鴉山 響一さんの日記を全て見る
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😶 D&D5eキャンペーン第3回のリプレイをアップしました 昨夜に続いて第3回のリプレイを起こしました。 現在プレイしているD&D5版では、プレイアビリティを高め、極力参加者がセッションの本筋に関わらないところでルール的なストレスを感じにくいように設計されているように思います。それはもう膨大な数の集合知のたまものです。 それに感心しつつも、私はD&DのルーツであるAD&D1e(アドヴァンスト・ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ第1版)に存在したWilderness Survival Guideをいつも思い出してしまいます。大抵の追加ルールやサプリメントは、通常モンスターやクラスやスキル、スペル、マジックアイテムの追加が花形です。しかしこのWSGは全く違っていました。この追加ルールは、「荒野で生き残るのはとても厳しい」と言う、ごく当たり前の事実をルールとして体現したものでした。 当然のことながら、すべてのルールを適応しながらのセッションは大変に処理が重くなるのですが、ファンタジー世界と言う野蛮な領域では、ドラゴンやデーモンと言ったモンスターたちと戦うよりも前に、まず厳しい自然環境で生き残らねばならないという事実を体験させてくれるのです。 ある時、厳寒期の中、雪中強行軍をパーティが行うということがありました。視界、風速、降雪、気温、空腹と疲労、満足にできない回復。「これは時間の問題で遭難するぞ」と参加者全員で騒然としたのでした。 その時に遭遇した狼の群れ。パーティ一行は、平常時なら笑って屠れるか、そもそも戦うまでもなく追いやれる力量を持っていましたが、環境が異なるといかに無力であるかを感じました。 もっとも、こんなものはファンタジー(T)RPGの取り扱う範疇ではないという考え方もあるでしょう。すべてのルールを几帳面に適応したいとは思わないものの、時にはそのような厳しい自然環境下での冒険に思いを馳せるときがあっても良いのではないでしょうか。
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