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😶 『新忍杯決勝』感想 2022年10月18日(火)21:00~01:00 システム『シノビガミ』 使用元シナリオなし GM的感想 9月から進行してきた大会企画・新忍杯もいよいよこれで大詰め。 8人から始まった参加者のうち、最後に残る一人は一体誰なのか!? 気になるところですが、まずは決勝進出者のおさらいからしていきましょう! 決勝進出にあたり、予選からリスペックされているので見比べたい方は抽選会時点でのこちらから。 『新忍杯抽選会』感想 //trpgsession.click/comment-detail.php?c=sa1000&i=sa1000_166345408152 ミア・ブラウンさん 流派:斜歯忍軍 指矩班 信念:和 性別:女 年齢:23 表の顔:設計士 特技:器術/《火術》《掘削術》《調査術》《九ノ一の術》《記憶術》《暗号術》 忍法:【接近戦攻撃(調査術)】【土竜吼】【裏コード】【流転】【忍法研究(影分身、望郷、禁術)】 背景:末裔(水計)/目撃者 「最初にいったのにゃ、長い戦いになるとにゃ!」 戦場を水中に変える戦法を取っていたブラウン選手は、決勝ではそれを捨てての参加! 予選で大活躍したことが参加者の記憶に残った以上、警戒されると考えての選択でしょうか? しかしそれで弱体化したかといえばまったくそんなことはありません! 構成の都合全員に有効な裏コード、的中させた忍法研究など指矩班らしい事前調査が光っています! むしろ人数が絞られた上に、予選のデータが増えたことで磨きがかかっているとも言えるでしょう! 一人目から優勝候補筆頭です! 赤羽 三十六(アカバネ ミトム)さん 流派:比良坂機関 信念:我 性別:男 年齢:27 表の顔:医者 特技:謀術/《火術》《掘削術》《毒術》《詐術》《経済力》《結界術》 忍法:【接近戦攻撃(結界術)】【巡扇】【岩宿】【揺らし】【頑健】 背景:末裔(岩宿)/冷たい心 「だがそれが、敗着手だ」 予選から決勝にあたり、背景の変更不可というルールのあるこの大会。 それを受けて赤羽選手は予選段階から、その時点では使わない岩宿を用意していました。 出し惜しみをして負ければ、すべてが水の泡となるリスキーな戦略……! しかし、結果は見事決勝進出! ついに突波の末裔たるその力が明かされます! 静かに機を伺い、それまでの困難を耐える。 必然か偶然か岩宿の効果とも重なるPLの戦略、報われるときや如何に! 麻宮 紫輝(アサミヤ シキ)さん 流派:ハグレモノ 信念:忠 性別:男 年齢:23 表の顔:芸人 特技:忍術/《針術》《骨法術》《潜伏術》《変装術》《分身の術》《用兵術》 忍法:【接近戦攻撃(骨法術)】【闇斑】【痛打(針術)】【影分身】【頑健】 背景:獣心/有名 「本家との立ち会いは学ぶことが多かったですぞ」 予選から他の選手に積極的に関わりを持とうと話しかけていた麻宮選手。 進出した決勝にも当然、その戦いの記憶は引き継いでいます。 構成もそこまで考えてのものでしょうか。 予選から変更された二つの忍法、闇斑と痛打はそれぞれ敗退した化野選手、星野選手の修得していたものです。 思いの強さが勝敗を分けるわけではないものの、託された思い、汲まれた思いは確かにそこにあり。 そのプレイスタイルに出目は応えるのか! 注目のしどころです! 久礼・グレイシー・ラウラ・千(クレ・グレイシー・ラウラ・ユキ)さん 流派:ハグレモノ 世界忍者連合 信念:我 性別:女 年齢:15 表の顔:殺し屋 特技:忍術/《絡繰術》《壊器術》《盗聴術》《分身の術》《召喚術》《瞳術》 忍法:【接近戦攻撃(瞳術)】【対空千手砲】【痛打(絡繰術)】【望郷】【頑健】 背景:末裔(対空千手砲)/有名 「(体が軽い……今の私なら……なんだってできる!)」 他の選手がそれなりに予選から構成を変化させる中、逆に予選とほとんど変わらない構成で挑むのは久礼選手。 これは予選を勝ち抜いたことで得た自信がゆえにでしょうか? 自分に自信が持てないため、勝つことで自信をつけたいというものが彼女が大会に参加した理由。 それを考えると、逆に変化しない構成というものが、内心の変化をこれ以上なく表しているようでもあり……。 このまま優勝し確固たる自信を得られるのか、あるいは違う心境の変化を辿るのか。 大人に囲まれた中、大会最年少選手としての戦いにも期待してしまいます! 4人紹介時点で長くなりましたが、ここからいよいよ本題! 決勝戦の模様です! まず、序盤の中心となるのはブラウン選手! 対策がハマった影響大きく、全員から警戒され狙われる展開に! とくに自身の影分身を忍法研究によって無力化される麻宮選手としては、最優先で倒したい相手とも言えるでしょう。 この忍法研究に、Aブロック予選で化野選手が大権現を封じられ、非常に苦しめられていたことは観戦済みです! されどブラウン選手はこの苦境をものともしません! 久礼選手から放たれた対空千手砲は必要な三回の回避判定を難なくクリア! 麻宮選手に暗号術の特技をマヒさせられ、裏コードの使用に影響が出るかと思いきやそれも代用判定で対処していきます! 得意戦法を封じられる麻宮・久礼選手両名はそれでも引き続きブラウン選手を狙っていきますが、ここで抜け目ないのが赤羽選手。 2VS1の構図を一歩外側から俯瞰し、攻撃を当てられる相手を堅実に削っていきます。 そんな勝負が大きく動いたのは3ラウンド目! 流石に集中狙いが続き、苦しくなったブラウン選手がここで奥義を開放! 改造した大砲、《月世界旅行砲「ムーンボヤージュ」・火》を麻宮選手に向けます! 名の通り月まで吹っ飛ぶかのような強力な威力を誇るこの奥義! 食らえば大ダメージは免れない状況……麻宮選手も奥義を披露! それは予選同様、術者になり切りその力を再現する《模倣する貉(ムジナ)》……。 しかしここで予選と異なることが一つ、なんと麻宮選手が変装した術者はBブロックで戦った星野選手! 自身の奥義を滅びの仕掛けが施された奥義《先見の明》で相殺された予選での光景。 その光景を立場を変えて再現するかのように、ブラウン選手の奥義を今度は自身が滅びで相殺します! これだけでもすでに観客盛り上がる中、ブラウン選手さらに忍法《流転》で麻宮選手の奥義をコピー! 敢えて同じ土俵で戦うかのように、自身の奥義を変貌させました!! 盛り上がりは最高潮、まだまだ熱い勝負は続く……そう思われた中、しかしこの機を逃さない眼力を持った選手がいました。 それがこの久礼選手! 最初に全弾躱された対空千手砲を再びブラウン選手目掛けて発射! すわ再びの回避成功が頭をよぎるその時、観客席で冷静に呟いたのは予選で久礼選手と対空千手砲の撃ち合いを繰り広げた彼方選手。 「痛打対空千手砲は強い。体験者からの言葉です。」 それはあたかも、自分を破り決勝に進んだ久礼選手ならこの程度命中させられて当然と確信するかのようで……。 久礼選手にもそれが伝わったのか、見事に攻撃は命中! トドメとなる追撃も続けて当て、ここで久礼選手の手によりブラウン選手は惜しくも脱落となりました。 さあ3人に減った戦場、次に狙いが集まったのはここまで無傷の赤羽選手! 麻宮選手、久礼選手のハグレモノたちがコンビで比良坂機関・赤羽選手を狙います! その後しばらくは堅実に削り合う戦い。 静かに、されど確かに選手たちは傷付いていきます。 頑健だった肉体ももはやその影はなく……。 試合に動きがあったのは8ラウンド目! 麻宮選手が奥義《模倣する貉(ムジナ)》を今度は松下選手に変装して使用! 目標にされた赤羽選手としては、Aブロック予選に引き続きの相対です! ……が、ここで松下選手に変装した麻宮選手奥義に失敗。 それどころか着地に失敗し、顔面から滑って転んでしまいます。 ちなみに見学に来られてた松下選手(本物)いわく、再現できてる。よいとのこと。 おっとこれは試合の動きではありませんでした。 試合を動かしたのは久礼選手! この試合通算2度目となる6ゾロスペシャルによって、自身の体力を回復させます! そしてなんと波が来たのか久礼選手その後もスペシャルを連発し、体力を全快! 隣では赤羽選手逆に1ゾロのファンブル……。 「バグってる」「出目吸ってる」「やってる」などと総ツッコミが入りつつも、その体力差は開いていきます! ここまで協調路線を歩んできた麻宮選手も、これは流石にマズいと見たのか狙いを変更。 久礼選手に奥義の矛先を向けました! が、ここで久礼選手の戦略が光ります。 麻宮選手の奥義を受け、自身も奥義を使用! その奥義はなんと麻宮選手同様、滅びの仕掛けが施されたクリティカルヒット《グレイシー流異種混合近接格闘術》! 麻宮選手の《模倣する貉(ムジナ)》に対して防御として使うこともできたこの奥義……! より脅威と判断した者の戦力を削ぐべく、麻宮選手をスルーして赤羽選手を狙います! 先程スペシャルで回復した生命力を、リソースとした冷静な判断と言えるでしょう。 ……しかし冷静なのは久礼選手だけではありませんでした。 むしろ、出目の派手さなどに心揺らされず、ただひたすらに機を伺っていたこの方こそ一番冷静だったのかもしれません。 久礼選手が奥義、忍具を使用し、不確定要素がなくなった状況。 繰り出されたのはただの接近戦攻撃に見える攻撃。 まだ生命力もあり、望郷で回復するほどの被ダメージではない……。 そんな考えを咎めるかのごとく、ここで赤羽選手奥義を開放! 《Angriff ist die beste Verteidigung(攻撃こそ最大の防御)》――揺らめきの仕掛けが施されたこの判定妨害。 加えて回想シーンの使用という与ダメージの増加に、久礼選手はここで突然の脱落となりました。 これで戦場に残るは二人……赤羽選手と麻宮選手。 奇しくもこの二人、女性比率の多かった今年の新忍杯に参加された二人だけの男性選手です。 12ラウンドに及んだこの激闘も、決着の時はもうすぐ。 どちらが勝ってもおかしくない状況……後悔など残すものかと、最後はお互いに奥義を使用しての全力の同時攻撃! 両者の攻撃が終わったとき、最後に立っていたのは……麻宮選手!! かくして、第二回新忍杯の優勝者は麻宮紫輝選手となりました! いや~熱い試合でしたね本当に!! 正直この新忍杯、開催する上での負担も軽いとは言えず、第二回は迷ったり悩んだりした企画でした。 ただこうして素晴らしい試合を特等席で見ることができた今、やっぱり今年もやって良かったなと心の底から思います! 体調や環境にもよるので来年も必ずやります! とは明言できませんが、やれるならやりたいなとは今から思っていたり。 ……でもやっぱり一人では大変なので、サブGMさんとして企画手伝っていただける方募集してます。 まあ、来年ご都合合えばよろしくお願いします。ということで。 今回のセッション一句 猫の皮 かぶった鬼が そこにいる 最後になりますが、 マカロンさま リーマーさま デービッドさま くずもっちーさま ローレンさま genshi-1368さま 赤茄子さま 槌ノ島ハリスさま 企画へのご参加ありがとうございました!
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