ワラビもちさんの日記 「『歯車の塔の探空士』の種族について雑まとめ」

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ワラビもち
ワラビもち日記
2021/02/11 08:50[web全体で公開]
😆 『歯車の塔の探空士』の種族について雑まとめ
前回の日記でお伝えした通り、今回は「歯車の塔の探空士」の種族について解説しようと思います。
最新の情報によれば、同人版から存在した、モダンタイムズ、ファーリィ、アンティーク、コッペリア。この4種族に、新種族としてリットラとフラーレスという2種族が追加されるとのことでした。
この6種族についてさっくりと纏めようと思うので、琴線に触れた方はスカイノーツをよろしくお願いします!
あと、下の方にさらに雑にまとめたものを書いておくので、長い!という方はそちらだけでも見ていってください。

“現代っ子”モダンタイムズ
実は様々な種族が存在する中で、説明が一番面倒くさいかもしれない種族!(
ただ、平たく言うなら簡単です。「人間」。そう、この一言に尽きるのです。「ヒューマン」や「モータル」とも呼ばれます。
後に挙げる5種族ほどの特徴もなく、ただ世界で一番多い種族、それが人間族です。
モダンタイムズはとりあえず人間とだけ覚えておいていただければ問題はありません。
より詳しく解説すると、モダンタイムズとは正確には、「団塊世代」「バブル世代」「ゆとり世代」などと同じ、「世代」の名前なのです。
蒸気革命後、劇的に変化していく社会の中で生き、歯車の塔に縋り付くだけの生活を辞めた、新世代に適応していった若い世代。彼らは自らを「モダンタイムズ(現代っ子)」と呼称しました。
蒸気革命から十数年~数十年経った現在では、今の時代を生きるヒューマンのほとんどが「モダンタイムズ」という世代であり、それ故、ヒューマンをモダンタイムズと呼ぶも、大きな間違いではありません。
また、現在の上流階級や支配階級の多くを占めているのはこのモダンタイムズだと考えられます。
そんな彼らは、種族としての個性が少ないせいか、一個体としての特性はまさに“十人十色”と呼べるほどの個性を有し、中には他種族との混血児も多く存在しているようです。
※同人版ではモダンタイムズとモダンタイムスの表記ブレがありましたが、「モダンタイムズ」で確定だそうです

“獣相を持つ者たち”ファーリィ
獣っ子です。以上。
…はい、真面目に書きます。獣っ子というと、だいぶ語弊がありますし。
ファーリィは様々な獣の能力をその身に宿した種族です。主に哺乳類と鳥類に類する動物の獣相が現れています。
動物の耳と尻尾を持つ者や、背中に翼を生やした者もいます。また、同じ動物のファーリィでも、人間の体に獣の相が多少現れたような者もいれば、二足歩行になった動物のように見える者もいます。
そんな彼らですが、彼らは“大崩落”以前の魔法文明期に『人為的に作られた』種族だとされています。
奴隷階級であった人間たちに対して、仕事の能率を上げるために獣の能力を与えた。それが現代のファーリィの祖先です。
そんな暗い出自を持つ彼らですが、大崩落によって当時の階級制度と魔法の文明はは大地と共に崩壊した現在では、モダンタイムズを始めとする他種族とも非常に友好的な関係を築いています。
獣に由来する機動力や瞬発力は白兵戦において非常に有利に働くでしょうし、その翼はただの鳥のように延々と飛ぶようにはいきませんが、いざという時には一気に高所まで飛び上がるための一助となるでしょう。
差別的な目で見られることもありますが、彼らは獣に由来する能力と持ち前の明るさで蒸気革命の時代を生きています。


“吸血鬼と呼ばれる古代種”アンティーク
この世界で唯一、魔法を扱える種族です。
個人単位ではアンティークでなくとも魔法を使える者はいますが、そんな彼らももしかしたらアンティークの血を引いているのかもしれません。
アンティークは、かつての魔法文明を築き、その時代の支配階級であった者たちの末裔だと考えられています。恐らく、ファーリィを作ったのも彼らでしょう。
彼らは自らの「血」を触媒として様々な魔術を行使することが出来ます。
血を使う影響で、彼らは常に貧血に悩まされており、それを補うために他者の血を摂取するという文化を今なお持っています。
そのため、「吸血鬼」とも呼ばれて差別を受けています。その差別は、かつて彼らが魔法文明期の支配階級だったことにも由来しているかもしれません。
また、魔法文明期に“歯車の塔”を作り“大崩落”を引き起こしたのは彼らである、という認識が現代でも存在するのも原因でしょう。
そんな彼らの大半は歯車の塔の人類が寄り付かないような場所でひっそりと暮らしている他、魔法文明崩壊後の新たな権力者たちに召し抱えられている者もいるようです。
蒸気革命以前では、彼らの血と魔法をメインエンジンとした飛空艇が塔の交易を担っていたという過去から考えて、そういった場所で“使用”されていた例もあります。
そんな彼らが現在、飛空艇に乗り込み探空士となったのは、一体いかなる理由があるのでしょうか…?

“汎用作業装置”コッペリア
コッペリアは厳密には種族とは呼べません。一種族でもなければ人類とも認識されていません。
蒸気革命から暫くして「階差機関(原始的なコンピュータ)」という装置が開発され、その機関を持つ「人間と同じ作業ができるようになった機械」がコッペリアと呼ばれている存在です。
彼らは「汎用作業装置」として作られ、飛空艇においても、あくまで備品という扱いです。生活スペースを与えなくても良く、中には自らの体を飛空艇の武装とすることも出来る、非常に都合のいい存在となっています。
しかし、彼らは個体毎に差異はあれど、知能と感情を持ち、学び、考え、感じ、伝えることが出来ます。
彼らをただの物だと扱う人も存在しますが、心を通わせ、共に苦難を乗り越え、成長していく彼らを、探空士たちの多くは、仲間だと認識しています。
コッペリアの形状は様々で、R2-D2のようなロボット然とした見た目のものから、一目見ただけでは人間と相違ない見た目のものまで居ます。
ただし、後者の人型コッペリアは職人たちの手掛けた芸術品としての価値があり、上流階級の貴族たちに、飛空艇一隻と同等以上の値段で取引されることもあります。
(同人版ユーザー向け追加情報:コッペリアは種族特徴として《員数外》を最初から所持しているとのことです。なにそれつおい)

ここまでが、元々、旧同人版に存在した4種族です。商業版ではここに2種族が追加されることが明らかになっています。
ここからは同人版の情報で補足できないので、作者さんのTwitterからの引用と妄想・想像で書いていくことになります。

“塔に適合した者たち”リットラ
新種族の1つ、リットラ。彼らはスカイノーツの世界でも、最も新しい種族と言えます。
そもそも“歯車の塔”は大小様々な歯車からなる塔で、その歯車群は常に回転を続けています。そんな歯車の塔において、最も住みやすい場所は何処でしょうか?
歯車の理屈で考えるなら大きい歯車の方が回転による影響が少ないでしょうし日照で考えるなら上の方がいいでしょう。そして人々の様々な営みを考えるならば、開けた場所のほうが住みやすいでしょう。
そんな場所は、この歯車の塔においてそう多くはありません。そしてそんな場所は、支配階級や上流階級の者たちに独占され、弱い者はより下へ、より狭いところへ、そして、より回転の強い場所へと押し込まれることになります。
そんな過酷な環境に追いやられた者たちは、環境への適応を余儀なくされます。
体の大きい者は、そもそも生存が許されないような狭さ故に、その体は小さく。しかし、小さい体でも力が弱ければ過酷な環境に耐えられないため、その体はがっしりと。
自然淘汰され続けた結果、適者生存に則り生まれたのが、今日日の、背丈が低くがっしりとした体格のリットラなのです。
そんな、“塔に適応した肉体”を持つ彼らは、蒸気革命以降の社会でいたく歓迎されるようになり、社会を構成する一員として認められるようになりました。
小さい体に強靭な肉体を搭載した彼らは、すばしっこさではファーリィすら敵わないほどの機動力を持ち、飛空艇内を所狭しと駆け回ることが出来るでしょう。
ただし、子供のように見えるその容姿のせいで、他種族の子供がリットラとして働かされているということもあるようです…

“幸運の妖精”フローレス
フローレスはそもそも、大地の存在しない現在ではすでに滅びた種族です。
では、なぜ彼らがこの蒸気革命の時代に生きているのかというと、彼らは他種族の親から生まれてくるからです。また、フローレス同士の子供がフローレスとなるとは限らないそうです。
一説によれば、いわゆる「先祖返り」を起こして生まれてくるとされていますが、定かではありません。
そんな彼らは、身体のどこかに植物を宿している、という特徴を持っています。
生まれた当初は目立たないか、もしくは存在しませんが、成長につれて目立つようになってくるようです。
そんな奇妙で希少な彼らは、他種族から好意的に見られることが多いようです。
なぜなら、人々の間では「フローレスと一緒にいると幸運に恵まれる」という噂が広がっているからです。
その噂と、植物を体に宿しているという神聖さすら感じる見た目から、彼らは“幸運の妖精”とすら呼ばれています。
アンティークやファーリィがその希少性や特殊性からくるマイノリティ故に排斥されることもある中、彼らは例外とも言えるでしょう。
フローレスが本当に幸運を人々に与えるのか、といえば、それは分かりません。
しかし、フローレスにはアンティークの魔法とも違った特別な力があり、その力は仲間たちを支援し、補助するのに長けています。
物事をいい方向に進める、普段以上の力が出る、そんな影響を仲間たちに及ぼすフローレスは、ある意味本当に“幸運の妖精”なのかもしれません。
そんな、ある種恵まれているとさえ言える彼らが、何故空に魅入られ、飛空艇に乗り込むことになるのか。その答えは、皆様にお任せすることにいたしましょう。

☆さらに雑なまとめ☆
モダンタイムズ:人間族。1番多い。この世界のメジャー種族。
ファーリィ:獣人族。動物の能力を植え付けられた奴隷階級が祖先の、陽気な闇深種族。
アンティーク:吸血魔法使い。かつての支配階級だが、今では差別されている。
コッペリア:知識と感情を持つロボット。備品として扱われるけど、探空士たちの大切な仲間。
リットラ:ドワーフやハーフリングのような種族。塔に適応した小さくて逞しい肉体を持つ。
フローレス:ドリアード(?)。身体に植物が生えている希少種で、幸運をもたらすと言われている。

以上、新2種族を含む6種族の紹介でした!
書き写したり言葉を変えたり、文章を組み替えたりという作業が殆どでしたが、いやぁ書いた書いた…
1つでも皆様の性癖や琴線に触れるような種族があり、そしてその魅力を伝えられていれば幸いです。
次回は、昨日の新情報が飛空艇の情報だったので飛空艇に関するものか、または、次の情報がゲームシステムとのことなので、そちらと纏めてお伝えすることになると思います。
発売まであと8日。オンセンユーザーの皆様の、1人でも多くの方にスカイノーツを知ってもらうために、日記を続けていきたいと思います。
それではまた(ノ)‘ω´(ヾ)モチッ
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レスポンス

Nサブ
Nサブワラビもち
2021/02/12 01:39[web全体で公開]
> 日記:『歯車の塔の探空士』の種族について雑まとめ
きになるいいまとめ!
えっ……商業版、き、きになるな~~!!
wpeke
wpekeワラビもち
2021/02/11 11:30[web全体で公開]
> 日記:『歯車の塔の探空士』の種族について雑まとめ
表紙のイメージがだいぶ変わりましたねー。いわゆる「売れ線」?
わたしは同人版の表紙も好きですが。
いよいよ発売が楽しみですね。

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