😶 新作について (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)世界終末時計はあと二分。 賢者にはなれないヒト、識らない探索者、誰にも罪はなく、罪はある。 一つの世界の瞬く合間に、幻日は姿を見せる。 と、筋書二篇集「幻日の幕間にて」(げんじつのまくあいにて) を、4/6にBOOTHの「BOOTH Festival アナログゲーム回」( http://aika-yuduki-ssa.booth.pm/ ) にて、¥800でDL公開させて頂いております。 すでにDLしてくださったであろう方々には本当に平日からのご愛顧に感謝致します。 こちらには短文も二つ全体の導入と完結部に入れておりますのでそちらも踏まえて頂けたらなあと思います。 また、今回はTwitterの方に、トレーラームービーを4/1に出しておりますので、ご興味があるお方はそちらをご覧いただければと思います。 基本的に、私のソロシナリオ系統をプレイしていらっしゃる方なら、お口に合うような感じです。普段通りのです。 マレウス・モンストロルムをシナリオ制作上にて参考にしておりますが、プレイ時には不要です。手元にあればご参照くださればより詳細を把握できるでしょう、という具合なので、ルルブだけでどうぞお気軽に。 =========ここから以下、若干のネタバレ含=============== 主な題材としては今回、「ブルーベル」「古代林」「清算」「終末時計」などとまあまあ、お前好きやな!と言われるようなもんを集めたいわば趣味の集大成に近い何か、ですね。 元々植物が好きなのはもはや自明のレベルなんですが、水とか、時計とか、何でしょうか、象徴的なものが好きで。 心のありようとか、そういうのが好きな人種ですね。 日常ではそんなに喋る方ではないんですが、頭の中には言葉がどばっと溢れているタイプの人間なので、無性に言葉を出したくなると自動的に呟いたりしている。詩的だったり哲学的だったりなんだかこいつナニモンなの?っていうような発言が多いのは非常に申し訳なく思う次第です。最早性質也や。 そういえば、最近友人からこれやってみ?と言われた性格診断で、「自分の価値観に生きる理想主義者である」と出て「あ~~~~否定できねぇ~~~~~~~~~てか質問が大体答え偏るぅ~~~~~」とかなってました。アポロン型、とも言われるそうですね。よりにもよってアポロンか、どこぞの自分でアポロン演じるとかいうオペラをやった王様が思い浮かびますね、ちょっと腹立つんですよねあれ。自分が太陽て。いや確かに太陽王とか呼ばれてるけど、ヴェルサイユ宮殿のせいで財政かっつかつになってんじゃねぇか。この手の診断だと、16種に性格は分類されるそうですが、米国人口に置き換えて考えてもこのアポロン型は比較的少数の性質のようです。(曰く~5%、30人のうちに数人いるかどうか) ただ、性格云々をなしに「アポロン型」という言葉を用いますと、ちょっと気色が変わりまして、「芸術活動の根本」の一つという意味を持つそうです。ちなみに主に使ってたのはニーチェ。またお前か。この形式の芸術は、造形美や抒情が当てはまるそうで、なんというかたかが診断、されど診断、とも思いますね。自動診断に何故ここまで私のことを悟られなければならぬ。いや、選択型なんだから選んだのはお前だろ?とはなりますけど。 ああ、ブリタニカ国際大百科事典から引用すると、「この型の芸術は夢幻の観照の世界のものであり,静観と叡知による。」とのことでして、なんや…かっこいいやないか…となる辺り、自分はやはりこの型に位置していることはもはやもう隠しようがない。 芸術原理としてのアポロン型の正反対に位置するのはディオニュソス型、まあ荒々しい表現、動きを重視する型と言えばいいのか。あの神の怒りに触れて蛇かなんかに絡まれて噛まれて見悶えてる髭の彫刻とかがそうなのか? ちなみにその性格診断結果からゲーマー種族診断というものへ飛べて、斜め読みしたところ、 「civilization」「テイルズオブシリーズ」「パワプロ」「モンハン」「MMORPG」「シムシティ」「TRPG」 と、言葉がちょっとなくなるぐらいには網羅していた。civilizationは夜を忘れるゲームだと聞いて止まないので未だ手は出しておりません。動画は見てるけど。広大設定で最高難易度をやってる動画とか見てるけど。MMORPGとか自キャラのアホ毛の位置をコンマレベルで弄ってたけど。 暇つぶしにはいいですよ、性格診断。 まあそれた話はいいです。 civilizationシリーズのガンジーさんは助走を付けて核で殴って来るから気をつけてください。 まあつまり、私が書くものがそういった類になるのは自然なことだと大変納得はしているのですが、適職がクリエイターとか研究職とか、まあそれは「知ってる」って感じなんですけど突然の「思想家」でもう大草原不可避です。ネタにできます。「適性診断な、私な、思想家やねん。もう2世紀ぐらい前だったら頑張れた気がする」と発言したら母が大爆笑しておりました。母も「今は民主やから社会主義広めな」とか乗って来るんですが、「社会主義は勘弁してくれ」の一言です。いや政治思想とかそういう点ではなくて、史学的に社会主義ですでにお腹いっぱいという意味です。 やはり物事を何かしら起こすと特性が前に出てくるのは当然ですね。得手不得手とはよく言ったものです。その得手不得手を捉えてかつ受け入れられたらこんな幸運なことはないでしょう。いや、どうだろう。人によるんだろうな、と考えて私はおそらく、最終的にはまだ足りないと何処かへ行く胡蝶が如くなんでしょう。 人間には生まれた瞬間から意義があるみたいなそんなように表現されるのが多い世の中ですが、いや、確かに生まれた瞬間、通常なら両親から望まれたものであるでしょうから、意義はあるんでしょうけど、本人に意義の認識はないし、むしろ意識は無に近いし、生物でしかないような、成長過程で個を確立して知性を持つと考えるのでやっぱこう、生まれた瞬間から意義、意味のある人間はいねぇなと思ったり、思わなかったり、そもそも普通の人ってこういうの考えないよね?!だよね!知らないと普通っていう言葉すら曖昧すぎるよね!! という、まあ、そんな感じにシナリオ自体も、延々と語り掛けることでしょう。 「貴方」という存在の意義、思想、感覚、ただの複数細胞生命体ではなく知能生命体としての意味を。 何度でも。 「鴉は黒い」という誰もがそうだろうと思うその普遍なことを、どう実証すればいいのか分からなくとも、何度でも問いかける。 私のシナリオはそういう、独特のえぐい、というのですかね。苦いところがあるかと思います。さあ、貴方はどうしたいんだ?という問いは探索者ごとに変わるでしょうし、同一になることは滅多にないことですね。 逆にそういう不可視なものを、描くことには強かなものがあるかと思いますから、濃い時間にしたいのならば、考えを深めるのも悪くはないでしょう。 考えすぎは、逆効果になりますから、用量は守りましょうね。 昼夜逆転の生活をしているに等しいので、よく窓越しに夜明けを見る羽目になるのですが、黒が紫になり、白け、赤みを持ち、青へとなっていくあの過程を「美しい」と思う「自分」という「人間」がいるから「世界は美しい」という理論が出てくるんだなあと思ったりします。人がいるから世界を「美しい」と評価しているという話ですね。人がいなければ少なくとも地球上には言葉として世界を美しいと表現するものはないので。未来においては分からないですけれども。 まあ、そんな話を、筋書として書いているので、気儘にお楽しみくだされば幸いです。 あんまり哲学的に話していると、頭痛もしますからね。
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