【AD&D】市場にて

鴉山 響一リプレイ  1
登録日:2017/01/04 16:12最終更新日:2017/01/05 16:07
首府からの脱出のため、身代わりを用意して陽動を図るラディガー。そこで更なる一計を講じるのですが……。

ラディガー: 「クリスティンだっけ?頼みがある。アイリーンちゃんに合うサイズの服、吊るしでも何でもいいんで買ってきてくれ」

クリスティン: 「え? 構わないけど……」

ラディガー: 「で、兄ちゃんは今のうち仮眠とっときな」

DM: アウグスト「う、うん」

ラディガー: 「あ、それと毛布も。」

DM: 一応お二人とも1d20を振ってみてください。

ラディガー: 2
クリスティン: 15

DM: なるほど。で、その似せたユルイ女はどうするんですか?

ラディガー: んっと、ここはプレイヤ発言で。薄暮に出発する荷馬車の便を発注します。その護衛としてクリスとアウグストを雇った体で首府を出るのですが。それと同時に自分も偽物と一緒に出ようとします。で、荷馬車の中にはアイリーンと毛布で偽装できようか、という感じです。もちろん雑多な荷物は購入して一緒に積みます。

DM: ふむふむ、なるほどね。

ラディガー: でワシが捕まって馬車は出られるんじゃあなかろうか、という考えですな。置屋の娘を危ない目に合わせちゃあそっちの筋からも睨まれそうだけども、まあ背に腹は代えられんよ。といった所です!

DM: ユルイ娘ですが、なにかとうるさいです。お腹減った、喉乾いた、それじゃない、あっち。寒い。今度は暑い。イラっとしたところで勝手に寝てます。

ラディガー: 文句は言わんよ(笑)。

クリスティン: そしてクリスティンは服を買いに街中へ。

ラディガー: (市中の様子も見てきてくれたらうれしいなあ)

DM: えーとですね。ラディガーはなにかが頭の中でチカチカしています。あるいは首筋のあたりがチリチリと。でもそれが何かは分からない。

ラディガー: ふーむ。

DM: そのもやもやは例の吊り目の女が「じゃあまたね」と去って行ってからもしばらくの間続きました。そして朝になりました。ラディガーは荷馬車のあたりをつける。クリスはアイリーンの服を調達する、アウグストは女二人の護衛をするってところでしょうか?

クリスティン: ですね。クリスティンはそれでいいと思いますン。

ラディガー: ラディガーの日中の行動はそれでOKです。ガンバレ!アウグストくん。

DM: (がんばれ!)

ラディガー: プイっとされて帰ってしまったんじゃ水の泡やぞ!ご機嫌取りだ!ご機嫌!ゴー!

DM: じゃあクリスさん。どのあたりへ行きます?

クリスティン: 頑張れ(棒)! そうですねえ。とりあえずは町娘の服装が揃うところへ行ってみましょうか。

DM: 市場でしょうかね。それとも職人街?

クリスティン: といっても、この街は不慣れだからなぁ……。とりあえずは市場ですかね。まあ、街の様子を見てきてくれとも言われたので、最初に市場へ行ってから、職人街へ回ってみるのもいいかなーとか思ったり。

DM:では市場へ行くと収穫も終わったので、色とりどりの野菜や果物、そして湖で獲れた魚介などがずらりと並んでいます。人の出も多く賑わっていますね。滅多にこのような場所に来ないので、ちょっとワクワクしちゃうかもしれません。

クリスティン: 確かに、物珍しさはあるかも。でもクリス自身はあまりおしゃれに目覚めている女子じゃないので(笑)。 どちらかというと通りを行き交う人の様子が気になる模様。

DM: で、服なんですが、庶民の服って滅多に売ってないんですね。あれは各家庭で作るので。そんな中、探し歩いていると、屋台でよろず雑貨を売っているところに吊るしがありました。

クリスティン: 「そっかぁ。街の人は既製品の服を買ってきているイメージがあったんだがなぁ……ふむふむ」

DM: ああ、それはもう少し富裕層です。彼らは仕立て屋で仕立てます。

クリスティン: 「結局、街って言っても、庶民の暮らしはそんなに私たちと変わらないんだなぁ……」

ラディガー: (プレタポルテの歴史は浅い)

DM: 吊るしの服は普段アイリーンが来ている品の良いこざっぱりしたものではなく、そうねえ、観光地とかで売ってるような「これ誰が着るんだ?」みたいな服が多いです。

クリスティン: (田舎者なので、街に住んでいる人は皆セレブだと勘違いしているアホな戦士)

DM: 今でいうなら、Tシャツで「だが断る」とか書いてあったり、ヒョウ柄とか。よくわからん原色のフサフサが付いていたり。

クリスティン: アイリーンならきっとヒョウ柄も似合……じゃなくて。街の人に溶け込ませるのが目的だからなぁ……。街の人が駄目なら旅人風の格好をさせるべきか…。あるいは職人街に行くのもいいかもしれないですな。

DM: その時、その屋台にわーっとガ……お子様たちがわらわらと群がってきました。お目当てはそこに並んでいた小菓子のようです。「こらこら、お前たち、勝手に触るでない」とか店のオヤジが起こっています。

クリスティン: (街の子供ってどんな菓子を食べてるんだろう?)ちょっと興味がわきますね。

DM: 「ちょっと小母さん、買わないならどいてよね」とでいんと押しのけられました。

クリスティン: 「お、おう……」勢いに押されて弾かれてしまうクリスティンですが…「お、小母さんだと? あたしってそんなに老けてるんだろうか?」とちょっと考えます。

DM: 小菓子は色とりどりなドライフルーツなどですね。で、ガ……お子さんたちはまたわーっと去っていきました。オヤジが「おねえさん、何盛りましょう?」とニコニコしています。

クリスティン: 「??? いったい何だったんだ、あのガキんちょは? まあ、せっかくだ。そのドライフルーツを少し戴こうか」

DM: オヤジ「はい、じゃあ銅貨2枚ね」といって紙袋にがさっと入れてくれました。100グラムくらいかな。

クリスティン: ふむふむ。じゃ、会計時にちょっと多めに金を出して、街の事情なども聞いておきましょう。

DM: ……オヤジは手を出していますよ。なんとなく間が悪い。

クリスティン: (ラディガーならこんな時、いくらくらい包むんだろう?)

DM: オヤジ「あのう、銅貨2枚ですよ」

クリスティン: じゃ、銅貨をもう1枚くらい多めに渡して聞いてみますか。

DM: どこから出します?

ラディガー: (笑)(やっぱり)

クリスティン: どこから? …て、財布から?

DM: その財布が見当たらないんですが。

クリスティン: あ、あり?

DM: 宿屋にでも置いて来てしまったかな?

クリスティン: あ、あら? ま、まさか……あのガキども!

DM: あの財布にはいくら入っていたんでしょうかねえ(笑)。ラディガーから預かっていた宝石とかあったような。

クリスティン: ま、まあ、服を買いに行くために必要なくらいじゃないかなぁ……。さすがに大金は持ち歩かんて。

ラディガー: (うむ。500gp相当の宝石を一つずつ渡した気がしますぞ)

クリスティン: (宝石は宿屋に置いてあるよ…)

ラディガー: (なら安心)

DM: いずれにしても、細かい金は消えてなくなりました。ガ……お子様たちに「どいてよ!」と言われた時でしょうかね。

クリスティン: こりゃ、困ったな。うむ…。とりあえず出直そう……。

DM: アウグスト「あれ、もう戻ったの?」

クリスティン: 「すまん。財布をすられた……。ああ、あたしって馬鹿!」

DM: アウグスト「え~~」

クリスティン: 「まあ、大した金は入れてなかったけど。つくづく都会って怖いところだわ~(田舎者のお約束)」

DM: アウグスト「仕方ないな、僕が行ってくるよ」

クリスティン: 「ごめん。田舎者で……(お約束、お約束!(笑))」

DM: アウグスト「まあ、任せときなって」


クリスティン: 「ああ、あたしって馬鹿! 次からは絶対ガキんちょには気を付けよう」決意を新たにするクリスティンだった……。

DM: ナイスロールプレイです! さて、ラディガーさん。どうやって荷馬車を見つけます?

ラディガー: 先ず、商品を買います。職人街でそこそこの服地か何かを大量に。安くて嵩があるものですね。これをできるだけ早く、荷出ししたいと店主に伝えて運送屋を紹介してもらいます。

DM: ふむふむ。コロコロ……。

ラディガー: そこで手配して、こちらで用心棒の手配は済んでいるので至急ホルウェイン村まで運んでほしい。と依頼します。

DM: 手配師「そりゃあまあ、いないわけじゃないけど……服地を運ぶには割高な業者になっちゃうけど、それでもいい?」

ラディガー: 「お客さんの頼みなんだよ~、旦那も客商売だからわかるだろ~。」と。

DM: 手配師「そりゃあまあね。うーん……(そろばんパチパチ)往復で金貨50枚ね。あと、服地の方は金貨100枚単位だけどどうする?」なんかトラベラーやってる気分(笑)。

ラディガー: 「(考えたふりそしつつ)ん~……旦那にお願いするよ!」と答えましょう。服地に黒い布があることを確認だけしておきます。

DM: 手配師「じゃあ手配しとくからね」漆黒じゃないけれど、黒っぽい灰色ならあります。

ラディガー: 「これでまあ、どうにかなるかな。」と(声に出さずに)呟きます。「夕方、出発できるよう城門のところで落ち合おう。こっちからは用心棒を連れていくよ」

DM: 手配師「あんた、夕方出るのかね。よっぽど急いているんだね」

ラディガー: 「城門が閉まっちゃったら出られないもんな! お客さんが一番偉いんだよ~、もう嫌だね~、ホンット!」そう言って黒っぽい服地だけ持って去ります。

DM: 手配師「ま、無理って言ってもやるしかないんだよね、この商売」と肩をすくめています。

ラディガー: 「商売、商売。」一応先に表明しておきますが、黒い服地はアイリーンを魔術師に偽装するために使用するつもりです。

クリスティン: (田舎者クリスティンとは天と地ほどの違いだ……。恐れ入りました)

DM: ラディガーはその後はどうします? まだ時間は半日くらいあります。

ラディガー: 宿の周辺で警戒を。そろそろ宿の主人が色気を出してもおかしくない時間帯だ。

DM: なるほどね。さて、そんな頃。お昼前の……我々の時間で言うところの11時くらいかな。アウグストが戻ってきました。 アウグスト「仕立て屋に丁度いい感じの服が合ったから買ってきたよ!」

クリスティン: 「お。さすが!(ぐぬぬ、なんか悔しい!(笑)) 最初から仕立て屋によればよかったのか。これからはそうしよう……。

DM: 意外と如才ないところを発揮しました、アウグストくん。そんなこんなしてるとですね。「あー、あんたたち、もう出発できるかい?」と声を掛けてきた者がいます。

クリスティン: 「およ? ラディガーじゃないよな、誰だろう?」

DM: 背の低い目つきの鋭い男。30代のどこか。それと童顔でデブの男です。 目つきの鋭い男「あんたたちを迎えに行くようにって旦那から言われてんだ。準備ができてるなら出発するぜ」

クリスティン: 「見かけない連中だな。ラディガーの知り合いか? だが、彼が言及してたのは、みんな女ばかりだったがなぁ……」

DM: 小男「そのラディガーさんから頼まれてるんだ。さっ、荷馬車も用意している。乗ってくれ」

クリスティン: 「(小声で)怪しい。怪しすぎる。どう思うアウグスト?」

DM: アウグスト「う、うーん……でも荷馬車を手配してくるって言ってたよね」

クリスティン: 「だが、こんな男どもがついてくるなんて話はしてなかったはずだ」

DM: 小男「旦那がどう言ってたか知らんけどね。ゴタゴタしてたら人目につくだろうが」と軽く舌打ちされます。

ラディガー: (どのタイミングで入ればいいんだろう)

DM: まだです。

ラディガー: (指示願います)

クリスティン: 仕方がないなぁ。怪しまれても損だし、ここは素直に従ったふりをして相手の隙をつくか。というわけで、アウグストに目くばせを……。

DM: アウグストもなんとなく警戒はしています。

クリスティン: (ここは素直に従ったふりをして不意をつけ。いいな?)と合図しよう。

DM: アウグスト、くみ取ってくれるかなぁ~。

ラディガー: (笑)

DM: 1d20を振ってみてください。私も振ってみて数値が近かったらくみ取れるかもしれない。

クリスティン: 13。

DM: アウグストはコクっと頷きました。

クリスティン: 「あー、すみませんねえ……女の身支度には時間がかかるもので」ここは下手に出ておこう。

DM: 部屋からアイリーンを連れてきました。まだ歩くのは大変そうですね。

クリスティン: なるべく緩慢な動きで。時間を稼ごう。「なにしろ、病人がいるものでねえ……。あまり手早くは動けないんですよ~」

DM: アイリーンが現れると、デブの方が、「お、おれ……この女の子、好き」と舌ったらずな言い方をしました。小男の方が「うるせえよ。黙ってろ」と言っています。

クリスティン: 「あらあらー、お兄さんお目が高いわねぇ」とか言って適当に流しておこう。

クリスティン: 付け込むなら断然デブの方だな。

DM: デブ「お、大人の女には興味ない。若い女の子、イイ……」
小男「さっ、荷馬車は表に着けてある。手を貸すぜ」

クリスティン: 「いやいや、うちのお嬢様に目をつけるなんて、いいセンスしてるじゃないって意味よ」

DM: 幼児性愛な奴は違うんでしょうなあ。でもアイリーンも16なんで、幼女ってほどでもないですけどね。

クリスティン: この時代なら結婚しててもおかしくない年頃やな。

DM: 確かにね。

怪しげな迎えの連中に警戒するクリスティンとアウグスト。ラディガーは間に合うのか。
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