ソード・ワールド2.0ワールドオデッセイ 彷徨ノ塔 ‐フォビドゥンタワー

書籍説明

ソード・ワールド2.0ワールドオデッセイ 彷徨ノ塔 ‐フォビドゥンタワー システム:

ソード・ワールド2.0

明るい ☆☆★☆☆ ダーク
書籍種類: サプリメント リアル ☆☆☆★☆ ファンタジー
発行年月: 2016-03 直感的 ☆☆★☆☆ 頭脳的
所持する人: 144人 短時間 ☆☆☆★☆ 長時間
コメント数: 1件 初心者向け ☆☆☆★☆ 玄人向け
著者/編集:川人忠明/田中公侍
出版社:KADOKAWA

キミたちは“彷徨ノ塔"と呼ばれる伝説の建物の中で目を覚ます。記憶のほとんどを失い、なぜここにいるかも思い出せない。記憶を取り戻す鍵は最上階。時間も場所も不確かな塔の内部を探索し、自身の記憶を取り戻せ!

ソード・ワールド2.0ワールドオデッセイ 彷徨ノ塔 ‐フォビドゥンタワーへのコメント一覧

しんくろー
1. しんくろー
2017/05/04 03:36
泣いた。プレイし終えて、泣いた。

 PCは記憶をなくし、彷徨いの塔という場所からゲームが始まるのだが、ここがかなりとんでもない場所だ。扉をくぐることで様々な時代の様々な場所に行くことができる、他に類を見ないアーティファクトだ。その先々でPCは出会いと、冒険を繰り返し、最後には真実に到達するのだ。
 高lvスタートだけあって、PC達はどの場所でも英雄的な立ち位置で描かれるので、ヒロイックな冒険がしたい人にはうってつけだ。逆に、「ミストキャッスル」のような底辺冒険者がやりたい人には向かないだろう。
 様々な時代に行けるという時間ギミックがウリの一つで、別の時代で入手したものを使ったり、歴史を変えてから挑戦すると結末が変わったりと、お約束でとても美味しい展開が盛り沢山だ。

 総じて、極めてオススメの一冊。私は同系統のサプリの中で一番好きだ。
 ただ、難点というか、注意点を述べておきたい。
 最後の最後で、PCの秘密が明らかになるのだが、この設定が、とても悲劇的でドラマティックだ。私はその設定を受け入れ、泣くほどに物語を噛み締められたのだが、PCによってはその設定が受け入れ辛いことがある。最後まで冷めずにプレイしたいのなら、『正義感のある』『人族』であることが必須条件だ。『考えすぎる癖がある』とベストだ。
 そもそも人族じゃないとまともにプレイできないし、人助けしないと経験点を稼げないようにはなっているが、注意書きは必要だと感じた。

 この本を最後まで楽しもうと思うなら、無理気味なキャラクターを無理やりプレイするより、上の条件を満たした主人公のようなPCでプレイしてあげて下さい。
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