カミカゲさんの日記 「カミカゲ式シナリオ製作法」

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カミカゲ
カミカゲ日記
2017/06/04 19:10[web全体で公開]
😶 カミカゲ式シナリオ製作法
前に「どうやってシナリオ作ってるんですか?」と聞かれた事を思い出したので
自分がどうやってシナリオを作ってるかチョット書こうと思います。
大層なタイトルですがそこまで凄い事は書いてないですw
サラッと暇つぶし程度に読んでください。

担当してるシステム上、非日常世界が多いため
日常の人間に近く雰囲気も違う「クトゥルフの呼び声」をなさってる人には参考にはならないと思います。
予めご了承くださいm(_ _)m


だいたいシナリオは以下からまずは思いつきます。
A.敵やNPCから
B.やらせたい行動から
C.何気ない日常の出来事から
D.映画・音楽などのタイトル、セリフなどから


大まかに分けてこの4パターンだと思います。
それでは具体例を上げつつ詳しく解説していきたいと思います。



A.敵やNPCから
このパターンが一番多いかもしれません。
どのパターンでも共通で考える大まかな流れは・・・

①先ずどのような敵(NPC)をだすか? 
②どの様な経緯でPC達を事件に巻き込むか? 
③その事件解決の壁は? 
④結末はどうなるか?

と言う感じで考えます。考える順番は結構バラバラになる事が多いです

自分のセッションでは・・・白狼亭ソードワールドの『嵐の前に笛は鳴る』がこれに当たります。
このお話は…角笛で嵐を知らせる妖精ドゥナ・エイを中心に考えました。
これを上の例に当てはめると・・・

①嵐を知らせる妖精ドゥナ・エイ 
②笛を盗られたので取り返して欲しいと依頼 
③ゴブリン達を倒して角笛を取り返す 
④嵐が来る前に角笛を吹く事ができ大勢の人が助かる

と言う感じになります。
後は細々としたイベントを設定して肉付けします。この付け加えたイベントは時間を見て省いたり、
プレイヤーの行動を見てアドリブでイベントを追加したりします。
この話では・・・『傷ついたドゥナエイを癒す』『アイテムを使って失われた精神点を回復させる』のイベントがあり
時間の都合上『ゴブリンの仕掛けた罠を突破する』を省き、PC達が交渉できる言語を持ってたため『ゴブリンと交渉する』と言うイベントを追加してます。

だいたいこんな感じで自分はシナリオを作りセッションの運営をやっております。
では他のパターンも解説しましょう。


B.やらせたい行動から
これも多いパターンで単純に何をやらせるかをA①と置き換えます。
例えば…『船上での戦闘』だったり『リドルを解く』だったり『遺跡を探索』だったり・・・
やって貰いたい行動を元にイベントや敵を設定していきます。


C.何気ない日常の出来事から
これは普通に生活してて思いつくパターンです。
例えば・・・お昼ご飯でオムライスを作った時に思いついたのが『妖精のバター』
有名レストランの看板商品のオムライスに使用されるバターを取りに行ってもらうと言うセッションでした
そして、ドライブをしてて車をテーマにできないかと思いついたのが先日のGURPS妖魔夜行/百鬼夜翔でのシナリオ『ルート44の亡霊』
これはオーナーを事故で亡くした車が事故の原因となった暴走族を亡霊となり追い詰めると言う話でした。

割と日常生活でも「これつかえそう?」「これはシナリオにならないかな?」と考えながら生活すると面白いかもです。


D.映画・音楽などのタイトル、セリフなどから
時にして映画や音楽のタイトル、セリフ、歌詞から閃く時もあります。
一番わかりやすいのは・・・ソードワールドの『水着でカニと戯れるバトルロイヤルビーチ』
このタイトルは自分が好きなバンドTUBEの『泣き濡れてカニと戯れるバトルロイヤルビーチ』からヒントを得たシナリオだったりします。
曲調もコメディ路線なのでそれっぽいセッションを目指して作ったシナリオでした
同じソードワールドだと・・・『BADメン!』これは神出鬼没の蝙蝠使いを倒すと言うセッションでしたが・・・説明は不要ですよね?


こんな感じで私カミカゲのシナリオはできて行きます。
時には合わせ技で・・・
『飲みに行った先で歌手のポスターの曲名が「ルージュの誓い」と言う曲名に目が付く』パターンC
  ↓
『そう言えば、ルージュ(口紅)で鏡に「Q」って書く悪魔が居たな』パターンA
  ↓
『次はそいつをセッションに出そう!』シナリオネタ確保

と言う感じなのもありました。


こう言った閃きを生かすには知識を蓄えるのも必要だと思います。
引き出しは多い方が良い。興味を持ったものはどんどん調べて見る
その調べた事を忘れてしまっても、ふとした切っ掛けで思い出したりするものです。
そして経験する事も大事です。
経験がアドリブの対応力になりシナリオの応用にも繋がります。
僕は「知識と経験」がGMをする上での最大の武器なんじゃないかと思います。


長くなってしまいましたが、少しでもGMさんの手助けになれば幸いと思います!
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