アーリングさんの日記 「12年おき、正月から鏡開きまでの限定公開なSW2.5!」

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アーリング
アーリング日記
2023/02/14 21:39[web全体で公開]
😆 12年おき、正月から鏡開きまでの限定公開なSW2.5!
★1/8(日) SW2.5「タビット・ラビット・ニューイヤー」(GM:俺)
 兎の正月は、終わらねえ!!!
 というわけでSW2.5が誇るもふもふウサギ種族、タビットのルーツをたどるセッションです。今回はもーちょっとセッションのネタを明かしつつ。
 そもそもの舞台は、山中にあるタビットの残した遺跡。この山には凶暴なドラゴンや、獰猛な虎も住むと言われています。つまり「竜」と「虎」の間にある「ウサギ」の遺跡なわけですね。
 今回のセッション後、PLさんのお一人に「もしかして?」と突っ込まれました。お見事ですw
 
 そんなウサギの魔域に挑む冒険者たち、おいでませ!
 
●カノン・スチュアート(タビット・女性・7歳)
 ”魔法貴族”の二つ名を持つタビットの少女。真語魔法・操霊魔法の2種の魔法に加え、賢者や薬師としての知識、そして錬金術も修めているという知的な彼女ですが、言動は年相応に無邪気で元気。ヘビの使い魔アレックス君を従えてずんずん進むおてんばガール!
 
●ラナ=ファーレン(タビット・女性・14歳)
 同じく魔法使いのタビット。ただし彼女が使うのは妖精魔法に森羅魔法と、妖精や精霊から力を借りる類のもの。様々な土地の食文化に興味を持っていて、常に香辛料が入った小瓶を持ち歩いているという徹底ぶり。強くて頑丈な騎獣ウォーホースに遠隔指示を出して探索や戦闘もできちゃうぞ!
 
●”微笑の”エルザ(バジリスクのウィークリング・女性・22歳)
 その目を見れば石になる。その血は浴びれば毒となる。そんな彼女はバジリスクという蛮族のウィークリング(突然変異)。慈愛と復讐の女神ミリッツァの神官戦士で、剣に魔力を込めて攻撃したり、剣と魔法を同時に扱ったりと巧みな戦い方を繰り出します。弱者や子どもを守る時、本気の怒りと頼もしさを見せるカッコイイお姉さま!

●ヒューゴ(ガルーダのウィークリング・男性・19歳)
 こちらもウィークリングだけれど、元の種族は空を飛ぶ蛮族ガルーダ。普段はプログラップリング団体「マカジャハットスターダム」で活動をしている格闘家。興行で彼は、仮面をかぶって戦う正体不明の怪人・仮面男爵(マスクドバロン)!強烈な蹴りや組み付き技が彼の得意技だが、その真価は投げた相手を別の敵にぶつけて倒す必殺の技《撃爆投獣》!
 
 人族(というかタビット)2人、蛮族2人の人蛮混合パーティーがタビットの遺跡に入ると、突然”奈落の魔域”に飲み込まれます。こうなるともう最深部を攻略するまで出られません。
 そして、そこにはすでに囚われていたタビットの学者がいました。学者の名はナバイ。ナバイナバいなば因幡・・・当然白兎です。GMの画力の無さから「目がコワイ!」とか言われますが白兎です。
 
 目の前にあるのは「起源の道」「選抜の道」と書かれた2つの道。一行はまず「選抜の道」を選んで進みます。
 
>【選抜の道】
 進んだ先には荒れ果てた畑の中で、ぐったりと衰弱している黒ウサギ。
 カノンが調べたところ、これは呪いによるもので回復魔法も効果が無いことが分かります。すかさず抱っこ紐を作り出すラナの優しさが素敵……!
 畑の一画に水場があることを見つけ、その水を撒く冒険者たち。畑に植物がよみがえると、その匂いを嗅ぎつけて2羽のウサギがやってきてじゃれつき始めます。すると突然、ぐったりとしていた黒ウサギが元気に!
 
 学者ナバイ(GM):「これは・・・ウサギが複数になると、体調がよくなる・・・?」
 学者ナバイ(GM):「ウサギを、もっと見つけるのじゃ。これはきっと寂しがっているのに違いない」
 
 まあ現実にはそんなことはないのですが、ここは魔域だということでひとつ。
 (PL陣「魔域ですからねぇ・・・w」「そういう俗説に関する知識が魔域で具現化した可能性もありそう」「何でもありです故」)スッと受け入れて楽しんでくれるPLさん達好きよ!w
 
 ウサギ探し判定ではエルザのナイスアシストもあり、残る3人は全員判定に成功!
 隠れていたウサギ達はわちゃわちゃと賑やかに集まってきます。みるみるうちに元気になる黒ウサギ。ついには立ってぺらぺらと語りだします。
 「寂しいと死ぬ」=「生きるために必死で繁殖する」=「世界中の隅々までタビットが増える」という神の思惑により、タビットは動物たちの中から人族として【選抜された】のだというのが彼の主張。
 ……シナリオ作った時は「完璧な理論だな!」とか思ってたけど、こうして簡潔にみると頭悪すぎないかラクシアの神様(GMのせいです)。
 畑から巨大なオレンジを収穫し、歩き去る黒ウサギ。PC達にはだまっていますが、このオレンジはラスボスのパーツその1です。
 
 
>【起源の道】
 次にもう一つの道に進む一行。トンネルを抜けると、荒れ果てた暗い荒野。夜空には星が瞬き、遥か彼方には青い巨大な球体が見えます。つまり……月面です!
 ただまあ、ほんとに月面だと息ができなくなったり重力が軽くなっちゃったりするので「月面を再現した幻でできた空間」ということはPLさんには明かしておきましたw それにしてもSW2.5セッションで初めて使ったよ月面の画像!w
 
 ぺったん・・・ぺったん・・・という音に惹かれ、歩きだす冒険者たち。
 そこでは2羽のウサギが臼と杵でモチをついていました。ぺったんこー!ぺったんこー!

 ウサギA(GM):「モチは魔力を込めた魔法の食べ物」
 ウサギB(GM):「モチは形を変える魔法の食べ物」
 ウサギA(GM):「我らはこれ(モチ)を捧げに行く」
 ウサギB(GM):「ここから出たくば同じくせよ」
 
 と、出来上がったモチを持って何処かへ去っていくウサギ達。内緒ですが、このモチがラスボスのパーツその2です。
 どうやらタビットの【起源】は月面にいたウサギたちとのこと。月にウサギがいるというのをそのまま当てはめたので、きっと空気が無くても生きていられるファンタジーウサギ!(GMによる世界の改変)
  
 さて、モチを作るためにはペッタンする杵と、合いの手が必要。冒険者たち2人が分担してモチをつかねばなりません。
 相談の末、最も筋力のある神官戦士のエルザと、最も素早いヒューゴがコンビを組んで餅つきをすることに。
 判定は二人とも大成功!というか、2d6振って出目が10とか11とか本気すぎるでしょ蛮族コンビ!ww
 出来上がったモチをもって月面空間を脱出する冒険者たち。そしてこのモチ・・・食べられます!
 
 GM:モチは食べるとこのセッション中「魔力+1、防護点+1、筋力B+1」されます。
 GM:ただし、【生命力抵抗判定】(目標値16)に失敗すると、のどに詰まってHPが0になり気絶します(生死判定は自動的に成功します)。
 GM:その場合はモチを吐き出してしまい、ここでモチは食べられません。
 
 餅を目の前にした一行の選択肢は…ッ!?
 
 ヒューゴ:モチなんかに負けない! (2D6+9+0) > 4[1,3]+9+0 > 13
 ヒューゴ:「おー色んな物かけたらもっと美味そう!もう一個…うっ!?」(気絶)。
 
 ラナ:モチなんかに負けない! (2D6+7+1) > 3[2,1]+7+1 > 11
 ラナ:「ヒューゴ様どうされ…うっ」(気絶)。
 
 カノン:うおー!! 生命抵抗力 (2D6+7+0) > 9[6,3]+7+0 > 16
 カノン:勝ったー!!「んー!弾力あっておいしー!(ごっくん)ふたりともー?!」
 
 なんとただひとり、カノンだけギリギリで抵抗に成功! モチが‥餅が飲み込まれていきます・・・!!
 その横で2人ほど白眼剥いて撃沈。現代日本の救急医療のありがたみが分かるセッションですね、ええ。
 神聖魔法で治して回ったエルザは偉い‥偉いよ…!目さえ覚めれば薬草なり妖精魔法なりで自力で治せるからね二人とも!
 
>【真理へと至る祝福の扉】
 2つの道を潜り抜けた冒険者たちの前に開かれた扉の名は、【真理へと至る祝福の扉】。
 その先に待つ真理とは……!?
 
 デデーン!超巨大なカガミモチーーーー!(某猫型ロボットの声)
 
 
 エルザが眼帯を外し、ミリッツァ神に祈りを捧げ、戦闘態勢を取る! 立ち絵まで変わる芸の細かさ!
 カノンもタビットにんじんをひと齧り。これで発動体が無くても魔法が使える!
 そしてヒューゴが毛布をかぶり……ゴソゴソと何やってんの?
 
 ヒューゴ(立ち絵変更):「ハハハ…俺を呼んだか!」
 ヒューゴ:「正体不明にして神出鬼没の謎の怪人…マスクドバロン参上!」
 ヒューゴ:「この砂が落ちきるまで3分だ。それまでに決着を付けてやろう…!」

 ホントに仮面かぶった画像用意してた――――――――――――!!!www
 そしてSW2.5で3分(18ラウンド)って、大抵の戦闘は終わるよそれ!
 ラナも「ヒューゴ様は!?貴方何者ですの!?」とかノリがいいなww くそうお腹いたいww
 
 さて、戦闘開始!敵は巨大なカガミモチ(2部位)に、ウサギの魔神が5体。
 だが、先制がとれずに敵からの先制攻撃を受けてしまう! 前線エリアに取り残される形になってしまう魔術師カノン!
 (人数の関係上、後衛1人は前線エリアに残らなければならなかったのだ…!)
 近接戦闘の技能を持っていないため、回避能力を持たないカノンをよりによってカガミモチやウサギ魔神たちが集中攻撃!
 たった1ラウンドでHPが一気に80%以上も持っていかれ、フラフラの瀕死に。それでも歯を食いしばって攻撃魔法を繰り出すカノン。
 カノンを守ると誓ったエルザも、回復魔法と物理攻撃の二段構えで戦況を立て直す!
 しかし・・・ネバネバの餅パンチやダイダイからの魔法ビームは敵味方お構いなしに周囲を攻撃する!そして毎回なぜか巻き込まれるカノン。またか!?またモチの呪いがこの卓でも出てくるのか!?w
 4ラウンドに渡る激闘の末、最後を締めたのはカノンの斬撃魔法【リープスラッシュ】! ダイダイをバラバラに引き裂いた!
 PLさんの一人が「これが…鏡開き…!」とかうまいこと言ってるけど確かにその通りだな!ww
 なお、この「タビットのルーツについて」は「諸説あり」ということでオチをつけておきました。GMがそうと言ったらそうなのです納得するように(念押し)。
 
 最後はモチを皆でもぐもぐ食べてエンディング! 楽しかった―――――!
 TRPGのシナリオって同じものでもプレイする度に別物になるけど、立て続けに2日連続で同じシナリオやったのはたぶん初めて。初めてご一緒したPLさんもいたこっちの卓は、ダイスの出目がよりハラハラドキドキでスリリングだったぁ・・・楽しんでもらえてうれしかった。アフタートークで「来年は辰年か…リルドラケン卓?」とかもう来年の話になってたのはおかしかったw
 PLの皆さん、ありがとうございました!また今度遊びましょう!
 
 
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