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😶 第13回 導入を省略させる方法 実例編 前回は、平日夜の3時間で終わらせるために『導入を短くするテクニック』を紹介しました。 今回はその実例を解説します。 最初にちょっとズルいやり方ですが、募集時や導入前に『PC同士の関係性』を軽く決めて貰うか『友人または顔見知り同士』という設定にして貰います。 ハンドアウトで『お互いに友達』って情報を配ってもいいですね。 野良卓が楽しくて、同じメンバーで2セッション目に誘う時にも有効です。これで15分短縮できます。 では、実例に基づいた導入シーンを見てみましょう。 ---------- タイトル:導入 背景:古民家 シーンのテキスト 「ココで合ってるのか?」 商店街から外れた古民家の前で、むせ返る暑さで意識が朦朧としてくる。 どうしてこんなことになったかを思い出す。 ---------- ↑ 解説 自己紹介とキャラ紹介が終わったら、今回の概要(募集時に書いているもの)をさらっと読み上げて、いきなり導入を始めます。 慣れているPL or 遊んだことがあるPLにセリフを読んでもらいます。 そして、季節感を出すことでシナリオの情景がわかりやすくなるので、今の季節に合わせて暑さ寒さを表現するようにしています。 ここではロールプレイを入れさせずに、早めに次のシーンに切り替えます。 ---------- タイトル:事務所 背景:探偵事務所 シーンのテキスト 【回想シーン】 仕事が一段落した事務所にゆったりとした時間が流れる。 いつものようにビールや焼酎を持ち寄って、軽快にどうでもいい会話をしている。 ---------- ↑ 解説 ここからシナリオ開始です。 各PLに軽くロールプレイをさせて日常パートを行います。全員が顔見知り設定にしておくと、ココで自己紹介がなくなるので展開が早くなります。 GMはどのPLが話を回す人なのか観察しています。 ---------- シナリオテキスト 事務所 事務所の扉が静かに開き、見知った男がまるで事務所の配置が分かっているように入ってくる。 「君たちに話があって来たのだが、その前にコーヒーの一つでも入れてくれないか。」 そう言うと、首に傷がある男は勝手に椅子に座り、静かに話し始める。 ---------- ↑ 解説 ここから依頼人が登場します。この登場は前回のNPCを流用しています。 全員新規の場合は、依頼人の登場シーンの表現を変えると違和感なく話が進みます。 依頼を受けている未来を提示しているので、PLは空気を読んですぐ話を聞きはじめます。 最初に先程のロールプレイしている時に話を回していた人に話しかけます。すると、率先して依頼を聞く雰囲気になります。 次にあまり話していなかった人に依頼人を使って話をします。これで卓の全員が話に入りやすくなります。 ---------- 依頼内容をシナリオテキストで流したら、導入のシーンに戻ります。 タイトル:導入 背景:古民家 シーンのテキスト 「ココで合ってるのか?」 商店街から外れた古民家の前で、むせ返る暑さで意識が朦朧としてくる。 ---------- ↑ 解説 最初に使った導入シーンをコピーして最後の行だけを削除しています。 依頼を受けさせて軽く情報を渡したら、ココから探索パートが始まります。 今回はクトゥルフでしたが、SW2.5でも森を歩くシーンや野営するシーンから始めると、同様の導入ができます。 ---------- これで普通に進めていたら、1時間程度かかる導入を30分以内に終わらせることができます。 しかも依頼内容がPLの印象に残るので、時短テクニックだけでなくシナリオの無駄を省く手法としても有効です。 時間通りに終わらせるためにGMは努力しているんですよwww なので、PLする時は時計を見ながらロールプレイして、1つのシーンに15分過ぎたら「そろそろ進めますか」って言ってあげてください。 GMの苦労が少し報われますwww
レスポンスはありません。
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