GMが考える、GMに楽をさせる方法。

ヒフミヨ
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登録日:2017/05/18 06:29最終更新日:2017/08/20 13:33

GMは、TRPGで最も大変な役割である。
故に、PLの人口と比べると、非常に希少な存在なのだ。
ならば、GMが少しでも楽をするために、PL側に動いて貰う事は、決して悪い事ではないはず。
知って欲しい。考えてみて欲しい。そして、協力して欲しい。
GMの負担が減れば、GMをする人は増えるはずだから。
(自分が楽をしたいわけではないよ。・・・ホントだよ?)





※注意
このトピックは、大した経験値のないGMが勝手に言っているだけの記事です。是非参考にして下さい。
そして、騙されたと思ってGMをやってみて下さい。参加したい。
あと、書いた方が良さそうな事があったら、教えて下さい。

コミュ二ティにもこういった内容のものがあるみたいなので、そちらにも目を通しておくと幸せになれるかも知れない。

★マークは初心者向け





【セッションに参加する前に:GM側】★

GMにとっての最初の関門は、ルールブックの読み込みと、シナリオ選びにある。
しかし、場数を踏んでいるわけでもない始めたてのGMにとっては、コミケ会場並みの煩雑さを覚えると思う。行った事ないけど。
焦ってはダメだ。全部を暗記する必要なんかない。必要なところだけを覚えればいいんだ。

まずは、ルールブックの目次を開こう。
最初に必要なのは、キャラクターの作成ルールだ。何も考えずに付箋を貼ろう。
次に必要なのが、(戦闘があるなら)戦闘ルールだ。適当に流し読みで構わない。ついでに付箋を貼っておこう。
あと必要なのは、システム特有のルールだ。難しく考えずに、それっぽいページに付箋を貼ろう。
ルールブックは以上、終わり。
時間がある時に少しずつ読み進めていけば、少しずつ覚えていける。
必要なところを覚えてから、他のページに目を通せばいい。簡単だね。

ある程度ルールを覚えてきたら、今度はシナリオを選ぼう。
基本ルールブックに載っているやつがベターだけど、適当にググって出てきたものをやるのもいいね。
ただし、アドリブ多目のものは初心者にはお勧めしない。だって大変だもの。
個人的にお勧めなのは、少し探索・少し戦闘で終わるシナリオか、少し探索・少し脱出で終わるシナリオ。
理由は、負担が少ないから。少しずつ雰囲気を掴んでいこう。
(世間には、模擬戦なるものがあるらしい。詳細は、誰かがコメントしてくれるさ)

大事な事を一つ。
GM初心者で参加するのが不安な場合は、最初から初心者である事を明記しておこう。
自動車運転のような感じで、周りの人が親切な人であれば、色々と気を回して貰えるはず。
誰でも最初は初心者なのだから、恥ずかしがる必要はない。
必要なのは、飛び込む勇気だけだよ。
ただし、トラブルやアクシデントには気をつけるように。

参加する前にする事は、これで最後。セッションの情報を作成する事。
開始日時、募集期間、使用システム(どのゲームか)、場所、ボイスかテキストか、そして詳細。
詳細には、シナリオの説明や導入の他に、キャラ作成ルールの参照ルルブ(ルールブック)と、能力の上限値などのレギュレーション、推奨スキルや技能、推奨種族や職業、その他お願いや備考を書こう。
無理に全部を書く必要はない。必要だと思うものだけ書けばいいよ。
それが出来たら、セッション登録して準備完了だ。


<対策編>

少し細かいところ。
ルールを覚えるのは大変、というのはどのシステムでも同じ事。
なので、プレイ中に覚えていないルールに直面する事は十分にあり得る。
そんな時は、GMの裁量でルールを変えてしまって大丈夫な事を覚えておこう。
特定の誰かを特別扱いする内容でなければ、誰も文句は言わない筈。
また、特定のシナリオには、作者がPLの行動を予想して、そういったアドバイスを載せているようなものもある。
マスタリングの向上や、自作シナリオの作成などにも役に立つ事が多いので、出来るだけ目を通しておこう。

それと、セッション情報の詳細部分に、キャラクターシートの細かい指定を明記する事を、強く推奨する。
どのスキル、技能を選んでいるのか、どれだけポイントを割り振っているのか、誰が見ても分かるように作成するよう、指定しておこう。
加えて、募集方法は出来るだけ*選考*にしておこう。
騙されたと思って。



【セッションに参加する前に:PL側】★

ルールブックに関する記載は、GM側を参照。

まずは、参加するセッションを選ぼう。
開始日時や募集期間、レギュレーション、ボイスかテキストかなどが、自分に合っているかを確認するんだ。
ここで、セッション応募時のお願いと備考には、*必ず*目を通すようにしよう。
これを無視すると、GMに多大な迷惑を掛ける事になるし、ひいては卓の雰囲気を乱す事にもなりかねない。
TRPGの参加者は、お客様ではないし、仕事でやっているわけでもない。
それを念頭に置き、節度とマナーを守って、楽しく参加できるように努めよう。

参加するセッションを決めたら、参加申請をしよう。
この時、事前にレギュレーションに沿ったキャラクターシートを作成していれば、スムーズに申請が出来る事を覚えておこう。
参加申請をした後には、*必ず*よろしくお願いしますと挨拶をしよう。
これから一緒に卓を囲む相手に無言でいる事は、とても失礼で、かつ怖いもの。十分に注意しよう。
(だるまさんが転んだをして遊んでいる中、いつの間にか知らない参加者が1人増えていたら・・・)

参加申請の時に、キャラクターシートを用意していなかった場合、もしくはキャラクターシートの事前提出が必要な場合は、キャラクターシートをレギュレーションに沿って作成しよう。
その際、誰が見ても見やすく分かりやすいものであるか、自分で確認しておこう。
特に、どのスキルや技能を選んだのか、どれだけポイントを割り振ったのかは、確実に明記しよう。
これでいいや、はダメ絶対。

参加申請が済んだら、あとは開始日時をしっかりと覚えておこう。
セッションへの遅刻は、今後のTRPG活動に大きく響く事にもなりかねないので、予定は余裕を持たせて空けるようにしよう。
また、急に予定が変わったり、セッション開始時間に遅れそうな時は、早めに連絡を入れるようにしよう。
仕事だからとか、急用だったからとか、それで連絡をしなくていい理由にはならない。
なので、前もって連絡が取れないまま遅刻した時の対応を伝えておくと、余計なトラブルにならずに済む。覚えておこう。



ーーーここで一旦休憩ーーー



【セッションを始める前に:GM側】★

まずは、ルームの確認をしに行こう。
どどんとふ等で作成している場合は、URLが間違っていないかを確認しておこう。
間違いなくルームに入れたら、最低限使うであろう機能の確認をしよう。
ダイスの振り方、チャットの使い方、メモの使い方、キャラクターシートの使い方、入室者の確認の仕方など。
また、必要であれば、背景の設定の仕方、BGMの流し方、コマの使い方、ログのダウンロードの仕方など。
一通り確認が終わったら、ルームから退室しよう。
ページを閉じただけでは退室できていないので、一応注意しておこう。
それと、間違えてルームを削除しないよう、操作には気をつける事。

もし、ルームの機能で分からない事があれば、経験者の方に聞いてみるのもいいよ。
頻繁に利用している人は、マイページや日記、コミュニティなどを見れば分かると思う。
ただし、コンタクトを取る場合は、まず挨拶をした後に簡単に事情を説明して、*必ず*大丈夫かどうかの確認をする事。
間違っても、「これはどうすればいいのでしょうか?」といった聞き方はしないように。相手方に迷惑を掛ける事になってしまう。
出来れば、「初めまして、○○と言う者です。突然で申し訳ないのですが、--という事情で分からない事がありまして、~~の機能についてお尋ねしたい事があるのですが、お付き合い頂いても大丈夫でしょうか?」という具合に、失礼のないように心がけよう。
あと、しないとは思いたいけれど、約束を取り付けた後にすっぽかす、なんて事は*絶対に*してはいけない。

次に、参加希望者の確認をしよう。
GMがしないといけない事は、参加者と参加PCの確認と、参加させても大丈夫かの確認の、2点。
特に、参加PCがレギュレーションを逸脱していないかの確認は、公平性を保つためにも必須になる。
揉め事の種になりそうなものには、訂正のお願いをしよう。
細かいやり取りは、セッションページでしてもいいし、マイページでしてもいい。
ただし、行き違いにならないよう、どちらかに統一する事。
お互いに時間が取れるなら、ルームでやり取りをすると、色々な話も出来て良いかも知れない。

折角なので、それぞれの利点と欠点を挙げておこう。
セッションページは、全員に公開する設定なので、コメントの内容が、ページを見に来た他の人にも分かるようになっている。
その為、参加希望者の全員に伝えたい時や、セッション情報を変更した時の告知などの使用に適している。
逆に、特定の個人にしか意味を為さない時や、一人一人に伝えたい時には、あまり適さない。
また、参加申請をしていないとコメントの通知がされないので、その点は覚えておこう。

マイページは、コメントを公開する範囲を選ぶ事が出来るので、1対1で話をしたい時の使用に適している。
ただし、節度と限度は守る事。
また、言葉遣いや物腰態度には、必要以上に気を遣う事。(楽にできない)
それと、どちらにも言える事として、コメントとコメントの間に時間差が生まれる事は覚えておこう。
夜にコメントして、次の日の昼に返って来る、なんて事はよくある事なので、あまり無茶は言わないように。

ルームでは、複数人でかつリアルタイムで会話が出来るため、まとまった時間が取れるのであれば、こちらを選択する方が楽かも知れない。
ただし、会話した内容を後から確認するのが手間なため、その点は覚えておこう。

もし、参加希望者が集まらなかった時は、その日にセッションが出来ないという事になる。
その為、前もって「何人以上ならセッションします」と備考に書いておくと、揉め事になりにくくて楽。
それどころか、PLさんが希望者を募ってくれる事がある。
その時は、こっそりお礼を言っておこう。

セッションを始める前にする事は、これで最後。
それは、シナリオを確認する事。
基本的に、参加人数が増えれば増えるほど、進行に時間が掛かるもの。
なので、まずは参加人数を見てから、所要時間の計算をしよう。
オンセ(オンラインセッション)のテキストは、オフセ(オフラインセッション)の3倍以上の時間が掛かると言われている。
実際に、そのくらい掛かる。
ボイスであれば、恐らくテキストの半分以下に出来ると思う。(経験なしで分からない)
大抵のシナリオには、所要時間の目安が書かれているので、それを参考にしよう。

また、戦闘があるシナリオであれば、参加PCのステータスやスキルを確認しよう。
ここで、出現する敵の強さが適正かどうかもチェックしておこう。
実際にダイスを振ってみるのが早いが、平均値や期待値で調整しても構わない。
調整の仕方は、敵の数の増減、敵のステータス値の増減、敵のスキル値の増減、敵の出現位置やタイミングの変更などで行える。
他にも、その時の状況を見て、お助けキャラを投入するなども出来るので、ここで少し考えておこう。

あと、シナリオによって読み込みの程度を変える必要がある時がある。
作者さんから、しっかり読み込んでプレイする事を指定されている場合や、途中からのリカバリーが出来ないシナリオの場合など。
それらのシナリオでは、十分に読み込んでからセッションに臨もう。
そうでないなら、重要なポイントだけ押さえておく、くらいで構わない。
事前に、テキストファイルなどに流れをメモしておくと、その都度確認する手間が減って、楽が出来る。



<対策編>

少し細かい話。
キャラクター作成ルールというものがある。
これは、オンセでは原則として、変更してはいけないルールになっている。
理由は単純で、変更したルールで作成したPCが、他の卓で使えなくなってしまうからである。
もっと言うと、そのPCを使いたいが為に、「このルールを導入しろ」と別の卓のGMに迷惑を掛けるPLが、少なからずいるからである。
なので、オンセでキャラクター作成ルールを変更する場合、どのGMから許可を貰ったのかを明記して貰い、許可を出した場合はしっかりと責任を持とう。
つまり、楽をしたいなら、作成ルールは変更しない。いいね?

ちなみに、裏を返せば、作成ルールは変更しないまま、特定のステータスやスキルに補正をつけるハウスルールであれば、GMが裏で処理するだけなので何も問題はない。

+追記

キャラクターシートの訂正をお願いする時の話。
募集方法を選考にしているなら、挨拶がなかったり、キャラクターシートに不備があったりなど、セッションに同席させるべきでないと考えられる相手は、GMの権限で承諾しなくていい。
しかし、キャラクターシートに不備があるだけなら、GMとしてしっかり対応しよう。
(ミスは誰にでもあるもの。ただし、無言申請はダメだ。)
まず、どこに不備があるのかを明らかにしよう。
ルールに沿っていない。レギュレーションを逸脱している。ステータスやスキルの数値が間違っているなど。
次に、その理由も明らかにしよう。
不公平になる。トラブルや揉め事の元になる。他の参加者に迷惑を掛ける。ただのケアレスミスなど。
(大抵は、打ち間違いか勘違い、見落とし。)
一度のお願いで済むように、訂正箇所は全部指定しておく事。
最後に「よろしくお願いします」としておけば、後は返事を待つだけ。
相手が対応してくれれば、また不備がないかを確認して、なければ承諾。あれば再度お願い、という流れ。

キャラクターシートの訂正をお願いしたのに、訂正して貰えない場合。
まずは、コメントを見落としていないか確認しよう。
コメントの通知は、コメントがついたページに入る事で消えるようになっているので、一通り確認をしてこよう。
次に、相手のマイページを確認しよう。
最終ログインからの経過時間が表示されるようになっているため、訂正のお願いが伝わっているかの目安になる。
募集期間にもよるが、目安として3日以内に応答がないようなら、再度確認のコメントを残しておこう。
もし、それでも応答がない時は、放置して構わない。
申請を取り下げさせる機能を使ってもいいが、それは最終手段と思っておこう。
(募集期限が差し迫っているのなら話は別、使える機能は遠慮なく使わせて貰おう。)



ーー長くなったので一旦休憩ーー



【セッションを始める前に:PL側】★

セッションまでに、PL側がやらなければならない事は多くない。
あるとしても、キャラクターシートに不備がないか確認したり、セッション開始日時を確認したりするくらいである。
では、それ以外には何もしなくていいかと言うと、そうでもない。
PLもGMと同じように、セッションに向けての準備をしておこう。

まずは、自分のPCをどう動かすのか、どう動かしたいのかを決めておこう。
前もって、「このキャラクターはこういう性格だから、こういうステータスだから、こういうスキルを持っているから、こんな感じのキャラクターかな」と、自分の中でふわっとしたイメージを持っておくといい。
キャラクターに簡単な肉付けをする事で、「さあ動かそう」となった時に、あれでもないこれでもないと迷わずに済む。
さらに、何度もキャラクターシートとにらめっこをする事で、どのステータスが高いのか低いのか、どのスキルが高いのか低いのか、という事が分かってくると思う。
どんな場面だったら活躍できるのか、どんな場面ならサポートに回るのか、それが分かれば、どう動かせばいいかが分かるはず。

次に、ルールを確認しよう。
自分のPCの動かし方が決まっても、その通りに動けるとは限らない。
なので、「これは大丈夫なのかな?」と思ったら、ルールブックを読んで調べておこう。
また、隅から隅まで読まなければ分からないような事の場合は、GMも知らない、もしくは分からないという事がある為、*必ず*GMに確認を取るようにしよう。
そもそも、ルールブックに書いていないような事だった場合は、*絶対に*GMに確認を取ろう。
間違っても、勝手な判断でルールを捻じ曲げるような事はしない事。参加者全員に迷惑が掛かる事になる。

(特に、ルールブックを持っていない人に顕著だけれど、本来ルールブックに載っていないものに対して、「リプレイ動画でやっていたから、ググッたら出てきたから、これはルールブックに載っている公式ルール」などと思っている節がある。)

大事な事なので、重ねて言うよ。*絶対に*GMに確認を取ろう。

最後に、これらの事は、セッションの前日までに終わらせておこう。
何故なら、セッションの当日になると、GMはそれどころではないからである。
だから、余裕を持ってセッションに臨めるよう、計画的に準備をしよう。

+追記

申請が承諾されない時の話。
参加申請したのに承諾されないという場合、何かを見落としている可能性が高い。
応募のお願いを読んでいなかったり、挨拶を忘れていたり、コメントが付いていたのを確認し忘れていたりである。
特に、キャラクターシートの訂正を求められたのに、それを無視してしまった時は、まず承諾されないものと思おう。

(ここは勘違いして欲しくないところなんだけど、GMはトラブルや揉め事の元になるものを避けるために、訂正のお願いをする。
決して、意地悪や嫌がらせのつもりで行っているわけではないんだ。分かって欲しい。)

また、GMが見落としている場合というのもある。
キャラクターシートを訂正して、コメントも残したのに返事がない時は、GMのマイページを確認しよう。
マイページには、最終ログインからの経過時間が表示されるようになっているので、GMがそれらを確認したのかの目安になる。
今まさに確認していて、コメントを打ち込んでいる可能性もある。
出来れば、重複コメントを何度も書き込むような事は控えよう。



ーー追記したので休憩ーー



【セッションが始まってから:GM側】★

セッションが始まってからは、GMは数え切れない労力を費やす事になる。
恐らく、あれこれ考える余裕もない。多分ないと思う。ないんじゃないかなあ。
まあ、そこはGMごとのスタイルとか、セッションの形式、シナリオの読み込み具合によって、大きく差が出るところでもある。
所謂、正解というものがないので、自分がやりやすい方法、余裕が持てるやり方を、各自で模索していって欲しい。
なので、ここに挙げる方法はその一部、かつ一例に過ぎない。

まずは、セッションの進行の仕方を押さえておこう。
最初に、セッションが始まる直前、もしくは始まった直後に、簡単でいいので参加者同士の挨拶をしよう。
何事もそうだが、GMから切り出すようにすれば、スムーズに事が進む。
そして、セッションを始める時は「セッションを始めます」、ダイスを振って欲しい時は「~~で振って下さい」というように、しっかり宣言をしよう。
宣言をする時は、曖昧な表現を避けるように。
また、描写に入る時やPLに行動させたい時も、宣言をすると進行がスムーズになる。
例として、「今から描写入ります」、「以上、描写終わりです。行動どうぞ」という感じ。無線か。
それと、GMが黙り込んでは進行に支障が出るので、3~4分に一度は何かしらの発言をするようにしよう。
可能であれば、他の人の発言待ちでも、2分以上の間が空くようなら、寝落ち防止のために何かしら発言をするといい。
ただし、1対1の時を除く。

次に、セッションの止め方も押さえておこう。
セッション中、何らかの理由で進行を止めなければならない場面が出て来る。
たとえば、サーバーの問題であったり、GMの事情であったり、PLの事情であったり、などである。
出来れば、切りのいいところで止められるのが一番なのだが、そういう訳にもいかない場合もある。
基本的には、GMがタイミングを見計らって「この辺で一旦区切ります」と宣言をして、休憩なり次回に持ち越しなりをする。
しかし、そうでない場合は、割り込む形で構わないので*止める旨が伝わるように*発言をしよう。
間違っても、GM抜きで続けさせるような事は*絶対に*しない事。トラブルの元になる。
発言の例を挙げると、「ちょっと待ってて」「止めます」「ストップ」など。
ただし、「少し離れます」や「離席します」は、セッション進行中にGMが使ってはいけない発言なので、忘れずに覚えておこう。
(GMが進行中に離れたら、何をしていたらいいのか分からなくて、PLさんが困る事になるのだ)

最後は、セッションの終わり方について。
言うまでもない事かとは思うものの、セッションを終わる時は、進行を止めてからする事。
セッションを終わる時にする事は、次回に持ち越すのなら次回の日程の打ち合わせ、シナリオクリアならエピローグや後日談、クリア報酬やその他諸々の処理をする。
ここまで終わったら、「お疲れ様でした」と言ってセッション終了の宣言をしよう。
その後は、退室するなりしばらく雑談するなり、各々の好きに過ごしていい。
くれぐれも、余計なトラブルは起こさないように注意しよう。



<対策編>

少し面倒な話。
セッション中に雰囲気が悪くなったり、挙句には対人トラブルが起こる、という事がある。
その際、GMはセッションを続けるかどうかの選択を迫られる事になる訳だが、まず続ける事は出来ないと思っていい。
では、どうすればいいか。
対人トラブルに発展しないうちにシナリオクリアに持っていくか、トラブルになった時点でセッションを終了するかの、どちらかを選べばいい。
というか、どちらにせよ続ける事は不可能なので、フォローを入れつつクリアするか、放置して強制終了するか、好きな方を選んでいい。
参加者の中で一番気分が悪くなるのはGMに他ならないのだから、「こっちを選ぶべき」なんて言わないよ。
ただし、GMがトラブルの種になっていなければの話だけどね。



ーーこの辺で一旦区切りますーー



【セッションが始まってから:PL側】★

セッションが始まってから、まずPL側がやらなければならない事は、参加する意思を表明する事である。
と言っても、難しいことを言う必要は無く、「今日はよろしくお願いします」と言うだけで構わない。
しかし、それをするのとしないのでは、今後のセッションに大きく関わる事になる。
たとえるなら、待ち合わせで空けられている席に、「私がお客様だ」と我が物顔で座り込むようなものだ。
そんな事をされたら、誰だって少なからず怒りを感じるはずだ。
だから、最初にそれだけは言っておこう。ただ、それ以外は発言しなくてもいい、というわけではないが。

さて、とうとうここまで来た。と、期待に胸を膨らませすぎて、あまり眠れなかった。なんて状況になっていないだろうか。
残念ながらそれは、寝落ちする未来しか見えない。
それはともかくとして、体調が悪くなってしまう事自体は仕方のない事なので、二言「体調が優れないので、5分以上応答が無ければ退席したと見なして下さい」等、前もって具合が悪い事と万が一の対応を伝えておこう。
そして、次はそんな事のないように、体調管理を怠らないようにしよう。

後は、GMと他PLさんとの意思疎通の際には、十分に気をつける事。
特に、RPでもないのに命令口調を使ったり、明らかに不適切だと思われる暴言や罵倒などを使ったりするのは、きちんと許可を取ってからにしよう。
それから、PL間での話し合いはPL同士が率先して行うようにして欲しい。
都度都度GMが間に入っていては、何か争い事の仲裁をしているみたいで大変なんだ。

最後に、セッション内でのPL間の揉め事は、*可能な限り*GMを通して対処に臨む事。
「それはやめて」「ごめん」で済むようなものばかりならいいが、セッションの進行に大きく影響するようなトラブルに発展しないとも言い切れない。
なので、互いに折り合いを付けられるか、もしくは穏便にセッションを終える事が出来るように、GMの判断を仰ごう。
また、*決して*白か黒かをはっきりつけよう、なんて考えてはいけない。
GMはルールブックだが、ロウブックではないのだ。
誰か一人だけが楽しくないセッションをGMに求めるのは、TRPGというゲームの考え方に相応しくない。
だから、それはやめて。




以上が、GMが考える、GMに楽をさせる方法。
ただ、これを書いているGMの経験値は決して高いものではないので、間違った方法や、もっと別の方法があるに違いない。
それを見つけ出す事や、教え合う事、考え合う事で、きっとGMをしてくれる人は増えていくと思うんだ。思いたい。

それでは、面白楽しくいきましょう。
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コメント一覧

ドエット
1. ドエット
2017/05/19 18:20
「システムすら決まってないなら、なるべく(GMの処理が)簡単なシステム もしくは有名なシステムを選ぼう。」
っていうのはどうでしょう?

有名なシステムなら疑問点があってもネットで検索すれば見つかる場合も多いですし、
予習の際も動画投稿サイトで多数のリプレイが投稿されていますので、大まかな流れはつかみやすと思うんです。

あと、「音楽や背景はいらない、そんな時間があるならシナリオを読み込め」をGMの基本にしたい
たまに準備するけど
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