Keiさんの過去のタイムライン
2021年05月
Kei | |
2021/05/31 21:20[web全体で公開] |
Kei | |
2021/05/22 21:08[web全体で公開] |
😶 Broken Talesを遊んでみたいお話 ご機嫌よう。 現在Kickstarter中で、日本語版のクイックスタートもあるBroken TalesというTRPGがございます。18世紀のヨーロッパを舞台に、善悪が逆転してしまった御伽噺を題材にしています。悪役が善い役割に転じた反面、それらの物語の主人公が悪に転じてしまったのです。 クイックスタートでは、簡単なルールの紹介とシナリオ、それにサンプルPC?が付属しています。サンプルPCを選んでシナリオを遊んでみるには十分でしょう。 PCは設定上善い役割を与えられていますが、条件を満たせば悪堕ちすることもできます。元々の御伽噺でも悪役ですし、そういった動機や目的は条件を満たせばRPに利用できます。悪役が、壊れた御伽噺の異なる悪と対峙する感じでしょうか。面白そうじゃないですか? ルールですが、基本はナラティブ系、判定は最低限で、避けようのない対立でしか判定は行いません。その判定には、(非常に限られた)資源を消費するかダイスを振るか両方使うかを選ぶことができます。資源を使うには、状況とPCの記述を関連付ける必要があります。ダイスを振る場合は、判定に成功するためには数を増やさなければならず、数を増やすと失敗の可能性が増えるというシステムになっています。ちょっとPowerplayを思い出しますね。ですので、PLにはできるだけ判定を回避したいというモチベーションも生まれるでしょう(GMは決してダイスを振らないこともルールに明記されています)。 もちろんGMありナラティブ系らしく、PLに尋ね、PLが描写・演出することで、お話が進行します。 付属のシナリオも、オオカミに育てられた赤ずきんを題材にしたもので、わたくしは結構好印象を受けました。GMしてみたいですわ。
Kei | |
2021/05/19 21:13[web全体で公開] |
😶 ゲームマスターは楽しい、プレイヤーは楽しくない、ゲームマスターしなさい(錯乱 ご機嫌よう、プレイヤー。 GMはあなたを次のGMに抜擢しました。つまり、今やあなたはGMとなって、仲間のPLと共にSANをすり減らすという、素晴らしく楽しい任務に就くことになるのです! 崖から突き落とされたり、呪われたり、刺されたり、ぐちゃぐちゃにされたり、SNSで吊し上げられたり……全てあなた次第です。これからは、何もかも全てあなた次第です。もしも万が一うまくやれば(いえ、きっと、と言おうとしたんです。きっと)あなたは称賛されるでしょう! なにしろGMは卓で最も偉大で最も強力、そして、GMには使命があり、責任があり、仕事があります。何よりも、GMはセッションを主催しなければなりません。 まあ、大して期待はしていませんが。 善意の、しかし錯乱したGMが、PLを楽しませようと必死になっています。GMは楽しい……ならば、みんなGMするべきなのでは。あなたは次回のGMとなって、リレーキャンペーンのシナリオを準備し、卓の全体に注意を払い、PLを楽しませるのです。他のPLがある事実を暴き出さないことを祈りつつ……そう、GMって結構大変(けれど、本当に楽しいです)。 というメタTRPGがあっても良いと思うのですが、いかがでしょうか。
Kei | |
2021/05/15 01:12[web全体で公開] |
😶 ポエムを披露したお話、あるいは信頼について ご機嫌よう。 CoCキャンペーンの3回目のセッションを終えました。多分、このキャンペーンの演出上いちばん面倒なシーンを終えました。いちばん? まあ、残りの部分は何もできていないのですけれど。それでも、これ以上面倒なシーンはもうない……なかったらいいな。あったとしても楽しむだけなんですが(。というか、プレイヤーの方々は今回のセッションを通じて更に面倒になりそうな演出を色々としてくださいました。これらの要素は今後使いますけれど……。 ところで、突然ですが、シナリオを自作されている方だったらお分かりいただけるかしら、TRPGのシナリオって、ある種ポエム的なところがあるかと存じます。さらに、ポエムの中にポエムが書いてある、というような構造も、お分かり頂けるんじゃないかしら。 はい、恥つかしいポエムを披露しておりますし、PLの方々にも手伝っていただいております(。 それに、PLの方々にはお楽しみいただけている感触がございます。 ところで、今回のキャンペーンは、わたくし、いつも以上に力が入っていますし、いつも以上に色々と気を配っています。このキャンペーンを成功させたいし、PLの方々にプレイして良かったと思って欲しいです。GMとしては、とにかく大変で、面倒で、気を遣って、けれど、やりがいはございますし、もちろん楽しいです。まあね、GMって基本的には楽しいものですけれど。 というのも、そういうことをしてはいけません、と言われかねないことを、敢えて行っています。その一端は、このような感じです。 この地方には○○を忌避する風習があります。その上で、PCを選んでください。 PC1:あなたは○○です。 PC2:あなたはPC1が好きです。 PC3:あなたはPC2が好きです。PC2のためなら自分は身を引いても良いと思っていますが、PC1がいなければいいのに、という思いも胸に抱いています。 PC4:あなたはPC3が好きです。○○を忌避する風習を信じていて、PC1を避けるか、嫌うか、憎むかしています。PC1が好きなPC2のことも同様に蔑んでいます。 PC1がヒロイン枠でPC2がヒーロー枠に見えますか? そういう観点だとしたら、PC4に渡しているハンドアウトって結構キツいですし、PC3・PC4の役割もキツいですね。ですが。ここからどうなるのかと言うと、別に枠とかないですよ(暗黒微笑。そうなるとしても、それはプレイの結果、PLの意図であって、わたくしが予定したことではございません。また、PC間の(表立った)対立も、予定にございません。 それでも、実際のシナリオでは、PC1が差別され、区別されるような演出をしていますし、PC4がそうするような誘導さえございます。 さらに、担当するPLの意志には関係なく、これらのPCがシーンに登場し、その意思や行動が他のPLに委ねられることさえあります。例えば、PC3のPLには、PC2がPC3に好意を見せるような演出ができるシーンがございます。ついでに、PCの感情をハンドアウトで指示したりもしています。今回のシナリオでは、RPしていただいたとしても、それがなかったことになるシーンまでございました。 これ、必要なんですか? と問われたら、いまのわたくしには、必要かどうか分かりかねます。最終的に、これらのシーンに意味があったと思えるようにしたい、とは思っております。PLの方々に、プレイしてよかった、このキャンペーンが良かった、と思われるようなものにしたいです。 エモいRPのため? そんなものは求めていません。再現不可能な一回限りのキャンペーンのギミックとして仕掛けております。キャンペーン自体のグッドエンドとバッドエンドのイメージはありますが、そこまでどうやって至るのかは、現時点では全くわかりません。うまくいくかどうかは正直賭けの部分もございますが、PLの方々はうまいことやって、このお話をグッドエンドに導いてくださるだろうと信じています。 本来なら事前に全部予告すべきという意見はもちろんかと存じますが、今回のキャンペーンに関して言えば、そんなに事前には予告せずに行っていることの方が多いです。というか、シナリオができるのが当日とか前日とかで、それまでわたくし自身にもどんな展開になるのか分かっていません。ですので、Xカードは当然使いますし、それ以外でも、とにかく気を配っています。もちろん、セッションの最初にはお話しますし、お話することが何かしらクッションになることは期待しています。 お互いに信頼しているからこういったことができる、ということはあるかと存じます。こういう信頼って、オンセを渡り歩いている方々は、どうやって得ているのかしら? わたくしがこのキャンペーンを始めて思ったことは、TRPGがうまくいくかどうか、楽しいかどうかって、プレイスタイルとか何やらとかが合うとか合わないということではなくて、信頼できるかどうかなんだな、ということです。一回のセッションで見極められるのかしら? ちなみにですが、わたくしのいまの卓は、リアルに信頼できる方々を集めた身内卓です。この卓を始めた時にはプレイヤー間では面識のない方もいらっしゃいましたが、わたくしが信頼していますので、とご了承いただいてお呼びしたりしました。その後PL間で別の共通する趣味があったとかで遊びに行ったりしたと伺っておりまして、わたくしの目に狂いはなかったのですわ。 ということで次回は、HRTについて語ろうかしら? というところでお時間ですね。ご機嫌よう。
Kei | |
2021/05/08 01:04[web全体で公開] |
😶 シナリオはどうしたら短縮できるのかというお話 ご機嫌よう。 新キャンペーンの2回目のセッションでしたが、開場一時間を切ったあたりでご連絡があり……。 Aさん「遅れます〜」 Bさん「事情があり今日は早めに終了して欲しいです」 わたくし「えっ……」 そんなこんなで、楽しかったですわっ。 それに、時間の制約がある中、どうにかしてわたくしのセッションに参加してくださって、とても嬉しいです。 ともあれ、まず、開幕まであと30分とかで、シナリオの長さを半分にしなければなりません。シナリオの最後のシーンまで、どうしても今回のセッションでで描ききりたいです。というのも、次回に半分回す、というような構成になっていません。途中で区切れるようにシナリオになっていません。つまり、カットできる要素をカットして、シナリオ自体は完了させたいです。 幸か不幸か、個別シーンがございます。必要最低限以外の個別シーンを全カットしてしまいましょう。本来ならPLの方が描写や演出やRPした上で提示する予定だった要素は、もうこの際、そのまま提示してしまいましょう。 演出判定なども、カットして成功したことにしてしまいましょう。判定に至る演出自体もカットしてしまいましょう。 これで、多少時間オーバーするかも、くらいで収まるはずです。ともあれ、お願いいただいた時間は超過するかもしれません、という説明と、これ以上無理な場合は宣言してください、というお願いをして、セッション開始です。 これで。リクエストいただいた時間内に収まりました。まあ、数分オーバーしたのですが、PLの方々にはご満足いただけたようです。 さて。 実際に遊んでいて、予想外にセッションが長引くことは、よくあることかと存じます。どうしたらシナリオを短縮できるのか、というお悩みもあるかと存じます。 それで、シナリオの縮め方なのですが、これは実は難しくありません。わたくしの個人的な意見ですが、長くするよりも短くする方がずっと簡単です。 通常、TRPGのシナリオは、PCという要素すら排除した必要最低限の要約をすると、びっくりするくらいに短くなります。まず、その要約をします。もうPCとかいなくていい、くらいまで。すると、PCが必要な部分は、概ね「なんやかんやあって」に集約できますね。 「なんやかんや」は、とても抽象的に書いていますが、これは抽象論で、実際にPCがなんやかんやしてどうにかなった、というのはやりすぎです。その手前の部分を考えましょう。すると、大体、PCが何かをして結果を得ることを何度か繰り返す、という構図があるんじゃないですか? そういう構図を得たら。クライマックス以外捨ててしまいましょう。経過はバッサリとカットして、その経過で得るはずだったものを、単に渡してしまいましょう。そこにドラマがあったはずなのに? そんなドラマは捨ててください。代わりに、PLにこう伝えましょう……「ドラマチックなことがあったので、一文で描写してください」 つまりこういうことです。30分かかるはずだったシーンをカットして1分で結論だけ伝えて、それを広げる9分をPLに与えましょう。これでも時間は1/3になりました。 時計は忘れずに。あと何分でお願いします、ということはPLに伝える必要がありますし、時間になったら、どんなに盛り上がっていても、無慈悲に切ることも必要です。そうでなくても、このシーンは何分までです、と伝えることには意味があります。オーバーしがちで、そのままずるずると長引きがちかもしれないですが、場合によっては、あなたが時間をオーバーしたら他の人の時間が減ります、という宣言をしても良いかと存じます。
Kei | |
2021/05/05 00:37[web全体で公開] |
😶 ハンドアウトで何を指示して良いか、というお話 ご機嫌よう。 現在進行中のCoCキャンペーンのシナリオを書いています。次回のシナリオは概ねできていて、その次のシナリオを書いているのですが……。 このキャンペーンでは、事前に「わたくしの趣味全開の演出がありますよ」「ハンドアウトを利用した演出がありますよ」とご案内しておりまして、できている部分に関しても、わたくしの趣味なシナリオと自分で思えるくらいではありますが……いまハンドアウトを書いていて、このハンドアウトにどこまで書いて良いのか、悩んでおりますの。 キャラクターの動機や目的ではなく、感情の動き。 そうなんです。普通だったら、ハンドアウトは動機や目的を示すものかと思います。けれど、感情の動きを指示したい。その結果、何を目的にするのか、何が起こるのか、ということの方をPLの方々にお任せしたいです。 もちろん、わたくしは、わたくしの卓にご参加いただいているPLの方々を信頼しています。わたくしがハンドアウトで指示すれば、そのようにして下さると思います。でも、やっていいのかしら? それで良かったと、PLの方々に感じていただけるのかしら? まあね。そうは言っても、このハンドアウトを提示することになるんですけれど。それで良かったとPLの方々に感じていただけるかどうかは、ハンドアウト自体ではない、その後の納得感で決まるのですけれど。なので、そのように演出するのですけれど。 けれど、シナリオを作っている時には、こんな風に迷うこともございます。