😲 初めてのテキストセッションKP編 皆さんはクトゥルフ神話TRPGのシナリオ「狂気山脈 -邪神の山嶺-」をご存知でしょうか? 最近ではクラウドファンディングにより映画化企画が進み、「狂気山脈 ネイキッド・ピーク」の作成が進められているなど、長く愛されている作品です。 私もTRPGデビューから2回目のセッションで遊んだ、思い出深い作品でもあります。 さて、今回ひょんなことから突発気味にこの狂気山脈のKPをやることになりました。 元々がTRPG以外の趣味の集まりのメンツ。 参加者は初心者と経験者が半々。 形式はテキストセッション。 私はボイスセッション派なのですが、狂気山脈は2回も回したし、むしろ喉を痛めない分テキストの方が楽かなと思って挑みました。 そして準備不足に頭を痛めることになりました。 ここで狂気山脈のシナリオについて。 ザックリシナリオの内容を説明すると、エベレスト超えの巨大山脈をひたすら登る硬派なシナリオです。 山に登るための進め方について軽く説明すると ①.全員〈幸運〉で天気を決める ②.天気に応じて技能値に補正が入る ③.〈ナビゲート〉を振って安全なルート開拓 ④.〈ナビゲート〉に失敗するとアクシデント処理 ⑤.これをNPCを含めた登山隊全員で行って1000m分登頂 ⑥.これを3000m地点から山頂10000mまで繰り返す ※一部例外の地点あり とひたすらストイックにダイスゲーム。 例外地点や各種アクシデントの解説・判定も含めると、結構細かくルールが設定されています。 アクシデントも種類がそこそこあるので、単純な文書量も多いです。 そしてこれらを読みやすく・分かりやすく・テンポよく・そして何より恐ろしく、テキストに打ち込む必要があるわけです。 ここでテキストの用意が甘かった私は、いくつか重要なルールの説明や描写をポカしてしまいました。 結果から言えば、直接的な被害がなかった(結果論的にはリカバリできた)とはいえ、これはもう猛省……! 続きは明日の晩に、と締めた後、ひたすらにこれまで提示したルールを振り返り、書き起こし、この後の描写を再確認して、情報タブとシナリオテキストにたっぷり(それはもうたっぷり)記述。 主要な描写も逃すまいと徹底的にシナリオを読み直しました。 テキストを甘く見てはならない。 レスポンスがある分、機会を逃すと流れてしまい、永遠にそれを語ることができないこともあるのだ。 今回はその流れを御するチャンスが2度3度やってきた結果に過ぎないのだ。 今回の参加者の半分が初心者の方。 前回見学した時の発想重視なセッションとは違い、今回は戦略とダイス目というストイック性。 更にはKPお得意のボイスセッションではなく、声が見えないテキストセッション。 昨晩は参加者の皆様が楽しめているのか、少し慎重になりながらNPCのロールプレイを挟んで行きました。 こうして夜通しテキスト整備に明け暮れたKPは、どうか参加者の皆が狂気山脈の頂に立った時、心から「楽しかった」と感じてもらえることを願いつつ、備忘録としてこの日記を書き留め、いつの間にか登っていた朝日に『おやすみなさい』と声をかけるのでした、まる。
過去のタイムライン一覧に戻る