マスターさんの日記

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マスター
マスター日記
2024/10/15 01:10[web全体で公開]
😶 10/13 新潟BAN-CON21 行ってきました~
 二日目。
 市内でマラソン大会があると聞いて、昨日より早めに出発し、余裕を持って会場に。

 参加者は昨日の47名より増えて65名!

 今日はプレイヤー参加なんだけど、さてどの卓に入ろうか。
 候補はDX3、迷宮キングダム、インセイン、夜のあしあと、の辺り。
 久々にFEARゲーが遊びたいんよ。
 ただ、富山石川の北陸勢の参加が10名を超えてて、なるべくそいつらとは同卓したくないんよ(笑)
 お前らとはいつでも遊べるからな!(笑)

 質問タイムを経て、卓決めに。
 DXの卓を見ると、ごん太さん(北陸勢)が卓の方に向かって行ってる。うーむ、ならDXは避けるか。
 まよキンを見ると既にプレイヤーが4名揃ってる模様。同行の蜘蛛くんもその中にいるし、帰りの車中で話は聞けよう。
なら、インセインかな……ってインセインに行ったらDX卓にごん太さんがいないんでやんのwww 
 卓を通り過ぎてただけだったらしい(笑)

 と言う経緯でインセイン卓に入ったんですが、何故インセインが第三候補になってたのか? 
 それはシナリオタイトルにある。

「八尺様vsアクロバティックサラサラvsダ〇クライ」

 アクロバティックサラサラもダークライも知らん!(爆)
 知らなくても大丈夫ですよ~、とGMは言ってたけど、シナリオ3要素の内2つも知らん要素があるのは不安よね(苦笑)

 PCハンドアウトも決定しPC作成へ……は良いんだけど、自己紹介とか無いんっすかね!?

 今日卓を囲む人の名前がわからんのは困るので、流石に自分から切り出し、自己紹介タイムへ。
 帰宅の車中で同行者と話す機会があった時に「あ、うちもそうでした。卓ついてすぐじゃなくて、セッション開始前にPLの自己紹介&PC自己紹介をまとめてしました」って言われたので、土地柄もあるのかも知れないね。

 個人的には席についたらまず自己紹介! 
 じゃないとプリプレイで話し合いがしづらくてしゃあない。ハンドアウトナンバーで呼び合うのってよそよそしくない?
 特に今回のシナリオってPC全員が友人同士って設定を渡されてるのに、「PC1さん、年齢何歳にします?」って他人行儀な話し合いはしたくないなー、ってお気持ち表明。

 さて、PCのデータも決まり、さて名前どうしようかなって段階になって、そういや今のうちに聞いとかないと、って事でGMに「アクロバティックサラサラってなんなん?」って聞いてみた(遅)
 都市伝説のひとつで寡聞にして知らなかったんだけど、こんなヤツだそうな。

https://dic.pixiv.net/a/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%A9%E3%82%B5%E3%83%A9?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=article

 よし、ならば名前は「艶神 更紗(ツヤガミサラサ)」でwww
 ダークライに関してはポケモンなのでwikiを軽く見て補完。

「艶神 更紗」
 さらさらの長髪が特徴の、京都からこの村に越してきた内向的な少女。
 親から魅せられたアニメの影響で魔法少女に憧れるも、現実には魔法がない事も判ってる。だから魔法の代わりに医者になって人を助けるのが将来の夢。
 
 …………………………………

「え? マスターさん、大丈夫? ちゃんとやれる?」って自分でも思っちゃうPCが完成!
 関西圏からUターンして幾星霜。久々の関西弁、ちゃんと喋れるかなぁ。(そっちじゃない)



 セッション開始。
 さっそくPC造形が崩壊するwww
 いや、理由があるんだ。理由が。

 今回のPL達、全員インセインの経験者だったんですが、いわゆる「受け身」の方が多かったんですよ。なので、これはちょっと自分から積極的に動いた方が良いかな、と。
 あっという間に「内向的」だったハズが、「内弁慶」にシフトしてガンガン攻めるスタイルに。
 俺のイメージでは射干玉のような長髪の京美人のお嬢ちゃん、だったのにあっという間に殴りツッコミが得意のボーイッシュ少女にw

 ただ!
 それ以外はちゃんとシナリオを回す役として物語をけん引したよ!
 ホントウ。
 他PCとも交流しながら、「友達」との別れを嫌がる、寂しがりの少女のロールプレイを振り切ったと思う。

 ずっと隣にいた「友達」との別れを覚悟して、それでも人を助けたいという気持ちを振り絞って、彼の真名を叫ぶ所が今回のPCのハイライト。
 その後、意外な展開によってボスが倒され、格好よく登場したのにまったく活躍の機会がなかった「友達」とバツが悪そうに笑い合う、ってのもまた「らしく」て良かったんじゃないかな、と思ってる。

 最後のクライマックスフェイズにはちゃんと関西弁が喋れたのもエラかった。(ミドルフェイズはまあ、お察し)

 エンディングでは京都に行きたいとせがんでいたPC4と一緒に京都旅行に行きつつ、過去の自分より少し成長した姿を故郷の京都で示す。という一人の少女の成長をオープニングからエンディングに掛けてしっかり描き切りました。

 最近、こういう「不完全」なPCを使ってなかったので、セッションを通してPCを成長させ「完成」させる作業を久々にやれて満足。
 ホントは「友達」と別れるエンディングを行って「ウチも魔法が使えたら良かったのに」呟いて〆る。ってプランをPC作成時に予定してたんだけど、そうならなかったのは彼女にとって良かったんじゃあないかと思っています。



 卓終了後、他のプレイヤーさんに「いつからTRPGやってるんです?」って聞かれてちょっと困るwww
 そら長い事TRPGは遊んでるけど、遊び始めて〇十年です。なんて答えても困らんか?(笑)
「シノビガミが新書サイズで発売された頃『には』、(既に)やってます」
 ってお茶を濁しておいたwww
 これでも10年なんだから問題なかろう(笑)

 こうして終了したBAN-CON¥21。2日間全力で遊ばせていただきました。
 次、いつ行くかはわからないですが、また新潟に行く機会がありましたら、皆さん、遊んでくださいませ。
 それではまた!
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マスター
マスター日記
2024/10/15 00:59[web全体で公開]
😶 10/12 新潟BAN-CON21 行ってきました~
 皆さん、お久しぶりです。
 艦これのイベントや固定卓の予定諸々ですっかりこちらは御無沙汰、マスターです。
 艦これのイベントで命を削られましたが生きてますw

 先日、新潟で大型のTRPGコンベンション、BAN-CON21が開催されました。
 今回はそちらに参加してきましたよ、ってお話。
 スタッフから「感想なんかをSNSでUPしてね」と言われたので、Xに投降したものをこちらにも。



 BANCONに参加するのは本当に久しぶりで、何年前だったのかも覚えてません。
 今年はわざわざ北陸のコンベンションを主催が回って宣伝しに来たので、その義理を果たす為に参加を決意しました。

 前回行ったのは日曜日の一日だけで、今回は色々あって二日共に参加する事になりました。
 ……という事は1日目、フリーコンベンションに参加できる!

 てな事で今年はGMとして参戦すべく、シナリオの選定作業から始まった訳。
 となると、手に馴染んだ迷宮キングダムか、シノビガミ、インセインが候補なんだけど、まよキンは荷物が嵩むので除外。
 シノビガミorインセインで悩んだ挙句、やっぱ一番「面白い」と自分が思っているシナリオを持ち込む事に。

 意気揚々とGM事前告知欄にメッセージを送って準備完了! って所で気が付いた。
 BANCONの会場終了時間17時! 

 あ、やっべぇ……

 シナリオの想定時間4時間なのよねぇ。
 一般的なコンベンションで考えるなら13時スタートだから終了時間ギリギリ。むしろ馴れてない環境のコンベンションなのでギリギリアウトの可能性が濃厚です。

 と、とりまなんかうまいことやってセッション開始時間を12時半にしよう。そうしよう(無策)

 金曜日の夜に出発し、ホテル着が0時。一晩休んで会場に出発。
 三条燕に宿をとって出発したんだけど、少し道に迷って余裕なく会場に転がり込む形に。
 GM登録をしてシステム名を黒板に書き込んだ段階でようやく一息。

 立つも立ったり14卓!

 こんだけ卓が立ったら流石に不成立卓が発生しやがるよね。暫くぶりの立卓生存戦にいやがうえにも緊張感が高まります。

BANCONの立卓は、
 1、GM紹介でプレゼン時間20秒
 2、その後、各GMが卓にばらけてプレイヤーは5分間自由移動しつつGMへ個別に質問タイム
 3、一次卓抽選
 4、人数に足りない卓、抽選からあぶれたプレイヤーで二次抽選
って感じの卓分け方法。

 「2」の質問タイムで、卓まで来てもらえればシナリオの格好良いセッショントレーラーや、イカシたハンドアウトも見て貰えますが、来てもらえない事には戦う事も出来ない!
 つまり「1」の20秒のプレゼンでいかに耳目を集めれるかに掛かってる、と。

 ふむ。
 つまりキャッチ―な一言を綺麗に決めればいい訳だね。
 任せろ! って事で今回の決め台詞はコチラ。

 富山から来たマスターです。
 今日持ってきたシステムはシノビガミ。シナリオタイトルは「さよならの向こう側」と言うモノでPC達は現代に生きる忍者となり、とある宝石を巡り、争奪戦を行います。
 今日の【プレイヤーの使命】は「2d6で5以上を振って格好良い台詞を垂れ流す事」。
 【本当の使命】は「参加者全員で全力で卓を楽しむ事」です。
 皆さん、よろしくお願いします!

 20秒余裕!
 県外からの参戦でレア感を出しつつ、シノビガミのシステムの根幹である【使命】【秘密】を説明しすぎず織り込みつつ、シナリオの雰囲気も匂わせて簡潔にまとめる。
 自画自賛しても良いよね?w

 卓分け。
 プレイヤーに5人来てもらうという幸運。
 一人にごめんなさいして、無事立卓です。ありがたや。

 プレイヤーは埼玉から参戦した古強者。
 シノビガミ大好き。
 シノビガミ数年ぶり。
 シノビガミ初心者。
 というコンベンションならではのグラデーション。
 こういう初心者~熟練者まで混然となった卓ってやっぱ俺好きだわ。気を使う部分、使わない部分。プレイヤーによってバラバラで、それを探り探り遊んでくのって緊張感があるけど、超面白い。

 PC作成時の一幕。

「(初心者の方に)シノビガミ、初めてなんですね?」
「はい。ちょっと仕事でイラスト描いててそれでシノビガミに興味を持ちまして……」
「? 仕事でイラスト? シノビガミの?」
「はい。このイラストなんですけど」

 SUGEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!

 メチャ格好良いイラストを描いているイラストレーターさんでした。



 セッションは予定通り12時半スタート(笑)
 ホントはお昼に新潟ならではのモノを食べたかったんですが、仕方なし。
 プレイヤーさんにもゴメン。

 今回のシナリオ。トーキョーN◎VAのリプレイを元にシノビガミに再構築したシナリオなので、とにかく「スタイリッシュで格好良いシノビガミ」を標榜し、セッションも外連味溢れるムーブをGMは期待しているのですが……

 いや、みんなマジで格好良かった!!

 全員が全員一丸となって自分の中の「格好良い」を表現してくれてGMとしては大満足です。
 経験者の二人のみならず、初心者の二人もハンドアウトに振り回されながらも考え、苦しみ、「答えを出す」
 俺はこのシナリオでそんなPC達の「人間」を観たいんだ!!
 卓に一番近い場所で、PC達の人生を観る事が出来、とても幸せでした。

 クライマックスフェイズ。
 敵との決戦。
 PCからの攻撃を受け、敵が倒れる……が、奥義「不死身」!

 まだだ! まだ終わらんよ!!

 ……(コロコロ)ダイス目1!(不死身はダイス目1だと効果を発揮しない)

 終わったwwwww

 セッション終了時間16時40分!!
 不死身で復活してたらアフタープレイが出来なかったので、完璧なタイムコントロール!!ww
 あそこで出目1を出せるのは、まさにGMの腕! と言っても良いでしょう(笑)
 さすがマスターさん、その右腕は歴戦のプロと言って過言ではない!(爆)

 きっちり17時までに各自エンディング→アフタープレイまでやり切って笑顔で解散出来ました。
 ああ、もっと遊びたいなぁ……

 いや、遊べるやん、また明日に!!
 それが新潟BAN-CON21!
 2Dayイベントは最高だなッ!!



 一日目終了後。
 宿まで戻って、そこで白地堂くんと合流。今回の同行者合わせて4人で近所にあるラーメン屋、「らーめんみずさわ」で晩御飯。

 昼はコンビニおにぎりだけだったのでここで貪るように喰う。
 生姜醤油ラーメン、マジうめぇ! 
 腹がちぎれんばかりに喰う。

 昨日の運転疲れやセッション疲れもあり、宿に帰ってぐったり。
 おやすみ~。
 二日目に続く!!
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マスター
マスター日記
2024/07/13 22:15[web全体で公開]
😶 セッションの雰囲気づくり
 たまに。

「自分がGMするとホラーシナリオなのに何故かギャグになっちゃうんですよー」

 なんて事を言ってる人がいます。
 これ、実は原因がありまして。しかもとっても簡単な解決方法があります。
 今回はそんなお話。

 まず、シリアスやホラーなはずのシナリオがギャグになっちゃう原因について考えてみます。
 これ、大体が「勘違い」から始まります。

 セッションが開始されGMが最初に行うべき仕事として、「卓を暖める」というのがあります。最近ではアイスブレイク、なんて格好良い言葉もありますね。
 卓の雰囲気を軽やかにして、プレイヤーの発話を活発化させるというものです。

 初めて卓を囲む人や、システムの初心者なんかがいたりすると特に重要ですね。
 率先して場を盛り上げて、話しやすい空気を作るきっかけを作る。
 プレイヤーとして参加する時も同様に、話しやすい空気を作りに行きたい所なんですが、やはり最初のきっかけはGMが主導したい所です。

 この最初のきっかけづくりに有効なのが、そう。

 「笑い」です。

 軽くジョークで場を盛り上げてセッションの出だしを暖めたい。コンベンションなんかのテーブルトップでは、セッション前に行うプリプレイも使ってその作業をやっていく訳ですが、いかんせんオンセではプリプレイ段階で場を暖める、ってのはなかなか難しい。

 なのでオンセでは導入の段階で軽妙な会話で場を盛り上げようとする。その手っ取り早い方法として「笑い」が使われる事が多いのです。

 で、「笑い」によって場を暖める事に成功した。
 ここまでは良いんです。
 そこで笑って場が暖まった後、プレイヤーが「あ、このセッションは要所でギャグにして良いんだ」って「勘違い」する。

 その勘違いが発生した卓は……どこかでちゃんと修正しない限り、ギャグ方向に転がっちゃいますよねぇ。

 これが原因の一。

 GMは場を活性化するためのコミュニケーション<手段>として「笑い」を取り入れているのに、それがセッションの<目的>にすり替わっちゃう。

 他にも原因はあるのですが、とりあえず先にこの勘違いの解決方法の話をば。

 セッション募集段階で「シナリオの雰囲気」を明記する事。
 この一点を徹底し、プレイヤーにも周知させることで勘違い自体がなくなります。
 シナリオの雰囲気と共に、「セッションの目的」も明記しておくと尚良し。

 このセッションがどんな雰囲気のゲームで、どういう行動が推奨されるのか。
 これが書かれていない募集がなんと多い事か!

 プレイヤーにとってはセッション募集ページに書いてあることが全てです。
 逆に言うならそこに書かれていない情報はプレイヤーが自由に想像し、解釈します。
 プレイヤーとGMが目指している方向性に食い違いがあった場合、そこに待っているのは悲しい現実です。

 また、募集の段階で「このシナリオはホラーです」と言ったように明記しておくことによって、それにそぐわない行動(茶化したり、ふざけたり)をしたプレイヤーに対し、

「このセッションはホラーを楽しむのを目的としたセッションなんだけど、その点を了解していますか?」

と、公に確認する事が出来ます。
 ふざける事自体は悪い事ではありません。笑いも恐怖のスパイスになり得ます。プレイヤー的に目的があって、そうしている事だってあります。
 ただ、度を過ぎた行動に対し、GMが歯止めをかける一手になります。
 楽しければそれで良い。と言う意見もあるでしょう。
 ですが、「ホラーな雰囲気で遊べる」と思って参加したプレイヤーはそれで楽しめるのでしょうか?

【シナリオの雰囲気、書き方の例】
1、「ミザリーって言うおばさんが君の両足をへし折って君を監禁してしまいました。理由は『君が好きだから』。移動もままならない極限状態ですが、ミザリーおばさんはかなりチョロくて騙されやすい女です。いいくるめなどの甘言を弄し、うまく騙して、ミザリーおばさんをぶっ〇す、そんなスラップスティックホラーな雰囲気のシナリオとなります」

2,「両足を骨折して身動きがとれずに遭難した君を救ったのは、ミザリーと言う名の女性だった。移動もままならない重傷を負った君を献身的に介護をする彼女だったが、ある事を境に彼女の狂気が君を苛むようになる。身の危険を感じた君は、彼女の家からの脱出を試みる――移動に極端な制限を掛けられた、サスペンスホラーな雰囲気のシナリオです」

 1と2は同じ「ミザリー」と言う映画を題材にした(なんちゃって)シナリオの概要文章ですが、参加する時の心構えが変わると思いませんか?
 また、1と2ではPCが目指す結果が変わっていますよね。「倒す」か「脱出する」か。「目的」を明記する事によって、土壇場の場面においてプレイヤーが優先するべき行動が変わって来るでしょう。
※余談終わり※



 もう一つは、刷り込み。
 同じシステムを遊んだプレイヤー同士でも、遊んだシナリオは違います。今はリプレイ動画なんかもあって、どういう知見を持っているのかはプレイヤー一人一人が違います。
 つまり、システムについての印象が各々違います。
 その積み重ねが刷り込みとなって「このシステムはこう遊ぶ」と、システムの認識が確立されます。

 ここで困るのは間違った刷り込み。

 例えばシノビガミ。
 大判ルールブックの背表紙のシステム解説に書いてある文章を確認してみましょう。

~引用~
「忍術バトルRPGシノビガミは、様々な秘密を抱えた忍者となって、闇の戦いを繰り広げるTRPGだ。真実を暴き出し、機密文書や秘伝書、時にはヒロインの心すら奪い合う忍者同士の血戦が君を待っている。謎と陰謀、そして儚くも美しい愛憎劇が渦巻く忍びの世界へようこそ」
~引用終わり~

 これがシノビガミの基本的な遊び方と言っても良いのではないでしょうか。少なくともギャグを意図しているようには僕には読めません。さらに言うなら最初に発売されたリプレイでも作者の河嶋先生は「シリアスを指向している」と書いてます。

 ただ、忍者と言う存在が「バカフレーバー」と極めて相性が良い、という困った存在でしてwww

 そのバカフレーバーが悪目立ちして、触れたプレイヤーに間違った刷り込みをしてしまうのが現状、と言って過言ではないのが困りもの。
 シノビガミでも、CoCでも、どんなシステムだって触れてきたシナリオによってシステムの印象は各々違います。その前提で不特定多数に向けて参加を募るのであれば、「シナリオの雰囲気」を最初に打ち出す事の重要性も分かっていただけるのではないでしょうか?

((本来システムが想定していないシナリオを遊ぶことを否定している訳ではないんです。自分もシノビガミで書くシナリオの半分は「コイツ、頭おかしいやろ」って中身です。
 ただちゃんとそのシナリオの「遊び処」を把握して、ギャグならギャグ、シリアスならシリアスとメリハリをつけよう、って話でさぁ))

 セッションの雰囲気はGMである自分が、このセッションをどういう方向性で遊びたいかと言う道標です。
 この部分でGMがブレているようでは、参加するプレイヤーもブレるのは当たり前です。

 重ねて言いますが、プレイヤーにとってはセッション募集ページに書いてあることが全てです。
 逆に言うならそこに書かれていない情報はプレイヤーが自由に想像し、解釈します。
 「空気読め!」って情けない言い訳をするくらいなら、GMがちゃんと

 「空気を作れ!」

と強く主張して、この話を〆たいと思います。



【卓宣伝】
現在、3卓の募集を行っています。
興味ある方は是非、参加してやってくださいね。

インセイン「きょうふのみそしる」
https://trpgsession.click/session-detail.php?s=171948608807master2000
あと1名で立卓です。タイトルの緩さに似合わない、ちゃんとしたインセインらしいホラーシナリオです。
インセイン好きなら是非遊んでみて下さい。

インセイン「先生のジャガーが燃えた」
https://trpgsession.click/session-detail.php?s=171948174074master2000
あと3名募集中です。PSゲーム「SIREN」をベースに構築されたシナリオですが、元ネタ知らなくても楽しめます。元ネタを知らない俺がシナリオを改稿したから間違いない(笑)

シノビガミ「さよならの向こう側」
https://trpgsession.click/session-detail.php?s=172002160731master2000
日程調整卓で募集中です。7月後半から8月前半に遊びたい!
みんなで一幅の絵画のような極上のセッションを練り上げていきましょう♪
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マスター
マスター日記
2024/07/11 19:20[web全体で公開]
😶 今回のふぃあ通で一番刺さった言葉【最後卓宣伝】
色々あって視聴が遅れたんですが、今回のテーマは「トラブルを呼ぶプレイヤーの行動とは?」


という少々センシティブな問題。
「あ、私やっちゃってるかも」って方よりも、「俺、大丈夫だし!」と思ってるヤツが見るべき動画ですねw

今回のお話で自分に刺さった話があります。

「気合入れてダイスを振るのは1セッション1回まで」

これ!

テーブルトップでTRPGを遊ぶ時が特にそうなんですけど、実は「判定でサイコロを振る」と言う行為は地味に時間が掛かります。オンセだったらコマンドポチ―ッ! で済む行動ですが、実卓だと、

1,GMが行為判定の目標値を宣言
2,PLが能力値を確認。必要なダイス目を計算する
3,ダイスを転がす
4,ダイス目を確認し、達成値をGMに宣言する

という行程になります。3~4が実卓とオンセで変わる所かな? オンセだと全部計算してくれるしぃ。
当然、僕たちは判定が成功するように祈りながらダイスを振る訳ですが、この「3」の行程で手のひらでジャラジャラと弄んで、いつまで経っても振らないプレイヤーがいるんですよねぇ。

このジャラジャラ行為。
特に戦闘がメインのシステムだと洒落にならないくらいの時間のロスになります。

GMをやってる時は「はよ、振れや」って内心思いながら見てるんですが。その反動か、自分がPLになった時、なんの感慨もなくダイスを振っちゃうクセがついてしまいました。
時間効率的には良いんですが、ちょっとした寂しさもあります。
セッション的には良い行動なんだけど、自分のPCに寄り添ってないというか……わかります? 

そんな時に示されたのが、冒頭の

「気合入れてダイスを振るのは1セッション1回まで」

というお話。
なるほど!
1回1回ダイスを振る度にジャラジャラジャラジャラやるんじゃなくて、ここぞ! のセッション1回だけなら、確かに他のプレイヤーも容認してくれるよね。

次のセッションからはちょっとだけ、PCに寄り添いながらダイスを振ることが出来そうです。

【卓宣伝】
現在、3卓の募集を行っています。
興味ある方は是非、参加してやってくださいね。

インセイン「きょうふのみそしる」
https://trpgsession.click/session-detail.php?s=171948608807master2000
あと1名で立卓です。タイトルの緩さに似合わない、ちゃんとしたインセインらしいホラーシナリオです。
インセイン好きなら是非遊んでみて下さい。

インセイン「先生のジャガーが燃えた」
https://trpgsession.click/session-detail.php?s=171948174074master2000
あと3名募集中です。PSゲーム「SIREN」をベースに構築されたシナリオですが、元ネタ知らなくても楽しめます。知らない俺がシナリオを改稿したから間違いない(笑)

シノビガミ「さよならの向こう側」
https://trpgsession.click/session-detail.php?s=172002160731master2000
日程調整卓で募集中です。7月後半から8月前半に遊びたい!
みんなで一幅の絵画のような極上のセッションを練り上げていきましょう♪
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マスター
マスター日記
2024/07/05 23:06[web全体で公開]
😶 【卓宣伝】明日から3日間
 明日からワタクシ、旅に出ます。
 去年の呉に続き、鎮守府巡りツアー第二弾横須賀編を楽しんで行きたいと思います♪

 で、なんでこんな事書いているのかと言いますと、オンセン、Xの反応が悪くなるので、「せっかくセッションの参加希望出したのに無視された!」って思われるのがイヤだからwww
 そんな事はないとは思うけど一応、ね?

 はい。と言う訳で現在マスターさん、3つの卓の募集をかけています。

7/22(月) インセイン「きょうふのみそしる」
https://trpgsession.click/session-detail.php?s=171948608807master2000

 こちらは現在2名の参加者が決定していてあと1名で卓成立となります。(最大4名まで)
 昭和の頃に流行った「ダジャレ怪談・きょうふのみそしる」を題材にした「ホラー」シナリオです。
 日常がふとしたきっかけで非日常に反転する、インセインらしいシナリオとなっています。

8/3(土) インセイン「先生のジャガーが燃えた」
https://trpgsession.click/session-detail.php?s=171948174074master2000

 こちらは現在1名の参加者が決定していてあと3名の募集となっています。
 PSの名作ホラーゲーム「SIREN」と言うものがありまして。
 そのSIRENクラスターの間では8/4に「宮田先生のジャガー炎上祭り」と言うモノが毎年開催されているそうな……。
 それを題材としたSIRENベースのシナリオとなっています。SIRENが好きな人にはSIRENの二次創作シナリオとして、SIRENを知らない人には不気味なホラーシナリオとして楽しめる、そんなシナリオとなっています……って言うかそういう風に改稿した(笑)
 ジャガー炎上祭りの前夜祭として楽しみましょう!(ちなGMはSIREN未プレイ)

【日程調整卓】シノビガミ「さよならの向こう側」
https://trpgsession.click/session-detail.php?s=172002160731master2000

 7月後半~8月前半のセッション開催を目指して募集中です。
 コンセプトは「格好良いシノビガミ」!
 2d6で5以上を振って、ただただカッコイイセリフを垂れ流すシナリオとなっています。
 「自分ギャグキャラしか出来ないし……」と不安になっているそこの貴方!
 それは気恥ずかしさからくる萎縮ですッ!! 卓の皆が「格好良い」を目指しているんだから、恥ずかしがることはありません。
 恥ずかしいと思うくらいなら同卓している連中全員、君の格好良さで尊死させれば、君の熱くて格好良いロールプレイの目撃者はいなくなるので問題ありません!!(暴論)
 初心者対応いたします。シノビガミの面白さが濃縮されたシナリオですよ。


 皆様のご参加の程、お待ちしております。
いいね! 10
マスター
マスター日記
2024/06/15 01:49[web全体で公開]
😶 久々に発売が待ち遠しいシステム
それはそうと「悪役令嬢LV99 TRPG」が狂おしいほどに発売が待ち遠しいです。
オンセンの柱の書影を見て、自分の気が触れたのかと三度見したわwww
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マスター
マスター日記
2024/06/15 01:34[web全体で公開]
😶 男はプリキュアになったらあかんのか?
 ちょっと最近、立て続けに俎上に上がった話があったので今回はそのお話。

 地震があって、ネットだけでなくTVからでも情報を求めなきゃいけなかった正月の時分、衝撃を受けたCMがありました。

 漫画の背景だけ描かれたページにセリフだけが表示され、最後に「聞こえたのは男の声でしたか。女の声でしたか?」って表示される、あのACのCM。

 え? 
 みんなの脳内ではあのセリフって女性の声だったり男性の声だったりで再生されてるの!?

 自分にとってはこの事実がかなり衝撃的で「嘘やん!?」ってなりました。

 漫画の登場人物の前後を類推し、このセリフは誰それが喋ったセリフってのは判断できるけど、なんの脈絡もなく背景にセリフだけの表示で男の声か女の声か読み取るのって無理じゃね? ってなった訳ですよ。
 もう一つ言うと、セリフが「女性の声or男性の声」で再生されるって感覚が自分にはない、って事も。

 アニメになった漫画のキャラのセリフが漫画を読んだ時にその声で脳内再生される、って事はありますが、アニメ化されていない漫画のキャラのセリフが「声となって再生される」って事は、自分にはないんですよね。
 あくまで「女性のセリフ」「男性のセリフ」(〇〇ってキャラクターのセリフ)で自分は認識「だけ」していて、「声」として脳内で再生されるという発想がなかった。

 いやあ、びっくりびっくり。

 さて、翻ってTRPG。

 一時期、マスターさんはキャラクターロールプレイの幅を広げようと、「女PC強化期間」を設けていました。
 男性であるマスターさんは御多分に漏れず女性キャラクターのロールプレイが気恥ずかしく、プレイヤーをする時は男性PCしか遊んでいなかったんですよ。
 昔は特にそれで問題はなかったんですが、FEARゲー以降、PCの「キャラクター性」にスポットライトが当たるようになったゲームシーンにおいて、女性キャラクターのロールプレイって言うのは「GMを行う上で」急務の課題だったんですね。(キャラクター性に注目されるPCに対し、それに関わってくるNPCにもキャラクター性が重要視されるようになって来たためです)

 と言う訳で、「ここ1年はPCは女キャラしかやらんから」と周囲にも広言し、積極的に女性PCを遊んでいました。

 最初の頃はやっぱり恥ずかしさが勝ってたし、「俺みたいな人間が女PCやってもキモいだけやん」とも思っていたんですが……。

 ある時、気付いたんですよ。

 他のプレイヤーは俺を見てないって事に。

 いや、キモい男が痛い女性PCをやっている事実に周囲が目を背けている、って事じゃないですよ?www

 他のプレイヤーは、俺の発言や行動を見て、聞いて、それをちゃんとフィルターに掛けて自分の中で脳内変換してくれているんですよ。

 キャラクターの行動、発言、所作を描写し、キャラクターの解像度を上げる事で、自分の背後にいる「PC」を他のプレイヤーは汲み取ってくれます。
 自分が思っている「女性キャラ」をロールプレイする事で、他者がそれに共感し、さらに解像度を上げた状態で、勝手に脳内変換してくれるんですよ。(ちょっとアレな言い方をすると、「見たいキャラを勝手に妄想」してくれる)

 それに気づいた時、肩の力がスッと抜けましたね。

 もう女性PCを使おうが、薄幸の美姫をシナリオに出そうが気恥ずかしさはなくなりました。

 卑近な例を出すなら、CoCで怪我をした探索者に対して<応急手当>で治療を行った時。僕たちは<応急手当>の判定を行いますが、具体的にどういった治療を施したのかは「特にロールプレイしません」
 自分を含めた他のプレイヤーは「なんかいい感じにそういう治療をした」と勝手に脳内で補完します。
 でも、「特にロールプレイしない」部分を描写する事によって、その解像度はあがります。(傷口に酒をぶっかける、と、服の裾を破って簡易的な包帯を作る、では受ける印象が変わりますよね?)
 それと一緒。

 声や外見ではない、所作や思考、そういった部分をちゃんと表現する事によって、卓の仲間はちゃんとそこにフォーカスを当ててくれます。

 それくらいは一緒に卓を囲む仲間を信じても良いのではないかな、って僕は思う訳ですよ。
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マスター
マスター日記
2024/06/12 01:48[web全体で公開]
😶 根性論は良いから具体的な技術を!
 わたくしマスターは「みんなにお役立ち情報を発信したい」って思いながら、気が向いた時に日記を書いている訳ですね。
 キャリアだけは長く遊んでいるので、そこで身に着けた知見のおすそ分け、的なものです。
 日記を書く時気を付けているのが、「根性論は書かない。なるべく具体的な方法も書く」。
 思想だけ書いて具体的な方法がない、ってのは俺自身嫌いなんで。

 そんなこんなでオンセンに登録してからもう……え? 7年?? 
 日記で書いているので記載が過去に流されて、検索するのが面倒。ってのもあり、使えそうな日記はトピックに収納するようにしていました。

 ……そう、過去形! 2019年からまったく更新していなかったッ!!

 こんな事じゃいかん!! って事でこの度、一念発起して現在2024年までの参考になりそうな(?)日記をトピックに収納しました。
 2019年以降、日記更新頻度が落ちて、「大した分量書いてないからいつでも良いや」と思って放置してたら、なんだかんだでそこそこ溜まってた模様です。

 もし気になるトピックがあれば摘まんで行ってやって下さい。
 皆さんのTRPGライフが豊かになりますように!

トピック「色んなテーマの種」
https://trpgsession.click/topic-detail.php?i=topic155524980496
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マスター
マスター日記
2024/06/11 22:21[web全体で公開]
😶 今日勝ちたい! と、これが出来たら強いよね
 特にオチもないボンヤリ日記です。一応TRPGの話。

 ストリートファイター6が二年目を迎え、格ゲー業界が盛り上がっていますね。
 僕もスト6を遊んでるんですが、それと一緒にyoutubeで活動している格闘ゲーム系ストリーマーの配信とかも楽しく見てます。

 一度は絶滅寸前まで追い詰められながらも盛り返す、って言うのはTRPGにも過去あった歴史でして、格ゲーおじ達の話は地味にTRPGに通ずる所も結構あったりします。
 そんでもって、物事に対する言語化が上手い、ってのもTRPGおじと共通する特徴でもありますね。

 んでまあタイトルについての話です。

 Vtuberが参加するスト6の大会では、そのVtuberにプロがコーチングするって流れが今あるんですけど、そのコーチングではやっぱり「今日の大会に勝つためのコーチング」という事で、強い行動やハメに近い連携をプロが教えていきます。
 実際、実戦値の高い行動なので、準備期間の短い大会において、始めたばかりのVtuberが目覚ましい成長を遂げ活躍します……が、あくまでも「今日勝ちたい!」でしかなく、後日ランク戦で勝てなくなったりします。で、辞めちゃう。

 逆に、「これが出来たらとんでもなく強いんだけど、理論値なんで理想よね」と言う行動を愚直に繰り返し、練習するプロだっています。
 こちらの方は今勝つ事は出来ないんだけど、「誰かがいつか辿り着く理想」にいち早く辿り着くことが出来る「可能性」があります。
 学ぶべき事が多すぎてシンドイ時もあるけど、逆に言えばいつまで経っても学ぶべきことがあるので、長く携わることが出来るんですね。

 結構TRPGに通じるものがあるなぁ、って思うんだけど、どう?
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マスター
マスター日記
2024/06/10 00:39[web全体で公開]
😶 モノトーンミュージアム 人生初TRPGプレイヤーを迎えて
(本日記はXのポストの加筆修正となります)

 本日は地元のTRPG定例会でモノトーンミュージアム改訂版(以下「モノミュ」)のGMを遊んできました。シナリオはルルブ付属のサンプルシナリオ。
 オリジナル版のモノミュは欲しい! と思った頃にはサプリが重くて「ま、いっか」になっていましたが、改訂版を機に購入。
 久々のSRS。
 やっぱSRSは良い!
(モノトーンミュージアム公式サイトリンク↓)
 https://www.fear.co.jp/mono/

 今回の卓では人生初TRPGと言うプレイヤーが参加してくれました。「シナリオタイトルが格好良かったから」というのが参加理由。
 ……やっぱタイトルってのは大事なんやなぁ、と。
 タイトルセンスのないワタクシメは汗顔の至り。
 それと共に「CoC立ててなくてスマヌ!」という気持ちもw
 また今度、ね?

 CoCの動画を見てテーブルトップのセッション会に来てくれる人がいるのは嬉しい限り。
 それと同時にルーインブレイカーズといい、モノミュといい、尖がったタイトルを持ってきた時に限ってそういう人達が参加してくれるタイミングがあるのが、なんか「持ってるなぁ」って感じw

 と言う訳で、今日のミッションは「TRPG初体験のプレイヤーに意地でも『楽しかった』って言わせる事」だああああああああああああああっ!!!

 ……はい、さっそく空回りです。orz
 PCハンドアウトを選んだ後にサンプルキャラを提示しつつ「このPCに出来る事」を「データ的」に教えるというミステイク。
 ホントはもっと外堀りから埋めていくのが良いんだけど、モノミュ初GMってのもあって俺自身もちょっとテンパってたかも。

 とはいえ助かったのは初体験PLさんが「ちゃんと質問してくれたこと」
 分からない事をちゃんと「わからない」と声を挙げてくれたのでデータの説明をしながら、わからない事をかみ砕きながら説明できたのでギリギリ、セッション開始前に建て直せたのはホント、助かった。
 スンマセン、精進します。

 セッション開始。
 今回はサンプルシナリオなんでまあ、4時間もあれば終わるだろう、と考えてたんですが、状況は変わった。
 初体験PLの為に閉会時間いっぱいのプレイ時間(5~5時間半)を目途に切り替える。
 ゆっくりしっかりと世界の解像度を上げる描写をする事を念頭に、セッションをスローテンポで回していきます。
 御標の絶対感を強調し、多少誇張気味に御標を描写する事に。

 「ここではない異世界の住人」であるPCに、異世界とPLのいる現実とを隔絶する要素として御標を使わせてもらったよ。
 これによりプレイヤーの物語への没入感を深める事を意図したんだけど……多分上手くいったんじゃないかなぁ。

 ファンタジー世界の「ここではないどこか」を感じさせるのに御標はとても良い要素だと、セッションを通じて気付かされたね。
 初体験のプレイヤーさんにファンタジー感を感じて欲しくて、苦肉の策的にやったんだけど良い発見でした。


 さて。
 それでは彼の初プレイはどうだったかと言いますと――



 モ ノ ミ ュ の 全 て を 体 験 し て い き ま し たwww



 本当。
 ほんとう。
 ホントウ。

 オープニングでNPCと交流し親睦を深め

 ミドルフェイズで逸脱能力を使うも、異形にその力を打ち消され驚愕し

 戦闘で敵の攻撃に慄き

 自身の回復能力の高さと攻撃力の高さに瞠目し

 御標に翻弄されるNPCに同情し

 ベテランプレイヤーのロールプレイに舌を巻き

 ボスの火力に絶望し

 祈りながらダイスを振り 

 祈るようにGMのダイスが低くなるよう念を送り

 逸脱能力込みで12D6という大量のダイスを振れる事実に狂喜し

 ボスにトドメを刺し

 ヒロインを救い出し

 そして――

 闇 堕 ち し ま し た !www


 嘘やろ!?

俺ちゃん「1d6振った分、剥離値が減少して9以下になれば戻って来れるよ。経験点1点払えば追加で1d6」
初PL「1d6で2以上かぁ……(悩)」
他PL「経験点使っときな」
初PL「ま、いけるっしょ……あ」

 こうして。
 花籠の国を救った偉大な僧侶は自身が憧れ、紡ぎ手になるきっかけとなった人物を永久的に忘れる事で、なんとか異形にならずに還ってくる事が出来ましたとさ、めでたしめでたし……?
 慢心、ダメ絶対。

 初体験のプレイヤーさんにスポットを当ててセッションを振り返りましたが、他の2名の参加者の盛り上げもあり、本当に良いセッションになったと思うな。
 参加者全員にありがとう!
 モノトーンミュージアム初GM、良いスタートを切れました。

 初体験プレイヤーさんにも「このPC、他のモノトーンミュージアムのセッションでも使えますか?」って聞かれたんで楽しんで貰えたと信じよう。

 めでたしめでたし。



※追記※
 手前味噌なんですが、俺ホントGMが上手いね。

 最後の攻撃。ここの攻撃を外したらヒロイン死亡、ってタイミングでのボスの回避ロール。
 6ゾロ以外はボス回避失敗でハッピーエンドの場面。

(コロコロ)

 同時に振った2つのサイコロ。
 ひとつのダイスが先にピタリと6の目でとまり、残りひとつがクルクル回り……クルクル回り……1の出目!

 歓声!!

 ここぞという時にダイス目でショウアップし、かつPLに花を持たせるこのダイスロール!
 熟練スーパー上手いGMの俺じゃなきゃ出せないね! (6の目が出た瞬間『やベッ』って焦ったのは内緒だぞw)
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