【クトゥルフ神話TRPG】リプレイ「最弱のかみさま」【TRPGリプレイ】
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本作は、「株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。 Call of Cthulhu is copyright (C)1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc. Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc. PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION
システム:クトゥルフ神話TRPG
きのこ様作「最弱のかみさま」のリプレイです。
※7時間という長時間のセッションになった為、とても長いです。
今回は何故か予定に無かったNPCを導入したことにより、思っていた展開と異なる方向に行って面白かったのでリプレイとして残すことにしました。
お助けNPCって良いですね。
※守屋以外の登場人物は全てGMが担当しました。
GM:ありんこ。ニャル様大好き人間。RPとSANcも大好き。
PC:守屋 司(モリヤ ツカサ)[PL:ノッピラーさん]
関西弁に近い訛りで喋る巫女さん。妹の巴を溺愛している。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
GM:シナリオは「最弱のかみさま」です。では早速導入に入ります。
GM:【とある雨の降る夜、あなたは学校を終えて徒歩で帰宅していた。こんなに人通りは少なかっただろうか?周りには誰一人見当たらない。ふと、可愛らしい声が耳に届く。】
GM:「にゃ…にゃ…」
守屋 司:「ん? なーんか可愛い声が聞こえるなー? 猫やろか」辺りを見回します
GM:【貴方は思わず声のした方を見るだろう。弾力のある肉の塊の体、顔のない触手のついた頭部、まん丸の腹、短い手足、あなたが知っている地球上のどの動物にも当てはまらない生物がそこにいた。大きなダンボール箱に入れられて鳴いている。 SANチェック0/1D6】
→SANc成功、減少無し。
守屋 司:「ね……!こ……やないな、これは」
?:「にゃるー」
守屋 司:「え、何や、なんか、声かけてきてる?」近づいてみます
GM:【謎の生物の背丈は100cmくらい、二頭身。 大きなダンボール箱に入れられており、心なしか貴方のことを捨てられた子犬のような目で見つめているような気がする。目は無いけど。】
GM:あなたが近づくと手らしきものを振ってその生物は嬉しそうに騒ぐ。
?:「にゃる!にゃるー!」
守屋 司:「なんや、以外に愛嬌ある子やなー。どしたんやこんなところで」
GM:【ダンボール箱には 『どなたか拾ってください。寂しがり屋なのですぐ懐きます。』 と、書かれている。】
守屋 司:「……捨てられたん? まあ無理もない気はするけど……うーん」
?:「にゃるー…?」
守屋 司:「にゃるー?」
?:「にゃっにゃっ!」
GM:真似されたことに喜んでいます。
守屋 司:「ふふ……にゃっ!」反復
?:「にゃる♪」手をパタパタ
守屋 司:「なんかこんな雨晒しってのも可哀そうになってきたな……あかん、巴にも言われたけど、うち情に弱すぎるわ」
?:「にゃ…?」顔を覗き込んでます。
守屋 司:「んー……」そっと手を差し出してみます。お手みたいな感じで
?:「にゃる♪」
GM:手らしきものを重ねます。それはまるでわらび餅様にモッチモチ
守屋 司:「うぐー……かわええ、見た目やないな、やっぱ動物は愛嬌やな! ごめん巴、お姉ちゃんはまた情に負けたわ」
守屋 司:「きみ、一緒に来るか? 雨ぐらいはしのがせてあげられるで?」
?:「にゃる~♪」
GM:それは目を輝かせたかの様に手足をばたつかせて喜びます。
守屋 司:「ふふ……伝わったんかな?」手らしきものをプニプニします
GM:ぷにぷにモチモチですね。
守屋 司:「ほわあああ(恍惚)。よし、きみ歩けるんか? 付いてこれる?」手を少し引いてみます
GM:彼はこくりと頷き、貴方に手を引かれとことこ歩きます。
守屋 司:「お、えらいえらい。かしこい子やなー……とはいえ、誰かに見られるとあかんな……」周囲を見渡します。人通りはありませんか?
GM:では、連れて帰るということでよろしいでしょうか?人通りは相変わらずありません。
守屋 司:「よし今や! いくで!」連れて帰ります
GM:【あなたは雨に濡れて震える謎の生物を可哀想に思い、連れて帰ると決心した。 彼は手足らしきものをばたつかせ、喜んでいるようだ。 貴方に手を引かれトテトテ付いてくる。】
守屋 司:「ふふ、小さいころ思い出すなー……」
GM:無事に貴方たちは帰宅します。ずぶ濡れの謎の生物は寒いのかガダガダ震えていますね。
守屋 司:「父さんらは……居間かな? 寒いよなーちょっと我慢してな?」自室へ連れて上がります
GM:家族に見つからずに自室へと入ることが出来ました。居間からはテレビの音と笑い声が聞こえます。
守屋 司:「体拭くもの取ってこんと……」浴室からバスタオル取得
GM:はい。バスタオルを入手しました。
守屋 司:「ゴシゴシすると嫌がるかな……最初はそっと」体を拭いてあげましょう
?:「にゃる♪」
守屋 司:触手のような部分は避けます
GM:気持ちよさそうに拭かれます。
GM:するとどこに持っていたのか手紙を渡してきます。
守屋 司:「ん、なんやこれ、君が持ってたん?えーと、なになに?」開いて読んでみます
GM:開いた面には 『この子を拾って下さってありがとうございます。名前はまだ無いので、素敵な名前をつけてあげてください。 遊ぶことが大好きで、好奇心旺盛です。 火を近づけたりしないであげてください。 よろしくお願いします』と書かれていました。
守屋 司:「礼を言うぐらいなら捨てたりするなって話やで、まったく……」
GM:謎の生物は手紙の後ろをじーっと見てます。
守屋 司:「そっか、君まだ名前ないんかー。どうしようかなーいつまでも『きみ』じゃ呼びにくいしなぁ」
守屋 司:手紙の裏面を確認します
GM:『満月の夜に会いましょう』と裏に書いてありました。
守屋 司:「満月の夜? たしか今夜は……」何日後になるでしょうか?
GM:今日は水曜日です。次の満月は土曜日のようですね。
守屋 司:「満月は次の土曜あたりやったかな。なんやろ、迎えに来るつもりなんかな、飼い主さん」
?:「にゃる?」小首を傾げています。
守屋 司:「反応してくれるかなー? なあ、きみの前のご主人様のこと、覚えとる?」
GM:頭を横に振ってます。
守屋 司:「お、やっぱり言葉通じてるんかな。でも、そっか分からへんか。しかし満月の夜にお迎えがくるなんて、かぐや姫みたいやな。君」微笑みます
GM:頭に「?」が浮かんでいるようにまた首を傾げます。
GM:暫く部屋にいて温まったのでしょうか。彼は急に貴方の部屋を飛び出し階下へ走っていきます。
守屋 司:「あ、ちょ、ちょっと待った! そっちはあかん!」追いかけます
GM:彼は風呂場へと行ったようです。幸い家族には聞こえていなかったようで見に来る者はいませんでした。
守屋 司:「父さんらに見つかったらえらいこっちゃ…って、どうしたんやこんなところで」
守屋 司:「お湯……浸かりたいん?」
GM:彼は器用に浴室の扉を開け、中に入ってしまいます。
守屋 司:「こらこら、どうしたんや急に自由奔放になりおって
守屋 司:何をしようとするか見てみます
GM:浴室の扉を開けますか?
守屋 司:扉閉めたのかこの子。開けます
GM:はい、では貴方が彼の様子を確認しようと扉を開けるとビシャッと水が掛かります。
GM:なんと彼が浴室の中でシャワーを振り回して遊んでいます。
?:「にゃっ、にゃる~」
守屋 司:「冷たっ! ちょ、こらこら、騒いだらいかんよ!」
守屋 司:「まるでいたずらっ子やなぁ、しゃーない。ほらほら、そのシャワーヘッドをお姉ちゃんに渡すんやよー」
GM:彼は嫌々していてシャワーを離そうとしません。まだ満足してないようです。
守屋 司:「んー、そんな子には……仕返しやな!」手で少量の水を救い上げ、顔(?)付近にかけます
?:「に”っ!?」
守屋 司:「ふふ、どうや!」
GM:彼は掛けられたことに驚き、呆然としました。暫くするとまた、貴方にシャワーを向けビシャッと掛けます。
GM:貴方は服を着たままびしょ濡れになってしまいました。
守屋 司:「うぐ……遊びたいんとちゃうんか? まあしゃーない。さっき拭いただけで君も体も冷えてるやろし、このまま体洗ってあげよか?」
?:「にゃる~♪」こくりと頷きます。
GM:彼はシャワーを貴方に手渡しました。
守屋 司:「はー、伝わったかー。こっちの意思が伝わるのは唯一の救いやな……」
守屋 司:ちなみに風呂は沸いていますか?
GM:そうですね。家族が先に入ったのかもう沸いてます。
守屋 司:「ちょっと、待ってな。今のでうちも濡れたし風邪ひきたないから、ついでに入るわ」
GM:では一度服を脱ぐために浴室を出ますか?
守屋 司:はい、脱衣所に戻り「父さーん! 次うちお風呂入るから、こっち来んでな!」廊下に向かって叫んでおきます
GM:了解です。家族は聞こえているのかいないのか返答はありません。相変わらずテレビの音と笑い声のみ聞こえてきます。
守屋 司:テレビの音と笑い声に対して「聞き耳」振れますか?
GM:どうぞ。
→聞き耳成功
GM:水曜日の20時に放送されるバラエティー番組の音と恐らく父、母、妹でしょうか。3人分の笑い声が聞こえます。
GM:貴方が浴室に戻ると彼は洗ってもらうのを待ちわびていたかのようにチョコンと座って待ってました。
守屋 司:「はいはいお待たせ。なんや急に大人しくなって。そんなに洗って欲しいんか?」
守屋 司:洗います
?:「にゃる~♪」
GM:彼は大人しく気持ち良さそうに洗われます。
守屋 司:「洗ってるこっちも気持ちよくなる感触やな……お餅みたいな。ええ肌しとるなー君」
?:「にゃる♪」
GM:ご機嫌ですね。
守屋 司:「……よし名前候補決めた。『桜』と『わらび』……どっちかやな。君はどっちの響きがええ?」
?:「わらび…?」
守屋 司:「!?」
守屋 司:「も、もう一回、もう一回言える?」
システム:キャラクターリストにわらびが追加されました。
わらび:「わらび!わらびっ!」
GM/:手をバタバタして喜んでます。
守屋 司:「せや! せや! 今から君は『わらび』や! あっははー!」
守屋 司:「なんや、じゃあ……『つ・か・さ』って言えるか?」
わらび:「つかさ…?つかさ!」
守屋 司:「そう、言えたな! うちの名前や『つ・か・さ』!」自分を指さします
わらび:「つかさ!わらび!にゃっ!」貴方と自分を交互に指し喜びます。
守屋 司:「わらび、つかさ、にゃっ!」一緒に喜びます
GM:【わらびは貴方に洗ってもらうと浴槽をよじ登りお湯に浸かり始めます。浴槽の縁に手を置きリラックスしているようです。】
わらび:「にゃ~」
守屋 司:「わらびも随分とこなれてるな……まあ、うちもお邪魔するかなー。わらび小さいし一緒に入れるやろ」
GM:貴方とわらびは仲良く湯船に浸かるでしょう。
守屋 司:「さてさて、長湯しすぎるのも危ないし、そろそろ上がろうか?」
GM:わらびは湯船から上がると貴方をじっと見つめます。
守屋 司:「ん、どうしたわらび? 何かまだやりたいことあるんか?」
GM:タオルと貴方を交互に見ています。
守屋 司:「ああ、そっかそっかちょっと待ってな」タオルを手に取りわらびの体を拭きます
わらび:「にゃる~♪」貴方に拭いてもらうのが好きになったみたいです。
守屋 司:「よしおっけー。うちも拭くから少し待っててなー」
守屋 司:浴室を出ます。居間の方からは相変わらずテレビと笑い声が聞こえますか?
GM:では貴方たちは拭いて浴室から出ます。幸運を振ってください。
→幸運失敗
巴:「姉さん帰ってきてたん?いるなら言うてよ…。」
巴:「え…?」
守屋 司:脱衣所の扉ばーん!閉めます
守屋 司:「え、何!? え、巴、何か見えた!?」
巴:「え?え?姉さん?今の…え?」
守屋 司:「え、何? あかんよ巴、いくら姉妹でも覗きはあかんあかん!」
巴:「ご、ごめん。ただいまも言わないなんて珍しいなと思うて…今のって…うち疲れてるのかな?」
守屋 司:「あれ、ごめんいつもの癖で言ったと思ってたわー(棒)それにさっきお風呂入るでー!って叫んだし」
巴:「そういえば言ってたね。うっかりしてたわ。姉さんご飯できてるけどすぐ食べる?」
守屋 司:「あーご飯か……」少し言葉を濁しながら、わらびに視線を向けます
GM:彼は空気を読んでいたのか黙ったまま首を傾げますね。
守屋 司:「(わらび、おなか空いとる?)」(眼力)
わらび:こくり
巴:「姉さん?大丈夫?」
守屋 司:「んー、お風呂上がったばかりやし、少し後で食べるわ。みんなはもう食べたん?」
巴:「姉さんを待ってたんやけど…先に食べてええなら食べるで。」
守屋 司:「そっかー、待たせてごめんなー。今日は先に食べててー」
守屋 司:「うちのはラップしておいてくれればええからな」
巴:「分かったーさっき見たのは見なかったことにしておく。姉さんだって隠し事したいもんね。父さんと母さんには黙っておくわ。何か困ったことがあったら聞いてな?」
守屋 司:「(ばれとるやん!)う、うん、ありがとなー」
守屋 司:ということで食卓から家族がいなくなった頃をみはからって晩御飯を取りに行きたいです
GM:はい。ではそれまでは自室ですか?
守屋 司:そうですね
GM:はい。貴方たちは自室に戻ってきました。わらびは物珍し気に部屋の中をキョロキョロしてます。
守屋 司:「わらび、ご飯、少しだけ我慢してな。……お、また何か面白そうなもの探しとるんか?」
わらび:「にゃるー」キョロキョロ
守屋 司:「んー、わらびはどういうものに興味あるんやろな……飼い主さんは遊ぶの好きで好奇心旺盛って言ってたけど」
GM:部屋の中には何がありますか?
守屋 司:パソコン、勉強机、幼少期から使っていたおもちゃ箱(捨てられないやつ)……おもちゃ箱からビー玉をいくつか取り出して、わらびの前に転がしてみます
GM:了解です。わらびは転がっていくビー玉を目で追います(比喩)そしてペチペチと叩いて遊び始めました。
守屋 司:「お、興味もったか? これはな、こうして遊ぶんやで?」
守屋 司:転がしたビー玉に向かって別のビー玉をはじいてぶつけてみせます
GM:彼はビー玉を見て顔を輝かせています。
わらび:「にゃる!にゃるー!」
GM:ふむふむ。というように顔を縦に振ってます。
守屋 司:「わらびもやってみるかー? ほい、頑張れー!」
GM:彼も貴方の真似をしてはじきますが上手くビー玉に当たらなかったようです。
わらび:「むーーー!」
守屋 司:「(巴と遊んでた頃思い出すなぁ……)ふふ、最初はそんなもんや。ほら、今度はもうちょっと近づけて……これでやってみ?」
GM:貴方に言われたように近づけて打つ。今度はちゃんと当たり、はじかれたビー玉は扉の方にコロコロ転がっていきます。
わらび:「にゃる~♪」
守屋 司:「お、できたな~凄いやん! 段々遠ざけたり、誰が最初に当てられるか勝負したりもするんやよー」
わらび:「にゃる♪」頷いています。
GM:すると彼は何かに気づいたのか扉の方を向きます。
守屋 司:ビー玉を拾いに扉に近寄ります
守屋 司:扉に聞き耳いいですか
GM:どうぞ。
→聞き耳失敗
GM:何も聞こえませんね。でもほんのり良い香りがします。
守屋 司:「(ちょっと騒ぎ過ぎたかな……? ん、この匂いは)」扉をそっと開けます
GM:扉を開くと床にラップされた夕食が置いてありました。上にはメモが置いてあります。
守屋 司:「あれ、母さんかな、巴かな……」メモを読みます
GM:『姉さんさっきの子、今度私もゆっくり見てみたいな。夕飯ここに置いておくね。巴』
守屋 司:「んー……やっぱり巴にはかなわんなー。気の利く良い子やけど、そこがええんやけど」
守屋 司:現在何時ですか?
GM:21時近くですね
守屋 司:「この時間ならまだ巴起きてるかな。わらび、少し待っててな」自室の扉を閉め、巴の部屋の扉を叩きます
巴:「誰ー?」
GM:扉の中から声が聞こえてきます。
守屋 司:「巴ー、うちやうちーお姉ちゃん。さっきの子のことなんやけど……」
巴:「見せてくれるん?」
GM:扉を開けて聞いてきます。
守屋 司:「まあ、ばれてしまったしなぁ……ただし、見ても驚かんことと、他言無用で! な?」
巴:「りょーかい!驚かへんって!」
守屋 司:「まあ、うちも最初は面食らったけど、すぐ慣れたしなー。うん、巴なら大丈夫やろ、双子やし」
守屋 司:「……犬とか猫とかではないから、もう一度言うけど覚悟はしてな?」自室の扉を開けます
GM:巴はわらびと対峙します。
巴:「お、おおぉぉぉぉ…。」
守屋 司:巴の退路を断ちます(扉閉め)
守屋 司:「巴ー、大丈夫か? わらびも大丈夫かー?」
→巴SANc成功、減少無し。
守屋 司:あ、夕飯は一緒に部屋に持ち入っておきますね
巴:「う、うん。大丈夫。さっきチラッと見えた時は幻覚を疑ったけど…改めてこう見ると…うん。」
巴:「姉さん、この子触っても大丈夫?」
守屋 司:「ちょっと待ってな……わらび、このお姉ちゃん(巴)に体触られても平気か?」
GM:こくりと頷きます。
守屋 司:「わらびがええよって。あ、この子の名前な、『わらび』」
巴:「え?意思疎通出来るん?なんやこの子…不思議やな。」
巴:「わらびかぁ…なんでその名前にしたん?」
守屋 司:「『わらび』と『さくら」が候補やったんやけど、触ってみたら……分からん?」
GM:巴は恐る恐る彼に触ります。
巴:「お?おおぉぉぉぉ…。モチモチ…ぷにぷにやぁ…確かに『わらび』やな。」
守屋 司:「せやろせやろ。もうこの感触と仕草にハート撃ち抜かれてなぁ」
わらび:「にゃる~」
巴:「!?喋るん!?」
守屋 司:「可愛い鳴き声よな~。簡単な言葉も喋れるみたいやで。わらび、このうちとそっくりな顔のお姉ちゃんが『と・も・え』やうちの妹」
守屋 司:「見分けつかんかったら、より可愛い方が『ともえ』って覚えたらええよ!」
わらび:「ともえー!」
守屋 司:「ともえー! ほら言えた!」
巴:「ひゃあぁぁぁぁ!!可愛い!」
守屋 司:「(落ちたな……)」
GM:巴はわらびに抱きつきます。彼はされるがままです。
守屋 司:「(ああ、可愛いものが混ざり合ってる……眼福や~)」
守屋 司:「はっ! あ、でな巴、わらびのこと父さん母さんにはしばらく内緒にしておきたいんや。とりあえず土曜日ごろまで」
巴:「この子を抱き枕にしたら気持ちええんやろなぁ…ぷにぷに」
巴:「黙っておくけど…なんで土曜日?」
守屋 司:「んー、ひょっとしたらなんやけど、わらびの元飼い主がその子を迎えに来るかもしれんのよ。わらびが手紙をもってて、そこに書いてあった」
守屋 司:「まあ、どうやってここを見つけて来るねんって話なんやけど」
巴:「この子が手紙を…?ますます不思議な子やなぁ。」
巴:「この子の見た目的に宇宙人とちゃうん?空からお迎えが来たりして!」
GM:巴はクスクス笑います。
守屋 司:「あっはは、それはええなー宇宙人か。だとしたらうちと巴は地球と宇宙の懸け橋になれるなー」
守屋 司:「試しに聞いてみようかな~。なあ、わらびはどこから来たんや? 指させる?」
巴:「うちと姉さんが架け橋かぁ…面白いことになったなぁ。なぁわらびぃ?」
GM:わらびは首を傾げます。分からないようです。
守屋 司:「ここで空を指してくれたらもう笑うしかなかったけどなぁ。まあ、とりあえず土曜まで待って、ダメならまた考えよか」
守屋 司:「って、忘れてたけどご飯食べんとな。わらび、待たせたな~」
巴:「せやねぇ。あ、姉さん!姉さんが学校から帰ってくるまではうちが面倒見てようか?」
巴:「うちの方が早く帰ってくるし!父さんと母さんに見つからないようにするには丁度ええんやない?」
わらび:「にゃる~♪」
守屋 司:「ええんか? 助かるわ~。まあ、わらびは結構良い子やし、言うことも聞いてくれるからな。お願いするわー」
守屋 司:「(お風呂ではやんちゃしてくれたけど)」
巴:「よっしゃ!任せて!そういえばわらびの口ってどこなん?」
守屋 司:「あ……そういえば」
守屋 司:「どこやろ……うーん、わらび、これ食べられる?」小皿におかずを取って、差し出してみます
GM:彼は手でおかずを掴み、ぎゅむっと顔に押し付けます。するとズブズブおかずが中に入っていきました。
守屋 司:「……豪快やな」
巴:「姉さん、やっぱわらびは宇宙人やわ。」
守屋 司:「いや、うん、もう宇宙人でもいい気がしてきたわ。可愛さと愛嬌は正義や」
巴:「土曜日まで飽きなさそうやなぁ…」
守屋 司:「わらび、もっと食べるか?」
わらび:「にゃる!」
守屋 司:「よーしよし、じゃあ次はこれや~」わらびと一緒に食事を進めます
GM:二人と一匹は和やかな夕食を囲みました。食べ終わると彼ははしゃいで疲れたのかウトウトし始めます。
守屋 司:「わらび眠そうやなー、食べたら眠くなる。うん、うちらと同じやな」
守屋 司:「よーし、寝支度しよか」布団を敷きます
巴:「なぁ…わらびはどこで寝るんやろな?」
守屋 司:「あれ、普通に布団入るかなーって思ってしもたわ。あまりに小動物っぽいから」
GM:彼は敷かれた布団にもぞもぞ入っていきました。
守屋 司:「……小動物や」
巴:「あ!姉さんと一緒に寝る気やな!ええなぁ…明日はうちの所に来てくれるかなぁ」
守屋 司:「巴も久しぶりにお姉ちゃんと一緒に寝るかー? 今やったら最高の抱き枕つきやで!」
巴:「そ、それは恥ずかしいからええわ…姉さん、わらび、おやすみ~」
守屋 司:「つれないな~。おやすみ巴。明日からわらびのことよろしくなー」
GM/ありんこ:貴方が布団に入ると彼は貴方の腕に抱きついてきます。1日目終了です。
守屋 司:「ふふ……ぷにぷに」眠ります
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※KPの都合上、一日分飛ばしました。
GM:【3日目(金曜日)、わらびは貴方に容赦がない。彼に思いっきり腹に乗られ、貴方は飛び起きるでしょう。お陰で随分早起きしたようだ。】
わらび:「にゃるー!はよー!」
守屋 司:「おぐぅ! イタタ……おはようわらび。今日も元気やな」
GM:さて、朝食はどうしますか?
守屋 司:「わらび、しばらく待っててなー」朝食を家族ととり、食後に巴におにぎりを作ってくれるよう頼みます
GM:了解です。
GM:巴は食事中なんだかソワソワしているように感じました。
守屋 司:「うちは料理方面からっきしやからな……お願い巴!」
守屋 司:「ところで巴どうしたん? 落ち着きないみたいやけど」
巴:「え?あ…後で話す…」
GM:どこか視線を泳がせてはぐらかします。
守屋 司:「……後で話してくれるんやな?」
GM:朝食を食べ終え、学校に行くまでわらびの相手をしていると巴が部屋におにぎりを持ってやって来ました。
巴:「姉さんはさ…見なかった?」
GM:彼女は唐突にそう尋ねてきます。
守屋 司:「見なかったって……なんのことや?」
巴:「これやこれ…ちょっとマズイことになってるんとちゃう?」
GM/:巴は自分のスマホを見せてきます。画面はTwitterの動画を映し出しています。
守屋 司:「この動画がどうかしたん?」再生します
GM:【「新種の生物発見!」というコメントと共に、わらび似た生物が触手のようなものを伸ばし、人間に絡みつく映像が流れます。】
巴:「昨日Twitterに投稿されたらしいんやけど…これ…わらびやない?」
守屋 司:「え、いやいやわらびとはちゃうやろ。見た目は同じやけど、昨日やったらわらびは家から出てないし」
巴:「あ、ちゃうねん。この動画な?昨日撮った物ではないみたいなんよ。なんかリプ欄がえらい盛り上がっとるから心配になって」
守屋 司:動画内の現場は、自分がわらびと出会った場所と同じか分かりますか?
GM:はい、出会った所と酷似しています。
守屋 司:「……」動画の再生を続けます。絡みつかれたひとのその後は映っていますか?GM:途中で途切れてますね。
巴:「ねぇ…このリプ怪しくない?この生物の現在の居場所を探しているみたい。」
守屋 司:「……まだなんとも言えんやろ」リプ欄を見ていきます
GM:巴は一つのリプを見せてきます。内容は「この生物をどこで見かけましたか?もしその場にいないのなら誰かが連れ去ったのかもしれない。居場所を教えてください。」
守屋 司:「探してる……? 誰やこれ」アカウント名を確認します
GM:アカウント名は「星野」
GM:他には「これデマだろw合成ってみえみえww」や「もし本当だったらヤバくない?外出れないわーあ、俺ニートだったw」という冷やかしのコメントばかり。
守屋 司:「星野」のアカウントに飛び、最近のツイートを見てみます
守屋 司:いや、最近じゃなくていいか。気になるツイートはありますか?
GM:星野のツイートを見ると他にも不思議な生物についてのツイートをリツイートしたり、言及していたりしますね。
GM:最近はなんだかUMAに関するツイートが多いようです。
守屋 司:「なんやこいつ、生物学者か何かか?……ただの興味本位やったらええねんけど」
→巴のアイデアロール成功。※情報提供の為
GM:巴が何やらハッと気づいたように自分のスマホを弄り始めます。
巴:「あ、あった!姉さん!もしかしてこの星野って人、あの丘の上の大きい屋敷に住んでるって噂の人やない?なんかこの人UMAを捕獲してるとか聞いたで!」
守屋 司:「え、『星野』って名前だけでそこまで調べられるん!? 天才か!?」
守屋 司:「ってか……UMAを捕獲? え、じゃあわらびを捕まえようとしてるってことか? そいつが?」
巴:「かもしれんね…ちょっと気を付けた方が良さそう…って姉さん!もう学校の時間!ヤバいよ!行かなきゃ!」
守屋 司:「あ、ああ、うん。教えてくれてありがとな! わらび、行ってくるな!」
巴:「うちも行く!わらび大人しくおってな!」
GM:貴方たちは慌てて学校へ行きます。
守屋 司:不安を抱えながらも登校します
GM:教室に入ると人だかりができており、今朝巴と話したような話題で盛り上がっています。
守屋 司:「な、なあ、その噂ってさ、どこが出どころとか聞いたことある?」話に混ざりにいきます
クラスメイト:「ん?守屋か!おはよ!これ?あぁあいつだよあいつ!いつも話題を持ってくる和田!あいつが投稿したみたいなんだ!」
守屋 司:和田について思い出せることはありますか?
GM:アイデアをどうぞ。
→アイデア成功。
GM:和田は先程のクラスメイトが言ったように最先端の話題を持ってくる青年です。彼の人脈はとても広いようです。
守屋 司:「和田くんかー、そうなんや。うちもその噂興味あってなー。ありがとう、本人に聞いてみるわ」
守屋 司:和田のクラスに向かって彼を探します
守屋 司:あるいは研究室
GM:目星で見つけてください。
→目星成功
GM:和田くんを見つけました。
守屋 司:「こんちはー、和田君、少し話ええか?」
和田:「お?なんだ?えーと確かお前は巫女ちゃんだな!」
守屋 司:「巫女ちゃん……そういう覚え方なんやね、おもろいな。守屋や守屋」
守屋 司:「噂の動画について興味あってきたんやけど、あれ撮ったのって和田君なん?」
和田:「分かってるよwあーこの動画な、友達の友達からもらったんだ。」
和田:「たまたま帰りにこの場面に遭遇しちまったらしくてな?代わりに俺がTwitterに上げたらバズッたわ!」
守屋 司:「友達の……友達。相変わらず人脈広いなー。勝手に上げて良かったんか? それ(余計なことしおってからにー!)」
和田:「そいつには許可もらったぞ?面白そうだから良いってさ!ん?なんか怒ってる?」
和田:「因みにこれな?物好きな知り合いに見せたんだ。こういうのが好きで、今はこの生物を探しているらしいんだけど、もし俺が見つけたらなんか良いものくれるらしいんだよ。金持ちらしいしこれは期待できるな!」
守屋 司:「いやいや、怒ることなんてないって。ところで、その物好きな知り合いの名前……聞いてもええか?」
和田:「ん?星野ってやつだよ。丘の上にでっかい屋敷あるだろ。あれがそいつの家。あの広い屋敷にはUMAが捕獲されてるとかされてないとか…」
和田:「んで、ダメもとで聞くけど、このUMA見なかったかー?」
守屋 司:「見てたら和田君に聞きにこんし、そんな話聞いたらさ、この後見つけたらうちが星野さんに先に渡すやろ」
和田:「それもそうか!やっべ俺結構話しちゃったなぁ…チャンスが減っちまった…チクショー!」
守屋 司:「あっはは、油断したなーこれはうちが先に見つけんとなー!」
守屋 司:「まあ、話聞かせてくれてありがとうな。ちょっと面白かったわ」和田君の元をとりあえず離れます
守屋 司:今日は金曜日ですよね?
GM:はい。金曜日です。
守屋 司:体調不良の振りをして、午前の途中で早退します。母親にもメールで一報いれて、帰宅します
GM:了解です。一応時間的にはわらびと戯れることも出来ますが、もし次の日をゆっくり楽しみたいならここで4日目に移っても良いのですが。どうしますか?情報収集します?
守屋 司:少々お待ちください
守屋 司:それじゃあわらびと戯れて過ごし、4日目へ行きます
GM:了解です。では貴方は早退します。
GM:さて、帰宅したわけですがまっすぐ自室に向かいます?
守屋 司:わらびが心配なので、母親に顔を見せたらすぐ向かいます
GM:了解です。貴方は母親に顔を見せ、自室に向かいます。
GM:すると中から何やら動物の鳴き声が…
守屋 司:どんな種類の動物の鳴き声かは分かりますか?
GM:猫っぽいですね。
守屋 司:にゃるにゃる聞こえてるだけじゃないだろうか……扉を開けます
GM:貴方が扉を開けるとわらびがどこから連れてきたのか分からない野良猫を捕まえてブンブン振り回しています。
守屋 司:「あ……ああ!? わらび!?」
猫:「ニャ”ア”ア”ア”ア”ア”」
GM:母親には聞こえていないのだろうか?と不思議になる程の部屋の荒れっぷり。猫も悲痛な声を上げています。
GM:ちなみにこの光景をみてSANチェックです。0/1
→SANc成功
守屋 司:「わらび、いかんよ! 動物はいじめたらあかんって!」母親はきっと耳が遠いのでしょう
わらび:「あそぼうとおもってただけです。」
GM:彼はつまらなそうに野良猫を逃し、ビタンと横になった。
守屋 司:「!?」
わらび:「飽きたんだもん。」
GM:貴方はスネを軽く蹴られる。いじけているようだ。
守屋 司:「えらい流暢に話せるようになったな、わらび……飽きたって、この部屋がか?」
GM:よく見ると床にはビー玉がいくつか転がっています。
わらび:「そーかなー」
守屋 司:「ふーむ。確かにここに閉じ込めて3日目やしな、飽きるのも無理ないか」ビー玉を拾います
守屋 司:「でもごめんなわらび、ちょっと今はお外に出るのは危ないから、この部屋で遊べること探そうか」
GM:他にも軽い物は全て床に落ちてますね。棚とかが倒れていないのは彼なりの気遣いでしょう。
わらび:「むーーー!」
守屋 司:パソコンを起動します
GM:起動しました。
守屋 司:さらにマインスイーパーを起動します
GM:なるほど…
守屋 司:「わらびは随分賢くなったみたいやからな、きっとこれで遊べるでー」おいでおいで
GM:彼は貴方の方をチラッと見て、むすくれた顔でトテトテと近づきます。
守屋 司:「ええか、うちがまずやって見せるからな。ここをクリックすると……数字が出て来るやろ? そしたら……」マインスイーパーの遊び方を説明します
わらび:「へー…」
GM/:彼は興味深々に眺めてます。
守屋 司:「全部の爆弾を踏まずにいけたら、わらびの勝ちや! 難易度も選べるからやってみー」
GM:彼は早速遊びだしました。一回目は当然のごとくすぐに爆破。むすくれながら続けているとなんと3回目でクリア。コツを掴んだのかその後は2回目でクリア来るようになっていました。
守屋 司:「んふふー、これはこれで中々……弟を見ているみたいやなー」わらびの頭(?)付近を撫でます
わらび:「にゃる~♪」
守屋 司:「にゃる~♪」
GM:夢中になってますね。まぁこれで戯れは終了になります。他にやっておきたいことはありますか?
守屋 司:RP楽しすぎて特に考えてませんでした。このままいきます
GM:了解です。夕食時に両親から明日は早くに出る用事があって日曜日の昼まで家を空けると言われました。3日目終了です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
GM:【4日目(土曜日)今日は休日。わらびにも起こされず、貴方は穏やかに目を覚ますことだろう。】
GM:【…となりに見知らぬ男が眠っていなければ。 SANチェック0/1】
→SANc失敗、SAN値1減少
守屋 司:「!? えっ! 誰!」
GM:【男は褐色の肌と金色の瞳とゆるくパーマのかかった艶のある黒髪を持つ美しい青年だ。水玉のパジャマとナイトキャップを身につけていて、とてもファンシー。】
GM:貴方の声で青年は目を覚まします。
GM:【青年はゆっくりと体を起こし、眠そうな目をこすりながら貴方を見つめる。】
守屋 司:「え、なんやこのイケメン。コレ酔った勢い的なやつか!?でも普通男女逆ちゃう!?」
美青年:「…おはよーございます。司。」
守屋 司:「……!もしかしてやけど、いやまさか違うと思うけど……わらび?」
わらび:「あ、びっくりしました?そうですよ。わらびです。人のすがたになることができるようになりました。」
守屋 司:「わー、わらび立派になってー! ……ってなるかい! どういうことなん!?」
巴:「なんやぁ姉さん…朝から叫びよって…わらびが起きてまうやろ…」ガチャ
守屋 司:「あ……」硬直
巴:「は…?え…?」
巴:「お…お取込み中…?失礼しました…?」扉を閉めます。
守屋 司:「落ち着こう、巴、いやうちが落ち着かせてほしいけど、落ち着こう?」
守屋 司:扉を開けて巴を引きずり込みます
巴:「姉さん!誰やねんこの美青年!いつの間に出来てたん!?」喚きながら引きずり込まれます。
守屋 司:「出来てたいうなや! いや、信じられないかもしれへんけど、あれ、わらびなんやって!」
巴:「はぁ…?わらび…?あのモチモチ可愛い…わらび…?」
守屋 司:「な、なあわらびも説明してくれへん? どういうことなん?」
巴:「いやいやいやいや…冗談やろ…?」
わらび:「いやぁせつめいもなにも…人のすがたになることができたんですよ。どうです?これでふつうのにんげんに見えるでしょう?」
守屋 司:「いやでも確かに昨日もわらびと寝たし……非現実的なのは今更やし」
守屋 司:「いや、うん『普通』より大分上等な人間に見えるな。驚いたわ」
巴:「アカン…口調が似てるせいかわらびに見えてきてしもうた…」頭を抱えています。
わらび:「えへへ~そ、こ、で!わたしはここに行きたいんです。」
GM:彼はぐしゃぐしゃになったチラシを貴方の前につき出してくる。 某大型ショッピングモールのセールのお知らせのチラシだ。
守屋 司:「まあ、今の姿なら外に行けるやろうけど……ショピングモール? 何か欲しいものがあるんか?」
わらび:「ちかくには、すいぞくかんとゆうえんちもあるそうです。しょっぴんぐもーるにいって、それからすいぞくかんに、それからゆうえんちに行きましょうよ。」
巴:「あぁ…確かにあるなぁ‥」
守屋 司:「そっか、そっか。ずっと家の中にいたからこういうところに憧れてたんやな」
わらび:「行きましょう。さっそく行きましょう。」
GM:彼は目を輝かせて迫ってきます。
守屋 司:「よーし! 行こう! 弟の頼みやしな! 巴も行くやろ?」
巴:「も、もちろん!なんか姉さんだけだと色々と不安だし…」
守屋 司:「厳しいな! いや、まあ今はええわ。とりあえず男物の服はなんとかせなあかんな。父さんおらんし、借りていこうか」
巴:「せやね。ちょうど父さんと似た背丈だしピッタリとちゃうん?…もしかして合わせたん?」
守屋 司:「え、そんな器用なことできるん?」わらびを見ます
わらび:「え?ぐうぜんだとおもいます…。」
守屋 司:「そっか、そうやよなー、巴、勘ぐりすぎやってー」
巴:「あはは…色々起こりすぎて頭が回ったんやな。早速行く準備するかー」
守屋 司:「あ、わらび昨日みたいになんでも手に取って振り回したらあかんよー? お姉ちゃん怒ってまうかもしれんからなー?」笑顔で語りかけます
守屋 司:ということで出かける支度をします
GM:はい、仕度が整いました。自宅からショッピングモールまでの道のりは決めてませんがどうやって行きます?
守屋 司:電車と徒歩で行きましょう。わらびの分の切符は買ってあげる感じで
GM:了解です。では貴方たちは無事にショッピングモールに着きました。
守屋 司:「わらびはチラシみてたみたいやけど、興味惹かれるものあったんか?」
わらび:「司と巴にわたしににあう服をえらんでほしんですー!」
守屋 司:「ほほお……なるほど。このイケメンを着せ替え人形にできると。ええやろう、ほな行こうか!」
わらび:「はーい!」
GM:ここでアイデアどうぞ。
→アイデア成功
GM:貴方は何処かから強い視線を感じます。
守屋 司:周囲を見渡してみます 可能ならさらに目星を
GM:目星どうぞ。
→目星失敗
GM:視線の主は見つけられませんでした。
守屋 司:「んー……?」
わらび:「どうしたんですか?早くいきましょー」
守屋 司:「あ、ごめんなー」小走り
GM:アパレルショップに着きました。
店員:「いらっしゃいませー!どのような服をご所望でしょうか!」
守屋 司:「こんにちはー。うーん、どんなんが似合うやろうなー。せや、わらびは好きな色とかあるか?」
わらび:「?すきないろ…?」
巴:「あー好きな色とか分からない感じかな?」
守屋 司:「『色』って説明するってなると難しいな……んー、周りの服見て、直感でこの見た目が良いってのはあるか?」
わらび:「うーん…?むずかしいです…司がえらんでください~」
守屋 司:「よーし、お任せやな。覚悟しておきー」
守屋 司:店員さんにも協力を仰ぎ、服を見繕います
GM:店員と共に服を見繕うと青年は背景に薔薇が見えるような見栄えとなりました。
巴:「うぐっ…なんや…背景に薔薇が見えるでっ…!?」
守屋 司:「……決まったな!」デジカメを取り出し、写真術振ります
GM:判定をどうぞ。
→写真術成功
守屋 司:「可愛いのもええけど、格好いいのもええなぁ……」連写
GM:写真越しでもわかる彼の美しさに貴方は見惚れてしまうでしょう。
巴:「なぁ…うちらこんなに幸せでええんかな…」
守屋 司:「店員さんありがとうございました!ええんや巴!これはきっと宇宙からのご褒美なんや!」
わらび:「人のふくもそろえたことですし、つぎいきましょう。つぎ。」
店員:「い、いえ…こちらこそごちそうさま…じゃなくてありがとうございました!!」
守屋 司:「せやな、一日で回ろうと思ったら時間足りんしな。よし行こかー」
巴:「あー水族館はパスでもええ?お金ヤバいわ。残りは遊園地で楽しもう?」
守屋 司:「あ、せやな流石にお金厳しいか。わらびー、それでええか?」
わらび:「はい、いいですよー」
GM:【貴方たちは遊園地へと向かいました。青年は子供のように目を輝かせている。】
GM:【アトラクションはジェットコースター、お化け屋敷、ミラーハウス、大観覧車などなど。】
守屋 司:「よし、いざ遊園地! 久しぶりやなー。わらびはどれが気になるー?」
わらび:「そうですね~あのにんげんたちがさけんでいるのはなんですか?あののりものは、そんなにこわいのですか?」
守屋 司:「おー……な、なかなかええチョイスやなあれは『ジェットコースター』って言って、疾走感と恐怖感を味わう乗り物やな」(震え声)
わらび:「へぇ…こわいならのらなければいいのに。あの人たちはおもしろいですね。」
わらび:「これよりもっと、こわい思いをできるところなら、ほかにもありますよ。」
守屋 司:「そやなー、なんで乗るんやろうな。多分どこかで吹っ切れるんやろうな」
巴:「(姉さん…なんかわらび達観してない?)」ボソッ
守屋 司:「(成長速度が速すぎて、うちもわらびの思考回路がよう分かってないねん)」コソコソ
わらび:「なにをはなしているのですか?行きましょ行きましょ!」
守屋 司:「もっと、怖い思いが出来るところかー、それはそれで気になるなー」
わらび:「きになりますか?そのはなしはあとでゆっくりしましょー」
GM:貴方たちはわらびに半ば引っ張られるようにジェットコースターに乗り込みます。
守屋 司:「わらびがそういうならそれでええか、よし腹は決めた! ジェットコースター行ってみようか」
GM:【ジェットコースターはガタゴトとゆっくりレールを上っていく。もうすぐ頂上。太陽の光に目がくらむ。】
守屋 司:「(下みない下みない)」
GM:【直後、ジェットコースターは急激にスピードを上げ、ほぼ垂直に落ちていく。強い風圧と内臓が浮かぶ感覚が貴方を襲う。】
巴:「きゃあぁぁぁぁぁぁ!?」
守屋 司:「(!!!!???!???)」
乗客:「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!」「うわあぁぁぁぁ!!」
GM:絶叫が遊園地に響き渡る。
GM:…やがてジェットコースターはゆっくりと停止した。
GM:女子2人はフラフラとした足取りでコースターから降ります。
守屋 司:「な、なかなかの疾走感やったな。どうやった? わらび」
わらび:「ふわっとなりました。みなさんはこれが好きなのですか。でも…くせになりそうですね。」
巴:「わらびは…強い子や…」
守屋 司:「そ、そうか? あの感覚が好きならフリーフォールとかも好きになれるかもしれんな」
わらび:「ふりー…ふぉーる?それものってみたいですね!」
守屋 司:「!? そ、そうか、でもここには無いみたいやからまた別のところに行ったときにな!」
守屋 司:「怖いっていう方向性はちゃうけど、次はお化け屋敷とか行ってみるか?」
わらび:「おばけやしき…たのしそうです!いきましょう!」
GM:では貴方たちはお化け屋敷の前に来ます。
GM:【大人も楽しめる怖いお化け屋敷。 女性や子供の悲鳴、時折男性の悲鳴も聞こえてくる。】
巴:「…。」
守屋 司:「こっち系は割と得意やけど……ここのはなかなかヘビーそうやな」
守屋 司:「ふふ……巴~? 大丈夫か~?」
わらび:「いきましょー♪」またもや二人を引っ張って入ります。
守屋 司:「(ええ機会やし、わらびにしがみついてみたらどうや?)」ボソッ
巴:「うん。うちはわらびに張り付く。今だけうちはセミや…。」
守屋 司:入ります
守屋 司:「(可愛い……)」半笑い
GM:【中は純和風で狭い敷地の割にはしっかり作り込まれています。装飾品も不気味な雰囲気を作り出す手助けをしているようです。なるほど。これは男性の悲鳴も上がるでしょう。】
守屋 司:「お~ええでええで、稲川淳二さんも出て来るわこれは」
お化け役:「ヴァアァァァアァァ!?」
守屋 司:「にゃる!?」
わらび:「ふふふ、これくらいじゃおどろきませんよぉ。あ、司と巴はこわいんですか?」
巴:「うちはセミ。うちはセミ。うちはセミ。」呪文のように呟いてます。
守屋 司:「雰囲気はええけど、ドッキリ系はやっぱくるな~(口調移った!?)」
わらび:「そうそう、はしのところにいたのは、ほんものでしたね。ゆうれいになってもはたらくんですね。」
守屋 司:「……は?」
巴:「…は?」
巴:「ね、ねねねね姉さん…アカン、うちもう無理!」
守屋 司:「と、巴~!?」
わらび:「巴?…はやくでましょうか。」
守屋 司:そうやな。巴がもたなそうやし、はやく行こう」
GM:貴方たちはお化け屋敷を出ました。
巴:「うちにはまだ早かったんや…」目は虚ろです。
守屋 司:「あはは、無理にいれてごめんな、巴」
守屋 司:「さて、あまり時間も残ってないし、気晴らしがてら最後に観覧車でも乗るか?」
巴:「ええんや…何気にわらびの背中良かったで…」
わらび:「…分かりました。」
守屋 司:「ん? わらびどうした? 気になることあるなら言ってもええんやで」
わらび:「いえ…いきましょう。」
GM:貴方たちは観覧車へと向かいます。
守屋 司:「(日が暮れる……そういえば今日が満月の日やったっけ……)」
GM:【観覧車のゴンドラに乗り込む。地面がゆっくりと遠ざかっていき、やがて町が一望できる高さまで上った。】
GM:【地平線が夕焼けで霞み、暖かい光が貴方達を照らしている。 青年は虚ろにこの情景を見つめ、おもむろに口を開いた。】
わらび:「今日はたのしかったです。ありがとうございました。わたしをひろってくれたのが、あなたでよかった。」
わらび:「…わたし、きおくがないんですよ。どうしてあんなところにいたのか、どうしてあんなすがたをしていたのか。わたしがなにものかも、わすれてしまいました。」
わらび:「…わたしのきおくがもどるまで、いっしょにいてくれませんか?」
巴:「わらび…」
守屋 司:「記憶が戻るまで……か。今の調子やったら、いつか思い出せるかもしれんな」
わらび:「ふふっ…かもしれませんね。司と巴のおかげです。」
守屋 司:「ええよ、今までと全く同じようにとはいかんかもしれへん。形は変わるかもしれへんけど、うちはわらびの味方でいてあげるわ」
わらび:「ほんとうですか!ありがとうございます。やくそくですよ?」
巴:「せやね。わらびはわらびやし。」
守屋 司:「自称とは言えお姉ちゃんやしなー。弟は頑張って守るもんや」
わらび:「あはは…おねえちゃん…いいひびきですね。」
守屋 司:「でも、その分弟はお姉ちゃんに元気を一杯くれなあかんのやで? 等価交換ってやつや」
わらび:「はいっ…」
GM:朗らかな笑顔でわらびは答えます。
GM:【そろそろ地面が近づいてきた。 貴方達が大観覧車を降りる頃には、まさに太陽が沈もうとしているところだった。】
わらび:「たのしかった。ほんとうに、じゅうじつした一日でした。…かえりましょうか。」
守屋 司:「ああ、帰ろう。うちらも今日は凄く楽しかった」
GM:【貴方たちは観覧車のゴンドラから降ります。名残惜しそうなわらびの顔を横目に出口に歩いていく。】
巴:「いやぁ楽しかったな?こんなに遊んだのは久しぶりや!」
守屋 司:「巴は最近中々お姉ちゃんに付き合ってくれんかったからなぁ……こうして一緒に遊べたんも、わらびのおかげやな」
女性:「きゃああああああ!!」
GM:と、切り裂くような女性の悲鳴が響いた。貴方たちの背後からだ。
守屋 司:「あ、な、なんや悲鳴!?」」
子供:「痛いよおぉぉ…!」
女性:「しょうちゃん!?うそ…大丈夫、大丈夫よ。直ぐにお医者さんが来てくれるからね。誰か!誰か助けてください!」
守屋 司:振り返ります
GM:【見ると小学生くらいの子供が腹から血を流して倒れている。 さらにこのような状態の人間が他にもいるようだ。性別や年齢はバラバラ。 突然の出来事に辺りは混乱し、叫び声がこだまする。】
巴:「ひっ!?なんやこれ!!」
守屋 司:「何が、何が起こっとるん?」
GM:【貴方が呆気に取られていると、誰かから袖を引かれた。それは青年だった。しかし彼も既に怪我人の一人だった。腹から大量の血を流して地面にうずくまり、苦しげに顔を歪めている。】
わらび:「どうして、なにが…いたい、いたいです、司…巴…」
巴:「わらびっ…!!」
守屋 司:「わらび!? どうしたんや何に、何があったん!?」
巴:「…っ!?姉さん!あいつ!あいつだ!」
守屋 司:巴の指す方向を見ます
GM:巴が指を指す方に黒い服を着た男が人混みの中に消えていくのを見ました。
守屋 司:「あいつが!? いや、あかん今はわらびを置いていけへん!」
巴:「してやられたっ…!うん!まずはわらびやっ…!!」
守屋 司:携帯で119します
守屋 司:既に誰かがしていそうですけど
GM:繋がりました。
オペレーター:「火事ですか?救急ですか?」
守屋 司:「すいません、今〇〇遊園地なんですけど! 大量のケガ人が出ています! お願いします、早く、早く!」
オペレーター:「○○遊園地ですね。ご連絡ありがとうございます。既に多くの通報を頂いております。5分後には最初の台が到着致します。救命措置が出来る方は近くにいますか?」
守屋 司:「……!なあ誰か! 誰か手当の経験のある人おらへんか!?」周囲に呼びかけます
巴:「ひぃっ!?」
守屋 司:巴の反応……?周囲に変化はありますか?
GM:【巴が悲鳴を上げた方を見ると青年の傷口がボコリ、と膨らんだ。そこからは黒い肉の塊が沸騰するように溢れ出し、みるみるうちに傷口を中心に彼の体は変化していく。やがて彼の半身はグロテスクな怪物の姿へと変わった。黒い皮膚は伸縮し、絶えず触手が蠢いている。 SANチェック0/1d10】
→巴SANc失敗 → アイデア成功 → 一時的狂気発症 → 妄想発症
→守屋SANc成功、減少無し。
守屋 司:「わ……わらび?」
GM/ありんこ:巴が発狂しました。
守屋 司:その可能性はあった
わらび:「あ、司…巴…」
守屋 司:「わらび! わらび意識はあるか? うちは分かるな!?」
GM:【悲鳴が上がり、周囲はさらにパニックに陥る。 金切り声を上げるもの、逃げ出すもの、泣きわめくもの、呆然と見つめるもの、罵声を浴びせるもの、誰かを傷つけようとするものまでも。 まるで地獄絵図だ。】
わらび:「つ…かさ…」
GM:【混乱の中、1人の男が貴方に近づいてきた。 男はブツブツ何かを呟いているようだが…突然貴方に殴りかかってきた!】
守屋 司:は?
守屋 司:「え、誰やあんた!?」回避振れますか?
GM:【しかし、拳が貴方の顔に当たるすんでのところで、動きがピタリと止まった。青年が触手で男の頭を掴み、地面に叩きつけたのだ。】
GM:【辺りはしんと静まりかえった。しかしそれは一瞬のこと、女性の一声で再びパニックに陥る。】
女性:「化け物、化け物よ!きっとあいつが私の子供を!無差別に、残酷に人を害なす危険な生物よ!」 女性は青年を指差す
わらび:「ち、ちがうっ!」
GM/:青年の声を聴くものは誰一人としていない。
守屋 司:「アホ言うな! わらびが……そんなことするかいな!」
わらび:「……っ!」
GM:【青年はこの状況に耐えかねたのか、落ちていたコートを頭から被って身を隠し、どこかへ走り去ってしまった。】
守屋 司:「クッ、とりあえず立てはするんやなわらび。何にしてもこの場にいたって収集はつかん……!」わらびを追いかけます
GM:巴はその場でうずくまっていますが。
守屋 司:「(巴……も放っておくわけにはいかん!)」巴の腕を掴んで立たせます
守屋 司:ちなみに叩きつけられた男ってどうなってます?」
GM:地面にぶっ刺さってます。
守屋 司:ぶっ刺さって……
GM:ドッカーンと
守屋 司:なるほど、でもさすがに衆人看視の中でまさぐるわけにはいかないか
GM:では貴方は虚ろな巴を連れてわらびを追いかける為に出口へ向かいます。
GM:【出口周辺も騒然としており、困惑した様子の人々が話をしている。】
守屋 司:「巴しっかりしー! わらびを守るんやろ!」声をかけながら走りましょう
巴:「わら…び…わ…らび…」ブツブツ
守屋 司:「なあ、ここをコートを着た男が走っていかんかったか?」近くの人に聞きます
女性:「さっきコートを被った男の人が走って来ましたね。大怪我をしていたみたいだけれど…。それで、そこに停まってた黒い車から降りてきた、ちょっと…いや、かなり怪しい人に話しかけられてました。そのまま黒い車に乗り込んであっちに走って行きましたよ。」
守屋 司:「あっち?」記憶にある星野の家がある丘と方角は一致しますか?
GM:はい。一致します。
守屋 司:「そんないかにもな怪しい金持ちなんて……そうそうおらんな。お姉さん、教えてくれてありがとうな!」
巴:「あ…姉さん…これ…使って…」1万円札を渡してきます。
巴:「ここから電車じゃ間に合わん。タクシー使った方が早いで…」
守屋 司:「巴……!? 意識戻ったんか! 大丈夫か!?」
巴:「まだ混乱してるけど…歩く分には…急ごう…」
守屋 司:「せやな、ごめんな……悪いけど我慢してな!」遊園地の入り口付近にタクシー乗り場あれば乗り込みます
GM:はい。空車のタクシーが丁度一台止まってました。乗り込みます。
守屋 司:「運転手さん、あっちの方の丘に大きい豪邸あるやん!? あの近くまで頼むわ! 全速力で!」万札渡します
GM:タクシー運転手は驚いた顔をしましたが貴方の切羽詰まった顔と巴の気の抜けた顔を見て異常事態と察知し、全速力で屋敷まで走らせました。
GM:無事に屋敷の前の道路に辿り着きました
守屋 司:「ありがとうな! タクシーから降り、屋敷の様子を伺います」
GM:【時計塔のある大きなお屋敷。 立派ですが古びた廃墟に見えるため、町では幽霊屋敷と呼ばれている。】
守屋 司:外に人の姿はありますか?
GM:ありません。
巴:「やっぱり異様な雰囲気やな…」
守屋 司:「えらい……静かやない?」
守屋 司:玄関先の扉に近づきます
GM:近づきました。
守屋 司:可能であれば聞き耳を
GM:どうぞ。
→ 守屋聞き耳失敗
→ 巴聞き耳成功
巴:「大丈夫。この先には誰もいないみたいよ。」
守屋 司:「ん、そうか? 鍵空いてるんかな……扉を開けます」
GM:鍵が掛かっているようで開きません。
守屋 司:はい
守屋 司:では屋敷の外周を歩いて回ってみます
守屋 司:一階の窓に目星可能でしょうか
GM:歩いていると貴方は気づくでしょう。一つの窓が微かに開いています。
守屋 司:「不用心やで~。まあ入るんやけど。巴、ちょっと手伝って」
巴:「はいよ。」
守屋 司:入ったあと、窓から巴を引っ張り上げます
GM:貴方たちは屋敷の侵入に成功しました。
守屋 司:入った場所の周囲を確認したいです
GM:では描写をしますね。
GM:【貴方たちがいるのは廊下。目の前には部屋の扉が3つ。右を見るとロビーだろうか。広い空間があり、2階へと続く階段が目に入る。その奥に更に2つ部屋の扉がある。】
守屋 司:「わらびはどこにいるんやろか……」左端の部屋に入ります
GM:【Room5。鍵が掛かっています。】
守屋 司:なるほど、続いて真ん中の部屋を開きます
GM:【Room4。鍵が掛かっています。】
守屋 司:そして右の部屋へ
GM:【Room3。鍵が掛かっています。】
守屋 司:ちなみに「Room.〇」は部屋の扉に書かれているものですか?
GM:はい。
守屋 司:okです。ではロビー付近まできたらロビー周辺に目星を
GM:どうぞ。
→ 守屋目星成功
→ 巴目星ファンブル
GM:貴方は玄関近くの壁にマスターキーらしきものが掛けられていることに気が付きます。
GM:そして巴はズッコケました。
守屋 司:「お、あれは?」ファンブル出してるじゃないですかw
GM:出ちゃいましたw
守屋 司:「巴大丈夫か……? あれあれ、マスターキーやろ。ここって元々ホテルとかやったんかな」鍵に近づいて手に取ります
巴:「いたた…鍵やねぇ…さっきの部屋とかこれで開けられるんかな?」
守屋 司:ではせっかくなので奥の「room1」から開けたいです
GM:はい。ではRoom1を開けますか?
守屋 司:はい
守屋 司:聞き耳なんていらんのや!
GM:Room1【扉を開くと青年がいた。 彼はあなたに駆け寄ると嬉しそうに言う。】
わらび:「司!巴!むかえにきてくれたんですか!」
守屋 司:「え、わ、わらび! 良かった無事やったんやね~」
GM:巴はどことなくビクビクしてますが必死に隠してますね。
守屋 司:わらびの体はさっき見た時のままですよね?
わらび:「あえてよかったです!」
GM:最初に見た”人の姿”に戻ってます。
守屋 司:「はー、とりあえず一安心やわ。というかわらび、なんで大人しく車に乗せられてこんなところに来たんや?」
わらび:「男の人に『守屋司から頼まれた。安全な場所に連れて行ってあげる』と言われて車にのったら、ここにとじこめられていました。」
わらび:「安心しました。かえりましょう。かえりましょう。」
守屋 司:「うちの名前を知ってる……? 気になることは多いけど、わらび、体はもう大丈夫なんか?その……さっきの状態から戻ってるみたいやけど」
わらび:「ん?あ…あぁ…なおってる…みたいなんですよね…」
わらび:「いたみはもうないです。」
守屋 司:「みたい……か。自分で直したんかと思ったわ」
わらび:「それが…よくわからないんですよ…きづいたらこうなっていたので。」
守屋 司:「よし、話したいことは山ほどあるけど、今はここを出よう!ずらかるで!」部屋1を出ます
GM:出ました。次はどこに行きますか?
守屋 司:目的果たしたし、玄関から出ていくのが一番自然な気がする。ということで玄関に近づき、内側から鍵を開けます
GM:【外に出ようと扉に手をかけますが、ビクとも動かない。】
守屋 司:「ん~!?なんやこれ重っ」
守屋 司:「わらび、これ開けられる?」
巴:「いや…おかしいでこれ…鍵がどうこうじゃなくてもう壁みたいや…」
わらび:「ほんとうだ…かべみたいにびくともしませんっ…!」
守屋 司:「え、なにそれほんまにお化け屋敷みたいになってきたやん」
守屋 司:自分たちが入ってきた窓を確認しに行きます
巴:「姉さん、考えないようにしてたのに…」
GM:【それならば窓から、と思うだろう。しかし、窓の外は真っ暗で何も見えない。日が暮れて暗くなったわけではない。塗り潰されたような漆黒の闇、何もない闇がただ広がっているのだ。 SANチェック0/1】
→ 守屋SANc失敗、SAN値1減少。
→ 巴SANc成功、減少無し。
守屋 司:やられた
巴:「なんや…これ…うちら閉じ込められたん!?」
守屋 司:「そうみたいやな……原理がまるで分からんけど。こうなったら手あたり次第探るしかないな」近くの部屋5に入ります
GM:【Room5。目のないヒキガエルに似た怪物が部屋の真ん中に座っていた。 灰色がかった白色の大きな油っぽい体をしていて、体の容積を自由に縮めたり引き伸ばしたりしている。曖昧な形の鼻づらの先にピンク色の短い震える触手がかたまって生えている。SANチェック0/1D8】
→ 巴SANc失敗 → SAN値5減少 → アイデア成功 → 一時的狂気発症 → 気絶
→ 守屋SANc失敗 → SAN値1減少
GM:あ、巴また発狂。
守屋 司:そういえばUMA集めてるって言ってたわ
GM:よし、巴は気絶させておきます。
GM:【怪物は貴方たちを見るやいなや襲い掛かってきた。】
守屋 司:扉を閉めます
わらび:「危ない!」
GM:【青年が前に出ると怪物はピタリと動きを止め、部屋の隅で大人しくなる。】
守屋 司:「え……?」
GM:【青年は怪物とコミュニケーションを試みるようだ。】
わらび:「こんにちは」
ムーン=ビースト:「السيد نرلت هطب」
わらび:「…え?もういちど、おねがいできますか?」
ムーン=ビースト:「لماذا انت هنا هل أتيت لمساعدتي؟」
わらび:「……?」
ムーン=ビースト:「……」
GM:駄目みたいですね。
守屋 司:「わらび、その、彼はなんて?」巴を抱えながら問います
わらび:「すみません…ことばがわからないです…」
守屋 司:「そっか……」襲ってこないなら、部屋内に目星は可能ですか?
GM:どうぞ。
→目星失敗
守屋 司:巴気絶したからこの辺しんどいなー
GM:特に気になるものはありませんでしたね。
守屋 司:では、部屋を出て隣の部屋4に入ります。巴は頑張って背負っていきます
GM:【Room4。巨大な怪物と対面する。 その体は象よりも大きく、蝙蝠に似た翼、馬に似た頭部、羽毛の代わりにツルツルとした鱗を持っている。SANチェック0/1D6】
→SANc成功
GM:【怪物は貴方に敵意を向けたものの、貴方の後ろにいる青年を見つけると、ゆっくりと落ち着いた様子でこちらに近づいて来た。】
守屋 司:このビックリ箱全部開けていく必要があるのだろうか
GM:さぁ、それはあなた次第ですね。
GM:【青年の前まで来ると怪物は頭を垂れ、青年に頭を擦り付ける】
わらび:「ちょっ…なんですか、ふふふ、かわいいですねぇ。」
守屋 司:「なんなん、さっきから見たこと無い生き物が一杯で頭おかしくなるで……。わらびはその生き物のこと知ってるん?」
わらび:「いえ…なついてくれてますけど…どういったじょうきょうなんでしょう?」
守屋 司:「あーそうやな、冷静に考え直したらわらびも不思議の部類やったわ」部屋に目星します
GM:どうぞ。
→目星成功
GM:先程のムーン=ビーストが居た部屋となんら変わりはありません。特に目ぼしい物はないでしょう。
守屋 司:はい
守屋 司:「特に脱出のてがかりとかは無いなぁ……」続けて部屋3に入ります
GM:【そこに居たのは不格好な黒い怪物。 油っぽく滑らかなクジラのような皮膚、内側、すなわちお互いに向かって曲がっている不快な角、蝙蝠のような翼、物を掴むのに適している醜い手、意味もなく嫌らしい感じで打ちつけるトゲのついた尾を持っている。 そして、彼は話すこともなく、笑うこともなく、決して微笑むこともないのだ。それと言うのも、彼には微笑むべき顔がないからであり、顔のあるべきところには顔を暗示するような空白があるだけである。SANチェック0/1D6】
→SANc成功
GM:こちらに敵意はないようだ。
守屋 司:「なんか段々慣れてきてる自分が怖いわ……こいつは襲ってこんのやな」目星で
GM:どうぞ。
→目星成功
GM:目ぼしいものは特にありません。
守屋 司:はい、では部屋2に入ります
GM:本棚のみがある部屋です
守屋 司:SANcスタンバってたのに
GM:ふふふ…
守屋 司:「なんやいきなり書庫みたいなところやな。なんか見つからへんかなー?」図書館ですか?
GM:はい
→図書館失敗
守屋 司:目星で運を使い過ぎたか
巴:「ん…どこや…ここ…」
守屋 司:「お、巴気が付いたか? 残念ながら状況はあまり変わってないんやけど」
巴:「そっか…本ばっかやなこの部屋」
→巴図書館成功
巴:「ん?なんやこのファイル」
守屋 司:「(まあ、気絶していてよかったかもしれんな)」
守屋 司:有能
守屋 司:「あ、何か見つけたんか?」
巴:「怪しいファイル見つけたわー見てみる?」
守屋 司:「見てみよ、見てみよ」
GM:・夜鬼…体力、筋力は人間程度。知能は低い。
GM:・シャンタク鳥…体力、筋力共に人間の3倍程あると考えられる。知能は低い。体が大きいため、魔術により捕獲。
GM:・ムーン=ビースト…体力、筋力、知能は人間の平均以上。残酷な性格をしているため危険。
GM:・ニャルラトホテプ?…筋力、体力は人間程度。知能も人間の平均程度だと思われる。性格も含め一般的な人間に見える。知能の低い化身で危険性は少ないが油断は禁物。
GM:と書かれていました。
守屋 司:「これ……さっきまでの部屋にいた生き物の名前やろか……でも、もしそうだとすると」チラッっとわらびを見ます
巴:「なんやこれ?えらい胡散臭い説明やなぁ。え?」
わらび:「ん?どうかしましたか?」
守屋 司:「ああ、いやいやなんでもないんや。わらびはこの内容見て何か思い出すこととかあるか?」
わらび:「ん~?おもいだすこと…ないですね…わたしやくにたってないですね…」しゅん
守屋 司:「ちゃうちゃう、ひょっとしたらわらびの記憶を取り戻すきっかけになるかもって思って聞いただけやから、気にせん気にせん」
守屋 司:ちょっと気になるので、部屋1にもう一度入って目星振っていいですか?
GM:どうぞ。
→守屋目星100ファンブル
→巴目星成功
守屋 司:ついに出たか
GM:えぇw
GM:貴方はRoom1に入ろうとして段差に躓き顔から倒れ込みました。HP-1
守屋 司:巴のこと笑ってられへん
巴:「姉さん!?何やってん!?」
守屋 司:「あいたたた。ちょ、ちょっとつまずいただけやって」
巴:「それより姉さん、さっきロビー方で気になる場所があったんやけど…行ってみていい?」
守屋 司:「ロビーで? 階段以外になんかあったんか?」ついていきます
巴:「ほらここ。おかしいと思わへん?土が階段の後ろで止まってる。きっとあいつら地下にいるんや。」
GM:階段の裏まで続く足跡を見て巴は言います。
守屋 司:「あ、ほんまやん。とはいえどうやって下に……?」階段の裏付近に目星を
GM/ありんこ:どうぞ。
→目星スペシャル成功
GM:貴方は床の一部にある凹みを見つけました。ここから突っかけて開けるようです。
守屋 司:「あ、ここ手がかかりそうやな。よいしょっと」開きます
GM:地下へ続く階段が現れました。中は薄暗くて不気味です。
守屋 司:「うわー。ほんまに地下あったわ」スマホのライトを使用します
GM:【長い長い階段を下りた先に頑丈な扉が現れた。鍵がかかっている。】
守屋 司:「ってか、これ本当に出られるんかな……」マスターキーで開きますか?
GM:開きません
守屋 司:なるほどな!
守屋 司:何がなるほどなんかな
巴:「あぁ!ここまで来てじれったいな!無理矢理押したら開くんとちゃう!?姉さん、わらび!行くよ!」
守屋 司:「ええ、嘘ここにきてそんな強引に!? ま、まあやるだけやってみるか?」
わらび:「え?あぁはい!」
GM:三人で強引に開けようとすると扉はバキバキ言いながらも開きました。
巴:「ほんまに開いちゃった…」
守屋 司:「自分で言うたんやろ!?」周囲を確認します
GM:【扉を開くと地下室とは思えない広い空間が広がっており、そこには10人ほどのローブを被った人間達が円を作っていた。彼らは侵入者に驚いたのか、詠唱を止めてギョロりと貴方達を見る。】
GM:【祭壇にいた長身の男がずけずけと貴方に近寄ってくる。彼は意外にも若く顔の整った男だった。】
守屋 司:「あ、あはは……こんばんは」
星野:「ちょっと、貴方!儀式の邪魔をしないでください。なに勝手に入って来てるんですか!」
星野:「…って、貴様らは守屋姉妹!?それにニャルラトホテプ様も!」
星野:「おのれ私の神と同棲などしよって羨ましい許さん!貴様だけは絶対許さん!!」
星野:「……。はぁ、まあ今はそれどころではない。みんな!ニャルラトホテプ様がいらしたぞ!」
巴:「え…気色わるっ…」
守屋 司:「(え、え、何その反応。想定外なんやけど)」
GM:男の一声で彼らは一斉に口を開いた。
信者たち:『暗黒のファラオ万歳 ニャルラトテップ万歳 くとぅるふ・ふたぐん にゃるらとてっぷ・つがー しゃめっしゅ しゃめっしゅ にゃるらとてっぷ・つがー くとぅるふ・ふたぐん』
わらび:「え、なんですかこれ。わたしがなにかしました?」
星野:「何をおっしゃっているのです。謙遜なさらないでください。…ささ、貴方様はこちらに。」
GM:男は青年の腕を引っ張り円の中心に連れて行こうとします。
守屋 司:「ちょ、あんたわらびをどこ連れていくねん!」
巴:「あ!わらび!」
GM:男に立ち向かおうとしますが貴方たちの前に10人の信者が割り込みます。
守屋 司:「じゃ、邪魔や! あんたら何するつもりや!」
信者1:「~~~~~~!」
GM:信者の1人が聞き取れない言葉で何かを発したかと思うと貴方たちと信者の間に障壁が生じます。
GM:青年が中心に立たされると呪文が変わった。
守屋 司:「な、なんやこれ?壁?そんな魔法みたいな!?わらび!」
信者たち:『にゃる・しゅたん! にゃる・がしゃんな! にゃる・しゅたん! にゃる・がしゃんな!』
GM:すると青年は頭を抑え、目を見開いて苦しみ始める。
GM:【このままだと彼に何か良くないことが起こるのは一目瞭然だろう。 しかし彼を助けようにも10人の成人が相手では考えなければならない。】
巴:「なっ…なんやこれっ…何が起こってるん!?」
巴:「アカン!私たちだけじゃどうしようも出来へん!」
守屋 司:「この場で力を借りられそうな……何か」
巴:「力…あ…!」
守屋 司:「え、使えるんかなあの生き物……?」
巴:「うちはまだ見てへん怪物もおるけど一匹位は使い物になるやろ!急ごう!今は一刻を争う事態や!」
守屋 司:「わらびになついてそうな奴が一匹おったな……!
守屋 司:部屋4へと向かいます
GM:貴方たちは上へと駆け上ります。
GM:【1階へ出ると目の前にシャンタク鳥がいた。 外の景色も黒塗りではなく普通に見える。】
GM:【どうやら儀式を中断したことにより、魔術が解けたのだろう。 シャンタク鳥に敵意はなく、貴方を静かに見つめている。】
守屋 司:「万一うちらが襲われたらアウトやけど……!ってこんなところに!? なあ、わらびがわらびがピンチなんや。力を貸してーな!」
巴:「あ、あぁ…いやっ…今呆けてる場合やない!助けて!わらびを助けて!」
GM:【二人が呼びかけるとシャンタク鳥は大きな体を限界まで縮め、地下への階段を破壊しながら下りていく。】
GM:【シャンタク鳥が地下室へ入ると、青年を取り囲む人間達に怒りの宿った鋭い瞳を向け、彼らを硬い翼で薙ぎ払っていった。彼らは気を失ったようだ。】
守屋 司:「やった! やってくれたわ!」
巴:「わらび!大丈夫か?」
守屋 司:わらびの様子を確認します
GM:青年は安心した様子で巴にもたれかかった。
わらび:「たすかりました…ありがとうございます。こわかった、こわかったです。 なにかが、じぶんのうちがわから、あふれてくる…そんなかんじでした。」
守屋 司:「ええんや、もう、もう大丈夫やから……」
巴:「わらび…ほんまによかった…」
守屋 司:「さ、帰ろう、わらび?」
GM:【…ゴーン、ゴーンと夜中の12時をしらせる鐘の音が鳴り響いた。】
GM:一瞬の静寂が訪れる。
GM:【青年の黄金色の瞳には、混沌の色を宿していた。貴方たちは今日一日で見たことのない彼の表情に少し戸惑いを覚えるかもしれない。】
巴:「わ…らび…?」
守屋 司:「……っ」
GM:青年が口を開こうとしたその時、祭壇に身を隠していたらしい星野が姿を現した。
星野:「貴様ああぁぁ!また私のニャルラトホテプ様に気安く触れよってからにぃぃぃい!!やっぱりお前だけは許さん許さん許さーーん!!」
GM:【星野は隠し持っていたナイフを貴方目がけて振り下ろしてきた。】
守屋 司:「あんた、まだおったんか!それ以上わらびに近づくんやない!」
GM:【しかし、そんな男の行動は叶わない。 青年が咄嗟に男の首を絞めあげたのだ。】
巴:「え…」
わらび:「熱心な信者を持てて、私は嬉しい限りだ。」
GM:男を地面に叩きつけ、頭を踏みつける。
守屋 司:「わらび……その喋り方……」
わらび:「貴様にはとっておきの褒美をやろう。」
星野:「ニャ、ニャルラトホテプ…様…なにを…」
巴:「こいつ…なんでこんな幸せそうなかおしてるん…」
GM:青年は呵呵大笑し、声は高らかに響く。
わらび:「ヘイ、アア=シャンタ、ナイグ。旅立つがよい。時空を超越した宇宙の奈落の底、我が主、無限の魔王アザトースがおわす混沌の中心へと。さらばだ、愚かな人間よ。」
GM:【シャンタク鳥は叫び狂う男を掴むと、天井を突き破り舞い上がっていく。】
GM:ここで聞き耳をどうぞ。
→守屋、巴ともに聞き耳成功
星野:「アザトース様の宮殿…!つまりニャルラトホテプ様のご実家に行けるなんて…あぁ…なんと素晴らしい!!貴様のことは嫌いだが貴様あっての僥倖だ!私の屋敷をくれてやる!」
GM/:2人の耳にはこんな叫びが聞こえてきました。
守屋 司:「え、あいつは……どこへ連れていかれるんや」
わらび:「………ああ?褒美になったのか…まぁいい。」
GM:青年はこちらに向き、にこりと笑う。
わらび:「さ、司、巴。かえりましょう、かえりましょう。」
守屋 司:「わらび……思い、出したんか? 全部」
わらび:「…。」
GM:【シャンタク鳥が突き破った天井から空が覗く。 夜空には大きな美しい満月が輝いている。】
GM:【真夜中にもかかわらず、その煌々とした光に照らされ、青年の表情をはっきりと読み取ることができた。青年はその満月を見上げ、ポツリと呟く。】
わらび:「私には、帰るべき所があります。そしてもう帰らなければなりません。 予期せぬ出来事はありましたが、貴方と過ごした日々は楽しかったです。」
GM:青年はどこか寂しそうな声色で言う。
守屋 司:「やっぱり、そうやったんか。何かあるとは思ってた……いや分かっていたんや」
守屋 司:「でも、どこかでそれを認めたくなかったんやろうなぁ。一緒の時間が楽しすぎ
たんかもしれん」
わらび:「司は、強いですね。それは私も同じことです。貴方たちと過ごした日々はかけがえのないものでした。」
守屋 司:「強くなんてないよ。お姉ちゃんはな、強がるのが仕事なんや」
わらび:「強がるのが仕事…。たまには弱気に…なっても良いと思いますよ。」
守屋 司:「そうか?でもできれば最後まで妹弟の前では格好悪いところは見せたくないなぁ……」
わらび:「妹弟の前だからこそ…格好悪い所を見せないとやっていけないのではありませんか…?辛いでしょう。そのままでは。」
守屋 司:「辛いよ?でもその辛さを耐えられるだけの、『楽しい』を貰ったんや。うちは……貰ったんや」
守屋 司:「貰った……はずやのに」
巴:「そうだよ姉さん…いつも私に良くしてくれてるけどうちの前で涙を流したこと見たこと無いんや…辛かったら泣いてええんやで?」
守屋 司:「あーあ、本当悪い妹弟やで、お姉ちゃんを笑顔にさせてくれん……させて……くれん」涙がこぼれる
巴:「こういう時しか泣けへんやん…うっ…うちだって…姉さんにだけ…負担掛けたくないんやぁ…うううぅぅぅぅ…」
守屋 司:「情が強すぎるのは……こういうときしんどいなぁ」
GM:わらびはそっと姉妹を抱き寄せます。
守屋 司:「ごめんなー、ありがとうな巴。それに、わらびも」
わらび:「泣いてください。思う存分。良いんですよ。気持ちに素直な方が楽でしょう?」
守屋 司:「ふふ、あのモチモチ触感はもう味わえんけど……このあったかいのも、悪くないな」
わらび:「ふふふっ…」
守屋 司:「せやな、最後に、最後にちょっとだけ胸貸して、な?」
わらび:「…はぁ…私もダメな弟みたいです。貴方たちと離れたくなくなってきてしまいました。」
守屋 司:「ふふ、あかんよそんなこと言っても。本当は離れなあかんって分かってるんやろ? わらびは賢い子やからな」
守屋 司:わらびからそっと離れます
守屋 司:「弟は……甘やかしてばかりじゃあかんからな」
わらび:「意地悪なお姉ちゃんだなぁ‥」
GM:彼は残念そうに肩をすくめて笑いました。
GM:【貴方たちに手を振ると、青年はゆっくりと満月に向かって歩いていく。】
GM:【途中で足を止め、こちらに振り返る。】
わらび:「縁があればどこかで…ありがとうございました。さようなら。」
守屋 司:「……うん!」手を振ります
GM:【美しい青年は満月に溶け込むように、霞むようにゆっくりと消えていく。】
GM:【そして、夜の森に響くのは人にも獣にもとれる寂しげな咆哮。 恐ろしいはずのその声は、貴方にはどこか切ない孤独な叫びに聞こえるのだった。】
守屋 司:「綺麗な……月やな」
GM:シナリオエンドでございます!