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木の葉「雲雀の止り木」亭の備品倉庫[web全体で公開] 2 | |
登録日:2018/11/13 21:09最終更新日:2019/01/20 15:37 |
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コメント一覧
7. 木の葉 | |
2020/01/26 00:58 |
(回収済み) ■”車窓描く”ガーネットの来国と個展の開催 これは関係者のみに伝わる極秘事項ですが、現在マカジャハット王国には”車窓描く”ガーネットが来国しており、近日中に個展が開催される予定です。 関連する任務についた冒険者達はそれを知らされていますが、ギルドマスターのジーナが何処からその情報を仕入れ、公開したのかは不明です。 実際、この事に関する任務で依頼を受けている他の冒険者は、この事について知らされずにいます。 ■狙われる筈の無い倉庫、狙われた絵画 「雲雀の止り木」亭の冒険者達が受けた警備任務は、元々予定されていなかったものだという情報がありますが、出所は不明です。 実際にその倉庫は、美術品倉庫としては最も価値の無い作品群を収容しており、平時でも最低限の警備しかされていません。 この美術品倉庫が狙われたのは、大多数にとっては想定外だったと言えます。 狙われた絵画は、キャンパスに白い絵の具を塗っただけの作品に見え、裏面には『愛する者の肖像』というメッセージが書かれています。 美術品としても、価値は低いものと評価されています。 絵画を狙ったレッサーオーガ率いる続を倒して、絵画を奪還する際に額が破損し、その結果、中からペンダントが見つかりました。 ロケット型のペンダントですが、中の肖像画は無理矢理取り除かれており、そのせいで美術品的価値を著しく損なっています。 蓋の裏側には『愛する者へ』という文字が交易共通語で彫り込まれ、表側には… 小粒の、ガーネットが埋め込まれています。 この絵画とペンダントについては、冒険者達は口外しない様に言われています。
6. 木の葉 | |
2018/11/26 20:46 |
■”悲しみの少女” ビアンカ・ロゼー ビアンカは、コルン村で生まれた猫科のリカントの女性です。 美人ではありませんが愛嬌のある顔立ちで、ついこの前に15になったばかりです。 ■コルン村の悲劇 以下は、「雲雀の止り木」亭で常連の、リカントの酔客が交わした会話です。 A「おい、聞いたか?」 B「…?なにか、面白い話でもあるのか?」 A「いや、まったくつまらない話なんだが、お前確か、コルン村の出だったよな?」 B「?…ああ、そうだが、それがどうした」 A「市場で聞いたんだけどよ、何でも、薬草採取や狩りをしてる森で動物が暴れてるってんで、村の若いのが討伐に行ったらしいんだが」 B「ああ、若いのってぇと、リカルドの坊ちゃん達か。そうか、もうそんな事をする年か」 A「…なんだ、知り合いか?」 B「知り合いって程のもんでもないけどよ。ガキどもがちっこい頃は、良く世話を任されたもんだよ」 A「そいつぁ…、良いか、落ち着いて聞いてくれよ」 B「なんだよ?改まっちまって…。おい?まさか、冗談だろ?」 A「残念ながら、な。若いのが四人出て行って、死体で帰って来たんだと」 Bは暫く呆然としてから、投げやりに、コップに残ったエールを飲み干す。 B「てぇことは、アランの坊主もか…。おいおい、それじゃ、ビアンカの嬢ちゃんはどうなるんだよ…」 A「あん?なんだ?ビアンカの嬢ちゃんってのは」 B「幼馴染って奴さ。ちっくしょう。あいつの為に、指輪まで仕立ててやったってのによ…」 A「…指輪…、って、おい、まさか」 B「そうだよ。お前さんの思ってる通りさ」 まるで先程の鑑写しの様に、Aが暫し呆然としてから、残ったエールを煽る。 A「ちくしょうが…」 B「ああ、ちくしょうが…」
5. 木の葉 | |
2018/11/23 18:18 |
■漁村 コルン村 コルン村は、マカジャハット王国から海沿いにミラージ共和国方面に向かって進み、川を渡ってすぐにある小さな漁村です。 人口は10人程度で、リカントとメリアを中心とした集落です。 海の近くにも関わらず、木造の家が多いのは、その建築技術故で、塩害に悩まされながらも細々と暮らしています。 海には拙いながらも桟橋が設置され、魚を取る大きな網やロープ、そして船達が、ここが漁村であると告げる事でしょう。 蛮族や海賊に怯えながら、漁で取れた魚をマカジャハット王国へ卸す事で生計を立てています。 ■コルン村 村長 村長は齢130を超える男性の老リカントです。 狼のリカントの様で、老犬の様な張りの無い体毛、折れた腰、過去の生々しい傷跡を残す右目と一見弱弱しい外見をしています。 ですが、決して目は死んでおらず、時折射貫く様な鋭い眼光を見せます。 戦う力は残っていませんが、それでも村人からは尊敬され、頼られている様です。
4. 木の葉 | |
2018/11/18 22:44 |
■スチーム魔動工事社 アルフレイム大陸に数多ある、独自に工事用魔動機を持つ土木工事専門の下請け会社です。 尤も、会社を名乗ってはいますが、所長と所員数名の小さな町工場レベルの規模しかありません。 下請けの立場上、開拓の進んでない危険な地域へ赴く事が多い為、結果として自ら冒険者を雇わざるを得ない事がままあります。 現在は非公式ながら、ラージャハ帝国とマカジャハット王国を鉄路で結ぶ計画の一旦として、事前工事を請け負う事が多い様です。 ■ガストン・スチーマー 「うム、まさしくそういう事だよ。キミ」 「なんだ。こう見えて忙しいんだよ、私は」 「まったく嘆かわしい!これだから若いモンは!」 50代手前の人間の男性です。 『スチーム魔動工事社』の所長を務めています。 その風貌は、茶色く焼けた肌に深い皺、への字に結ばれた口、偏屈そうな目、寂しくなり始めた頭部といった様子で、見る人は誰もが土木工事の関係者と予想する様な雰囲気を醸し出しています。 気が短く、暴力は振るわないものの、すぐに顔を真っ赤にして、頭から湯気が出そうな勢いで怒り出す為、その仕事も相まって『ミスター・スチーマー』(Steamerは英語で、汽船・蒸気機関車の意味を持つ)と呼ばれています。 尤も、当人はこの呼び方を嫌っており、当人の前でこの呼び方をする事は殆どありません。 そう、事情を知らない部外者以外は…。
3. ルナ | |
2018/11/18 18:42 |
■マカジャハットの防壁周辺 マカジャハットにある高い防壁、その周辺では多数の動物がよく見かける。 小動物や、危険がほぼない動物が多く集まる特徴がある。 また、たまに防壁の上に珍しい小鳥が止まっていることもあるらしい… ここに集まる動物は何処かに連れて行こうとするとほとんどがいつのまにか逃げている。 もしも、動物に関する情報や依頼などがあれば、この防壁周辺に訪れると良いかもしれない。
2. 木の葉 | |
2018/11/17 18:02 |
■狙われた”車窓描く”ガーネットの絵画 冒険者達が、あのマクシミリアン・ウェスカー氏から輸送を依頼されたのは、かの有名な”車窓描く”ガーネットの絵画でした。 道中、冒険者達はその絵画を狙っていたと思われる者達に襲われ、一度奪われもしましたが、最終的にはアジトに突入、奪還しました。 ただのチンピラかと思われた敵の頭はレッサーオーガで、態々蛮族が街に入り込んでまで何故この絵画を狙ったのかは現時点では不明です。 ■謎のペンダント レッサーオーガが仕舞いこんでいた見た事のないペンダントです。 全体的に腐食による黒色の加工がしてあり、先には長方形の飾りがついています。 飾りは縦2cm、横1cm程の板状で、十字架が上下逆に繋がった様な(或いは、キの文字の棒の間が広がった様な)文様が彫られ、そこに蛇が一匹巻き付いているデザインをしています。 現在、ギルドの鑑定士でもウィルがその正体について調べています。
1. 木の葉 | |
2018/11/17 17:55 |
■マクシミリアン・ウェスカー氏の死 以下は、「雲雀の止り木」亭の冒険者達が、彼から届け物の依頼を受けた翌日の号外です。 当然、前日に冒険者達は氏から直接依頼を受けています。 【号外】〇の月 △ 本日未明、国でも有数の資産家であるマクシミリアン・ウェスカー氏が自宅で殺されているのが発見されました。 彼の自宅で働いている女中たちの証言では、ここ数日彼を訪ねて来た人はおらず、ずっと自室に籠っていたとの事です。 実際に彼の家を訪れた人の目撃証言は無く、調査は難航しているとの情報も入っております。 詳しくは続報をお待ちください。