一行は、メラット郡の南西に位置するテルス男爵領に山賊が跋扈しており、また男爵その人は10年程度人前に姿を見せていないという報告を危機、調査に赴くこととした。 途中、タルドール帝国の金貨のほとんどがここから採掘された金でできているとされる、ゴールド・キャニオンという露天鉱床を通るが、そこで大蛇に襲われ毒で動けなくなっていたアーバダー神のクレリックとその同僚を救助した。 また、ニュータウンと呼ばれる60人程度の貧しい集落を来訪し、限られた食材ながらも心からの歓待を受ける。 彼らの代表者である準男爵から事の経緯を聞くと、10年ほど前の嵐の夜に3人の老婆たちがテルス男爵の邸宅前に現れ宿を乞うも男爵はこれを拒絶。 怒った老婆たちは邸宅に乗り込み、男爵に呪いをかけて立ち去ったという。 以降、男爵は徐々に昆虫めいた様相に姿を変えていき、多くの家来や住民たちはこの地を去っていった。このニュータウンもそのような地の一つであるとのことだった。 テルス邸のある町ジャンビスにたどり着くと、そこは蜘蛛やムカデなどのはびこる廃墟となっていた。 テルス邸の入り口には落とし穴の罠がしかけてあり、また大広間の扉には厳重に鍵や横木などが施されており、まるで中から何かがでてくるのを防いでいるような有様であった。 一行は構わずそれらの錠を解除し、大広間に足を踏み込む。するとそこはそこかしこに蜘蛛の巣が張り巡らされていた。 部屋中響き渡る声で、何者かが一行に誰何する。 どうやらこの声の主がテルス男爵の成れの果てであろうと判断した一行は、この生き物が自分たちを食餌としか考えていないことを確認し、戦闘を開始した。 高さ6メートル上の巣の上から、ご安全に呪文の詠唱を開始する蜘蛛男爵。 しかし、サウンドバーストで耳をやられることで思惑は頓挫。 そして、続けて投擲された爆弾により付近の巣は焼け落ちて、蜘蛛男爵は床に落下する。 そして床に待ち受けていたモンク2人により、呆気なく討ち取られてしまったのであった。 しかし、幸いなことにかろうじて即死は免れた。 そこに慌てて駆けつけてくる山賊たちと彼らのボスである「執事」。 実は山賊たちはもともと男爵の従僕で、男爵が怪物化した後も仕えて財や食餌を確保し続けていたのであった。 男爵を殺 すのは許さないと宣言する「執事」、そして同時に老婆たちが語った呪いを解呪するための条件が「真実の愛のキス」であることを告げる。 今まで、何度となく試行してきたものの、男爵その食欲に抗えず、キスをする前に犠牲者を食い殺してしまったのだという。しかし、死にかけており身動きのとれない今であるならば……。 「真実の愛」をこの場で持つ相応しい者は「執事」その人であろう、そう一行に諭された執事は、当惑しつつも男爵に口づけを行い、そして老婆の予言通りに蜘蛛男爵は人としての姿と心を取り戻すことができたのだった。 男爵、執事、従僕たちの感謝を背に、スターチスに帰る一行。 ようやく屋敷に帰り着いた一行を待っていたのは、ナイトスワンからの脅迫状であった。 <経験値> 罠 800XP 山賊x4 1600XP 執事 1600XP 男爵 2400XP 蛇 1600XP PC達が安全にニュー・タウンの住民達の再定住を行った 1,600XP <報酬> テルス男爵を治療した: 1忠誠点 モスル執事と山賊たちによるPCたちの称揚: 2忠誠点 ニュータウンの住民たちの再定住: 1忠誠点 フェスト侍祭の救助: 1忠誠点 ゴールド・キャニオン橋の修繕: 1忠誠点 農場(上級): 3忠誠点 フェスト侍祭の救助によりアーバダー神殿はその返礼として、フェスト侍祭をスターチス近代化のサポート担当者として任じる: 寺院のためだけに仕える5000GP分の資産 純投資額が10,000GPを超えたため、住民感情が1段階向上(中立→友好的)
コメント欄:(最大1000文字)
※投稿するにはこのコミュニティに参加する必要があります。
スレッド一覧に戻る
Xzyee嬢 (Common)「・・・・・ わたしも早く・・・・・ あのような忠義の家臣たちが欲しいわね・・・・」 ここでも、 「税金払えよ祭りが復活!(走召糸色木亥火暴)」 ですねwww 今後とも、宜しくお願い申し上げます。