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😲 【エクシルディア】異形邸:後編【セッション日記】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)昨日投稿したセッション日記の続きです。 *ドラゴン無双* 屋上に移動した探索班ですが、待ち構えていたようにデーモンの群れが襲い掛かります。さらにはどこに隠れていたのか、壁をよじ登って現れた何体かのアラクネーがデーモンの後列につきました。たちまち異形に包囲されてしまった探索班は必死に戦いますが、とにかく数が多すぎます。大苦戦……と思いきや、ガルトーがドラゴンに変身してからは一気に戦況が覆りました。ドラゴンは変身者の負荷が非常に大きく、異形化のリスクが高すぎるためごく短時間しか変身できませんが、他の悪夢とは比べ物にならないほど強力です。ガルトーはマナーハウスの外へ飛び降りて巨大な竜となり、前足を屋上に乗せて顔を出します。アラクネーの集中攻撃を受けながらも竜の呪文で矢の雨を連発し、変身したルベーラ達の援護もあって限界が来る前に異形どもを片付けることができました。 「なんという大きさだ」 *現場検証* どうにか異形は倒しましたがNPCの別動隊は全滅、PC達もかなり消耗しています。回復の魔法で傷を癒し態勢を整えたところで、セルバンテスが妙なことに気付きました。別動隊の遺体のうち1体が、背後から矢を射られています。さらに、もう1体は刺さった矢を後で引き抜いた痕跡があります。騎士セルバンテスは決闘で勝ち続けるために人体の構造、つまり医学を学んでいたため、こうした遺体の状況から死因を特定することができました。またガルトーによると、異形がわざわざ刺さった矢を引き抜くような例は今のところ確認されていません。理性ある何者かが証拠隠滅のために矢を回収しようとしたが、1本は間に合わなかったのではないかとガルトーは推理しました。そして、PC達は遺体の中にアニタが見当たらず、階段に血痕が続いていることに気付きます。アニタの扱いについては4人の中で意見が大きく割れましたが、リーオが丁度リュートを弾き終えたところで、生き残った探索班は血痕を追って1階の応接間へ向かいました。 「この場合、手柄は俺の班の独占でいいのか?」 *クライマックス* 部屋に入ると予想通り、傷の手当てを終えて逃げようとしていたアニタを発見します。PC達は彼女から事情を聞き出しました。被験者として受けた実験の中で悪夢が強くなる一方、その過酷さに心がついていけなかったこと。自分の人生に希望を見いだせなかったこと。そして、追い込まれていた彼女にとっては戦いが貴重な娯楽であり、ほとんどゲームのように見えていたこと。彼女は別動隊を不意打ちして逃亡し、人間も異形も関係なく自由に殺しを続けようと考えていたようです。しかし、ここでガルトーが予想外の提案をします。なんとこの悪徳司祭は探索班を裏切ったアニタを金で雇い、その罪も隠蔽すると言い出したのです。アニタの中の強力なデーモンに利用価値があると判断したガルトーに対し、GMのイサエギンは交渉のための【精神】テストを課しましたがこれも問題なく成功させます。そして、PC達とも勝負をしてみたいと思っていたアニタは、自分と戦って勝つという条件を取引に付け加え、これもガルトーが受け入れました。狭い屋内ではガルトーがドラゴンに変身できないため、探索班とアニタは建物の外へ出て最後の戦いを始めます。 「衝動的にやったってんならいずれ捕まる。もっと計画的にやらねぇか?」 *アニタのデーモン* 本来の結末では「アニタが自暴自棄気味に異形化して、まだ残っていた別の異形達と共に襲い掛かる」という戦闘を想定していたのですが、ガルトーのロールプレイで戦闘の内容に変化が生じました。アニタが正気を失っていない以上、取り巻きとして異形エネミーが登場するのは少々おかしなことになります。かといってアニタ1人をPC達と戦わせるのも無茶です。ちょっと強引でゲーム的な解決方法になってしまいますが、結局アニタの駒を複数体登場させて戦力を整えました。いざ戦闘開始、アニタ達(描写上は1人扱いですが)はガルトーのターンが来る前、つまり変身していない今のうちに集中攻撃を行います。ガルトーのドラゴンは確かに強力ですが、人間として見ると装備は貧弱であり、魔法技能の成功確率もどちらかと言えば低い部類であるなど、戦闘能力は参加PC中最弱レベルでした。結界を張って抵抗するも重傷状態に追い込まれ、あらゆるテストに大きなペナルティが生じます。魔法の成功率もさらに低くなりますが、なんとガルトーはこの状況から回復魔法の【知力】テストを成功させて重傷状態から復活、ロストの危機を強運で乗り切りました。さらに、部屋に入る直前で敢えて別行動をとり、外で身を隠していたリーオがアニタの背後に回って攻撃を仕掛けます。しかし、なかなかダメージが入りません。アニタのデーモンは変異によって通常にない特殊な能力を獲得しており、肩から腕までが昆虫の外骨格のようなものに覆われています。彼女自身の耐久点は少ない方でしたが、この強力な防御が弱点を補っていました。また、セルバンテスもウィルオウィスプに変身して炎上ダメージを与えようと試みたものの、彼女のデーモンは【技量】が非常に高かったためすぐに火を消されてしまいます。それでも、ルベーラとセルバンテスの猛攻でアニタは徐々に押され始めました。そして、リーオの水の矛を受けた彼女が敗北を認めたことで、ようやく決着がつきました。 「んじゃあまずは酒でも飲みいくか!」 アニタが死ぬ予定のシナリオだったんですが、まさかの結末でした。もちろん楽しかったですよ。 自分はどうにも暗い結末ばかり書いてしまう癖があるので、外からの力で変えてくれたのは嬉しいですね。 冷静に見ると別に明るい訳でもないとは思いますが……殺人犯引き入れ生存ルートでした。 こんな感じで同人システムのオープンキャンペーンをやってます。 一緒に遊んでくれる新規プレイヤーさんも募集中なので、途中参加みたいな形でよろしければ是非! http://isaegin.com/%e3%82%a4%e3%82%b5%e3%82%a8%e3%82%ae%e3%83%b3%e5%8d%93/
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