NPCに影響を与える

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	登録日：2020/06/28 15:48最終更新日：2020/06/28 15:48

PCはNPCに影響を与えるために様々な技能判定を試みることが出来る。

それぞれの社交ラウンド（およそ15分）に、場所を移動し、自分が影響を与える標的として1人のNPCを選ぶことが可能である。
それから、「発見判定」か「影響判定」のどちらかを試みることが出来る。

【発見判定】
PCは標的に影響を与えるのに使うことの出来る1つの技能、あるいは将来の自分の（そしてこの情報を共有した他のキャラクターの）影響判定に+4のボーナスを与える弱点のいずれかを知ることが出来る。
発見判定に必要な正確な技能とDCは様々である。
影響判定の技能を知るには、通常、〈真意看破〉あるいは〈知識（貴族）〉判定が必要である。（DCはNPCによる）
GMは個別の発見判定なしにこれらの弱点を理解するために必要な技能を明かしても良い。

【影響判定】
標的の好意を勝ち取る試みである。
PC達は技能の内の1つを使用して技能判定を試みなくてはならず、これらの技能が何であるかを知るには標的NPCへの「発見判定」に成功しなくてはならない。
技能判定の成功は1回分の成功として数えられ、PCに対する愛情あるいは尊敬の高まりを示している。
それぞれの標的は好意を得るために必要な成功の合計回数が決まっている。
PCは影響判定においてDCを5以上上回ったなら、追加の成功回数を１回分得る。

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	3. kangetsu
	2020/06/28 16:23

例　（３：影響判定）

さて、デズワネラはアスモディアの関心事がわかりました。
そういえば、アスモディアもデズワネラと同じクレリック、そちらの話題であれば彼女の関心を得ることができるでしょう！
（註：デズワネラはLNのアーバダー信仰、アスモディアはLEのアスモデウス信仰。まあまあ相性は悪くないのでしょう）

デズワネラは、知識（宗教）で判定し、17で成功。
目標値は15でしたので普通に成功で、成功度１点を獲得します。

そして、アスモディアと親しくなるためには、成功度３点まで取得する必要があるのです。

あと３０分もこの会話続けるの・・・？　練習だからここまででいいですよわよね？
と思ったデズワネラは、アスモディアに会釈をして別れを告げ、軽食テーブルへと戻るのでした。

おしまい

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	2. kangetsu
	2020/06/28 16:15

例　（２：発見判定）

相手の関心を惹くためには、相手の興味のあるトピックで話しかけることが重要・・・ということで、デズワネラは、アスモディアに簡単な挨拶をしつつ、彼女の興味のあるトピックが何か考えます。
使える技能は、〈真意看破〉あるいは〈知識（貴族）〉。
〈知識（貴族）〉も出来なくはないのですが、クレリックであるデズワネラは〈真意看破〉の方が得意ですので、こちらで判定を行います。
　しかし、ダイスの目が振るわず、結果は10。
　最初の15分（１社交ラウンド）、デズワネラはアスモディアの関心を見抜くことができずに、無難なおしゃべりを続けました。

第２社交ラウンドで、デズワネラは、もう一度〈真意看破〉でアスモディアに対して「発見判定」を行い、結果は18。
これが成功でしたので、アスモディアの関心事が＜知識（宗教）＞＜制作（調理）＞＜交渉＞であることがわかりました。

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	1. kangetsu
	2020/06/28 16:00

例　（１：導入編）
「王冠戦争」参加のオーディションの結果待ちをしているNPC「『デイム』・デズワネラ」は、最近ナイトの称号を得たという「アスモディア」という女神官に出会います。

デズワネラは、せっかくなので、アスモディアを相手に「NPCに影響を与える」の練習をしてみようと思い、この新人騎士に声をかけたのでした。

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