みすたぁゲストさんの日記 「初めてのテキストセッションKP編」

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2023/05/27 05:41[web全体で公開]
😲 初めてのテキストセッションKP編
皆さんはクトゥルフ神話TRPGのシナリオ「狂気山脈 -邪神の山嶺-」をご存知でしょうか?
最近ではクラウドファンディングにより映画化企画が進み、「狂気山脈 ネイキッド・ピーク」の作成が進められているなど、長く愛されている作品です。
私もTRPGデビューから2回目のセッションで遊んだ、思い出深い作品でもあります。

さて、今回ひょんなことから突発気味にこの狂気山脈のKPをやることになりました。
元々がTRPG以外の趣味の集まりのメンツ。
参加者は初心者と経験者が半々。
形式はテキストセッション。

私はボイスセッション派なのですが、狂気山脈は2回も回したし、むしろ喉を痛めない分テキストの方が楽かなと思って挑みました。

そして準備不足に頭を痛めることになりました。

ここで狂気山脈のシナリオについて。
ザックリシナリオの内容を説明すると、エベレスト超えの巨大山脈をひたすら登る硬派なシナリオです。
山に登るための進め方について軽く説明すると

①.全員〈幸運〉で天気を決める
②.天気に応じて技能値に補正が入る
③.〈ナビゲート〉を振って安全なルート開拓
④.〈ナビゲート〉に失敗するとアクシデント処理
⑤.これをNPCを含めた登山隊全員で行って1000m分登頂
⑥.これを3000m地点から山頂10000mまで繰り返す
※一部例外の地点あり

とひたすらストイックにダイスゲーム。
例外地点や各種アクシデントの解説・判定も含めると、結構細かくルールが設定されています。
アクシデントも種類がそこそこあるので、単純な文書量も多いです。

そしてこれらを読みやすく・分かりやすく・テンポよく・そして何より恐ろしく、テキストに打ち込む必要があるわけです。

ここでテキストの用意が甘かった私は、いくつか重要なルールの説明や描写をポカしてしまいました。
結果から言えば、直接的な被害がなかった(結果論的にはリカバリできた)とはいえ、これはもう猛省……!

続きは明日の晩に、と締めた後、ひたすらにこれまで提示したルールを振り返り、書き起こし、この後の描写を再確認して、情報タブとシナリオテキストにたっぷり(それはもうたっぷり)記述。
主要な描写も逃すまいと徹底的にシナリオを読み直しました。

テキストを甘く見てはならない。
レスポンスがある分、機会を逃すと流れてしまい、永遠にそれを語ることができないこともあるのだ。
今回はその流れを御するチャンスが2度3度やってきた結果に過ぎないのだ。


今回の参加者の半分が初心者の方。
前回見学した時の発想重視なセッションとは違い、今回は戦略とダイス目というストイック性。
更にはKPお得意のボイスセッションではなく、声が見えないテキストセッション。
昨晩は参加者の皆様が楽しめているのか、少し慎重になりながらNPCのロールプレイを挟んで行きました。


こうして夜通しテキスト整備に明け暮れたKPは、どうか参加者の皆が狂気山脈の頂に立った時、心から「楽しかった」と感じてもらえることを願いつつ、備忘録としてこの日記を書き留め、いつの間にか登っていた朝日に『おやすみなさい』と声をかけるのでした、まる。
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