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🤔 「Oマイナスを4単位!」 昨夜もAD&D「獅子面の女騎士」篇でした。 前回、午後に天候の悪化により吹雪となったため、やむなく最寄りの木立に分け入り、ピバーグをすることになったPCたち。騎士の従者たちがかいがいしくも野外宿営用のテントを張り、その中に潜り込むことで一夜を明かすことになりました。しかし、夜が明けてみると獅子面の女騎士ことアイルス・バラ卿の従者アウグストの顔色が悪い。どうやら体調が悪化して風邪を引きかけてしまったようです。彼の身を案じつつも、どのみち厳寒期の荒野で立ち止まり続けるわけにもいかず、「心配をかけてすみません、ぼくは大丈夫です」と虚勢を張るアウグストの言葉を信じて翌朝出発したのでした。 その後、竜牙山脈から降りてきたと思われる赤竜の飛来に肝を冷やすも、矮小な人間族如きに関心を持たなかったのか、悠々と飛び去って行きほっと胸をなでおろす一行。アウグストの体調をチェックするとあろうことか更に悪化。このままでは肺炎などの重篤な病気を併発する危険を感じつつも強行軍を重ね、そして不気味な狼たちの遠吠えに背中を押されるようにして、とっぷりと陽も暮れた頃、途中の目的地であるホルノールタウンになだれ込んだのでした。 私のキャンペーンでは、ランダムエンカウンターの発生ロールを各PLに持ち回りでロールしてもらっていて、その都度、モンスターとの遭遇戦やら天候の悪化やら重要NPCとの邂逅やらの悲喜こもごもを楽しんでもらっています。 AD&D、あるいはCD&Dなどの古いシステムでは当たり前のようにあったランダムエンカウンターですが、シーン制などの最近のシステムでは見られないルールです。というのも、非正規遭遇戦はプレイ時間を大変に消費する原因になるからです。その一方で、今度は何が起きるのかな? というハラハラドキドキを体験してもらえるという点では魅力的なルールでもあります。 その一方で、このランダムエンカウントってのは、昔のアメリカドラマER緊急救命室における「Oマイナスを4単位!」「ヘマトクリット上昇!」「カーターは何やっている!?」と言ったおなじみのキーワードで繰り広げられる緊急患者の搬送シーン、最近で言えばウォーキングデッドのゾンビの襲撃のようなもので、セッション中の程良いスパイスにはなるものの、それも回数を重ねれば「ああまたか」というマンネリズムに陥るのではないかと思ったりもするのです。 ERやウォーキングデッドと言えば、作中で時折表現される骨太なシーンや演出がとても好きです。見終わった後の何とも言えない胸に残る重み。それをどうにかして表現してみたいという気持ちで、RPGの何年もマスタをやっているような気がします。それが実現できているかどうかは心もとないのですが、もしそんなものに関心がありましたら、お声掛けください。
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