参加できた月でしたが 飽き性で渡り鳥気質の私がその熱が冷めずにいられているのは こうやって素敵な物語に出会えているからなのだと噛み締めている夏の夜。 こんな日々が沢山積み重なって行けば良いなぁ……。 改めましてご一緒頂けました黒目 様、ジラフ 様 語り手を務め、素敵な物語へといざなってくださったにわとり 様 そして見学席で暖かい応援と称賛をしてくださったぐれいしゃ 様 素敵な場を一緒に過ごしてくださって本当にありがとうございました。 また別の舞台でご一緒できる日を楽しみにしております。
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2024/08/01 02:06[web全体で公開] |
😶 【CoC】失われたモノは…… はい、今回も卓感想の日記になります。 本当は当日に書きたいのですけれど、感情や物語の消化にどうにも時間がかかってしまうタイプなので 中々言葉にならないのがどうにもままならない所です。 先日参加させていただいたシナリオは「惨劇を××者」by小熊猫 様 連日見る夢、不可解な招きと細い糸のような違和感 誘われた少年少女は各々の想いを抱えながらとある洋館へと辿り着く……。 一見王道クラシックに見える説明ですがどっこい、このシナリオは秘匿情報があるんだ……。 追う?興す?防ぐ?等々色々考えながら当日を迎え、数日に分けて走り抜けましたが…… CoCらしさに満ちたシナリオでしたね!私普通に死にかけましたし! CoCと秘匿Hoは正直相性が良くないと個人的には思っているのですが (大体が私が過去に遭遇した事故の所為ですね!) 当シナリオはそれによってより面白くなっていると言ってよいお話でした。 CoCの例に漏れずという訳で色々と悩み、手探りをするお話だったのですけれど いやー……我が身の未熟さと共に感覚が鈍っていると言わざるを得ない場面がちらほら…… やっぱり遊んでいないと感覚は鈍るものですね。杞憂をも楽しむのがこのシステムではありますが!! それに個人的な感覚ではありますが私学生PCに関しては中途半端な数値にしか よほどのことが無い限り振らないタイプなのでダイス系がまぁ通らないこと通らない事…… 本来するべきRPでのカバーもそれほどできず……!もう少し頑張れたかなぁと思う事が正直多かったです。 反省の一方で、そんな駄目駄目な私を他PL様やKP様が引っ張っていってくださったことに感謝を。 Hoやネタバレ回避のためにあまりにも書けない事が多い点が残念でなりませんが!!! 情報開示の旅に変わっていく立ち位置や言葉遣い、そしてその選択……大変美味しゅうございました。 HoとPLのお趣味の関係上似非関西弁で飄々としたふりをしながら意外とコケるうちの子と 時にノリを合わせ、時に突き放しながら最後まで駆け抜けていただいたからこそ 私と私の子だけでは何も為せなかった世界で素敵な結末へと辿り着く事が出来ました。 若干空回り気味で煩わしい子ではありましたがにも拘らずお付き合いいただけて本当に嬉しかった……! それとは別にKP様は同じシナリオを同時期に別PTでも回されていたようで…… 私だったらたぶん情報がごっちゃになってしまってどちらもバグりそうなので本当にすごいなぁと。 色々と参考にさせていただこうと思う場面が多い、そんなセッションでした。 改めましてKPの小熊猫 様、そしてご一緒頂きましたかこん 様、近所の猫 様 拙い私の手を引いて、あの場所へと連れ出してくださってありがとうございました。
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2024/07/28 19:07[web全体で公開] |
😆 【アンサング・デュエット】霧中の緋に惹かれて。 はい、タイトル通り、割とお久しぶりなアンサング・デュエット、走り抜けて参りました。 参加させていただきましたのは「SMOG」というシナリオ。 今回の舞台は霧と煙に満ちた世界に迷い込んだ二人が共に手を取り元の場所へと帰ろうと奮闘するお話でした。 個人的に霧と煙の町ロンドンが大好きで、そういった雰囲気もあるシナリオでしたので ガスライト等のロマンが好きな方には良いかもしれません。ネタバレ回避って難しいですね。 アンサング・デュエットがどのようなTRPGなのかという事は 先人の皆様が各所で度々魅力的な言葉で綴ってくださっているので詳しくはそちらを読んでいただくこととしまして…… 実は応募の時点で結構ドキドキしていたり。 アンデュ自体も1年程ぶり。そこそこブランクがある事は勿論ですが こういってはなんですが、RPは好きですが決してお上手ではない民の私……。 過去の失敗等々で色々と自信が無い事も相まってうまくできるかなぁと思っていたのですが…… GM様もバインダー様もなんと頼りがいのあること! まず今回バインダーを務めていただきました つぎの 様。 大変気遣いのお上手な方で、様々な場面で経験値と配慮を感じました。 悪だくみの際に提案として出てくるフックのお陰でキャラシと妄想が捗る事捗る事……。空気が美味しい……。 今回私がシフターを演じるにあたり、単純な手弱女にはしないようにしよう……!と思っておりましたが 多少私がふわふわになあれ(比喩)を晒してもしっかりとこちらを掴んでリードしていただきました。 これが……先輩……!と思わずトゥンク()せざるを得ませんよねこんなの……。 しかもそのPCが葛藤しながらも軸をしっかり持っている格好良い女なのはあまりにも良き……。 元ヘビスモ高身長強いお姉さんとかもう大好物に決まっているではないですかありがとうございます。 そしてその子の背景がシナリオとシステムにも噛み合って大変に美味しゅうございました……! そして今回のGMこと めぎどん 様。 もうね……パスを投げるのも受け取るのもお上手……。 遊んでいいよー!という場所はしっかりと時間を設けてくださいますし お互いにここらへんでひと段落かな?という描写やRPを投げると的確に場面が進んでいくのです。 こういう物語主体のシステムでは舞台の空気感を保ちつつ 参加者の機を逃さないというのはとても重要かつ非常に難しいと思っておりますが…… テンポ感とでも表現すればよいのかが分かりませんが、進行と待機のバランス感覚がとても良いのです。 GMをしていて私が一番失敗してきたところでもありますので本当に見習いたいところです。 お二人には排煙と霧のなか、確りとシフター、そして私も掴んで走り抜けていただきました。 結果ですか?私的には一番美味しい所に収まりましたとも!!! 相手を想うが故の葛藤や逡巡……。お互いの目的が交錯するって良いですよね……。 改めましてめぎどん 様、つぎの 様、楽しい時間をありがとうございました。 そして叶うならまた、お二人と舞台の上で踊る時間が訪れますように……!
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2024/07/19 01:58[web全体で公開] |
😰 積み?詰み?あるいは罪 まぁ新しい本が届きましたよね。(出オチ 中にはお勧めされたシステムのルルブさんも。 基本的に文字読みの私。文章であれば大抵すぐに読んでしまいます。 文章にも鮮度という物はありますからね。大事です。 しかし小説や参考書等々とは違って読めば終わりとならないのがこの世界。 なんならTRPGはルルブを読み終わってからが本番ですね。 そこに書かれているのはあくまで旅の手引きであり、足跡を残す物語は自ら紡いでいかなければなりません。 そう、俺たちの冒険はこれからだ!なのです。 ……お迎えしたは良いけれど殆ど触れたことない世界がおおいよぅ……うぁぁぁん……。 やりたいよー!ルルブだけ買って死蔵されているものが多いよぉ……。 ケダオペ、ステラナイツ、フタリソウサ 灰色城奇譚 etc etc…… (お察しの通り私は割とこういう世界観が好きです) しかも割とサプリも買うタイプなので余計に性質が悪い……! たまに募集を見つけてキャッキャしていても大体予定が合わない日や時間…… 予定を調整して参加希望しますからね!しちゃうんですからね!と意気込んでいたら 枠が埋まっていたり開催自体が無くなってしまったり。 そういったものは大抵募集自体が少ないので仕方がないのですがどうにも噛み合わない日々が続いております。 なんならやったことがあるシステムだってまだまだやりたいですしね!!! バディものとか人外モノ、もっと増えないかしら……もっと増えろ……増えてくださいまし( もういっそ自分で開催されては?という意見も一理ありますが、 慣れる機会が欲しいという欲張り心がつい顔を出します。 (るるぶさん収録のシナリオは参加したいがために基本読まないことが多いので尚更に) 一番問題なのは雰囲気に惹かれると予定もないのについ買ってしまったりする 私のこらえ性の無さかもしれません。 あ、すっかり忘れていました。所持しているルルブさん更新しないと。
星屑 | |
2024/07/10 01:28[web全体で公開] |
😊 本は食費に含まれますか? 本は心の栄養なので含まれます。 という訳でとある方の紹介日記に触発されて買ってきました。 「クトゥルフ神話TRPG プレイングガイド」 俗にいうサプリメントとは違い、新たな神格も魔導書も出ては来ません。 はっきり言って、目から鱗……というようなことが書いてあるわけではありません。 何度かKPやPLを経験していればふんわりと感覚で捉えているようなことが約300頁にもわたる長さで纏めてあるだけです。 システム的に外なる神の明確な選別基準とかそもそもこいつら何なのとか…… まーーーったくでてきません!!! が、非常にお買い得だったなぁと読み終わった時に自然と考えた事はお伝えしておかなければいけません。 TRPGというのはやはりコミュニケーションの遊戯であり、そこに銀の弾丸などという物は存在しない。 あるのはただ、少しずつ良い方向に進めようという無数の試みであり、その願いの跡だけがそこに在りました。 先人の血と汗と涙の結晶とはまさにこのことです。ある意味最も書物らしい書物だったと言えるでしょう。 最近の座右の銘は速読より熟読……なのでこれからまた何度か読み返してみようと考えております。 ……私が実に出来るか、は別問題として。
星屑 | |
2024/07/05 01:27[web全体で公開] |
😟 長……長いよぉ!!! 前回に続いて今回も少々KPに寄った呟き日記を徒然と綴らせていただきますね。 不肖私、本当に時々ですがシナリオを作りたい欲に支配されることがあります。大体はその時にはまっているシステムでのものになるのですけれど、私の日記を軽く目を通されたなら私が考えるシナリオがどういう物が多いか想像がつくと思います。 陰鬱?無駄に長そう……?そこの回答をされた貴方、クイズ王に挑戦されてみては如何でしょうか。 シナリオを作成する上でもKPとしても、なんならPLとしても私は短くまとめる事が苦手。取捨選択して簡略化していくべきなのでしょうけれど何かしら長くなってしまうのが常でして。 けれど忙しい現代人、時間も無限ではありません。娯楽の溢れる現代社会、コスパやタイパを求められる世の中で長々と時間をかけて負荷をかけていくような未完成の物語よりももっと彩度の高い地獄のような話も誰もが見とれる美少年が含みもなく好きと囁いてくれるような娯楽の方がより効率的で短い時間で満足を得られることも少なくないでしょう。などといつものように長々となりそうですが結局何が言いたいのかと申しますと…… 時間とやりたい内容が釣り合わぬ!!!!!! 私は諸事情によりテキセオンリーの民となっておりますが、テキセはオフセッションの2~3倍の時間がかかる、と言われております。過去に組んだお話では合計20時間などというお話も珍しくなく、オフセで回したとしても凡そ7時間かかる事になります。7時間……結構大変ですよ?午前中に集まって休憩をはさみながらでも軽く一日が終わってしまうレベルです。 一方でちゃんと遊ぶならしっかりとした重厚なお話を遊びたいですし、作りたい……。お使いセッションも悪くはありませんが、本を一冊読み終わったような充足感をゴールにしてしまうと必要な資料がまぁ嵩む事嵩む事。カロリーが重いよー!!勿論外部の通話アプリ(なんだかゲームコミュニティの不和を示唆したような名前の物が有名ですね!)等に誘導してコミュニティを作り、その中で予定の合う方々とだけ濃厚なセッションをすればいい。こういった公の場ではそういった良くも悪くも”偏った”内容を発信するべきではない。といった意見も散見されますしそういったお叱りを受ける事もあるのですけれど……私自身の悪癖ではありますが、どうにも人がたくさん集まると渡り鳥の様にフラッとそこから離れる癖がありましてそのまま次の小島を探しに行く事を繰り返しております。重シナリオとはよく言ったものです。 シナリオ等を回す際、軽くアレンジする事もあると思いますが、他のKP様、GM様はどうやって短く時間を纏めているのでしょうか……本当に不思議。もちろん要素を削ってシンプルで無駄ない形にするのでしょうけれど、どうしても最低限、と定めた内容がそれだけで重く長くなってしまう時、それはまだ筆を持つ時ではない、という事なのでしょうか。 先輩方のご意見広く募集しております。 アンサングデュエットやドラクルージュのように短いシナリオになるようシステム側から制約が入っている物を参考にしているのですが、なかなかどうして……どうしても短くならないというのが昨今、というより昔から今までの共通する悩みかもしれません。 え?他の問題もあるでしょうって?構成力だけじゃないだろって?語彙力とか発想力とか妄想力もだいもんだいだようるさいばーかばーか!
星屑 | |
2024/07/04 12:24[web全体で公開] |
😶 ネタ帳という遊園地、あるいは流刑地 皆様、ネタ帳は作られているでしょうか。思いついたシーンや言葉、属性なんかをとりあえずメモするあれのことです。 古来才能がそう考えられていたのと同様に良いネタとは風船の様なもので、思いついても手繰り寄せる紐が無ければいつの間にかどこかにふわふわと飛んで行ってしまって……だからこそ私達は思いついた時の熱量そのままにある程度形にしたり、はたまたそれをメモにしたりするわけです。そういったものを無しに最初から文章を構築するとそれはそれは効率が悪く、クオリティも悩ましいものになりがち。こういった活動をすればするほどメモ帳やネタ帳の大事さというのは身に染みているもので、それは最早創作活動だけに留まらない人生における足跡に等しいものと言える場合すらあるでしょう。人によってはそれを開くだけで大冒険が脳内で始まるかもしれません。 ……などと言いつつ私はそれが大変苦手です。何かを思いついた瞬間にぱっと盛り上がる事も多いのですがそのまま思考の海に入り込んでしまって気づけば次の予定に追われてしまったり、あとで考えようと脇に避けた結果、鮮やかさを失ったそれらはふわふわと記憶の網を通り抜けてどこかに飛んで行ってしまうわけです。ドウイウコトナノ。 捉えておこうと走り書きするとしても、後から見返してみると整合性があっていなかったりなんてことは日常茶飯事で……日記やコメントなんかでも誤字脱字、矛盾が多いのはそういったものの整理をした結果削除を忘れていたり追記が必要な部分が抜けていたり、という事が大体の原因だったりします。私の思考力の問題?ソレハオイトイテ。 また、その発想の基になった源泉との切り分けも重要です。私の場合よく曲や絵等が切欠となってネタを思いつく事が多いのですが、何も考えずにそれを綴ると今目の前にあるそれらに引き摺られてそれそのものの写しになってしまう事も少なからずあります。いうまでもなく没ネタになる流れですね。映しにしてしまう事で本来留めるべきだったネタは遠く彼方に飛び去って行ってしまっている訳ですから。 そんな風に様々な理由で私は今まで一度もメモ帳を使い切った事がありません。 残されたものを見ても首をかしげている事が殆どです。もしもし、過去の私、貴方はいったい私に何を伝えようとしていたのですか……? 増長で回りくどい文章を書くわりには、中身の薄さは生理食塩水もびっくりです。あれ意外としょっぱいですから例としては適切ではないかしら。もっと薄くてぴったりなものがないかしら。ああそういえば…… 継続は力なりという金言がありますがこればっかりは本当の事だなとため息をついて、その風に乗せられ飛ばされていくふわふわとしたネタ達。積み重なれば私の重さや厚さももう少しまともなものになっていたかもしれませんが、どうやら私は綿あめの様なネタ達を両手にふわふわと思考を漂わせながら生きていく生き物のようです。
星屑 | |
2024/06/30 23:28[web全体で公開] |
😭 優しい優しい世界でのお話【ゆうこや楽しい】 先日、たいへん久しぶりに卓に参加してきました。 ゆうこや、実に三年ぶり、オンでは初のセッションでした。 数日前から楽しみ過ぎてやたらと夜中に目が覚めたりお仕事の合間にこういうシーンがあったらいいななんて夢想したりとおちつかない日々を送っておりました。当日必要なお買い物リストなんかも無駄に作っちゃったりなんてして。数日前にはそれもちゃんと買っていざ、と心構えを新たにしたわけです。 が……いざその日を迎えてみると そんなの全部吹っ飛んだよね。 久しぶりのセッションはとても難しかった…… 幾つか他のTRPGも経由しているはずですのにCoC脳になったり、途中から感情やら思考やらがぐずぐずになっていて、頭が明確に回っていなかったりと色々とやらかした自覚がありました。(頭が回っていても大して違いはないかもしれませんが。) そんな状態だというのに優しく拾ってくださる語り手様や他PL様には大変助けられましたし、その方々が口を寄せるPC様の可愛らしい事!そんな方々のお陰で無事、素敵な物語の一端に加わる事が出来ました。 本当にこの方々でよかったなぁとしみじみしつつも色々反省しなければいけない所があったなぁと頭を抱えたりと百面相になりながらようやく文字に出来そうな程には落ち着いてきたのでこうして日記を認めております。 改めまして、参加する場を設けていただいた語り手のにわとり様、そして共に舞台で踊ってくださった ぐれいしゃ様、アーシュ様とそのいとし子たちには感謝の念が堪えません。久しぶりのセッションで、しかもほぼゆうこや初心者にも関わらず同じ場所を囲んで導いてくださってありがとうございました。 また舞台の上でお会いできる日が来る事を心から楽しみにしております。
星屑 | |
2024/06/28 15:36[web全体で公開] |
🤔 0 か 100 で世界は出来ていないけれど。 今回も例によって独り言の様な徒然とした呟きですので閲覧注意ですの。 まぁ私の日記は大体がそうなので今更かもしれませんが……。 さてさて、今回のお話はキャラクターを動かすという事について。 TRPGに限らずですがRPが必要なシステムに触れる時、必ず参加者はキャラクターを描写する場面があります。 それは紙やワード系情報として記録され演じるにあたって参考にされる雛型が出来上がるわけですが……それを考えるとき、初心だったころの私達がまず真っ先に詰め込むのは願望だったのではないでしょうか。そのシステムで各々の「理想ムーブ」を再現したいという願望。それはそのシステムに対する理解を深める原動力になり、作品への愛情を深めてくれます。それこそが演じる事の楽しさだという方も少なからずいらっしゃる事でしょう。 私はそれを否定はしません。 それは私の中にもある欲求であり、数多くの動画で魅せられる場面の何れにおいても重要な要素であり、決して人類が失ってはいけないものの一つだとも考えているからです。 しかし、多くのRPプレイヤー、特にTRPGプレイヤーが既にご存じのようにPCというのは理想を詰め込めば詰め込むほど、それからはかけ離れた存在になっていきます。とある女神の気分次第で他人を癒す事が得意なはずのPCが誰かを傷つけ、戦う事が得意なはずのPCが大したことが無いはずの相手に成すすべなく蹂躙される。KPであれ、PLであれそんな頭を抱えるような場面に遭遇した経験をされた方は珍しくはないのではないでしょうか。 そしてそれは気まぐれではなく必然でも起こりえます。一例として挙げれば複数PLが参加するセッションにおいて方向性が被ったPCが二人いればその特性の重複具合に応じて其々の場面を喰いあう事は想像するに難くはありません。双方で紳士協定を結ぶにしろ、バチバチに対抗するにしろ共存することは可能ではありますが、当初思い描いていた物語とはまた違った形になることは避けられません。ではどうすればよいのでしょうか。 ①まず誰もが思いつくのは理想をごり押しするという方法でしょう。思いついても実行するかは別として。 「このキャラはこういうキャラだから、こう動いてこうなるの!」と貫き通す事は楽ではありますし、そもそもそういう風に設計しているのだからそうなって当たり前でしょうという考え方は理解できなくもないです。往々にして悪として扱われやすいこの意見ですが、多くの名作と言われる小説や映画等では名シーンを彩る重要なファクターであることも珍しくはありません。譲れない部分という物は絵になりますしその人を象徴する美点になる事も多く、どんな場面であっても絶対に悪という訳ではないという事でしょう。普段は敵の悪役が彼らなりの美学に基づき主人公一行を助けてくれる……そういったシーン皆様好きでしょう?私は大好きです。特に恋愛分野では。それが最初から頑なであればあるほど、そういったシーンは映えるという意見に関して頷いてくださる方々は多少なりとも存在するのではないでしょうか。 とはいえ、これははっきり言って多くのプレイヤーに嫌われます。極度のロマンチストは物語では許容されますが現実を見ていなければ道端でただ邪魔をする障害物にしかなりえません。下手をすればシナリオ上の敵よりもよっぽど悍ましく、嫌悪される存在になりうるという現実を認識すればその考え方だけでは先に進む事が出来ないという事に気が付かざるをえないでしょう。自分一人で遊ぶ遊戯でない以上、他人への配慮は絶対に必要です。信頼関係があるからこそ我儘を言い、それを通し、許容する場面を描けるのです。その前提となる信頼や許容は他人を慮る事が出来なければ決して築かれる事はありません。 ②最初から忖度したキャラクターをお迎えする。という回答もあります。俗にいうサポートキャラ志向の強いPLだとこういったタイプの子をお迎えする方は多いのではないでしょうか。天才型ではなく秀才型、一癖も二癖もある他PC達の間で細かい調整をし、間を取り持ち、物語の結末に向かって舵を取る。KPとしてはお話中に一人は居てくれると本当に助かる人財(敢えてこの表記をさせていただきますが!)であり、PLとしても凄く助かるタイプのキャラクターと言えるでしょう。 けれど、これはやりすぎると危険です。物語的には意思決定が遅くなり、手遅れになったり懐疑的になりすぎたりといった場面が多くなります。(これが全ての要因というわけではないことを明言しておきますが!!!) それに人間関係というのはどうしても癒着しやすいようにできていますから、長くなればなるほどそういった許容は一方に負担が大きなものであったりその機会が頻繁になってしまう……といった例が珍しくなくなっていきます。これではまるで現実の人間関係じゃないか。現代社会は忖度忖度で疲れてしまっているのに、娯楽のはずのこの場所でも同じように忖度しなければいけないなんて余計に疲れてしまう。これは娯楽で、違う世界なのだからもっと気楽に遊びたい。……どこかの瞬間でそう思う時間が必ず来る事は避けられません。そうやって疲れてしまいその道から去って行ってしまう人が数多くいる事もまた、事実です。特に日本人はそうして不満を溜めて何も言わずにそっと去って行って二度と関わらなくなってしまう気質が強いので尚更に。(こういう所はTRPGは海外発祥のゲームなのだなと時々感じる部分かもしれません) タイトル通り現実は0か100ではありませんが敢えて分けるとしたらこの二つになるでしょうか。 何方にもメリットデメリットがあり、どちらもいなければいけない存在でもあります。そして殆どの場合ではこの両方が同じ人間の中に存在すると言えるでしょう。 では敢えて分類するならば、はたして私はどちらのplayer(祈るもの)なのでしょうか。 こうしてPLは沢山の物語の中で理想と現実の狭間を行ったり来たりしながら自分の中でベターと思えるバランスを探し求める自分だけの旅に出ます。理想とシステムという現実の間で上手にバランスをとる事で物事をスムーズに進めるという考え方はどんなシステムであっても有効で、入れ込んだシステムに最適なバランス感覚を維持できるプレイヤーは自然とベテランと呼ばれるようになっていきます。その枠内で理想を詰め込み最高の自分を演じる事が出来たなら、それは誰しもが成功者であると言えるでしょう。 金剛石もみがかずは珠のひかりはそはざらむ……と唄う場面も人生ではあったりしますけれど、研磨になるかそれともただの傷になるかの境目はその旅をそこで終わらせるか否かなのかなと、最近は思うようになりました。(あの歌自体は自己研鑽の重要さと美しさを謳ったものですがそこは目を瞑ってくださいまし。)その時々は辛かったり、後悔したり、けれどそれらを経験してもなお、その世界に居続けたいと思えるような感動に出会ったりと、時に道を交差し、平行にしながら私達は其々の旅を続けるのでしょう。 そうしていつしか、妥協でも我儘でもない、美しい宝石の様なPCとその物語が生み出されると信じて。 度々登場する文面ではありますが、この日記はあくまで私の意見や感想であり特定の人物や団体を揶揄するものや、正解を定めるものではありません。 私INTP型のイキモノ故、共感や賛同のみならず反論反駁も大歓迎ですが……これが正解なんだと落ち込んだり、こんな意見を持つなんてけしからん。という方はどうかご自身の心を大事にしつつ自衛していただければと思います。モ〇ダー貴方疲れているのよ。 誤字脱字誤用に関してはお姉さま口調で優しく厳しくご指摘いただければ喜びます。日本語は生涯お勉強中なので。
星屑 | |
2024/06/24 06:06[web全体で公開] |
🤔 ……それであってる? ながーいながーい独り言ですので閲覧される方はどうかお気をつけて。 さて、注意書きはしましたし、のんびり呟いていくことといたしましょう。 脳内あて。TRPGという文化に触れていると必ず一度は目にしたことがある言葉でしょう。 私も例に漏れず探索者として遭遇したことがあり、そして同じ言葉で失望の言葉を向けられた経験があるKPでもあります。 少なくともこの言葉を称賛や肯定の意味で使う人は多くはないでしょう。 当日記ではCoCを前提に考えておりますが、他システムでも同様の意味ではないでしょうか。 これはある意味一種の神話生物の様なもので、出会いたくないにもかかわらずふと気配を匂わせたかと思うと突然やってきて探索者やKPの息の根を止めて去っていきます。全く同じシナリオでもプレイヤーが違えば評価は変わり、丁度良い謎解きか脳内あてシナリオ、はたまた詩吟などとも評価が変わるわけです。ついでに付け加えるとKP側にも脳内あてに該当するものが有って、PCの裏設定やしらない関係性などが突然飛び出してきて場面の停滞やシナリオの崩壊……などという事もあったりします。なんにせよ、他者を解釈は出来ても真の意味では理解できない以上、これまでの様にこれからも脳内あてと言われる場面は生まれ続けるはずです。 とはいえ、それを回避するための努力を怠ってよいかというと話は変わってきます。どうせどんなシナリオでも脳内あてなのだと探索や理解を試みる事を投げ出して良い訳でもありませんし、どうせ脳内あてと言われるからとシナリオを適当に組んでよい訳でもありません。世界の編纂者にもプレイヤーにも程度問題という物があるわけです。 では、どのようなものであれば脳内あてではないのでしょう? (勿論この基準は各々によって異なりますので明確に定義は出来ませんが、それではお話が進まないので今回は敢えてそれっぽい条件を定めてみましょう。) まずぱっと浮かぶのは必要な情報が明確に揃っていないという場合。 謎解き系のシナリオなどで明確に情報が足りていない場合はまず間違いなく脳内あてという謗りを避けられないでしょう。 「実は書いてないですけどこのPCこういう設定があって……」というのもこれに当てはまります。 書いていない以上相手はどうしようもありません。カナシイネ。 では情報を全て配置していたらどうでしょう?マップ中のどこかに全ての情報は配置したしキャラシも10万文字くらい書いた! これで情報の抜けはないはずだ! ……はい、これでも脳内あてにならないとは言えません。 例えばとっても重要なヒントが一回しか入れないかつ数秒で追い出されるような場所に判定が必要な状態であったらどうでしょう? 製作者側の心理としては困難な場所に重要な情報を置きたくなるもので、(特に戦闘系のシステムを遊んでいた方々はその傾向が強いのですが)ついついやってしまいがちなのですが……PL側からは全ての情報が揃っているか、ましてやそれらの重要度というのは入手しなければわかりません。そうと判っていなければチャレンジすら困難な場面というのはしばしば脳内当てといった印象を与えてしまいます。 同様に10万文字、100万文字書き込まれたキャラシであろうと場面場面でPL,PCがどのような決断をするかは想像できこそすれ実際にはその場になってみなければわかりません。そのキャラクターはそのPLしか真の意味で理解しえないのですから当然です。いや、Plですら理解しきれない時があるのだからというのが正しいかもしれません。 ならば情報を全て配置した後、全て安易に入手できれば良いのでしょうか。 これもちょっとそうとは言えません。極端な例になりますが、最初の場所ですべての情報を開示しあとは適当に好きにしろ、としたとしてそれを楽しめるかというのは怪しい所です。(勿論そういった趣旨のシナリオが存在する事も確かではありますけれど) それに情報を一気にたたきつけられた探索者は「じゃあ整理するか」とはならずほとんどが「どうすればいいのかわからない」とそこで立ち止まってしまいます。整理が出来ず筋道を立てられないよう投げられてしまえばそうなるというのも理解はできます。これは投げる側からすれば投げられる側の努力や能力不足に見えがちですが、実際はそこに問題があるわけではない事が殆どです。(私はこれに似た事をやりがちなので自省の意味も込めて) それでは情報を全部配置し、なおかつそこに丁寧に誘導するべきでしょうか。 恐らくこれが現状もっとも正解に近い選択かもしれません。とはいえ、これはこれで別の問題が発生します。全てKPの誘導通りに進めたとして「それはそのPC達の物語と言えるの」でしょうか。謎解きをPL,PCが解いて最良の結果を導き出すというのはある意味KP側にとっても賛辞であり、素晴らしいキーパリングと言えます。適切な誘導と演出によってプレイヤーを正解へと導くことができるKPはまさにベテラン、名KPと言って良いでしょう。しかし、それ以外のルートに行くことを許さないというのはまた違います。PL,PCには間違える権利があり、彼らが望んだ結末であればシナリオ上ではどんな結末でも幸福たり得ます。 そしたらどないしろって言うねん!と脳内の私過激派が魔術書(ルルブ)を壁に叩きつけ始めた頃ですが、この問題は情報の過不足が本質ではないというのがぼんやり見えてきました。(私があえて極端な選択を提示しているというのが正しいのですが……。) 実際、セッション中にその卓の中で重要な情報をすべて集める事が出来るというのは多くはありません。幾つかの卓に参加されている方ならご存じだとは思いますが、どう足掻いても記載されない情報や性質といったものは度々存在します。それは例えばNPCの性格傾向や口癖、KPからのイメージ等でしょうか。どれだけ奮戦しようと往々にしてプレイヤーは文字通り、これが全てであってくれと祈りながら今ある情報を紡ぎ、情報不足の不安が付きまといながらもその中で選択をする以外の方法はありません。セッションが終わりネタバレタイムや反省会でその答え合わせをしない限り、プレイヤーはその真相を確信する事はできませんから。 そして真相が明らかになって、これはどうしようもない事だったという怒りが芽生えた時に「脳内あて」であると口にするのでしょう。それが妥当なものであるか否かは別として。 思うに、この言葉は選択の機会を奪われた事への怒りなのだろうと私は考えています。 選べたかもしれない未来を、結末を、理不尽に選ばれた、もしくは選ぶことを妨害されたと感じた時、そこへと至らなかった悔しさを、無念さを乗せて人は「脳内あて」と口にするのかもしれません。それは時にプライドであり、時に完璧主義であり、または悔恨や世界への愛情そのものを示しているのではないでしょうか。逆に言えば、多少謎が残ったとしても、最期のその選択と結末を「自分が選んだ」と確信を持てるなら、それに必要なものは全て与えられたと思えたなら、仮に情報が足りなくても「脳内あて」にはならないのかもしれません。もちろん限度や例外はありますけれど。 叶うなら、そんな愛情を紡ぐ作り手、そして踊り手でありたいと思いながら長すぎる日記の筆をそろそろおく事といたしましょう。タイトルへと視線を向けながら。 注釈 当日記の内容はあくまで個人的な感想や意見です。