サードさんの日記を全て見る
みんなの新着日記を見る
😶 これまでのTRPG遍歴:初セッション!~弟を巻き込み事故~ (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼) ここがオンセンの日記かぁ(感慨) 初めましての方ばかりですよね、私サードと申します。 CoCのセッションがしたかったのですが、オフセの機会が全然なかったので、思い切ってオンセの 荒波に飛び込んでみました。 何にも情報が無いと、どんな人間かわからなくて接触しずらいかなぁ、と(私は)思うので、ひとまず これまでのセッション経歴をご紹介してみようと思います。 プロフィールでする話かもですが、だいぶ長くなりそうですし、(だいぶ有名どころとは言え)シナリオの 内容に触れる以上、ネタバレになってしまうので、機能のテストを兼ねてこちらで! 私の初セッションは、高校3年生の冬、受験勉強もそこそこに、誕生日プレゼントで買ってもらったCoCの 基本ルルブに狂気乱舞した私が、「これなら動画もたくさん見たし、比較的単純なシナリオだから回せるかな?」 と思って、弟を無理矢理巻き込んで開始した「毒入りスープ」でした。 当時はパソコンはおろかスマホも持っていなかったので、ガラケー(!)の小さな画面で動画を必死に視聴し、 ルーズリーフに手書きでマップや資料を書き写して準備しました。 我ながらすごい執念だなと思います。弟は色々ドン引きでした。 当時弟は私ほどオタク気質ではなかったので、TRPGについてもあまり乗り気ではありませんでした。 ただ、ゲーム自体は共通して好きだったので、これを機に沼に引きz…… 楽しい世界を紹介できないかな、と思い、無理矢理誘いました!(笑顔 さて、そんな感じで始まった初セッションですが、KPもPLも初心者かつ、相手は動画すらチラッとしか 見ていないので、ルールや技能の補助、そして肉盾(というかSAN盾)のためにNPCを3人も一緒に夢に 誘われてもらいました。 元々毒入りスープは、クリアするだけなら技能もほぼいらず、得られた情報を正しく組み合わせられれば すんなり進む類のシナリオだと思うのですが…… 当時の私は心配だったんですね。3神器の他にも応急手当や軽い戦闘技能を配分したバランスの良い パーティーで彼をガチガチに援助してました。 基本的には、NPCを含めて弟に行動方針を決めてもらい、私が軌道修正や描写を行う流れで進んでいきました。 彼もそこそこテレビゲームをやりますし、謎解きもそう不得意ではなかったので、おおよそセオリー通りに、 しかし明らかな危険は避けて進行していきました。 ちなみに、各種メモや本はメモに書いて資料を用意し、その裏も基本原作と(できるだけ)同じように 作成していました。 そんな中、微改変として、キッチンのメモの裏にちょっとリアルな血走った目のイラストを仕込んで SANトラップにしたところ、これまでの探索の経験から、メモの裏を見る癖をつけていた弟は、 見事引っかかってビビり散らしてました。 超楽しかったです(満面の笑み)。 さて、この「毒入りスープ」、動画サイトでも結構な数を見かけますし、冒頭でも触れた通り、 基本的にはクローズドで、マップも小規模、登場人物も少ない、と、KPとしては回しやすく、 PLとしてもやることが比較的わかりやすい、お手軽目なシナリオだと思います。 しかし、テレビゲームをよくやる、特にドラクエやFFなんかのRPGが好きな人にとっては、 ちょっと厳しい仕様があるシナリオだな、とも思うのです。 具体的には、「マップや情報がある(またはありそう)だからといって、その全てをくまなく 探索することが正解とは限らない」という点です。 まあ、CoCは正気度のシステムもあり、どんなシナリオもこの傾向は大なり小なりあるとは 思うのですが、このシナリオもそういった性質があります。 弟が引っかかったメモ裏もそうですが、「知らなければ正気度減らさずに済んだし、クリアには 寄与しない情報」とか、「接触しなければ襲われずに済んだのに、無理に突破しようとした結果 無残に殺される怪物」とかがあるんですよね、このゲーム。 そして、弟はそういう手のゲームの経験が浅く、どちらかというと「探索すればするほど有利な 情報やアイテムがある」ゲームを主に嗜んでいました。 一般的なコンシューマーゲームだと、できるだけユーザーに長く遊んでもらうため、そういう 仕様にしているものは多いですよね。私もそういうゲーム「も」好きです。 さあ、終盤。 予想はしていたのですが、弟は件の危険な怪物がいる部屋を探索する様子。 あんまり露骨にヒントや誘導をするのは気が引けますし、多少「怪物」のステータスは下げておいたので、 うまく行きさえすれば、何とか突破はできるかな……(倒せるとは言っていない) そんな風に考えながら、NPCの操作を彼に預け、私は怪物を操ります。 結果。 私の出目が走ったこともあり、弟は大苦戦。 トドメに私のクリティカルが「白い少女」に炸裂してしまう事態に…… どうやら弟は少女がクリアの鍵になると踏んでいたらしく、PCが庇って致命傷を負ってしまいました。 NPCが応急手当も振ったのですが、よりによってファンブル(私が振りました……)。 だいぶ悩んだのですが、今回NPCもほぼ弟の指示で動かしていたこともあり、怪物への生贄を 弟のPCの死をもって行ったこととし、怪物さんには満足してご帰還願い、NPCの一人をそのまま弟の PCとして継続使用してもらって、初めての戦闘を終えました。 結構やらかしてるセッションだなぁ、今思うと…… この経験から、私は基本戦闘は「戦闘無振りでも逃げ切るくらいはなんとかできて、戦闘民族なら無双できる」 か、「正面から戦うのは厳しいか無謀だが、ギミックを理解すれば無力化または戦闘回避できる」調整をし、 さらにそのどちらなのかはわりかし判別しやすくするようになりました。 想定するだけで、あんまり実践で活躍したことはないのですが、こうしておくと大体PLの好みに合わせた 「戦闘」を演出できる・・・・・・気がしています。 CoCに戦闘を求めるか、というのは諸方面で議論されていますが、私は「想定にあってもいい」派です。 基本的には非力な人間が知恵と勇気を振り絞って困難に立ち向かう、というのが魅力のゲームだと思うので、 情報優位になる調整はもちろんします。 ですが、やっぱり「正面から困難に打ち勝つ」ことに楽しさを感じるのも理解はできるんですよね。 また、全く戦闘の気配がないと、戦闘技能を振ったPLからすると無駄な技能ポイント使っちゃったな、 と感じて不満が生じるないか、と心配になったりもします。 その辺をどう配慮するか、というのはやっぱり難しいですよね。すっぱり「戦闘は無いので技能とっても 無駄になりますよ」と予告しておくのも別方向での配慮だと思います。 個人の意見としては、実際にPCが戦闘するかどうかは脇において、「戦ったらどうなるんだろう?」 という恐怖を演出する、という意味で、戦闘用のデータやシーンを用意しておくことは役立つと考えています。 NPCを犠牲者にして、怪物の恐ろしさを演出する際、単に場面の描写をするより、ダイスも絡めて 演出した方が、「あ、こいつに襲われたらろくに抵抗もできずに死ぬんだ(絶望)」っていう感覚を、 システム的にも与えられるんじゃないかな、と。 そうすると、戦闘が苦手なPLであれば、逃走や退散の方法なり、そもそも接触しないで探索を進める方法なり を考えてくれますし、どうしても戦闘したいPLであれば、戦闘を有利に進められる情報、例えば熱や冷気等に 弱いとか、特定の時間に弱体化するとか、体の一部分が脆いとか、っていう情報を探してくれます。 結局、アプローチの方向性が変わるだけで、怪物についての情報を集め、問題に対処するという意味では、 どちらも「用意したシナリオを楽しんでもらえている」と感じられる・・・・・・と、勝手に思っています。 その分、準備する情報は増えるわけですが……シナリオ作って悦に浸ってるようなヤツはそういう設定 考える時間も楽しい変人ばっかりなので問題ないですね!(偏見&自虐) ・・・・・・え、それでも真正面から戦いたいんだ、って? まだ私はそういう方と卓を囲んだことはないのですが……ルールはルールですので、システムに則った裁量を すると思いますです、ハイ(オブラート)。 ちょっと話題が逸れましたが、そんなわけで、弟とのセッションは最終局面を迎え、なんとかシナリオを クリア(?)してもらうことができました。 やっぱりPCをロストさせてしまったことは心残りでしたね……悪いことをした・・・・・・ 感想を聞いたところ、楽しんではくれたようです。 ただ、基本私は温厚な性格なのですが、恐怖描写をする様子はちょっと異様だったようで、だいぶ怯えていた らしいです。 残念ながら、その後本格的に受験シーズンになったことや、大学進学で物理的な距離ができたことで、 弟とはこの一回ぽっきりになってしまいました。 ところが、この2年後、弟は弟でボードゲームやTRPGにどっぷりハマります。 どうやら大学で出会った友人にその手のものが好きな方がいたらしく、いつの間にか私より熟練のゲーマーに なってました。 なんやお前、兄貴には全然付き合ってくれなかったくせに……その友人私にもくれ!(嫉妬) 一方の私は、若干人見知り気味なこともあり、自分の趣味をさらけ出せるほどの友人を得るのに時間がかかって しまったため、人生2回目のセッションまでに約3年の間が空いてしまうのでした…… ・・・・・・いつの間やら大変な長文になっていましたね! コンセプトとしては、「サードってどんなヤツ?」っていうのを、過去のセッション履歴を語ることで知って もらえたらな、と思って書き始めたのですが……その役目は果たせているでしょうか? 今後も暇な時間を見つけて、印象に残っているセッションを、自分のTRPG観と合わせて、自由気ままに つらつらと日記にしてみますので、よろしければお付き合いくださいませ。
レスポンスはありません。
コメント欄:(最大1000文字)
web全体で公開 友達まで公開 本人にのみ公開 ※投稿するにはログインが必要です。