彼方のための物語
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登録日:2021/12/14 15:58最終更新日:2021/12/14 16:10 |
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4. おーじ | |
2021/12/14 18:00 |
物語 低気圧 高気圧 好きだった君は死に 煙は空に帰る。 君は空に今でもいるのか。 この君への想いをいつまで残しておけばいい? 君はいつまで空にいるのか? ここに一冊の本がある。 天気を操る方法だって・・・そんなものあるわけがない。 天気を操ったところでどうしようにもなるわけがない。 君はここにはいない。でも空に・・・いるのか? 俺の熱い想いは大地から空へ。 流す方法があるのなら繋がることができるかもしれない。 君の想いは空から大地へ。 全てを空へ持って逝くために。 俺は逝くよ。 君がくれた風に乗って。 空へ。 もう一度 この熱い想いが君のところへ導いてくれるはずだから。
3. おーじ | |
2021/12/16 20:04 |
物語 絵の具の心 人は心に色を持っている 赤だったり 青だったり 黄色だったり 緑だったり 人はさまざまな色に出会って自分の色も変化させていく いろんな心が混ざり合って 黒い心になったらもう混ざり合うことはほとんどない だから探してる自分にとって白の心を持つ人を その人だけが自分の黒い心を薄めてくれる存在だと信じて 今日もまた 探している
2. おーじ | |
2021/12/14 16:15 |
物語 私。失格。 私は人と話すとき。必ず仮面を着ける。笑顔という仮面。私が笑顔の仮面を着けているとき。私は嘘をついている。 笑った相手に対して深くは触れてこないからだ。嘘もおかしなことも話したくなる。 すいませんでした。申し訳ありません。君の謝罪は軽すぎる。言葉だけの謝罪は必要ない。あれ?。私は仮面を外し忘れたか?。 誠意を込めて謝罪した。つもりだ。ああ。私は仮面をまだ着けたままだったのか。本当に?。わざと外し忘れたんじゃないのかい?。私。 なぜそんなことをしたのだろうか?。私。一つ解ったことがあったから。それは。許す許さないの決定権は自分には無く。相手が握っているものだから。 本気で土下座しても。頭を下げるだけでも。謝罪の物品を渡しても。私を許す権利は私が謝罪した相手にある。 相手に許されようとしている私。滑稽。必死に取り繕うと仮面を着ける。ピエロになる。あの手この手を使う。ああ。滑稽だ。私。 逆なら?。私の前に許されようと謝罪をする誰かがいる。私と同じように仮面を着け。ピエロになり。あの手この手で私に許されようとしている。 私は醜悪だ。いつ許そうか。いま許そうか。絶交か。絶縁か。ほっとくか。興味がないか。君の謝罪は軽すぎるか?。はは。 どれも不正解だ。そんなに気にしてないんだ。問題ないよ。私は笑顔の仮面を着ける。吐き気がするほど醜悪。 問題点のすり替え。 許す。許した。許さぬ。では無く。私は気にしてないアピール。大丈夫ですよアピール。この世の邪悪詰め込みセット。 それを聞いた相手はどう思うのか。許されたと思うのか?。私は許したとは一言も申しておらぬ。 許すと言わないのか。私。 また仮面か?。ピエロが移ったか。情が移ったか。あの手この手を使うマジックを見て楽しくなったのか。 ああ。私。失格。
1. おーじ | |
2021/12/14 16:00 |
物語 時計塔 「世界中の時計を集めれば時間が操れると思った。」 ああ その言葉を聞いた時閃いた。私は閃いてしまった。 時間を操ることが出来れば全てが解決すると思ったから。 私が 私自身が死ぬことよりももっとつらいことがある。 時間が操れるなら・・・人の死すらも自由にできるのではないのか。 その妄想は始まりに過ぎない。 いつか・・・そうだ、時計塔を建てよう。 全ての世界の時計を中に置き 世界中の時間が流れる場所にしよう。 その中で私の愛しき人は生きるのだ。流れと共に。愛しき人の姿のまま。 私は私の時間が止まるまでずっと傍に・・・ああ 愛しき人よ。 ・・・本当は同じ時間を歩んでいたかった・・・