youさんの日記 「ヴィルガストRPGってどんなゲーム?」

youさんの日記を全て見る

you
you日記
2017/11/13 16:25[web全体で公開]
😶 ヴィルガストRPGってどんなゲーム?
 オンセに入って間もない私ですが、なんでもこの界隈では「ルールブック持ってないけどGMをやります」と、名乗りを上げる豪傑がいらっしゃるという噂を耳にしました。
 どうやら、「動画を観たから大丈夫」とか「リプレイ読んだから大丈夫」という事らしいですが、一体どういう風に回してるんでしょうか…でも、一度そういう卓に参加してみたい気もします。
 とは言え、実際に1回遊ぶか見学すればルールブックが無くてもなんとかなってしまうゲームも、あるにはあります。
 それこそ、ケイブンシャから出た「甲竜伝説ヴィルガストRPG」です。

 前に紹介したファイティングファンタジーでは、キャラクターの能力値は「体力点」「技術点」「運点」の3つでしたが、このヴィルガストRPGは「HP」だけです。
 武器と防具、魔法のデータもHPしかありません。徹底してます。
 当然、ルール内容も凄まじいものになってます。

 元になる原HPに、武器と防具と魔法のHPを足して総HPを算出します。
 自分と敵、両者同時に各々の総HPから何点消費するか宣言します。
 そこで、より多くの総HPを消費した方の攻撃が命中した事になります。
 命中したら、自分の原HPに武器のHPを足した分のダメージを相手の総HPに与えます。
 命中判定で消費した総HPは、双方とも回復しません。戦闘後に、消費した分の半分だけ回復します。

 以上です…HPしかないのに、行為判定なんてあるわけないでしょう?
 自分の命(HP)を削りながら敵を倒す。これがこのルールの全てです。
 ヴィルガストRPGは、元々は1990年に出たガチャポンのフィギュアからの派生作品のひとつな為、そちらからのデータの互換性はあるのは長所です。

 どうですか?
 HPを設定するだけなので、オリジナルも作りたい放題です。飲み込みの早い方なら、この説明だけで適当にオリジナルデータ作って卓が立てられるでしょう。

 実のところ、今回、ただのネタゲー紹介と言うだけではありません。
 このゲームに纏わる、ちょっとした思い出があります。今でも一緒にTRPGをしている友人が、最初にGMしたゲームでした。
 当時その友人はTRPGをこのゲームで知って、さらに言うならTRPGがこれ以外にある事すら知りませんでした。
 一応、私はソードワールドやCoCのプレイ経験があったので、初めてヴィルガストRPGを読んだ時の衝撃とよりによってキャンペーンで回そうとするとするルーキーの姿への不安は、今でも覚えてます。
 結果からいうと、とても楽しかったです。
 私のなかでベストキャンペーンの1つとなっています。もっとも、当の本人は黒歴史扱いをしていますが。
 TRPG始めて最初の頃に、TRPGはルール以上に一緒にやる人たちが大事だと学べたのは大きな財産です。

 余談を1つ。
 TRPGのルールとしては個性的かつ前衛的なゲームですが、甲竜伝説ヴィルガストと言う作品全体としては、今のライトファンタジーの先駆けと言っても良い作品です。
 主人公は、異世界に召喚された男子中学生。女神の加護により、魔法無効化&身体能力アップ。
 巻き込まれた幼馴染みは、洗脳されて黒ビキニアーマー装着で悪堕ち。
 負けじと味方側にも、ビキニアーマー装備の姫騎士。
 おそらく、ファンタジー界最初の猫耳種族のヒロイン。
 一人を除いて、全員十代のパーティー。最年少は十歳の幼女狩人。
 主人公に思いを寄せる、幼馴染みそっくりのお姫様。
 等々、30年近く経った今でも一部、または全部が引き継がれている設定が多々あります。
 ケイブンシャの短編小説とボンボンで連載されていた漫画(4巻までは)は名作です。個人的に。


追記

 ケイブンシャのTRPGで、ジュウレンジャーRPGを持ってる方がおりましたら、ご一報ください。
 ジャンケン判定等のお話を聞きたいです。
いいね! いいね!14

レスポンス

レスポンスはありません。

コメントを書く

※投稿するにはログインが必要です。