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😶 キジルシ概論 冒険企画局が世の中に送り出してしまった、TRPG業界随一の問題児システム「サタスペ」に付いて思う所をつらつらと述べさせて貰います。 詳細は省きますが、サタスペと言うシステムは、非常にナンセンスなシステムで、頭のネジを2~3本外すことをシステム側から要求されている様なシステムです。 そして、このサタスペには「キジルシ」と呼ばれる、常軌を逸した行動や言動を取ったPCに与えられる頭のおかしい称号があります。 今回話題にしたいのは、このキジルシに付いてです。 私はキジルシには2種類が存在していると考えて居ます。 それ即ち、「ビジネス キジルシ」と「ナチュラルボーン キジルシ」です。 ビジネス キジルシは、キジルシであることを演じる常識人です。 このタイプのキジルシは、お約束を踏まえつつキジルシという定石を踏んでいく事が多いので、爆発力こそ無いものの、問題行動を起こす際もある程度の安全マージンを取りながら問題を発生させるため、安定している事が多いです。 ナチュラルボーン キジルシは天然物のキジルシです。 人々の常識を軽々と踏み越え、周囲を唖然とさせる行動を次々と取っていく様は、まさに天衣無縫。データ的にも、コミュニケーション的にも安全マージンを取るという発想を持たないことが多いので、笑えない問題を起こすこと暫し、ですが嵌った時の爆発力はピカイチです。 なお、定石を踏み外した闇落ちビジネス キジルシもこちらに分類されると思います。 さて、この2つですが、どちらが上、ということは無いと考えています。 ですが、どちらをやるとしても、心がけて欲しい点があります。 それは「役に立つキジルシたれ」という事です。 サルバトール・ダリ、ジャック・チャーチル、野口英世・・・ 奇人と呼ばれる類の歴史上の偉人は枚挙に暇がありません。 講演会に潜水服で登壇して酸素供給不良で死にかけても、第二次世界大戦中なのに戦列歩兵陣を組んで突撃しても、半ば結婚詐欺で留学資金を捻出しても、彼らは間違いなく、歴史上で燦然と輝く偉人です。 しかし、忘れてはなりません。彼らは奇人であるから偉人となったのでは無いのです。奇人でありつつも歴史に名を残すだけの何かを成し遂げたからこその偉人なのです。 大切なのは何を成したか、です。 TRPGで卓を囲む以上、最終的な目的はセッションの成功であるはずです。 であるならば、セッションの成功に寄与した奇人にこそ与えられるべきが「キジルシ」の称号であり、それを妨害するような行いを繰り返し挽回する事無く終わってしまえば、その人間に与えられるべきは「ダメ人間」の称号となるでしょう。 皆が楽しめるセッションを作るため、キジルシは用法用量を守って正しく服用しましょう!
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