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😶 卓感想『ロードムービー 10 years after』 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼) およそ2年ぶりの日記。 普段、卓感想は個人ブログで月ごとにまとめて書き記しているのですが、新学期だし、オンセンで参加した卓はせっかくだから書いとこうみたいな新しいことやりたさの見切り発車です。書き始めるとめちゃめちゃ長くなりますしね。 この度はエルノさんGMで正忍記・認掲載のシナリオ『ロードムービー 10 years after』に参加させて頂きました。 シノビガミ初の公式シナリオ『ロードムービー』の10年後を描くということで、やはりいちシノビガミプレイヤーとして気にならないはずもなく。まあ『ロードムービー』自体はプレイ経験もリプレイ経験もないわけで、ほとんど情報ないわけですが。 結論から言うと、とても楽しかったです。まあ勝てたらそりゃ楽しいだろって話ですけど。でも、RPに熱くなれたとか、白熱した勝負ができたとか、ちゃんとまっとうに楽しかったです。 正直、導入の段階では他のPCが個別でシーン用意されてるのに自分だけ纏められて描写もほとんどなくて「ハズレのHO引いたか?」って気持ちでしたが、終わってみればそんなこと気にならなくなってた。 むしろこのHOで良かったまである。戦術的な意味でも、キャラ的な意味でも、RP的な意味でも。このHOだからこそできた動き、RPに、わたしは満足しています。 シナリオ自体も、全体的に物悲しく、後味苦く、けれど2人の少女が魂と賭けて、覚悟を背負って戦う、という構図はやはり熱い。公式シナリオは色々言われていますが、こういう世界観や物語にどっぷり浸れるところは、やはり評価できますね。 ただまあ、シナリオでって言う話なら、今回わたしは、あんまり秘密に準じたRPはできなかったので、自分のRPに不満はないものの、そこは反省点でしょうか。 PCの中で唯一、10年前の『ロードムービー』に関わったことがあるという設定で、PC1とPC2の少女が当時を想起させるから、どちらかの少女の未来を見届ける……というものなのですけど。 先述の通り、『ロードムービー』自体はほとんど知識がないので、10年前の出来事や思いをロールに乗せられず、他のPCが過去に関わった少女と重なるという点もほぼスルーしちゃったのですよね。まあ仕方ないので割り切りですけど、もし叶うなら、これは本家『ロードムービー』を経験した後にやってみたかったところ。 わたしが熱くなれたのは、やはり道連れを決めるところ。 組み分けをPCたちに委ねるタイプの対立型というのはわかっていたので、闇景色影分身で明らかに攻撃を当てられないPC1と敵対はしたくなかったから、PC1を仲間に引き入れたいと思っていたのですが…… PC4が猛烈アタック仕掛けて、NPCとのメイン戦闘で共闘までして仲を深めてしまったのを見ては、ここから引きずり込むのは流石に無理と判断せざるを得なかったし、PC4の秘密は後から知りましたが、「敵対したくないから」なんて打算的な理由が、熱い思いに屈するのは当然の摂理でした。 そんなんで妥協的にPC2からの誘いに乗った……わけではなく。今まで半端なことして痛い目見てるので、戦術的に勝ちに行く選択を捨てたからには、RP全振りしてやろうと思いまして。相手の誘いに対して「覚悟を見せろ」だなんて、ちょっと意地の悪い返しと振りとしてしまいましたが、それに応えてくれたPC2には感謝ですね。あれが口火になって、その後の展開にも締まりが出た気がします。 そしてクライマックス戦闘。 わたしは鞍馬の魔王流。対立型と事前に知らされていたので、かねてより使いたかった時雨を採用し、月影を乗せて陽炎でぶち当てるシンプルな鞍馬構成に。さらに秘密の内容から、隠忍のPC4は敵になるだろうと推察できたので、卑怯かな? と思いつつも、これもかねてより使ってみたかった曲歌を採用。隠忍だからって妖術分野がメインとは限らないし、最悪、対立構造を読み外してもメタ範囲が妖術分野と広めなので、接近戦攻撃とかだけでも封じられる可能性はある。実はギリギリまで封術の破術と悩んでいた枠ですが、結果として曲歌で良かった。 合方は斜歯のPC2。メインフェイズで追加忍法の星見をキメ、逆運で圧を掛け(わたしは秘密で最初からプライズを持ってたからマジで怖かった)、鳴神連撃のロマンも積載していた。鳴神連撃風饗は一度はやってみたいけどコストで挫折するコンボだけど、減らしの追加忍法というのは盲点だった。追加忍法ってほとんど使ったことないから…… 相対するは、ハグレモノのPC1と、隠忍のPC4。 PC4は災雷と精霊使いの王道セットに、吸精と矢止めの術が厄介でした。特に矢止めの術。メイン火力の時雨が止まってしまう。災雷は曲歌で止めたりもしましたが、セッション全体の戦場ギミックが精霊使いと噛み合ってて、気を抜けない相手でした。 そしてなによりPC1、これも先述しましたが、闇景色影分身に範囲攻撃。記憶を失って、純朴で、庇護欲を掻き立てられるRPとは裏腹に、中忍最強クラスの構成はやはり脅威的でした。 6ラウンド以内に削り切るなんて無理、時間切れで引き分けが精々だと最初は思っていたんですけど……案外、やればできるもんですね。 影分身で逃げ回るハグレモノは、複数人で囲んで逃げ場をなくして叩く、という対処法は知っていたので、悪いと思いつつPC4には早々に脱落してもらって、残り4ラウンドめいっぱい使ってなんとか削り切れました。 まあそれもこれも、PC4が初手で逆凪したとか、感情修正や秘密の効果による振り直しを忘れてたとか、戦場移動のギミックを占有できたとか、そのギミックで極地に移動できたとか、かなり運がこちらに向いていたお陰なのですが。たぶんまっとうに戦ったら勝てなかったです。 ……しかし、勝ったはいいものの、シナリオの内容自体をちょっと甘く見てたというか。 実のところ、負けた側のPCが死ぬって考えがまったくなかったし、時姫が呪術兵器ってことも忘れかけてたし、その場のノリだけで突っ走ったらあのビターエンドになったので、ちょっと思うところは出て来ますよね。なにせ女の子をひとり屠った結末ですもの。 色々焚き付けて、年上ぶったRPしましたが、最後の最後で覚悟が足りてなかったのは自分だったな……という気持ちになりました。まあその後悔も、悪くはないですが。 でも一番残酷なのは、最後の最後でPC1への好意を蹂躙されたPC4だと思います。わたしがPC1を味方にすることを諦めるくらいの献身的な行動は天晴れだったのに、あの結末はマジで……酷すぎる。人の心をなんだと思ってるんだ冒険企画局。敗者にはなにも残らぬと言うのか。 最後に、卓を囲んでくださった、くりーむそーだーさん、護己愉さん、海王さん、そしてGMのエルノさん。楽しいセッションをありがとうございました。
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