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😶 GMをやったってハナシ 思い起こすことあれは3,4ヶ月前、まだ風の中に涼しさを孕んでいた初夏のこと。 当時カクヨムか渋あたりに投稿しようと考えていた西部劇小説の草案が出来上がった時、ふと頭に過ぎったのは「これをTRPGのシナリオにすれば良いのではないか」という考え。 これを天啓と呼ばずして何と呼ぶのか。 それからさらに時は経ち、7月上旬。 ちょうど1ヶ月前にいよいよ私は重い腰を上げました。 参加者が集まらないことへの不安は逆指名することで解消し、あとはただひたすらどうすれば面白くできるかを追求するだけ。 以来、私の1ヶ月間に及ぶ戦いが幕を開けたのである。 ∮ つーわけで、初のGMを経験したってワケ。 前回投稿した日記の後日談ですね。 去るところ8月8日、私が日頃お世話になっているサーバー主のイサエギンさんが製作された『バタフライスピンRPG』という西部劇をモチーフとしたシステムのGMをやったってワケ。 恐らく大多数の人は初めてGMをやるゲーム、あるいは人生初のGM体験という場合、ルルブに載っているサンプルシナリオをやるのが常だろうと思います。 しかし私はカラミティ。サンプルシナリオなんぞより自前のシナリオぶつけたらァ!と破天荒にも程がある傾奇者。自作シナリオを堂々と見せつけたのである。 ……とはいかず、おっかなびっくりやっておりました。 やれば弱点や爪の甘い部分が見えてくるもので、なるほど次回はこうすれば良いのかと楽しむ以上に「楽しむための勉強」をさせていただいた1日でもありました。 ■内容について まず触れるべきは探索パート。 ここをこだわったと言っても過言ではない。 時に、これを読んでいる方は幼少期にゲームをしたことはあるだろうか。 当時ゲームソフトを買うと取扱説明書なるものが付属しており(最近は無いらしい)、ページをめくるとまず最初に世界観を説明するページが、そして簡単な操作説明とキャラクター紹介……というように続いていく。 私はこれを読むとき、きまって操作説明の項目よりも世界観やキャラ紹介を読むことが多く、さらに欄外に書かれているような世界観を補足するコラムやどうでもいいキャラについての細かな設定を見るのが好きだったものです。 さて、そんな私が書いたシナリオ。 元になる話が既にあるおかげで細かいところを詰める時間の猶予があったことから、出てくるNPC(敵含む)全てに詳細な設定をつけることとなった。 これは功を奏し、セッション後の感想でその点を触れていただいて私は小躍りしてました。 ■実在性 私の傾向として探索>戦闘になると思っており、事実そのように進むような大まかな目安は立てていたんですが、個人的に驚かされたのは戦闘シーン。 初戦、2戦目とPL達の鮮やかな攻め手に私が用意したやられ役達はまあ気持ちの良いくらいに倒れていったわけですが、最終戦でそれは起きました。 シナリオ中盤から存在を匂わせていた、撃破目標のボスよりも強大な裏ボス的な敵の存在。 挨拶代わりにPC1人を瀕死へ追い込んだ裏ボスは元テキサスレンジャーで米墨戦争に参加していたベテラン。その設定を開示した時、参加されていたPL(イサエギンさん)がぼそっと呟いた「テキサスレンジャーか」と、その驚異を口にした瞬間、今この場にこのゲームの世界が実在していると強く実感させられました。 裏ボスを前にどうするか。退くか、立ち向かうか。半テキセのシステムで行っていたことによりそれらのやり取りはPL同士の場外戦。ですが、その意志は紛れもなくPCとしてのものであり、「今まさにオーウェンとレオパード(PCたちの名前)はここに生きているんだ」と衝撃が走りました。 あの衝撃はおそらく今後TRPGをしていく上で忘れ難いものになるでしょう。自分が作った世界の中で生きている存在を感じる、奇跡に近い体験です。 ■おわりに そんなこんなで1日遅れで書いた感想でした。 昨日は余韻に浸りすぎて感想を書くどころではなかったです。 本当は画像を添付しつつ語りたいし、5000字制限は優に超えそうなのでどうにかまとめるのにも四苦八苦しております。 当初考えていた「映画を見ているようなシナリオを作る」という野望はどういうわけか「午後ローを見ているようなシナリオ」になってしまった感は否めない。 仕方ない。視聴者プレゼントやらリモコンのdボタンやら出てくるし。 今後の課題や、モノにしてみたいナラティブと呼ばれる手法を教えていただき、私のGM再挑戦は思ったよりも早くやって来そうです。 さて次はどうするか。 またしても被害者の会をするか、適当に募集をかけてみるか。 TRPGというコンテンツにようやく膝丈まで浸かれたような楽しいセッションでした。 参加してくださった御二方に御礼を申し上げてこの日記を締めさせていただこうと思います。 それでは。 “夜明け”を振り返って カラミティ明太子
> 日記:GMをやったってハナシ 本当に楽しかったです。またセッションを開催する機会などありましたら、是非参加させてください!
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