youさんの日記

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日記一覧

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2018/09/21 11:55[web全体で公開]
😶 書き捨て(サイコロオーダー温泉用キャラクターシート・サーヴァント)
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2018/09/21 11:51[web全体で公開]
😶 書き捨て(サイコロオーダー温泉用キャラクターシート・マスター&カルデア職員)
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2018/04/29 17:49[web全体で公開]
😶 AFF2eってどんなゲーム?
 トンネルズ&トロールズに続き、ついにアドバンスト・ファイティング・ファンタジーの第2版も日本語訳出ました。
 日本ではソード・ワールドRPGの影でひっそりと消滅した悲運のTRPGが、20年以上の時を経て日本に再上陸です。

 と、言うわけで、今回は前置き無しで旧版との比較を見ていきたいです。
 旧版の紹介はこちらです↓
「AFFってどんなゲーム?」
https://trpgsession.click/comment-detail.php?c=yy50500106yy&i=yy50500106yy_151023409315

 さて、この第2版では、判定等のルールはほとんど変化がなく、ヒーロー(プレイヤーキャラクター)の作成が大きく変化しました。
 キャラ作成がダイスによるランダムなものからポイントの割り振りに変わったことで、旧版にあったヒーローの狂ったパワーバランス(褒め言葉)がかなり軽減されました。少なくとも、初期作成のヒーローがドラゴンとタイマン張れる何て事は無くなりました。
 その他、
・種族ルールの改定
 人間とエルフとドワーフで、能力値の変化や後述する【タレント】の習得等、差別化が分かりやすくなりました。

・第4の能力値、【魔法点】の追加
 魔法や知識系技能用の技術点。また、魔法のリソースも表してます。
 これにより、旧版では命(体力点)を削って発動した魔法がMP消費型になったので、魔法が随分と使いやすくなりました。

・ヒーローの固有能力、【タレント】の追加
 特殊技能では表せない、ヒーロー達の特徴を付与するルールです。
 基本、リソース消費も判定も要らない常駐型の能力なのでこのゲームでは非常に強力です。身体的精神的特徴の他にも、社会的地位のタレントもあってヒーローにバラエティが出そうです。

・魔法の追加
 姉妹作「ソーサリー」に登場する、アナランド国家機密の魔法が『妖術』という形でついに導入されました。どうやら、門外不出の禁が解けたのか情報漏洩してしまった様です。多分後者。
 旧版での魔法は全て『魔術』に纏められ、魔術師専用になりました。僧侶は『神術』と言う信仰の奇跡を一日一回行使する、特殊能力のような形になりました。『まじない』はほぼそのままで、基本ルールから早速登場です。

・【防具】の制定
 FFからAFFになり武器のルールが制定され、AFF2eになって防具が選べるようになりました。
 旧版での「冒険に適した防具を身に付けている」と言う説明文に、ファイティングファンタジーと言うゲームの特徴が出ていると言っても過言ではありませんでしたが、ハウスルールで多かった物の一つが防具関係でしたし、順当と言えば順当な追加です。むしろ30年かかってようやk

・戦闘時クリティカルの効果の変更
 キャラクター関係のルール以外で、最大の変更点です(個人的感想)。
 旧版での、「クリティカル。相手は死ぬ」から「ダメージ2倍。技術点-1」に変更になりました。変更後もかなりの被害ですが、魔神をも倒す英雄が一匹のゴブリンにやられる悲劇や新米魔術師の杖でドラゴンが沈む喜劇が起こらなくなりました。これはこれでネタになりましたが。

 細かいところでまだ色々ありますが、全体的に魔法使いに優しい改編のような気がします。ですが、やっぱり技術点正義のシステムは旧版と変わらず、良くも悪くもファイティングファンタジーらしさが残っていると思います。……ヒーローの初期技術点が最大でも7にしかならないことに、言い様のない謎の不安感を覚えている方……私もですので大丈夫です。間違ってない。

 少しキャラメイクに手間がかかるようになりましたが、それでも初心者に優しい簡単なシステムと言うところは守られています。バランスも改善されて、モンスターデータも技術点と体力点に武器防具位しかないので、GM初心者でも負担なく回せます。
 別冊でFF第1弾作品である「火吹山の魔法使い」が、AFF2e用でリメイクされたシナリオもついてくるので、ルールブックのサンプルシナリオと合わせてキャンペーンも出来る所も初心者向きで良いと思います。もちろん旧作からのファンにもお薦めです。
 王道なファンタジー世界を体験したいけど、D&Dは敷居が高いと言うような方にも是非どうぞ。





 ……AFF2eでの最大の不満点。
「モンスター名称の変更」
 霧妖怪とか魔奴隷とか蛇魔神とか結晶戦士とか肥食いとか刺々獣とか魑魅魍魎とか殺生怪がオサレなカタカナ語の名前になってしまった……。個人的感想です。
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2018/02/13 17:51[web全体で公開]
😶 トーグってどんなゲーム?
よろしい
ならば戦争だ
我々は満身の力をこめて今まさに駆け出さんとする嵐の騎士だ
だがこの暗い闇の底で二十年以上もの間待ち続けてきた我々にただの戦争ではもはや足りない!!
大戦争を!! ポシビリティの大戦争を!!

 ……と、言うわけで異世界クロスオーバー物のパイオニア、トーグが復活されました!

 お店でTRPGのコーナーに置いてある、分厚くて重くて値段が高いこのルールブックを見たことがあるかも知れません…もっとも、初見で買おうとする人はまず居ないと思います。1冊で8000円とか、強気すぎる価格設定です。

 ですが、基本ルールに加えて旧版で出たワールドガイド、ゲーム内で使用するカード類が全部収録されていることを考えると、バラバラにサプリメントを買うよりもお得な気がします。…決して、私が沼の住人だからとか現状に毒されてるからだとかそんな事はないです。

 と、言うわけで、久しぶりのいい加減なざっくり解説です。

 このゲームの舞台は地球です。
 ただし、6つの世界に侵略を受けてます。この時点で、すでにヤバいです。普通は、侵略されるにしても1つか2つ位です。
 一応、各世界で同盟を組んで攻めてきていますが、あまりにも世界観がバラバラなせいか各世界で好きにやっちゃっています。

1オーロシュ
 吸血鬼や人狼が闊歩するヨーロッパのゴシックホラーな世界。でも支配地域は東南アジア。霧で包んでUV対策は万全。
2リビングランド
 ハチュウ人類が支配する恐竜帝国。ただし技術力は原始時代並み。全米がジュラシックパーク。
3アイル
 光と闇が争う剣と魔法の王道ファンタジー世界。王道が一周回って新しくすら感じる。
4サイバー教皇領
 改造クレリックやサイボーグビショップが権勢を振るう神権政治世界。パワーワード感が凄い。
5ナイル帝国
 ファラオを称するヴィランとヒーローたちが戦う古き良きアメコミ世界。プリキュアでも仮面ライダーでもどうぞ。
6ニッポンテック
 企業に支配された資本主義世界。侵略方法が経済支配。そのせいで誰も支配されてることに気付かない。いやらしい。

 その他、時が進むとさらに2つの世界が干渉してきます。

7サーコルド
 サイボーグ悪魔が人間を支配する世界。地球人に撃退されて失敗。復活するも領地はロサンゼルスのみ。不憫な世界。
8スタースフィア
 宇宙人たちの連合組織。唯一、地球に友好的な勢力。ナスカの地上絵は宇宙人とのメッセージだったんだ!ナンダッテー!

 この紹介を読んだ人には、「ジュラシックパーク程度なら現代兵器で蹂躙できるんじゃない?」と、思った人もいるはずです。
 ところができませんでした。各世界は、ただ戦力を送り込むのではなく、世界法則ごと地球に侵攻してきたからです。
 すなわち、その世界に存在しない技術・物体・知識・概念等は存在できないという事です。

 仮にジュラシックパークに武装した兵士が入っても武装は即座に機能を失います。それどころか、武器の使い方を忘れてしまいます。やがて人間社会の常識すら忘れて獣同然に成り果ててしまうのです。
 もちろん侵略者も直接地球側に入ってしまったら、地球の法則に縛られます。ハチュウ人類が文明に目覚めたりもします。それもあって、世界を侵食するようなやり方で征服行動を行っているのです。

 この世界の侵食に耐える力を持った者が、PCである「ストームナイト」です。

 彼らは、侵略者たちの目的でもある「ポシビリティエネルギー(可能性の力)」を強く持っている存在です。この力によってある程度、自分に都合のいい可能性を呼び込むことが出来ます。…あくまでも可能性なので、絶対ではないですが。

 PCの武器は、ポシビリティの他に「ドラマカード」というものがあります。このドラマカードはトーグ最大の特徴で、カードごとに様々な効果があります。そしてPCは、推奨行動と呼ばれる行動をロールプレイしてカードを得ることが出来ます。
 推奨行動と言う指針があるので初心者でもロールプレイしやすく、ロールプレイするとPCがパワーアップできる、20年前当時としては画期的なロールプレイ支援システムでした。

 その他の特徴としては、100をはるかに超える膨大な量のキャラクターテンプレートがあります。この中から1つ選んで、書いてある技能を選んだりデータを写せばすぐにゲームが始められます。
 欠点は、数がありすぎると言うことでしょうか。

 こういったシステム上の支援もあって、以外と初心者でもプレイしやすいゲームだと思います。
 ……値段以外は。

 国産クロスオーバー物であるカオスフレアも、このゲームにインスパイアされて作られたように、旧版の時代から色々な人に影響を与えました。
 私も当時、現代の地球人と言う自分と地続きなキャラで、ファンタジーやサイバーパンクや秘境探検など色々なシチュエーションで冒険できることに興奮していたのを覚えています。
 今でこそ、そういったシチュエーションのゲームはたくさん出ていますが、それらの元祖とも言えるゲームです。機会があったら是非触れてみてください。
 私も、体験卓を開ければと思っています。



 ……せめて5000円位なら、もっとオススメできるんですけどなー。
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2018/01/01 12:27[web全体で公開]
😶 あけましておめでとうございます
温泉に浸かってから、早いもので二ヶ月過ぎました。
オフのみの時には月一回有るか無いかだったものが、二ヶ月で一年分位プレイできました。ついでに、ルルブやサプリも増えました。
これも、皆様のお陰です。

本年もどうぞよろしくおねがいします。
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2017/11/21 03:49[web全体で公開]
😶 トーキョーN◎VAってどんなゲーム?
 GMをやるに当たりまして壁になるものは色々とありますが、その中の1つは敵や罠などのPCの障害となるデータの作成と管理でしょう。同じようにPCを制作するに当たっても、特殊能力や技能や魔法と言ったデータの選択や付随するルールの把握は慣れなければ大変に感じると思います。
 ゲーム内のルールやデータが多ければキャラクターやシナリオの幅は広がるますが、逆にそのせいで思ったようなキャラが作れないと言う事態も往々にして発生します。
 レベルが足りない、クラスが違う、スキルが取れない、サプリ持ってないetc.
 そういったままならなさを上手く昇華して、魅力のあるキャラを作り上げるのが醍醐味ではありますが、たまには心に仕舞い込んだ黒歴史ノートをつまびらかにして自分の中の思春期を具現化させたキャラクターをロールプレイしたくはありませんか?
 そんな方に「トーキョーN◎VA THE AXLERATION」をオススメします。

 はい、一部の方はなぜ?と疑問に思うかもしれませんが、あのトーキョーN◎VAです。
 1993年から現在に至るまで、FEARの看板の1つであり続ける化け物TRPGです。
 子供の頃に、2ndをお年玉やお小遣いをはたいて買ったのはいい思い出。大人たちの理解は得られませんでしたが。

 現行のタイトルですし、世界設定の概要もWikipediaに記載されてるので簡単に説明しますと…

1 「災厄」と呼ばれる、地球の地軸がひっくり返った上に氷河期まで来る大災害が起こりました。

2 何故か日本はほぼ無傷だったけど、当時国外に出てた日本人ごと閉め出して本州を鎖国してしまいました。

3 一応、出島として新星市、通称トーキョーN◎VAという街を作りました。でも後に日本は軍を率いて、N◎VAに進駐しました。

4 特権階級が宇宙コロニーから世界を支配したり、ヤクザやマフィアが抗争したり、スマホ持つ感覚でサイボーグになったり、脳とコンピューターを繋いでるハッカーが遊んでたり、超能力者や魔法使いが歩いてたり、ゴルゴ並みのスナイパーとか岩を剣や素手で割る武術家がわりと居たり、四国が腐海に沈んでクリーチャーが生まれたり、北海道の方で魔界の門的なものが開いてファンタジー種族が復活したり、最低野郎とかレイヴンとかみたいな人が戦場で暴れたり、世界中のAIに自我が芽生えて凌辱系エロゲーのヒロインが人権求めて裁判したり、ボーカル系音楽制作ソフトのキャラが芸能界デビューしたり、宇宙人とか未来人とか異世界人とか名乗る人が出たりしましたけど、みんなたくましく生きてます。

 以上、一部を紹介しました。20年以上の積み重ねで、とてつもなく混沌とした世界になってます。普通だったら、世界観リセットするか別のゲーム作ってます。

 ですが、そのお陰で作れるキャラクターの幅も凄い事になってます。
 キャラクターの生き様を表す22+9種類の「スタイル」を3つ選ぶことでキャラクターを組むのですが、それにより少なくとも上記4で書いたキャラは全てPCとして作成できます。多分、現代・近未来・ファンタジーなどジャンルを問わず、ほとんどのキャラを組むことが出来ると思います。

 要するに、銃を撃つキャラと札束で殴るキャラとスクールアイドルとパパラッチとミュータントと吸血鬼が、同じステージでチームを組んだり潰しあったりできるゲームです。

 また、判定方法も独特で、ダイスを振らずに手札から出したトランプで判定する方法を取ってます。カード運にも左右されますが、完全にランダムなダイスと比べると手札で握れる分、活躍できるシーンをコントロールしやすくなってます。折角、強いキャラを作ったのに、戦闘でファンブル出して活躍の機会を逃すみたいな事が起こりにくいシステムです。
 それでもダメだという場合でも、このゲームには各スタイルごとに設定された「神業」という強力なブレイクスルー能力があります。例えば、どんなものでも一撃で倒せる神業や、お金で買えるものならば企業だろうと人間だろうと買い上げられる神業、冤罪関係なく罪状を突きつけて社会的に消す神業など凶悪なものが揃っています。

 しかし、経験点が存在して技能や特殊能力がある以上、完全に思った通りのキャラクターが作れるとは限りません。

 …はい、ここまで引っ張ってきましたが、トーキョーN◎VAをプレイした事がある人ならば大体知っているかもしれませんが、このゲームにはもう1つのルールが存在します。
 1995年の2ndで実装されてその後は通常ルールに統合される形で消え、現行シリーズAXLERATIONのサプリのクローム・メモリーズでリメイクされた「クルードルール」です。

 粗雑という意味のこのルールは、その名の通り能力値、技能、アイテム類といったほとんど全部のデータを除いてしまったという正に雑なルールです。通常ルールにあったアイテムや技能などのデータは、クルードにおいては判定する時の演出用のフレーバー程度の存在です。
 スタイルを3つ選んで、トランプのスートを被らないように1つずつ各スタイルに当てはめる。最後にスタイルに対応する神業とプロフィールを記入すればキャラの完成です。
 あとは好きなように演出しましょう。データなんて飾りです。

 ちなみに、トランプの判定も見るのは数字ではなくて、ジョーカー>エース>絵札>数字札という序列で判定します。
 …AFF、ヴィルガストと数字データの種類が減っていって、ついにデータどころか数字そのものが無くなりました。強いて言うなら、スタイルにふられた番号とか年齢に身長、体重だけです。

 このクルードルール、見るからに簡単そうで初心者向けな様ですが、実は違います。
 このルールで作ったキャラクターは、スタイルという骨組みにプレイヤーが考えた設定で肉付けしただけの存在なので、ルールやデータによる裏付けやフォローが一切ありません。
 二刀流の剣士を作ったとして、通常は武器データやアビリティを修得していてそれらを使えば二刀流を表現できますが、クルードの場合、判定の度に二刀流ロールプレイをしなければ、他の武器を使ってるキャラと見分けがつきません。
 クルードルールでプレイするには、ぶれないキャラ設定とそれを表現し続けるロールプレイが必要になります。
 逆を言えば、設定にこだわるタイプのプレイヤーやロールプレイ大好きなプレイヤーにはぴったりのシステムだと思います。
 GMの立場から見てもNPCを作るのが簡単で、なおかつ作れるキャラクターの幅が異常なほど広いので、やろうと思えばヤクザ物や法廷劇、アイドル作品や刑事ドラマにホラー系などジャンルや世界観を問わず様々なシナリオが出来ます。
 もっとも、全員のノリと勢いが大事なんですが。むしろそれがないと回りません。

 オンセでプレイするにはトランプが使える環境が必要ですが、ルールも前述で雑と書きましたが必要最低限のルールは整っています。

 大変なところもありますが、ともすれば淡々とダイスを振るだけになりがちな戦闘も、クルードならカードを出す度にアクションやリアクションや台詞のロールプレイ合戦になります。
 たまには、憚ることなく好きなキャラを全力でロールプレイするのも楽しいものだと思います。
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2017/11/13 16:25[web全体で公開]
😶 ヴィルガストRPGってどんなゲーム?
 オンセに入って間もない私ですが、なんでもこの界隈では「ルールブック持ってないけどGMをやります」と、名乗りを上げる豪傑がいらっしゃるという噂を耳にしました。
 どうやら、「動画を観たから大丈夫」とか「リプレイ読んだから大丈夫」という事らしいですが、一体どういう風に回してるんでしょうか…でも、一度そういう卓に参加してみたい気もします。
 とは言え、実際に1回遊ぶか見学すればルールブックが無くてもなんとかなってしまうゲームも、あるにはあります。
 それこそ、ケイブンシャから出た「甲竜伝説ヴィルガストRPG」です。

 前に紹介したファイティングファンタジーでは、キャラクターの能力値は「体力点」「技術点」「運点」の3つでしたが、このヴィルガストRPGは「HP」だけです。
 武器と防具、魔法のデータもHPしかありません。徹底してます。
 当然、ルール内容も凄まじいものになってます。

 元になる原HPに、武器と防具と魔法のHPを足して総HPを算出します。
 自分と敵、両者同時に各々の総HPから何点消費するか宣言します。
 そこで、より多くの総HPを消費した方の攻撃が命中した事になります。
 命中したら、自分の原HPに武器のHPを足した分のダメージを相手の総HPに与えます。
 命中判定で消費した総HPは、双方とも回復しません。戦闘後に、消費した分の半分だけ回復します。

 以上です…HPしかないのに、行為判定なんてあるわけないでしょう?
 自分の命(HP)を削りながら敵を倒す。これがこのルールの全てです。
 ヴィルガストRPGは、元々は1990年に出たガチャポンのフィギュアからの派生作品のひとつな為、そちらからのデータの互換性はあるのは長所です。

 どうですか?
 HPを設定するだけなので、オリジナルも作りたい放題です。飲み込みの早い方なら、この説明だけで適当にオリジナルデータ作って卓が立てられるでしょう。

 実のところ、今回、ただのネタゲー紹介と言うだけではありません。
 このゲームに纏わる、ちょっとした思い出があります。今でも一緒にTRPGをしている友人が、最初にGMしたゲームでした。
 当時その友人はTRPGをこのゲームで知って、さらに言うならTRPGがこれ以外にある事すら知りませんでした。
 一応、私はソードワールドやCoCのプレイ経験があったので、初めてヴィルガストRPGを読んだ時の衝撃とよりによってキャンペーンで回そうとするとするルーキーの姿への不安は、今でも覚えてます。
 結果からいうと、とても楽しかったです。
 私のなかでベストキャンペーンの1つとなっています。もっとも、当の本人は黒歴史扱いをしていますが。
 TRPG始めて最初の頃に、TRPGはルール以上に一緒にやる人たちが大事だと学べたのは大きな財産です。

 余談を1つ。
 TRPGのルールとしては個性的かつ前衛的なゲームですが、甲竜伝説ヴィルガストと言う作品全体としては、今のライトファンタジーの先駆けと言っても良い作品です。
 主人公は、異世界に召喚された男子中学生。女神の加護により、魔法無効化&身体能力アップ。
 巻き込まれた幼馴染みは、洗脳されて黒ビキニアーマー装着で悪堕ち。
 負けじと味方側にも、ビキニアーマー装備の姫騎士。
 おそらく、ファンタジー界最初の猫耳種族のヒロイン。
 一人を除いて、全員十代のパーティー。最年少は十歳の幼女狩人。
 主人公に思いを寄せる、幼馴染みそっくりのお姫様。
 等々、30年近く経った今でも一部、または全部が引き継がれている設定が多々あります。
 ケイブンシャの短編小説とボンボンで連載されていた漫画(4巻までは)は名作です。個人的に。


追記

 ケイブンシャのTRPGで、ジュウレンジャーRPGを持ってる方がおりましたら、ご一報ください。
 ジャンケン判定等のお話を聞きたいです。
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2017/11/09 22:28[web全体で公開]
😶 AFFってどんなゲーム?
 AFFのルールサマリーを書き上げました。
 これで、AFF卓も建てられます。

 さて、卓を立てるにしても、そもそもAFFって何?っていう人がほとんどだと思います。
 そこで、ちょっとAFFというゲームを紹介してみたいと思います。
 ざっくりなので、詳しい内容はWikipedia等を参照して下さい。

 AFF。正式にはアドバンスト・ファイティング・ファンタジーと言い、1990年にイギリスで生まれたゲームです。

 このゲームの特徴は、なんと言っても数字データの少なさでしょう。
 AFFで書き込む数字は、年齢等を除けば【技術点】【体力点】【運点】【武器のダメージ】【技能レベル】の5種類だけです。しかも、武器と技能以外はサイコロで決まり武器と技能も数が少ない為、慣れれば10分もかからずにキャラが作れます。
 GMの目線でも、モンスターのデータが【技術点】【体力点】だけで、特殊能力も文庫1行分位しか情報量がない為、アドリブでも回しやすいです。

 と、良い所を上げてみましたが、もちろん悪い所もあります。
 それは、前述した数字データです。長所が短所にもなってしまっているのです。
 例を挙げると、PCの技術点の算出方法は1D6+6です。即ち、6/1の確率で技術点が12になります。
 そして、この世界で最強クラスのモンスターの平均的な技術点は、大体14~15です。多くても20を超えることはほとんどありません。(サプリで出ている範囲では)
 要するに、作りたてのキャラクターでも、取った技能レベルによってはドラゴンや魔神と互角に戦えかねないと言う事です。
 これはGMにとってもPLにとっても、非常にバランスが取りにくいです。
 6/1の確率で、かたやドラゴン級に、かたやゴブリンに毛が生えた程度と極端に戦力差ができます。
 一応、技能もあるので、技能点最低でも十分に活躍はできます。体力点や運点にも全く同じ短所がありますが…。
 ついでに言いますと、攻撃時に6ゾロを出すとクリティカルになり、相手は致命傷を負って一撃で戦闘不能になります。
 当然PCも。
 その他、鎧はレザーアーマーでもプレートメイルでも扱いが同じとか、盾なんて飾りですとか防具に関してはいい加減です。

 このような大雑っp…もとい、おおらかなシステムから、多くの人がハウスルールを作ってバランスを取っていたそうです。

 元々、このゲームはTRPGではなくて、ゲームブック(ソロシナリオ)の為のルールでした。
 元のルールから技能等のルールを纏めた事で、上級ルールとして頭に『アドバンスト』とついたわけです。
 起源がゲームブックなので、1人でも国や世界を救えるようにPCが強めになったのかも知れません…。

 ですが、このゲームはルールのバランスのせいだけで闇に埋もれた訳じゃありません。
 ゲームブックのシリーズはイギリスでは60巻、日本語訳されたものでも当時33巻まで出るくらいのベストセラーだったそうです。

 では、何故に消えたか…それは、同時期にソードワールドRPGが存在してしまったからだと言われています…。

 色々と不幸なゲームですが、レトロゲームと言うのは熱心なファンが存在するもので、なんと初版発売から20年以上経ってから2ndエディションが発表されました。
 日本語版も、2018年春頃に発売予定だそうです。

 長所も 、それ以上に短所も挙げましたが、私はこのゲームが大好きです。
 今のゲームには無いパワフルさがあると感じます。
 全てをルールで固めるのではなく、プレイヤーにキャラクターの大半を任せるスタイルはこの時代のゲームならではだと思います。
 何より、ルールの簡単さから初心者にも取っつきやすいですし…。

 …以上、長くなりましたが、今後も私のネタが続く限り、ざっくりと簡単ではありますがこのようなゲームの紹介をしてみたいと思います。
 プレイはしなくても、こんなゲームもあるのだと話のネタに知ってもらえるだけでも幸いです。

 AFFについて興味がありましたら、お気軽に声をかけて下さい。
もし時間がありましたら、突発でも卓を作ります。

 このような駄文、長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
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