Augus・Leo (オーガス・レオ)〈ロスト→生還〉(クトゥルフ神話TRPG用キャラクターシート)

夜凪が作成したTRPG「クトゥルフ神話TRPG」用のキャラクターシートです。

本作は、「サンディ・ピーターセン」「リン・ウィリス」「中山てい子」「坂本雅之」「KADOKAWA」が権利を有する「新クトゥルフ神話TRPG」の二次創作物です。
(C)サンディ・ピーターセン/リン・ウィリス/中山てい子/坂本雅之/KADOKAWA

Augus・Leo (オーガス・レオ)〈ロスト→生還〉の詳細

キャラクターID: 161169645228yonagi479

キャラクター情報  NPCでの使用は不可
TRPGの種別: クトゥルフ神話TRPG
Augus・Leo (オーガス・レオ)〈ロスト→生還〉

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キャラクター名: Augus・Leo (オーガス・レオ)〈ロスト→生還〉
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15 / 15
外部URL:
メモ:
〈特徴〉
・暗黒の祖先(32)

〈後遺症〉
・5ヶ月の間POW-5。(完治)
詳細A:
《プロフィール》
【職業】 探偵(ディレッタント) 【性別】 男性 【年齢】 25歳 
【出身】 イギリス 【学校・学位】  
【精神的な障害】  

【SAN値】 現在 / 最大
76 / 76

【STR】 14 【APP】 17 【SAN】 75
【CON】 11 【SIZ】 14 【幸運】 75
【POW】 15 【INT】 11 【アイデア】 55
【DEX】 7 【EDU】 19 【知識】 95
【H P】 13 【M P】 15 【ダメージボーナス】 +1D4

【職業技能ポイント】 380
【個人的な興味による技能ポイント】 110

《戦闘技能》
☐回避     29% ☑キック    87%
☐武道:立ち技  5% ☐投擲     25%
☐こぶし    50% ☐マシンガン  15%
☐拳銃     20% ☐頭突き    10%
☐サブマシンガン 15% ☐組み付き   25%
☐ライフル   25% ☐ショットガン 30%

《探索技能》
☑目星     86% ☑聞き耳    71%
☐応急手当   30% ☐追跡     10%
☐隠れる    10% ☐忍び歩き   10%
☐隠す     15% ☐写真術    10%
☑図書館    75% ☐登攀     48%
☐鍵開け     1% ☐精神分析    1%

《行動技能》
☑水泳     35% ☐電気修理   10%
☐運転:自動車 20% ☑跳躍     65%
☐機械修理   20% ☐操縦:     1%
☑乗馬     45% ☐ナビゲート  10%
☐製作:スコーン 12% ☐変装      1%
☐重機械操作   1% 

《交渉技能》
☐クィーンズイングリッシュ 95% ☑信用     88%
☐説得     25% ☐言いくるめ   5%
☐値切り     5% 

《知識技能》
☐クトゥルフ神話 23% ☑歴史     65%
☐オカルト    5% ☐コンピューター  1%
☑経理     65% ☐電子工学    1%
☐天文学     3% ☐物理学     1%
☐化学      1% ☐考古学     1%
☐心理学     5% ☐法律      5%
☐人類学     1% ☐生物学     1%
☐薬学      1% ☐地質学     1%
☑博物学    70% ☐医学      5%
☐芸術:絵画   5% ☐日本語     5%
☐夢見      5% ☐芸術:ダンス  5%
☐夢の知識    5% 
詳細B:
{武器}
キック 1D6+DB タッチ 1回 -
組み付き 特殊 タッチ 1回 -
こぶし 1D3+DB タッチ 1回 -
頭突き 1D4+DB タッチ 1回 -


{所持品}
・スマホ・財布・手帳・筆記用具・ハンカチ・手鏡・着替え
・紅茶セット

・魚座のスタンプが押された封筒
・サジタリウスに貰った落ち着いた赤色のカーディガン(手作り)


【現金】  【預金/借金】 

{パーソナルデータ}
【経歴】
・上流階級(Upper class/アッパークラス)の中でも最高位である
 公爵(duke/デューク)の爵位を持つロンドンの貴族の家の生まれ。
 父方の祖父がオーガスの16歳の誕生日前日に亡くなり、若くして
 11代目レオン公爵の爵位を継承した。

 祖父は代々受け継いだ爵位と規律を重んじる厳しい人で、オーガスが
 2歳の誕生日を迎えたその日から、爵位を継承させるに相応しい人間
 にさせるために貴族の常識や礼儀作法、勉学に至るまで幅広い知識と
 教養を叩き込んでいった。

 物を見る目、聞き取る耳を養う為、毎週のように絵画や美術品を見に
 美術館に、位の高い料理店や仕立て屋、アンティーク家具や質の良い
 物が置いてある店、そして音楽鑑賞や名のある劇団を観に赴く。
 (目星)(聞き耳)
 家にある書庫と図書館にある本を読み、英国の歴史や英国の建設に
 深く関わる国や人物などが載っている歴史書や世界の礼儀作法、
 家業である経済の勉強をし、
 (図書館)(歴史)(経理)
 実際に山、海などに訪れ災害にあった際、領民を先導できるようにと
 食べられる植物、毒のある植物、丈夫なツルや非難できるような場所
 を迷わず見つける為の訓練として、1週間から1ヶ月間たったひとりで
 自然の中に置き去りにされたこともある。
 (跳躍)(水泳)(博物学)
 また貴族の嗜みとして庭園で飼っている種別、体格の違う馬を
 全て同じように思い通りに乗りこなす訓練、
 (乗馬)
 自分の身は自分で守りなさいと護身術を、
 (キック)
 そして6歳を過ぎた頃から祖父と共に社交場に赴き、顔と名前、
 幼くして身に付けた教養と知性を大勢に知らしめる事で周囲に
 『オーガス・レオは爵位を受け継ぐに値する優秀な人物だ』
 と知らしめさせた。
 (信用)
 祖父の教育は約14年間常に行われ、オーガスはそれに食らい付いて
 いける、祖父の想像通りの人間に仕上がった。

 最後の1年、祖父は老化で内臓の機能が弱まり病院で寝たきりに
 なっていたが、オーガスは常に祖父の教えを守り勉学鍛錬に励んだ。
 祖父は亡くなる1ヶ月前に
「お前になら安心してレオンの名を継承できる。王から貰ったその名に
 泥を塗らぬよう、精進していけ」
 と言い残し、初代レオン公爵から受け継がれているダイヤモンドの
 ブローチ(ダイヤモンドを中心にペリドットが散りばめられている)
 をオーガスに贈った。
 
 レオ家は5代目レオン公爵の代から様々な事業を展開している。
 5代目は貴族の誇りと王から頂いた物を守る為、爵位に胡座をかかず
 自ら働き金銭を稼ぐ事を家訓と定め、以降レオン公爵が継承される
 際にどの事業に進出するか予想するニュースが流れるのが恒例。
 これまでに歴代レオン公爵が手を付けてきたのは
 5代目:陸軍大将、6代目:個人経営の病院、7代目:銀行の設立、
 8代目:自動車の製造販売、9代目:ホテル経営、
 そして10代目(祖父):宝石、貴金属販売。
 病院と銀行はどちらもレオンの名をつけられているが、現在の経営者
 はレオ家ではなく、先代達が見込んだ部下に引き継がせている。
 自動車会社は赤字にはならなかったものの時代が変わり売れ行きが
 伸び悩んだので祖父が爵位を継承した後会社の権利を売り払った。
 現在レオ家が直接関わっているのは親戚が経営を引き継いでいる
 ホテル・レオンと祖父が父に引き継がせたレオン宝石店のみ。
 
 事業を開くにあたりオーガスは祖父に言われた
「初代は民を守った功績から爵位を頂いたのだ。レオンの名が受け継ぐ
 名誉は民を守りぬく事にある」
 という言葉に則り、大学卒業とともに『レオン探偵事務所』を開く。
 探偵業とは狩りに似ている。
 獲物を追い詰め事実に喰らい付く。
 獅子を姓に宿す私にピッタリではないか。という考えから。
 宣伝は大々的にニュースで流してもらい、大学の知り合い達にも
 ロンドンで探偵事務所を開くと公言した。
 驚くべきは依頼内容に関わらず謁見料として前金100万£(ポンド)
 を取る暴挙に出た事。それにプラスして依頼料が500万£以上も
 掛かる、世界一高額で裕福な探偵で有名。
 それでも級友は全員名のある貴族なのと、レオ家とコネを持ちたい
 実業家や芸能人達が世界各地から依頼にくる。
 ただし、彼等はオーガスと直接話す事を目的として来るので依頼自体
 は簡単な人探しや架空の浮気調査が殆ど。
 それでもレオ家と良い関係を持ちたい彼等はこぞってオーガスを
 『一流の探偵だ』と言いふらし、私は彼の依頼人になった事がある
 と大々的に宣伝する。
 しかしオーガスにとって依頼内容はともかく貴族のみが訪れる状況は
 当然の事。そもそも上流階級以外の人間と関わった事がないし、
 関わるつもりも無い。
 自分が富豪達の相手をして稼いだ金で優秀な探偵を雇い、レオン探偵
 事務所の支店を設立する。そこでは市民の為に破格の金額で依頼を
 受ける。これがオーガスの思惑だ。
 既にロンドン市内に市民に親しみやすい2号店を展開し、そちらも
 格安で依頼を受けられると繁盛している。
 ただ、やはりただ依頼人の話し相手になっているだけの事実に関して
 憤りを感じ、事業としては成功しているが探偵としての技術が自分に
 身に付いていない、探偵としては未熟なままだだと不満を持つ。
 自分は探偵業から身を引こうかと考えている。

 そんな時に封で送られてきた依頼。
 普通なら直接話すのが目的だ。手紙なんて使われない。
 正しく、解決して欲しいから送られてきた依頼書。
 人生初のまともな依頼だと封を開けたオーガスは、依頼書に書かれた
 1行目で落胆した。なんて節穴な依頼主だ。と。
 それに加えて自分の他に12人も探偵を呼んでいるらしい。
 オーガスが一流だと思っている人物が呼んだ探偵達とはどの程度
 なのだろうと。

 そもそも13人も集める理由はなんだ。
 ただ依頼を解決して欲しいだけなら1人で充分だろう。
 名前も本名では無いだろう。seekers。自ら捜索人と名乗った
 この依頼主には何か裏がある。
 村人全員が消えたと書いておきながら探して欲しいのは館の主と
 館の秘密だけ。まるで村人が消えた理由が館にあると言っている
 ように思える。
 だが最後の文。
 報酬が未来か。この依頼主は俺が死ぬと言っているのか。
 面白い。私の生死がかかった依頼がまともな初仕事とは中々数奇な
 ものだが、レオンの名の元に誠意を持って受けようではないか。
 この依頼主が黒か白かは問題ではない。何、解き明かせば全て分かる
 のだろう。
 この依頼をわざわざ13人の探偵に出した理由も。館の主の正体も。
 さて、良い機会だ。依頼を通して他の一流を名乗る探偵の仕事ぶりを
 拝見させて頂こう。良い人材がいたら手元に置きたい。
 3号店の経営を任せられるような人材がいれば良いのだが。
 何より私自身、一流の探偵としてどの程度通用するのか知りたかった
 所だ。
 場所はハーメルン村と言ったか。
 確かその村から1番近い町にホテル・レオンの支店があったはずだ。
 そのホテルに泊まり、ある程度村の情報を仕入れてから向かうと
 しようか。
 
 狩る側にも生死の危険は付き纏う。
 これこそ正しい狩り。依頼なのだろう?
 さて、私が追い詰めるべき獲物を探し出すとしよう。


 ※初代レオン公爵 
 1700年にライオット・レオが自分の所有していた領地を脅かそう
 としたフランス兵を撃退。領民、自軍共に1人の死者、重症者を
 出さずに勝利を収めた。領民からの支持とレオ軍の強固さを危険視
 した当時の陛下からイングランド公位レオン公爵の名を授かる。
 周囲には『レオン公爵(duke of Leon/デューク・オブ・レオン)』
 または『レオン閣下』と呼ばれている。
 爵位授与の際に屋敷、敷地共に広大なものを頂き、今でもその全てを
 維持している。


 屋敷の中にはまるで図書館のような、何千もの皮で裏打ちされた書籍
 で埋め尽くされたような部屋や代々受け継がれた貴重な家具がある。
 所有する車は約10台。リムジンや1970年代以前のスポーツカー。
 ベンツや自分の会社が製造していた車種など。
 自分は運転する事がほぼほぼ無いが、祖父から受け継ぎ観賞用として
 敷地内に飾ってあるものが殆ど。
 手入れは専属の使用人が毎日行なっている。
 3頭いる馬は全てオーガスが所有している。
 以前は十数頭いたが老衰で亡くなった。
 今いる3頭はオーガスの為に祖父が買った若い馬。
 使用人、護衛、その他レオ家専属で働く人数は百人を超えている。









【追加設定】

*お酒に弱い。
 最初は静かに飲んでいるが、気が付いたら顔を赤くして動きを
 止めている。
 声を掛けられると二言三言喋るが、そこで力尽きて机に突っ伏して
 眠る。

*甘い物が好き。
 仕事で疲れた時やティータイムの時は必ず茶菓子を用意する。
 生クリームが使われたものではなく焼き菓子を好む。
 特にスコーンを好む。理由は訓練や教育で厳しい祖父が、時折休息
 代わりに行うティータイムの際に必ず出していたものだから。

*生クリームはあまり好きじゃない。
 料理に混ざっていたり少量塗ってある程度なら食べられるが、
 塊で乗せられていたり沢山乗っていたら端に寄せるか食べない。
 例:ショートケーキは×
   ガトーショコラやタルトはクリームの量が少なければ○
   ミルクレープは×(薄いが全体の量が多いから)
   パンナコッタは○(生クリームの食感が無くなったから)
 口に残る甘ったるい味とベタベタした食感が苦手。

*外食や異常な空間での食事に対して警戒心が強くなっている。
 食事関連:7回  お酒が絡んでいた事:4回
 大切な人達と安全に食事が出来るような場所を作るべきかと思案中。
 ▶︎ 屋敷からそう離れていない場所に良い立地を見つけたのでそこに
  私用のレストランを建設する計画を立てる。
 ▶︎ 建設業者との交渉が成立。開店は来年になる予定。


 


【新しい世界での出来事(時系列順)】

*目が覚めたら白い部屋だった。
 訳の分からない言語や計算式を解かされた。
 計算式には興味がなかったが、訳の分からない者に馬,鹿ににされた
 ので解けるところまで解いたところで我に返った。
 何故か日本語が読めるようになっていたので、今度旅行にでも
 行くとしよう。



*リブラとやり取りをし、食事会の練習に行く事になった。
 あろう事か、お酒を飲んで寝てしまうという失態をおかす。
 二度と外ではお酒を飲まないと誓った。
 その時見た夢ではリブラに申し訳ないことをした…すまない。
 次は私が君を食事に招待しよう。君の為の店を用意する。
 帰り際にリブラを事務所に勧誘した。
 すぐに返事をくれた事、嬉しく思う。
 現在、彼女は自分が勤める探偵事務所の支店に勤務している。



*決闘でサジタリウスに惨敗。
 初めて、負ける。という経験をして、心が折れる。
 彼女に対して若干の苦手意識のような感情を持つようになった。
 しばらくは彼女に会いたくない、顔を見たくないという心境になる。



*夢……では無さそうだ。教会のような場所に立っていた。
 不可視の存在に問いかけられる。
 改めて自分の不甲斐なさや愚かさを突きつけられた。
 だが、お陰である程度思考は纏まった。結論も出た・・・と思いたい。
 この感情を消化するにはまだ時間がかかるだろうが。
 しかしあの本--本当に、消えたから良いものの…。
 二度とお目にかかりくない代物だ。



*また不可思議な夢を見た。今度はサジタリウの姿もある。
 場所は前とは全く違う所だが、単純な問いかけはあるらしい。
 怪しげな茶葉やお茶菓子が用意されているのは何故なんだ。
 今回の夢を経て、彼女への印象が少し変わった。
 あの姿を見たら誰だって、先にどんな印象を持っていたとしても
 心配になるだろう…。
 夢が現実に作用すると分かった。
 折角教わったのだからその味を再現できるよう日々練習している。



*サジタリウスを連れてリブラへ贈り物として香水を作りに行った。
 二度とあの店には行かないだろう。あの占い師の所にも。
 そもそも普段興味のない占いに興味を惹かれた時点でおかしかった。
 あの香水は…。リブラ、すまない…。
 後日、使い物になる香水を買いに行くことにしよう。
 あの店に行ってからサジタリウスがリブラの事務所に良く顔を出す
 ようなったが…。紅茶を贈るからそれを飲んで休んでくれ。



*夢の中で村を案内された。

*怪しい男に箱を渡され、持っているようにと言われた。

*ある男の個展に行った。

*真っ暗な空間にいた。

*波打ち際で倒れていた。

*施設のような場所で自分と同じ姿の者と遭遇した。

*屋上から何者かに突き落とされた。

*夕方、車が通れない道を歩いていると何十羽もの烏が鳴いていた。

*白い部屋にいた。両手が真っ赤に染まっていた。

*何かの音と甘い香り、耳鳴りがして、眩しくて目を閉じた。

*何故か電車に乗っている。直前の記憶が正確に思い出せない。

*知らない家の中にいた。耳鳴りと痛みと共に視界が暗転する。

*羽毛の降る真っ白な世界。苦しみを捨てたかのように身体が軽い。

*雨音がする。光るケンマソウが入った鳥籠がぼやけた視界に映る。

*夜、事務所から一歩出た途端、不意に平均感覚を失って倒れた。

*日本の企業の社長が画廊を開いている。興味深いので立ち寄る。

*外出中、怪しげな男からブレスレットを押し付けられる。

*履き慣れた靴の筈だったが靴擦れを負う。正面に靴屋を見つけ入る。

*顔見知りに珍しい品が見れる骨董品店があると教えられて訪れる。

*電車に乗っていた。心地良さから瞼が重くなり、意識が遠ざかる。

*秒針の音。自宅と近い内装の館に黒い棺型の時計が置かれている。



*リブラと食事に行き、香水の件について謝罪した。
 あのバーには近寄りたくないが、一人で行かせる訳にもいかない。
 今思い出しても苛立つ。あれ程まで他人に対して不快感と怒りを
 抱いたのは初めてだ。法律でなど裁かせない。私の手で探し出す。
 それにしても、これはいつになったら消えるのだろうか。
 彼女の状態が分かるのは便利だが。



*事務所にいた筈が、見知らぬ一室で倒れていた。
 拘束具を付けられており、サジタリウスの姿をした何かがいた。
 今でもあれを彼女だとは思わない。ただ身体を使われていたのだ
 と考えている。だからこそ、碌に抵抗できずなされるがままに
 されていた事が不甲斐ない。せめて相手を傷付けず拘束する程度
 には動けなくてはならないだろう。相手が人であれ人外であれ。



*目が覚めればソファに寝かされていた。
 周囲の危険が無いことを確認し、紅茶を飲みながら時間を潰して
 いたらサジタリウスの姿が見えた。彼女も招待されたらしい。
 あまり見られたくないものを見られたな。
 ーーそれに、少し喋り過ぎてしまった。
 決して、久しぶりの茶会だからと言う訳ではない筈だ。



*気が付けば森の中に倒れていた。
 何処からか聞こえて来る声を頼りにしばらく歩くと、一軒の
 家に辿り着く。扉を開けると、真正面に驚いた表情のリブラが
 立っていた。何故か腕にライオンの子供を抱えて。
 見る限りこの家で随分と寛いでいたらしいが、得体の知れないもの
 に気を許し過ぎだ。それが私を真似ていたというのなら、尚更。



*リブラから前回の事象についての詳細を聞く為、彼女行きつけの
 店に向かう。途中、猫を助けようとしたリブラの姿を最後に意識が
 暗転し、目が覚めたら見知らぬ部屋に猫と閉じ込められていた。
 明らかに悪意ある意図が感じ取れる部屋の作りに嫌悪感がする。
 二度も同じ過ちを繰り返すなど許されない。この私が側にいる限り
 彼等を必ず、心身共に無傷で帰せと十字架に刻んだのだから。



*今回は特に不可解で正気を疑いたくなる様な事象に巻き込まれた。
 個人情報が世間に流出した可能性を追う必要は無いのだろう。
 ーー彼等との久し振りの邂逅が、まさかこの様な形になろうとは。
 今まで私が培ってきた立ち振る舞いや教養がこんな事に使われるなど
 思いもよらなかった。見世物になるのは慣れているが強要されるのは
 不愉快だ。だが、彼等の才能の活かし方はやはり素晴らしい。



*依頼人の要望で、サジタリウスと潜入捜査を行った。
 経過観察は警察側に一任したが、必要が有るなら支援は惜しまない。
 ーー普段とは違う彼女の姿はいつまでも見ていたい程に美しいと
 感じるものだった。だが、それに気を取られ注意や警戒を怠るなど
 あってはならない、恥じるべき失態だ。今回は運に助けられたが、
 今後はこのような事がないよう精進しよう。



*怪しげな赤い封筒と鍵が届いていた。
 行くつもりなど無かったが、リブラにも届いていたらしい。
 1人で行くことのないように着いて行く事にする。
 チップ、賞品共に悪趣味な場所だ。日本人がやけに多い気がしたが。
 特に石原という年配の画廊は興味深い男だった。もし機会が有れば
 彼の見定めた絵を見に行くのも良いだろう。



*趣味の応用としてオムライスを作る。見栄えは良いが味は悪い。



*依頼後、リブラに見せたいものがあると言われて歩いて帰る。
 動物に懐かれている様は見ていて微笑ましいが、それを手に入れた
 経緯を考えると複雑な心境になる。それに相手が悪かったようだ。
 油断していた。不用意に口にするべきではなかった。
 結果として何事も無く、気晴らしも出来たのでまだマシな方か。
 くだらん問いだな。どの様な経験だろうと私を形成する糧になる。
 ーー翌日の彼女の様子が普段と違ったのは、二日酔いによるものか?



*ピスケスと共同で依頼を受けることになった。
 何度目だ。どう警戒したところで止められなければ意味がない。
 彼をどれ程の危険に晒していたかを見せつけられ、あろうことか
 それらから恐怖で目が離せず、彼の声を聞くまで身体を動かす事が
 出来なかったなど、今思い返しても頭が痛くなるような醜態だ。
 彼がいなければこの事件は解決出来なかっただろう。
 彼の初依頼に立ち会えた事を光栄に思う。



*ネブラという街へサジタリウスと観光に行く。
 霧掛かった街並みや名所の風景、それに伴う雰囲気は素晴らしい。
 彼女もこの旅行を楽しめていたようで喜ばしい事だ。
 ーーあれらについては経過観察としよう。
 こちらから手出しをするつもりはないが、環境が変わり、あれらが
 今後どのように変化していくのかを確認する必要性がある。
 それと1つ、私が恐怖したような言い方をされたのは面白くない。
 敢えてそのような言い回しをしたのだろうが、実際にそう思って
 いるというのなら詳しく話を聞きたいところだ。



*自室で目眩に襲われ気付けば見知らぬ部屋で喪服に身を包んでいた。

*サジタリウスが1週間もの間行方不明になっている事を知った。
 調べている内にとある教団に誘拐されていたと分かり、探りに行く。
 呆れて言葉も出ない。返す事など考えもしていなかった筈だ。
拾った時点で棄てるべきだったか。これは、この状態で良いのか……?
 ーー彼女も今回の件は充分身に染みているようだ。自分に対しての
怒りは未だに残るが、彼女への怒りはとうに消え失せている。既に
一度許してしまった事実を、改めて深く考える必要も無いだろう……。



*依頼を受け、向かった先でジェミニと再会した。
 彼女も私と似たような依頼を受け、同じ現象に遭ったらしい。
 彼女に会えたのは思わぬ幸運だった。彼女がこの依頼をどう達成し
答えを出すのかを知る事が出来たのだから。
 直接言葉を交わさなくとも、君であると疑う余地なく信じる事が
出来たのは、数日を共にし、その立ち振る舞いから彼女の強さを
感じられたからだろう。
 それにしても。
 ジェミニの、物事に万全の対策をして挑む姿勢や、警戒心を怠らず
注意を払った行動を心掛ける姿には好感がもてる。
 同じ超一流の探偵として、三人にもそういった注意力を身に付けて
貰いたいものだ。



*彼等へのカクテルを作らされた。彼等の手に渡ったかは不明。
 後日、リブラに届いていたと分かる。



*君からのカクテル、確かに受け取った。中々にクセになる味だった。



*■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
(垂らされたインクが文字を塗り潰している)



*ここに記すのは止めておこう。
 私には、この感情を容易く文字や言葉に置き換える事ができない。



*予想はしていた事だが、生き帰った所で平穏な日々は望めないと
思い知った。
 サジタリウスも同様に、気付けば二人、深海に連れ込まれていた。
 彼女の苦しげな表情を見ると心臓に負荷が掛けられた気分になる。
同時に、自らの失態を思い出す。あの時は見ることも叶わなかった為、
取り返しの付かない事だと分かっていても余計に考えてしまう。
 溜息を吐く程容易く、彼女の頼み事を受け入れようという考えに
至るのは、それが原因であると思わせてもらいたい。

 気付けば、この様な事象に巻き込まれる事が日常的に思えている。
 残念な事に次があれば、50に到達する事となる。
 当然ながら不幸な出来事に巻き込まれている事に変わりは無いが、
培った経験や知識は他では得ることのできない貴重なものだ。それに
伴う彼等との交流もまた、今の私を形作る一部となっている。
 しかし、少々周囲に悪意が蔓延し過ぎてはいないだろうか。



*同じ空間に長くいる為だろうか。サジタリウスと共に異変を収拾
するべく、深夜に街を出歩き不可思議な体験をした。
 事態は無事収束した。
 この件に関してこれ以上綴る事は無い。

 こういった事象に巻き込まれるのも今回で50を記録した。

*彼等と共に、一流の探偵が行方不明となった屋敷へ向かう。
 予定には無い小旅行をすることにはなったが、全員無事のようでなりよりだ。

 このまま真相の解明に向かう。
詳細C: ※ 公開されていません。
マクロ: ※ 公開されていません。
タグ: ※ 公開されていません。
転送: 転送  オンセンルームに転送する

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出力設定

非表示設定:

出力先

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ユドナリウム用キャラクターデータで出力

ココフォリア用キャラクターデータで出力

マクロをチャットパレットデータで出力