アーリングさんの日記 「GMって難しい?」

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アーリング
アーリング日記
2021/01/06 03:15[web全体で公開]
🤔 GMって難しい?
 貯まっていた卓日記が年末でぜーんぶ終わり、すっきりした気持ちで迎えた新年。
 たまにはとりとめもなく、思ってたことをつらつら書く日記にしてもいいよね、と筆を執ることにしました。
 年末にちら、とみかけた「GM難しい」の話からちょこちょこ考えてたこと。
 俺個人の考えなので、他にも考えはあるでしょうし、「GM」の部分は「KP」なり「提督」なり「語り手」なり各システムに合わせて読み替えていただければと思います。

 「GMって難しいの?」
 先に結論を言います。難しいです。けれども、どれくらい難しいかは人によります。
 難しさの難易度で測るより「それでもやりたいかどうか」がGMを「する/しない」のキーポイントかと思ってます。
 
 それじゃあ、何で難しいのかの話。
 GMをする上での目的が「自分と、目の前にいるPLさん達に楽しいと思ってもらえること」だからです。
 未来は誰にもわかりません。だから、どんなセッションでも必ず成功する、とは限らないんです。これが難しさ。
 
 だからこそ、GMは色々準備をします。ですが、準備には「ここまで出来たらOK」という明確な終わりがありません。
 大体のゴールは「GMとして、ここまで出来たら当日にみんなが楽しめるだろう」とひとまず安心できること。
 
 例えば、シナリオを用意します。話の大筋が決まっていた方が、迷走しにくいから。
 例えば、レギュレーションを決めます。PCの能力格差が大きすぎない方が、みんなが参加できるから。
 例えば、イラストを用意します。GMの伝えたいことが、なるべくストレートに誤解なく伝わって欲しいから。等々・・・。
 
 同じシナリオを何回も使う場合もあります。
 ですが、「以前PLさんに好評だったから」と言っても、目の前のPLさんに受け入れられるかどうかは分かりません。99人に好評でも、1人には不評で、それが目の前のPLさんかもしれない。
 
 公式シナリオを使う場合もあります。
 テストプレイを繰り返したり作家さん自身の経験だったりいろんな意見をもらったりで、「より多くの人が楽しいと思えるラインやポイント」をおさえているし、矛盾も少ない。横道にそれる等の不測の事態もフォローされている。
 けれども、今回同卓したPLさんが「楽しい」と思うかどうかは、やってみないと分かりません。
 
 そしてどんなシナリオであれ、いったんセッションが始まってしまうと必ずどこかでアドリブが要求されるのは、TRPG経験者ならだれもが思い当たるんじゃないかと思います。
 
 自分語りになってしまいますが、
  
 「ボードゲームみたいにサイコロ沢山振る機会があれば、みんな楽しいはず!」と思ったら、オンセだとただの作業ゲーになってしまいPLさんの眠気を促進したり。
 「このシナリオ、過去に何回も立ててるから準備もラク~♪」と思ったら、思いもよらぬPLさんの行動で途中からフルアドリブになったり。
 「時系列に沿って色々イベント用意したぜ。フフフ」と思ったら、メインのイベントよりPC同士のRP雑談の方が盛り上がってセッション時間が押しまくったり。
 
 と、俺も過去にいっぱい、やらかしました。
 
 
 でもね。
 楽しいんですよ、GM。

 「今回は簡略化のため、こういうルールで行きます」と、GMはルールを飛び越えることができます。
 「この個体は不思議な力で、使えないはずの神聖魔法が使えます」と、GMは世界を変えることができます。
 「今回は、皆さんにヒーローとして世界を救ってもらいます」と、GMは物語を作ることができます。
 
 果物のメロンがクラウチングスタートしてダッシュしたり、歩く木が酔っぱらってカラオケしたり、山賊がメタ発言をしたり。(いずれも実話。GMは俺とは限りませんが)
 何でもありです。何でもできます。その場にいるPLさんに楽しんでもらうためなら。
 ひろーーーく世間一般相手だったら許されなくても、「その卓を囲む人たちだけ」であれば、許されることもあるでしょう。
 
 その作り手の音頭を取れる。
 参加者よりも、主催者となれる。大変ですが、楽しいです。
 
 だから、PLさんから終わった後に「楽しかったです!」って言われると、それだけでぜー――んぶ報われた気持ちになります。
 「ふふ。ありがとうございます。」とクールに決めてるGMも、「よがっだぁぁぁぁぁぁ。楽しんでもらえだぁぁあぁ!やる前はどうなることかと思ったよぉぉぉ…‥」と画面の向こうで天を仰いでるかもしれません。俺です。

 GMをするのは「GMをしたいから」であってほしいなと思います。
 シナリオや画像、BGMなどなど、準備はいろいろあるでしょうが、それは全部GM自身が安心してプレイできるため。
 周りがサポートもできるでしょうが、無理に「ここまで準備したらできるでしょ」の環境にするくらいなら、その人が「準備は不十分でも、不安でも、やりたいな」と思える気持ちになってもらえたらいいな、と思います。
 
 きっと、どんな慣れたGMさんでも、「今日のセッション、楽しんでもらえるかな」って不安な気持ちはあると思います。
 それを
 「ここまでやったから大丈夫!」
 「このPLさん達なら、これをきっと面白くしてくれる!」
 「俺はできる、俺はできる!」
 「誰が何と言おうと、俺はこれがしたいの!好きだから!」
 と、自分を鼓舞することで、GMをするんです。
 虚勢だっていいじゃないですか。言ってるうちにそうなる気持ちもあります。
 
 自分の中でハードルを上げるより、勇気を出して、まずは短くても1回GMやってセッション終わらせてみる。
 そこでPLさんから「楽しかった」をもらえたら、後はそれが次への原動力になる、なんてこともあるんじゃないでしょうか。
 
 終わり。
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レスポンス

Misery
Miseryアーリング
2021/01/10 00:39[web全体で公開]
> 日記:GMって難しい?
お久しぶりです

私も同じ気持ちでGMやってましたわ

昨年長い間やっていたキャンペーンが終わって「私にプレイヤーをやらせろー」と吠えていたはずなのに またGMをやってしまう不思議w

まぁ 今回は3人で交代でGMやっているので プレイヤーもできているんですがね。

楽しいから つい やっちゃうのよねぇ

そういえばいつからGMやってたかなぁって 思って過去の一番古いログを見返してたら 一番古いログは2012年の12月のログで なんと アーリングさんがプレイヤーとして参加されていたセッションでした。

そういえばこんな事言ってたなぁって思って ものすごく懐かしくなってしまいました。

最近はセッションのハシゴをするとかも なかなかできなくなってしまいましたがw たまにはご一緒したいものですね。

それでは またどこかのセッションで お会いできる日を楽しみにしております。

Misery
八手
八手アーリング
2021/01/09 19:07[web全体で公開]
> 日記:GMって難しい?

この日記みてないのに、同じような(完成度は私のほうが低いけどね!!!)日記書いてて草。



 
 だから、PLさんから終わった後に「楽しかったです!」って言われると、それだけでぜー――んぶ報われた気持ちになります。
 「ふふ。ありがとうございます。」とクールに決めてるGMも、「よがっだぁぁぁぁぁぁ。楽しんでもらえだぁぁあぁ!やる前はどうなることかと思ったよぉぉぉ…‥」と画面の向こうで天を仰いでるかもしれません。俺です。私もだ…。

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