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😊 悪党は成敗されるまでがセットです。 昨夜は恒例のAD&D1e「獅子面の女騎士」篇でした。 前回は、ヨストゴットが「獅子面の女騎士」ことアイルスに自分を良く見せるために騎士テオドールを貶し始め、それに留まらず亡き兄まで愚弄芝し始めたのでした。アイルスは勿論のこと、当然それを看過できるテオドールではなく、室内は一触即発の空気が充満した……というところまででした。 主な登場人物 テオドール・ベルシュタイン………ロイツベルガー家の騎士。失われた「アルベルトの宝剣」探索の任に着く。 ミンス・ニッフルハイム…「塔」所属の魔術師。テオドールと友誼を結びともに行動する。 オットー・ヒッツフェルト…………世慣れた吟遊詩人。「獅子面の女騎士」に関する秘密を何か知っているようだが……。 アイルス・バラ………………………遍歴騎士。獅子面のサレットを被る品位を感じる少女。 レオナール……………………………テオドールの従者の少年。 アウグスト・グレッセル……………アイルスの幼馴染で従者の少年。 ヨストゴット・ロイツベルガー……テオドールの主君の遠戚に当たる横柄な男。 そこに前触れなく登場したのが、テオドールの直接の主君であり、ロイツベルガー家の当主でもあるウィルヘムでした。ウィルヘムは重い病を得て、本拠地ハスミナ島から出られなかったのですが、ある重要な要件のために無理を押して首府を目指し、途中このホルノールタウンに立ち寄ったのでした。 ウィルヘムは無礼極まりなく、ロイツベルガー家の名誉すら汚したヨストゴットに怒りをあらわにし、激情に駆られて彼を断罪し、激しく殴打したのでした。そしてテオドールの兄の名誉は保たれていると明言した上で、この後首府に向かい、御領内が二分されている窮地を回復するために、有力貴族の一人、エルドライン卿に面会する考えであることを告げます。 体力の消耗が著しいウィルヘムはアイルスにも非礼を詫び、またアイルスがバラ家の再興を果たすことを望んでいることを伝えると退室。 それと入れ違いに怒り狂ったヨストゴットが闖入するも、「幻のクロスカウンターパンチ」と、それに続く魔術師ミンスの一計により、大事なくその場を収めることができたのでした。 アイルスの出自や目的に対して疑問を感じるテオドールは彼女から話を聞き出そうとします。その一方、吟遊詩人のオットーはミンスを誘い酒場で飲みなおすことに。しかしオットーの目的は勿論飲食することではなく、ある悲しい運命を背負った少女騎士とそれを取り巻くどす黒い政治的駆け引きの経緯なのでした……。 と言ったところで時間切れ。 今回、前半はDMの吟遊パートとAボタン連打モード(要するにPCは事実上何もすることが無く、事態が進むのを見守るしかない状況)でしてPL諸氏には申し訳なかったのですが、このキャンペーンの根幹にかかわる重要なポイントでもありましたのでそのまま進めました。 後半はオットーのPLの機転によって、これまで他のPL/PCに語られてこなかった情報を自然な形で伝えられたのではないかと思います。担当PLの方、ありがとうございます。 私がちょっぴり感激したのは、オットーからそのような秘密を明かされたミンスが、「この話は(親友たる)テオドールに包み隠さず全て話す。そしてテオがどのような判断を下そうとも、私は彼とともにある」と明言したことです。ミンスさん、あんたカッコ良すぎでしょう。オットーもそれを予想していたのか満足げな表情だったのも印象的です。 そして最後にひとつだけ。 やはり悪党は成敗されるまでがセットですね。ヨストゴットの傍若無人な振る舞いに辟易としていた一行(PLとしてはみなさんワクワクしてました(笑)ですが、ウィルヘムから厳しく断じられたことで、カタルシスを得たのではないでしょうか。実のところ、DMとしての私もその一人なのです。
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