イサエギンさんの日記を全て見る
みんなの新着日記を見る
😲 【エクシルディア】翠の戦士達:後編【セッション日記】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)前編の続きです。 *探索* 異形は片付きましたが、エパナシエルに対する疑惑はますます深まります。というのも、エパナシエルの呪文の唱え方はかなり特徴が強く、アクセントの置き方も発音も明らかに異なるものだったからです。ペーネロペー・コジロウ・ドラカンの前列PC3人は気にしていませんでしたが、後列の学生組からしてみればかなり不思議な詠唱でした。また、彼が使っている両手剣にはルーン文字が刻まれていることも学生組は気付いています。しかし、この場で謎を追求するようなことはしません。様子を見つつ、ひとまずは協力して探索を続けます。 そして先へ進むと、今までのものとは明らかに雰囲気の異なる扉を発見しました。探索班は扉に近寄ろうとしますが、なんとそこへ翠玉同盟の探索班が現れます。ドラカンが新エクシルディアを名乗ると、その場にいる全員が戦闘は避けられないと考え、それぞれ変身しました。翠玉同盟と新エクシルディア、二大勢力の探索班が衝突します。しかし、いつの間にやらエパナシエルの姿が見当たりません。 「上からは交戦許可が降りている。どかねば死ぬぞ」 *翠玉同盟* 敵は前列に剣を持った男が3人とアニタ、そして後列にルベーラです。アニタにルベーラ、もしこのシリーズを最初の話から読んでくださっている方がいるとすれば(ありがとうございます)、見覚えのある名前かもしれません。彼女達は翠行同盟の探索班に参加しているPCと同一人物であり、使用するデータもキャラクターシートそのままという扱いになります。アニタは少し特殊なケースですが、要するにこの戦闘シーンは疑似PvPのような形式でした。PC達はともかく、プレイヤーは彼女達がどれだけ厄介な相手かよく知っています。ルベーラは軽減点の低いレイヴンを集中的に射撃し続け、耐久点をかなりの勢いで削りました。焦ったレイヴンは、せめて剣の男達の攻撃を遅らせようと突進を繰り返し、後列へとノックバックさせます。しかし、それを見たアニタはあえて自分から後列に下がりつつ、槍による中距離攻撃でレイヴンにもう一撃加えました。 剣の男達とアニタが後列に移動したため、敵陣の前列には誰も残っていません。エクシルディアではターン終了時に前列のキャラクターがいない場合、現在後列にいるキャラクター全員を強制的に前列へ進める「隊列崩壊」というルールがあります。アニタはこの隊列崩壊を意図的に引き起こし、ノックバックで一度下がってしまった剣士達をすぐに前列へ復帰させたのです。アニタの直後は3人の剣士達がターンを獲得し、それぞれが隠密・レイヴンへの武器攻撃・背面移動でのヒルダ狙いと行動します。隊列崩壊はルベーラが前列に出てしまうという弱点もありましたが、彼女も次のラウンドで真っ先に後退しつつ攻撃を続けました。 普段相手にしている敵と比べると明らかに動きが良く、PC達は大いに苦戦させられています。しかし、アニタは味方の隊列を気にするあまり自身の防御が疎かになっており、PC達もその隙を見逃しません。アニタのデーモンは変異によって強力な防御性能を獲得していますが、防御の構えをとっていない今なら比較的簡単に倒すことができたのです。集中攻撃の結果、最初にアニタが撤退することになります。次にレイヴンがルベーラの背後を取って挟み撃ちにし、こちらも一気に畳みかけて退場させました。この時点でレイヴンはもう息も絶え絶えの重傷状態であり、あと一撃でもダメージを受けていればロストしていたところですが、そうなる前にどうにか残りの3人を片付けます。負けイベント扱いのホムンクルスを除けば、今までで最も激しい戦いだったと言えるでしょう。 「くっ……戦い慣れしている」 *クライマックス* 翠玉同盟の探索班を退けた直後、PC達は扉が半開きになっていることに気付き、急ぎ部屋へ入ります。そこにはテロスタブラが保管されており、しかもそのうち3枚をエパナシエルが確保していたところでした。彼の目的も新エクシルディアの探索班と同じく、テロスタブラだったのです。彼はPC達に近づかれぬよう暴風の魔法を放って牽制しましたが、不安定な態勢から撃ったことが災いし、兜が風に巻き込まれてしまいました。PC達が見た素顔は尖った長い耳の青年……そう、やはりエルフで間違いありません。エパナシエルはエルフの末裔『ハーフエルフ』を名乗り、エルフにまつわるいくつかの真実を明かすとともに、石板を守ることがエルフの使命だったとPC達に話します。彼は石板を取り返した後、他の生き残りとともに災厄の謎を解き明かそうとしていたのです。 それを聞いたレイヴンは、自身のエルフに対する強い思い入れを語った上で、なんと新エクシルディアを裏切ってエパナシエルの側につくことを探索班の前で宣言しました。コジロウのツッコミも空しく、アレファオス語でエパナシエルと少し話した後、隙を突いてその場から逃走します。この時、レイヴンはエパナシエルから3枚のテロスタブラを預かりました。突然の事態にペーネロペーは困惑していますが、コジロウとドラカンは武器を抜いてエパナシエルに挑みます。 「レイヴンどの、拙者の勘違いじゃなければあいつ半分が人間では?」 *エパナシエル* とは言ったものの、やはりエパナシエルは強敵です。ペーネロペーのレイスを上回る高い軽減、上級魔法の成功率、両手剣の威力、いずれも普通ではありません。実際、明らかに数で有利なPC達と互角に渡り合っていました。そして、ヒルダがここで行動を起こします。残るテロスタブラ2枚のうち1枚を抱えたまま、浮遊の魔法を使って前列組の頭上を通過し、そのままエパナシエルの方へと逃げたのです。強力な魔法を何よりも愛していた彼女は、魔法の根源であるテロスタブラと最も関わりの深いハーフエルフ達と協力する道を選んだのです。こうして学生組の2人は完全に新エクシルディアを脱し、探索班はペーネロペー・コジロウ・ドラカンの3人になります。その後、このままでは共倒れになりかねないと判断したエパナシエルは、残り1枚のテロスタブラを回収せずに攻撃の手を止め、撤退するのでした。 「エパナシエル!私もレイヴンとあなたの側に付くわ!!このテロスタブラはその手土産よ!!」 中二病患者と魔法大好き女がとんでもないことをしでかしてくれました。素晴らしい。 せっかくなので、今後は第三勢力「ハーフエルフ」を作成してキャンペーンに加えようと思います。 キャンペーン4話目で早速大荒れの展開、今後が楽しみです。 こんな感じで同人システムのオープンキャンペーンをやってます。 一緒に遊んでくれる新規プレイヤーさんを募集中です、途中参加でもよろしければ是非! http://isaegin.com/%e3%82%a4%e3%82%b5%e3%82%a8%e3%82%ae%e3%83%b3%e5%8d%93/
レスポンスはありません。
コメント欄:(最大1000文字)
web全体で公開 友達まで公開 本人にのみ公開 ※投稿するにはログインが必要です。