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😆 ろくたの大冒険 壱🐾 「オイオイ♪これはね~わ🎵」 いや。違うよ‼️と言いそうになり自身を押さえるボク。 ボクは、ろくた。 犬のへんげだワン。 お母さん犬を探して、一名町を飛び出した捨て犬のへんげだ、ワン。 詳しくは↓を参照 https://trpgsession.click/topic-detail.php?i=topic163265048899 一名町を旅たち、いよいよ お母さん犬の居る「サイタマ」に行こうとしたら、いきなり前を遮る野良犬の群れ❗️ 野良犬のリーダー 「答えろガキ。わしらの傘下になるか?戦うか?」 なぜか野良犬団はみんな小型犬 「よし!ボクは負けないぞ‼️って」野良犬団を睨み付けた。しかし、彼らはといえば 左の頭がトイプードル。右の頭がミニチュアダックス。 そして絡んできたリーダーはチワワ❗️ 後ろに控えるメンバーたちも小型の愛らしい犬たちで、なんか緊張感削げるなあ…… リーダー「ほう、傘下入りを拒むというのか?豆柴よ?後悔するぞ」 「ニヤリ」横っ飛びに右側に跳ねて視界から消えるチワワ 言葉と共に後頭部に重量と右耳に鈍痛感じる! 隙をつかれて、眼前から消えたチワワは左に走りだし間抜けなボクの首に乗っかり耳を甘がみする。……痛い痛い‼️これでは降参するしかない。 「わしを弱そうなチワワと侮ったからだ🎵」 ハイ、お見それしました しばらく後 チンジュと名乗るリーダーにチームの全員と挨拶……みんな小柄な犬で……いちばんボクがでかいのか?変わった野良犬の一団だね! 「よっしゃ!新入りの教育兼ねて 今からひと狩り行くぞ、名前は ……ろくた着いてこい」 リーダーさんの名前は? チンジュだ。変わった名前だと思うだろうがワシが自分でつけた名前だ❗️文句は言わさんぞ うへぇ、顔に出ていたんだワン トイプードルの蘭ちゃんに聞けば、この町は一名町の隣の「なむぢ町」だとか。 漢字が読めるなんて、インテリなんだワン。 でも、駄菓子屋のおばあちゃん達と別れて必死に駆けたのに、まだ隣町だとは…はあ~サイタマは遠いなあ…… 蘭ちゃんはボクを慰めてくれたけど、いつになったらサイタマにつけるのかしら?背中に背負った風呂敷が重さを増した気がする。 チンジュ「着いたぜ‼️野郎共、狩りの時間だ」バス停のある公園広場にやって来た。 狩りとは剣呑だワン。よく辺りを見れば!……建物の屋根には厳つい顔の野良猫達がこちらを睨んでいるし、電線には狡猾な笑みを浮かべたカラスどもが舌なめずりしているんですけど⁉️ はああ、やはり一名町に帰ろう。 チンジュ「何を怯えている新入りの豆柴。俺たちが相手にするのはあいつらだ‼️」 見れば、バスが停車場にやって来た。そして停車。 中からたくさんの人間の女の子達が出てきたワン。 なんか駄菓子屋で一緒に住んでいた狸の変化の ぺっこちゃんを思い出した🎵元気かな? 女の子達「始業式だるー」「校長ハナシ長過ぎ~」「あれ?あれ見て❗️」 バス停広場に、小型愛玩犬勢ぞろい‼️……アレ?ボクも仲間に入っている?←豆柴の雑種 女の子達「やだー かわいい~🎵」 「お弁当の残りあげちゃお」「みて、モフモフ🎵」「この子、ちゃんとお手とお座りするヨ。チョコあげるね❤️」 お姉さん達、ダメだよ‼️……ボクは変化だから大丈夫だけど、犬にやたら人間の食事やお菓子与えたら身体を壊させるよ‼️ チンジュさんに意見しようと思ったけど…… 「チワワの子かわいい🎵みてお腹見せている」「写真撮っちゃえ🎵」 チンジュさん、じょしこうせいたちに媚び売りまくり。気がつけば、他の野良犬たちも人間達に愛想振り撒き、何かしらお菓子や食べ物をもらっている。狩りという名の物乞いではないか? 「みて、風呂敷犬よ‼️」「キャーかわいい」「風呂敷、何が入っているの?」 やめろ‼️さわるな‼️……この風呂敷の中には 駄菓子屋のおばあちゃん「気をつけて、少ないけど ばあちゃんから路銀だよ」 ぺっこちゃん「はらぺこじゃ、何も出来ないからね!特製のおにぎりを握ったよ🎵具はヒミツ🎵」 旅立ちの餞別に、大事な2人から頂いた宝物があるんだい❗️ ボクは本当に愚かなんだ‼️大切な人たちを残して、お母さん犬に会いに行くんだなんて。 ボクは、女の子達を振り切って路地裏に逃げた。もう嫌だ❗️一名町に帰るんだワン。 でも、最後にあのチワワのチンジュに一言言ってやらないと気が済まない‼️ 夕暮れ近く、食べ物をもらって意気揚々とねぐらに引き上げるチンジュ団の前に立つ。 チンジュ「今日の人間達は外れだな🎵アレだけモフらせて、食い物はショボかった」 蘭「まあ、今日から人間のガキどもが広場に来ますから飯の種には困りませんな……ん、ろくた?」 チンジュ「新入りの。お前どこ行っていた?せっかくの『てれびどらま』とかのお陰で豆柴が人気だったのに、惜しい‼️」 よくも❗️ボクを騙して物乞いみたいな恥知らずさせたな‼️……ボクは君たちとは仲間にならない‼️決闘ならいくらでも受けるワン‼️ チンジュはふてぶてしく応えた。 「小僧が❗️見所あると思ったが、あまちゃんだな🎵 「人間が正しいと思うのかガキ? 俺を含め団の仲間はな?みんな人間様のご都合によって一方的に裏切られ、捨てられて路頭に迷うことになった❗️ 「俺たちは愛玩犬として、小柄だし力も無い🎵そのままでは野良猫団やカラスどもに駆逐されて餌をとるどころか、すぐに野垂れ死にだろうさ 「だから俺は、この弱点を有利にするためにチームを作り『可愛さ』を利用して人間どもの嫌らしい優しさにつけこむことにしたのさ🎵 「見やがれ。俺たちが人間に囲まれて食べている間、カラスも野良猫も俺たちに手出しできなかった❗️毎日仲間が死骸で見つかる。それがなくなったんだ❗️ 「あとは、俺の拘りさ。俺たちは人間に媚びているんじゃねぇ‼️……奴らから『嫌らしい偽善』を利用して奪っているんだよ‼️ そう割りきらないと損するぜ🎵豆柴」 ううん、反論できない。 ボクも捨て犬で、ひもじい目にあったから少し分かる。 でも、人間を悪く言うのは我慢ならない‼️ 駄菓子屋のおばあちゃんの優しさを知らないくせに‼️ ボクは背を向け、旅に出た❗️ もちろん、一名町に帰るために。 背後から、チンジュの嘲るような悲しそうな笑い声が聞こえてきた。 第一話 おわり (読みにくくてすみません‼️あとで編集します )
> 日記:ろくたの大冒険 壱🐾 人間と生き物の関係性を掘り下げた、深いシナリオですね( ^∀^) 少しだけシステムに興味を持ちました…良い日記をありがとうございますm(__)mペコリ
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