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😶 虚構侵蝕TRPGが楽しかったので 今日は地元のコンベンションで「虚構侵蝕TRPG」を遊んできました。 【虚構侵蝕TRPGとは?】 今月発売された新作TRPG。 映画作品を模したフィクションが現実を侵蝕する世界で、その侵蝕を認識できるPC達(観測者)が、世界の本来の姿を取り戻すべく歪んだ虚構に立ち向かう、と言う現代を舞台にしたゲームです。 朝、目が覚めたら目の前に不毛の大地が拡がっていて、バギーに乗った荒くれたちがヒャッハーしてたりするのを何とかしよう! って感じのシナリオが遊べるぞ。 システムのコンセプトとしてはとても分かりやすい。映画のようなフィクションの世界が急に世の中の常識になったら困ります。(例えばシン・ゴジラの世界が現実だと困るよね) ただ、普通の人にはそれが「世界の常識」になっちゃってて、誰も疑問に思わない。「普通の日常」に戻るためにPC達が頑張る、ってのがコンセプト。 ただ、PC達の中には虚構侵蝕によって常識が塗り替えられた「新しい世界」に惹かれる場合もある訳で……。って事で、虚構世界に惹かれすぎたPCはフィクションの世界の住人となり戻って来れなくなる。 そんな感じの世界観のゲームです。 無料配布のルールもあるので、興味のある人は↓をどうぞ。 https://takuge-labo.com/kyokoshinshoku/ 【説明終わり】 さて今回、僕はちょっとした疑問をもってこのシステムのGMを立卓しました。 それは。 元の映画を見た事なくてもちゃんと楽しく遊べるの? と言う疑問。 説明したように、映画作品を模したフィクションが現実を侵蝕するというコンセプトから、このシステム、基本的には元ネタの映画があります。 ルールブックのサンプルシナリオや、公式が案内しているシナリオには元ネタの映画のタイトルが明記されている訳ですが、その映画の中身を知らない人間も楽しく遊べるの? そしてその映画の元ネタをGMがそもそも知らなかった場合、ちゃんとセッションが運営できるの? シナリオを読む限り、結構ガッツリ元の映画のネタが入ってるようなのですが、どうなんだろうね?? GMが元ネタを知らないけど、PLは元ネタを知ってるとどんな感じになるのかな? そんな疑問が芽生えてしまったら解決しないと気がすまないマスターさん。 水曜日に購入して、ろくに読み込みも終わってないけど、コンベンションに持ち込んで立ててみる事にしました! ルールの理解度は雑ですが、そこは新作! って勢いと、今までコンベンションで売ってきた信用を盾にとって強引に立卓を目指します!(爆) 卓紹介の時にはルールは買ったばかりで不勉強である、って事と、元ネタになった映画に関してはGMは観たことがない、って事はしっかりアナウンス。 「……それを踏まえた上で参加して下さいね。で、シナリオなんですが、元になった映画のタイトルは言えないんですけど、赤い錠剤と青い錠剤のどっちかを選んで飲んでもらう事になります」 「ブフッ」 ここでコンベンション主催者が吹き出す。 あ、やっぱりこれだけで元ネタが何か分かるんや。有名な映画だしなぁ。 と言う訳で無事卓成立してセッション開始。 ルール自体は簡単で、しかもwebでルールが無料公開されているので、俺の説明&スマホでルール確認もしつつ、PCを作成していく。小一時間もかからずに使用PCの解説なんかも全部終わって、11時過ぎにやる事がなくなる。 ……ま、昼飯食いに行こうか。 12時半くらいからセッション開始。入れ替わりにコンベ主催者が昼飯を食べるために会場から離席。 13時過ぎに主催者が帰ってきて、卓を覗きに来る。 「どう?」 「あ、Aさん。大変なことが判明しました」 「なになに?」 「GM含めて参加者全員、元ネタの映画を見てませんでした!w」 「なんやと!?www」 そうなんだよ。 誰一人として元ネタ知らないから、普通に「僕たちの知らないシナリオ」でセッションが進行するという、「虚構侵蝕TRPG」で遊ぶ意義を見出せない、訳の判らん状況になってしまいました!!! これが発覚したのは例の「赤い薬と青い薬」のくだり。 「ねぇGM。これってどっちか選ばなきゃいけないの? どっちも選ばない第三の選択肢は選べないの?」 「え? (シナリオを読んで)……そうだねぇ、選ばない選択肢はシナリオに書いてないから止めて欲しいな」 「いや、それなら別に良いんだけど。なんか違う選択肢が隠されてるんじゃないかなぁ、って思ってね」 「……ん?(違和感を感じる) このシナリオって元ネタ〇〇なんだけど見た事ある人、挙手!」 ……そして誰もいなくなった。 Aさん:「お前ら、雁首揃えてあの超有名映画を観てないとか、ある!?w」 僕たち:「事実、目の前にその状況がw」 いやあ、びっくりしましたね。 参加者が俺も含めて全員、「俺以外の誰かが観てるから大丈夫やろ」って思って卓に着いてたwww で、さっきの状況を話した所、「その状況なら第三の選択肢を選んだ瞬間、〇〇〇が出てきてPCを斃してリスポーンで良いんじゃね?」と秒で答えが返ってくる。 あ、確かにそうだわ。 ……やっぱり元ネタ知ってる人間は違うなぁwww セッション自体はめちゃくちゃ面白かったよ!! 俺、ずっと笑ってたし。 虚構侵蝕TRPGの本来想定されてる遊び方では絶対ないと思うけどなッ!!(笑) 遊んだ感想としては「元ネタの映画は最低一人は視聴してからセッションをやった方が楽しい」と言う結論。 元ネタを知ってる事によって、その「世界のお約束」に乗っかる事が出来るし、ロールプレイにも余裕が出来る。元ネタに連動した適切なキャラロールもしっかり映えると思うしね。 知らなくても楽しむ事は出来るよ。俺はセッション終わってから元ネタの映画を観ようかな、って気になったし。 セッション時に出た不満点としては、「キャラクターシートが使い辛い」。 これ、オンセでやる分には良いんだけど、テーブルトップで遊ぶと、PCの自画像を描くスペースが無いんですよ。卓上でやる場合、お絵描きが好きな人だと間違いなく不満に思う。そしてHPを管理するスペースもない。状態変化の項目はいっぱいあるのに、HPが変動しても書くところがないとか。これはどうかと思う。 レコードシート的なモノがあるなら良いんだけど、ダウンロードページにはなかったよね? 早急にver.2が出る事を希望します。 遊んだ感想としてはこんな感じでした。 今日も楽しかったバイ。
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