彼方のための物語

おーじ
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登録日:2021/12/14 15:58最終更新日:2021/12/14 16:10

これから物語を実際に彩っていく。
些細なものから日記に張ったものまで。

挙句の果てには夢に出た物語ですら言葉にして図書館を作っていく。
僕はプロじゃないけれどただ誰かに見てもらいたかっただけ
自己満足の世界なんだそれを承知で回覧していただけたら幸いです。
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おーじ
34. おーじ
2022/04/24 06:08
☆物語 手の鳴る方へ

目が見えない 恐怖 音だけが私を 私達を導いてくれる
音が聞えなければ 「おしまい」
目が見えなくなれば「はじまり」

目が見えないことによって得られる「癒し」
耳が聞こえることによって得られる「恐怖」

目が見えないからこそ直接触って感じてみて?
耳が聞こえるからこそ直接聞いて信じてみて?

その声は本当に信じていいもの?決めるのはアナタ
その声はぜったい信じたらダメだよ?決めるのはあなた

目が見えない「癒し」と「恐怖」を感じてみて
そして 信じてみて
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おーじ
33. おーじ
2022/04/24 06:09
☆物語 雨

こんな深夜だというのに雨は降り続いている
漆黒の中降り続いている

昔は雨に打たれるのが好きだった 理由はない 子供のころの話だから
今は雨の音を聴くのが好きだ 理由はある 音を聴くことで生きていることを実感するから

僕は寝ると夢を見る 夢の中の絵本では雨の音は聴こえない
音が聴こえたら夢から覚めてしまうから

僕は音を聴く事で生きていることを実感する
ああ もうしばらくでいいんだ子守唄のように泣いてくれないか 雨よ

僕が夢の世界へと行けるように見守っててはくれないか?
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おーじ
32. おーじ
2022/04/24 06:09
☆物語 輪廻

次の 転生先は-----です
それでは・・・ 好い旅を!

あなたにそれを思い出す時間は与えません
それ自体が罪なのですから
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おーじ
31. おーじ
2022/04/24 06:09
☆物語 ヒガンバナ

ここは太陽のない 彼岸
いつからここにいたのか 憶えていない
向こう側にいたことさえ 忘れた

光が欲しい そう 願う
道が欲しい そう 想う

今の私は 私 だろうか?
からっぽの私が出会った一輪の花

それは まるで心の太陽だった 
白く眩しく輝くその花に私の全てを捧げたくなるほどに

ああ・・・
その花の名前を私は知っている いま 思い出すから もう少しだけ待っててくれないか?
待ってて・・・は くれない か・・・
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おーじ
30. おーじ
2022/04/24 06:10
☆物語 葛藤

作っては消え
作っては消え
繰り返す物語に命を感じる
流れていく物語に悲しみを感じる

よくできた物語ほど他人に見せたくなるのではなくて
よくできた物語ほど他人に見せたくないのではないか?

そう 感じてならない
感じ方なんて違うのが当たり前なのだ
だからもっと物語をいろんな人に見てほしい
いや違う
物語ではなくて私を見てほしい
物語を作った私を見てほしいのだ

物語を認めるのではなく
私を認めてくれ
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おーじ
29. おーじ
2022/04/24 06:10
☆物語 傘

雨が降ると俺の出番が来る
誰かを守るためにこの身を広げる
誰かを守るのは俺自身気持ちがいい
活躍できるまで俺はただ 待てばいい
突然守る対象が変わることもある
ただそれでも俺は守るだけ
この身を広げて守るだけ
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おーじ
28. おーじ
2022/04/24 06:10
☆私は自分で絵を描く 自分の求める絵を描く
だが 描けないものを描こうとして鉛筆をまた削る

いやはや・・・
本当に削られているのは私の心

描きたいものがあっても描けぬ
そのたびに私の心は削られる
そのたびに私の心は鋭く尖っていく

きょうもまたえんぴつをけずる
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おーじ
27. おーじ
2021/12/23 12:51
物語 ゆきだるま

君は僕に帽子をくれた 君は僕を作ってくれた
でも本当は 僕は君の悲しい心だったり寂しい心から生まれたのさ
ひとりぼっちの君にサンタクロースが贈り物をくれたのさ
僕は冷たいから判るんだ
君の心に火が灯ったときお別れなんだって
僕はそれ以上近づけなくなるんだって
最初から別れがあるって悲しいし寂しいよね
ああ そうさ君のそんな心から生まれたのだから
そんな気持ちとお別れしなきゃ
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おーじ
26. おーじ
2021/12/23 00:38
物語 星座

一つ一つの輝きはそれぞれ違うかもしれないけれど
星と星とを繋げていけば星座になる

つながってつながって星座になって
宇宙を彩る物語に変化する
皆様には輝く星になっていただきたいと願う
物語
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おーじ
25. おーじ
2022/04/24 06:13
☆物語 Happy Birthday

今日は世界の終り 
地球最後の日
全ての人の祈りが 
消える最初の火

誕生日おめれとうございます。
今日は貴方の誕生日!
誕生日ではないって?またまたご冗談を

過去の自分にお別れは済みましたか?
今日は貴方の誕生日
未来が生まれる日なのです
さぁ 歌いましょう
始まりと終わりの福音を

今日は世界の終り 
地球最後の日
全ての人の祈りが 
消える最初の火
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おーじ
24. おーじ
2021/12/22 13:20
物語 翼

羽根の色に差はあるけれど 
本来ならば自由に空を飛ぶものであり
色を気にする必要などないはず

それでも私は翼の色を気にする
空の青との比較をして映える色を羽根に選ぶ
美しいを見つけるために
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おーじ
23. おーじ
2021/12/20 06:57
物語 言葉の剣豪

あのころの俺
言葉を読んでは言葉の強きものを切りにいき
何も知らぬものを道に引き込み
この道はいいものと嘘を吐き
道に引きずり込んでは切りかかる
お互いの言葉の刃は宙を舞い
いずれいずれ 字面ではなく 私の心に突き刺さる
返ってくるのだ 自分のために行ったこと
返ってくるのだ 他人のために行ったこと
それでも俺は言葉を使うことから逃れられない
我こそが一番の言葉使いと信じる妄想から抜け出すこといまだ叶わず
このような物語にすがり続ける
もっと言葉を尽くせたはずだ
言葉が足りなかったのか いやはや 足りなかったのは配慮か優しさか
強き言葉を使わずとも
自分を言葉で強く見せずともいくらでも方法はあったはずだ
だが・・・ しかし・・・ うん
自分を見失わないために強い言葉を捜した
強い言葉を使った結果相手を見失った
本当の敵はどこにいる?
そもそも 敵などいなかったのではないか?
俺は自分が一番だと 一番にならねばと自分で敵を作っていたのではないか?
そう そう その願いこそ逃れられぬもの
だがいつからそのような思い違いをすることになった?
初めの頃は言葉の刃と言葉の刃をお互い合わせるだけで楽しかった
楽しかったから続けた だが いつしかそれが変わり
私は正しいになった
楽しいが正しいに変わった
それこそが罠 枷 もっとも必要ないもの
言葉の刃は相手の心を突き刺すことができるが
言葉の水は相手の心を癒すことができる
自在に変化する水 水は水であり続ける
言葉も言葉でしかないだが・・・ 傷つけることも癒すことも楽しむことも悲しむことも変化自在
言葉を水のように使う そして水のように変化し続ければ自分を見失わず自分は自分であり続ける
それ即ち他人を変化させるのではなく自分が楽しめるように変化すること也
離れてみて そのように思う 今この物語を残す
皆様の道に幸あらんことを
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おーじ
22. おーじ
2021/12/20 06:00
物語 約束

ずっと守っていきますよ
約束です

ずっと一緒ですよ
約束です

また来年も来ましょう
約束です

約束です 約束です 約束です 約束です
増えすぎた約束は
やがて姿を束縛に変えた
だからごめん 捨ててもいいかい?
束縛は守れないんだ・・・
本当にゴメン。
本当に申し訳ありません。
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おーじ
21. おーじ
2021/12/20 05:48
物語 ハッピーエンド

私の人生はハッピーエンドかどうかですか?
どうしてそんなことを聞くのでしょう?
私の人生はまだ終わってはいないですよ
私の人生は終わってからでないとハッピーエンドかバットエンドか判断できないじゃないですか
え?
そもそも終わったらどちらでも変わらないですって?
生きてたことに意味があったのですから?
一度しかない人生楽しかったかですか?
なんでそんなこと聞くのですか?
私の人生はまだ終わってないですよ
いいえいいえ 終わっていますよ
だって私が終わらせたのですから
ハッピーエンドに決まってます
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おーじ
20. おーじ
2021/12/20 03:09
物語 蝉

誰かに気づいてほしくて鳴きます
誰にも相手にされないのはとてもつらいことです

誰かに気づいてほしくて鳴きます
この声が枯れるまで鳴きます

誰かに気づいてほしくて鳴きます
今年もこの季節がやってきたんだと

誰かに気づいてほしくて鳴きます
この命にも意味があることを

もう私が鳴くことはありません
全てが終わり始まりの土に帰っていくからです
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おーじ
19. おーじ
2021/12/19 19:31
物語 ヒマワリ

私はヒマワリ
君という太陽をずっとみてるヒマワリ

私はヒマワリ
君の方だけをずっとみているヒマワリ

私はヒマワリ
君の代わりに太陽になりたいヒマワリ

私はヒマワリ
誰かを照らすことはできないヒマワリ
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おーじ
18. おーじ
2021/12/17 14:44
物語 選択と洗濯

あの時の選択が今を作った
何をいっていいのか わからない 考えがまとまらない
ぐるぐる 考え 
頭の中 回して 
洗濯して選択した

最も自分らしい言葉を選んだ
どこまでいっても 自分だったんだなぁ

他人のために言葉を洗濯してたらかわったかな?
・・・変わらないか
それはもう今の僕の未来じゃない
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おーじ
17. おーじ
2021/12/17 13:21
物語 許そう

昔ひどいことを言ってしまった私 今でも怒っているであろう君へ

それでもいい 許そう

わがままし放題で迷惑をかけてしまって今でも私を怒っているかもしれない君へ

それでもいい 許そう

いまでも私を憎んでいる君へ

それでもいい 許そう

振り回されて迷惑をかけられた君へ

それでもいい 許そう

許されなくてもいいんだ

それでもいい 許そう
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おーじ
16. おーじ
2021/12/17 12:24
物語 セッション

俺の出したい音
私の出したい音
僕の出したい音

どれも違ってまたいい
だけど
その音が近すぎても 遠すぎても いけない
絶妙な音の遠近

一人で音を奏でるより数人で音を奏でたほうが 楽しさも 悲しさも 増す
一人で音を奏でるのは限界がある だからこそそばで一緒に奏でようとする
知らない誰かと音を奏でるには勇気がいる 相手も同じ気持ちだと思う
自分が音を出し終えたら 次の音は相手に譲る そうすればそれぞれのパートで自分の好きな音が出せる
そんなセッションを希望して渇望するのだろう
私は観客なので 傍観するだけだが
汚い音を聞いて気持ちがいいと思うのか?
バラバラの音を奏でるだけなら私にもできる
ドとソとラと ただ鍵盤をたたくだけなら私にもできる
ただそれを音楽にするなら誰かの助けがいる なにかの助けがいる
優秀な指揮者があればバラバラの音も美しい音になるのかい?
それはあの時目指した夢の形

誰かはセッションといったけど 望むのはオーケストラだと思う
指揮者がいてそれぞれが他のパートの誰かの為に自分の音を出す
ああ・・・ なんてすばらしいのだ
この形があの時目指した夢の姿
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おーじ
15. おーじ
2021/12/17 11:04
物語 月

私は私一人では輝くことはできない
誰かがいるから 誰かのおかげで輝ける

太陽が私を照らしてくれるから 夜があるから 星が必要以上に輝かないから
私は月 感謝する私が輝けるためにあるものすべてに

ありがとう

私に光をくれる誰かに そばで見てくれているあなたへ 
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